憂鬱な気分から抜け出せない…どうすれば?病院行くべき?医師監修

更新日:2022-12-27 | 公開日:2021-03-17
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憂鬱な気分から抜け出せない…どうすれば?病院行くべき?医師監修

「憂鬱な気分から抜け出せない…」
「ずっと気持ちが沈んでいて、どうすればいいかわからない…」

憂鬱な気分の解消方法を、お医者さんに聞きました。
落ち込んだ気持ちが続くのは“心の病気サイン”かもしれないので、無理をするのはNGです。

監修者
経歴

福島県立医科大学卒業

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

なぜ?憂鬱な気分から抜け出せない…

医師女性
仕事・家庭・学校でのストレスが原因でうつ状態に陥っているため、精神的に長く落ちこんだり、気分が沈んだりしているのでしょう。

「うつ状態」とは、人や物事などに関心がなくなり、生きる意欲や仕事(勉強)も手につかない状態のことを言います。
この状態が2週間以上続く場合、「うつ病」と診断されることもあります。

憂鬱な気分の改善方法

憂鬱な気分を晴らすために「適度な運動」「環境を変えてみる」「ストレス発散」を積極的に行いましょう。

解消法その① 適度な運動(ウォーキング・ジョギングなど)

医師女性
毎朝早く起きて、太陽光を浴びながら軽いウォーキングやジョギングしましょう。
体内時計が整い、ストレスを感じにくい心身を作ることができます、

体を動かすと気分がリフレッシュされるだけでなく、リズム運動で脳内を安定させる物質「セロトニン」が増加し、心身が安定します。

解消法その② 環境を変えてみる

医師女性

いつも同じ食事や単調な生活を送っているときは

  • 食べたことのない料理を作ってみる
  • 部屋の模様替えをする
  • 家具や日用品を新調する

など、日常生活を少しだけ変えてみてください。

環境や考えを変えるきっかけになりそうなことを、どんどん試してみましょう

解消法その③ ストレス発散

医師女性
ストレス発散方法は人それぞれですが「趣味に没頭する」「よく眠る」「仲の良い人と会う・話す」といったことを積極的に行いましょう。

ストレスは溜めこみすぎず、発散してください。

気分の落ち込みは「病気のサイン」かも

医師女性
気分が晴れない日が長く続くのは、「うつ病」「気分変調症」など、心の病気のサインかもしれません。

こんな症状に心当たりはないですか?

  • 長引く倦怠感
  • 動悸
  • めまい
  • 頭痛
  • 胸やのどのつまり
  • 不眠
  • 食欲不振
  • 不安感や緊張感
  • イライラ
  • 下痢や便秘など
医師女性
5つ以上心当たりがある場合は、精神科や心療内科へ相談してみるといいでしょう。

※ただし、1つでも当てはまり、日常生活に支障がある場合はすぐに受診しましょう。

「うつ病」とは

気分がひどく落ち込み、「憂鬱な気分になる」「生きる意欲がわかない」「イライラする」「眠れない」「疲れやすい」といった身体的な症状が現れる病気です。

◆発症しやすい人:神経質な人・まじめな人・20代女性が多いです。

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「気分変調症」とは

軽度の気分の落ち込みが2年以上続く精神疾患です。
慢性的に気分が沈んでいるため、本人も家族や友人も病気に気づかないケースが多いです。
うつ病とよく似ていますが、うつ病より落ち込みの程度は軽く、長期間(2年以上)続くという点が異なります。

◆発症しやすい人:10~20代前半が多いです。

放置すると命を落とす可能性も

憂鬱な気分から抜け出せない

医師女性
早めに病院に行き、心の専門のお医者さんに相談することで、心の悩みが楽になったり、症状が穏やかになったりします。

うつ状態が長く続くと、自分でも気がつかないうちに悪化して、心だけでなく体にも不調が現れ、最悪の場合、自傷行為や自殺へつながってしまうケースもあります。

心療内科や精神科が難しい場合は、かかりつけ医や内科に一度相談しても良いでしょう。

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