うつ病ってどんな病気?主な症状から治療法まで分かりやすく徹底解説!

更新日:2023-04-14 | 公開日:2022-12-16
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うつ病ってどんな病気?主な症状から治療法まで分かりやすく徹底解説!

うつ病とは、どのような病気なのかを分かりやすくまとめました。

うつ病の主な症状も紹介するので、「うつ病かも…」と思う人は心当たりがないかチェックしましょう。

うつ病って、どんな病気?

うつ病とは、心身のストレスによって、脳がうまく働かなくなっている状態です。

「一日中気分が落ち込む」「何をしても楽しめない」といった精神症状とともに、不眠・動悸・倦怠感などの体の不調があらわれます。

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うつ病でイライラして攻撃的に…。 うつ病の人がイライラして攻撃的になってしまう理由を、お医者さんに聞いてみました。 早めの受診が必要なケースもあるので、要注意の症状をチェックしましょう。 周囲にうつ病の人がいる場合の接し方や、サポートした経験がある人の体験談も紹介します。 「うつ病の人がイライラして攻撃的になる」のはなぜ? うつ病を発症すると、刺激を受けやすい状態になります。 そのため、周囲の人の些細な言葉や態度に不快感を覚えて、怒りをぶつけたり、不機嫌な態度をとってしまったりすることがあります。 また、うつ病は心も体も不安定な状態のため、自分に余裕がなくなり、イライラや焦燥感を周囲の人にぶつけてしまうともいわれています。 元々温厚な性格だった人でも、うつ病が原因で攻撃的な性格に変わる場合があります。 うつ病ってどんな病気? うつ病とは、心身のストレスによって、脳がうまく働かなくなっている状態です。 「一日中気分が落ち込む」「何をしても楽しめない」といった精神症状とともに、不眠・動悸・倦怠感などの体の不調があらわれます。 原因は解明されていませんが、脳の神経伝達物質が乱れていることが関係していると考えられています。 発症しやすいのはどんな人? うつ病は、真面目・完璧主義・気を遣いやすいといった性格の人に多い病気です。 このような人が、「強いストレスを感じるでき事」や「環境の変化」に直面することで、発症しやすくなると考えられています。 うつ病のキッカケとなる出来事 進学 就職 引っ越し いじめ 受験や仕事における失敗 失恋 結婚 離婚 妊娠・出産 家族や親しい人の死 ただし、これといったストレスやつらい出来事がない場合でも発症することはあります。 こんな症状は、早めの受診をおすすめします 自分には何も価値がないと思ってしまう 死んでしまいたいと思うことが増えた 仕事や学校に行くことができない 夜眠れない お酒を飲む量が増えた 上記に該当する人は、早めに医療機関で相談してください。 うつ病患者の約半数は自殺を考えるとされており、放置するのは危険です。 躊躇せず、一度医師に相談してください。 精神的な症状が強く出ている場合は「精神科」、倦怠感や動悸などの体の不調を伴う場合は「心療内科」で受診するとよいでしょう。 ※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。 精神科を探す 心療内科を探す 【サポートする側の悩み】イライラをぶつけられるのがツライ… うつ病を患っている人が身近にいます。サポートしてあげたい気持ちはあるのですが、イライラをぶつけられるのがつらいです。 「もう限界かも…」と思うこともあるのですが、どうしたらよいでしょうか。 一人でつらい気持ちを抱え込まないでください。 精神保健福祉センター・かかりつけ医・家族会などに相談しましょう。 また、趣味の時間を確保するなど、自分をいたわることも大切です。 次の項目では、 「家族」にうつ病の人がいる場合 「職場」にうつ病の人がいる場合 の2つのシチュエーションで、それぞれに対応例を解説します。 サポートの仕方に悩んでいる方は、参考にしてみてください。 対応例①「家族」にうつ病の人がいる場合 励ましの言葉をかけるなど特別なことはしなくていいので、安心して過ごせる環境を作りましょう。 うつ病の人が無理をしないように、そっと見守る姿勢が大切です。 イライラをぶつけられたときは… 言い返したり、感情的になったりせず、受け流しましょう。 うつ病の人の言動に振り回されてしまうと、支える人たちも疲れてしまいます。 「病気が原因でイライラしている」と理解することが大切です。 心が疲れてしまったら… 心が疲れてしまったときは、家族だけで問題を抱え込まず、家族会(患者会)などに参加して、同じ悩みを持つ人と交流してみましょう。 つらい思いを共有できるだけでなく、何かよい解決策を見つけられる可能性もあります。 「もう限界かも」と思ったら、精神科の医師や精神保健福祉士センターなど、専門家がいる機関に相談してください。 精神保健福祉センターでは、家族会の入会方法などの情報も提示してもらえます。 対応例②「職場」にうつ病の人がいる場合 励ましの言葉をかけると余計にストレスがかかるため、普段通り接することが大切です。 仕事で時間がかかっても急かさずに、ゆっくり待ちましょう。 イライラをぶつけられたときは… こちらも感情的にならず、しばらく時間をおいてください。 「うつ病が原因でイライラしている」と理解して、相手が落ち着いてから関わるとよいでしょう。 心が疲れてしまったら… 一人で抱え込まずに、上司や会社の産業医に相談してください。 業務内容を変更するなど、会社全体でうつ病の人が働きやすい環境に整えることが必要です。 【体験談】サポートに疲れたときは、こうやって乗り越えました 妹がうつ病患者です。 私なりの対策は、自分自身が心も体も健康でいるということです。運動や食事、体重の管理に始まり、メイクの研究やアンチエイジングなど、スマホやPCで色々調べている時間で自分自身のモチベーションが上がり、すると自分に自信と余裕ができます。 そうしていると、妹が負の感情になった時に、自分自身も巻き込まれなくなるので、落ち着いて妹の話や行動を受け入れるようになれます。 もちろん毎回上手くいかない時もあるので、その時は自分の大好きな映画をみたり、母親に話を聞いてもらったり、あとは色んな人と会話します。当人以外の人と他愛のない会話をするのは、特に大事だと思っています。(40代女性) プロの方に相談しました。 幸い、自分が働いている会社に電話でのカウンセリングサービスがあり、話をじっくりと聞いてもらえるので、よく愚痴を聞いてもらいました。(40代女性) 別居中の母がうつ病です。母からストレスをぶつけられてしんどい時や、話をしても埒があかないときは、自分にも疲れが溜まって余裕がない時だと思っています。 一定期間相談に乗るのをやめて距離を置き、好きなことをしてリフレッシュするといいですよ。(20代女性) 「話し相手がいない」と自暴自棄になってしまいます。 何とか同じ悩みを共有する人を見つけ出したほうがいいです。 それにより、少しずつイライラが解消されるようになりました。あとは、冷静になることも大切です。(30代男性) ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 大塚製薬株式会社:うつ病ABC 大塚製薬株式会社:家族や身近な皆さまに知っておいていただきたいこと MSDマニュアル家庭版:うつ病 厚生労働省 みんなのメンタルヘルス:うつ病 厚生労働省 こころの耳:1 うつ病とは 厚生労働省:ご家族にできること 厚生労働省:Q3:いわゆる新型うつの理解と対策は?

うつ病の「身体面の症状」と「心の症状」

身体面にあらわれる症状

  • 食欲が低下する(または急に食欲が増える)
  • 食べ物を美味しいと感じない
  • 体重が減る(または増える)
  • 寝付きが悪い
  • 眠りが浅い・夜中に目が覚めてしまう
  • 眠り過ぎてしまう
  • 体がだるい・疲れがとれない
  • 頭が重い感じがする
  • 疲れやすい
  • 首・肩・腰が凝りやすい
  • 動悸がする
  • 胃やお腹に不快感がある
  • めまいがする
  • 口が渇く感じがある
  • 便秘が続く
  • 下痢が続く
  • 月経不順がある
  • 性欲がなくなる
  • 勃起しにくくなる

精神面にあらわれる症状

  • 気分が落ち込む日が続く
  • 何に対しても悲観的である
  • 何に対しても興味を持てない
  • 喜ぶ・楽しむことができなくなる
  • 今まで楽しいと思っていたことが、楽しめなくなる
  • やる気が出ない
  • 口数が減る
  • 見た目や服装などを気にしなくなる
  • 集中できなくなる・ミスが増える
  • 落ち着きがなくなる
  • イライラしやすい
  • 不安感がある
  • 涙もろくなる
  • 自分を責めてしまう
  • お酒を飲む量が増える

 

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最近、心や体の不調が続く…。 もしかして、うつ病? うつ病は「自分で気づく」ものなのか、お医者さんに聞きました。 身体面・精神面に現れる症状や病院を受診する目安も解説します。 うつ病は自分で気づけるの? 「うつ病」の可能性に自分で気づける人もいます。 うつ病には、心身に現れる特徴的な症状があります。 それらを知り、自分の普段の体調や心の状態を振り返ってみることで、気づくことがあります。 一方で、自分では気づくことができず、家族など周囲の人から指摘されて、「うつ病かもしれない」と分かるケースも多いです。 以下、うつ病の人に見られる身体面・精神面の症状をそれぞれ紹介します。 心当たりがないかチェックしてみてください。 身体面に現れる症状 食欲が低下する(または急に食欲が増える) 食べ物を美味しいと感じない 体重が減る(または増える) 寝付きが悪い 眠りが浅い・夜中に目が覚めてしまう 眠り過ぎてしまう 体がだるい・疲れがとれない 頭が重い感じがする 疲れやすい 首・肩・腰が凝りやすい 動悸がする 胃やお腹に不快感がある めまいがする 口が渇く感じがある 便秘が続く 下痢が続く 月経不順がある 性欲がなくなる 勃起しにくくなる 精神面に現れる症状 気分が落ち込む日が続く 何に対しても悲観的である 何に対しても興味を持てない 喜ぶ・楽しむことができなくなる 今まで楽しいと思っていたことが、楽しめなくなる やる気が出ない 口数が減る 見た目や服装などを気にしなくなる 集中できなくなる・ミスが増える 落ち着きがなくなる イライラしやすい 不安感がある 涙もろくなる 自分を責めてしまう お酒を飲む量が増える うつ病は、放っておくと悪化して、日常生活に支障をきたすことが多いです。 そのため、上記の症状に心当たりがある、周囲から指摘された人は、早めに病院を受診することをおすすめします。 身体的な症状を伴う場合は「心療内科」、精神的な症状が強い場合は「精神科」を受診するとよいでしょう。 心療内科を探す 精神科を探す うつ病の人がとる行動って? うつ病の人には、 仕事で遅刻や欠勤が増える 口数が減る ネガティブな発言が増える 人との関わりを持たなくなる といった行動がみられます。 これらの行動が出始めたばかりであれば、「うつ病になりかけている段階」だと考えられます。 心当たりがある人は要注意です。 自分で判断するのが難しい場合は、周囲の人に「自分の言動に以前と比べて変わった点がないか」聞いてみるのもよいでしょう。 「うつ病」と「疲れ」の見分け方は? うつ病と疲れを見分けるポイントは、休養によって不調が改善するかどうかです。 「十分に睡眠・休養をとっても疲れがとれない」という場合は、うつ病などの病気が原因の可能性があると考えられます。 通常の「疲れ」であれば、一晩ぐっすり寝るなど十分な休養をとることで、回復することが多いです。 また、疲れを引き起こす行動を控える、原因となっている環境から離れることで、症状が改善するケースもあります。 一方、うつ病の場合は、一日中心身の不調が続き、最低でも2週間にわたって気分の落ち込みが見られると言われています。 うつ病の原因は?   うつ病の発症の原因は正確にはよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。 うつ病かも…と思ったら うつ病かもしれないと感じたら、すぐに病院を受診しましょう。 具体的には、 気分の落ち込み 不眠 疲労感がとれない など、「心身共にいつもと違うと感じる症状」が10日~2週間以上続いている場合は、病院を受診してください。 うつ病は、長いと2年以上続くといわれています。 再発することもあり、症状が重くなると、自死に至る危険もあります。 早期に気づいて、適した治療を病院で受けることが大切です。 病院は何科? 身体の不調を伴う場合 →「心療内科」 精神面の症状が強く出ている場合 →「精神科」 で受診するとよいでしょう。 ※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。 心療内科は、さまざまなストレスが原因で、身体に現れる症状を扱っています。 例えば、心理的なストレスがきっかけで、下痢や腹痛などの身体の症状が現れている場合などです。 一方、精神科は心の病気・症状を扱う診療科です。 例えば、不安感が強い、憂うつな気分が続いている、疲れているのに眠れない、などの症状を扱っています。 心療内科を探す 精神科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 厚生労働省:うつ病 厚生労働省:1 うつ病とは 厚生労働省:ご家族にできること MSDマニュアル家庭晩:うつ病

うつ病の原因

うつ病が発症する原因ははっきりと分かっていません。
近年の研究では、過度のストレスで脳の一部の「神経細胞」の形状が変化し、その結果、考え方や感情に歪みが生じるのではないかと指摘されています。

発症しやすいのはどんな人?

忙しい女性

うつ病は女性に多く見られます。これは妊娠、出産、更年期といったライフステージで、多くのストレスを抱えやすいからだと考えられています。

また、親族の中にうつ病を発症した人がいると、発症リスクが上昇する傾向があります。

その他、

  • 真面目な人
  • 几帳面な人
  • 努力家で目標が高い人
  • 何事も全力投球で手を抜かない人
  • 自責の念が強い完璧主義な人
  • 気遣いができる人

は発症リスクが高い傾向があります。

うつ病のキッカケとなる出来事

 

  • 精神的・身体的ストレス
  • 悲しい出来事、つらい体験
  • 人生の転機(引っ越し、就職、進学、結婚等)
  • 病気の治療薬の副作用 など
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うつ病かも…と思ったら

診察室 女医と患者

症状に心当たりがあるときは、一度病院で相談するようにしましょう。
うつ病を放置すると、自分を責める気持ちが強くなり、自殺願望を抱いてしまうケースもあります

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常に不安感があって、家から出たくない…。 これって不安障害?それともうつ病? 「不安障害」と「うつ病」の違いを、お医者さんに聞きました。 それぞれの特徴的な症状を紹介するので、チェックしてみましょう。 「不安障害」と「うつ病」の違いは? 不安障害 過度の心配・不安により、日常生活に支障をきたす。 うつ病 気分の落ち込みや意欲の低下により、日常生活に支障をきたす。 不安障害とうつ病には、上記のような違いがあります。 どちらも、日常生活に支障をきたす点で共通しています。 「不安障害」は、過度な“不安感”により、人の視線が異常に気になったり、人が多い場所で極度に緊張してしまったりする病気です。 動悸・呼吸困難・吐き気などのパニック発作を起こすこともあります。 「うつ病」は、心身のストレスによって、脳がうまく働かなくなっている状態です。 「一日中気分が落ち込む」「何をしても楽しめない」といった精神症状とともに、不眠・動悸・倦怠感など体の不調が現れます。 「うつ病」と「不安障害」を併発するケースも   うつ病と不安障害は、併発するケースも多いです。 両方の病気を併発している場合、症状が悪化しやすい傾向があるため、早めの治療が必要です。 精神科を探す 不安障害の症状チェック 人の視線が気になる 人と話すことや、人が多い場所が苦痛 外出を避ける 些細なことが気になり、心配や不安が止まらない など 上記の症状に当てはまる場合は、「不安障害」の可能性があります。 不安障害は、「つらい出来事」や「死を意識する体験」などが引き金となることがありますが、はっきりとした原因はわかっていません。 多少の不安感や失敗を思い出して落ち込むのは誰にでもあることです。 しかし、「次に失敗したらどうしよう」「人に見られたくない」などの強い不安感により、家から出られなくなるような場合は、不安障害の疑いが強くなります。 「不安障害かも…」と思ったら… 不安感を和らげるために、「栄養バランスのとれた食事」や「質のよい睡眠」を心がけて、体調を整えましょう。 体調が悪いときは、特にパニックや恐怖感に陥りやすいです。 知っておくといい「セルフケア」 不安を感じる事柄を書き出し、それぞれの対処法を確認しておく パニックになりそうになったら深呼吸する パニック発作に備えて、自分なりの対処法を準備しておく (好きな香りのアロマを持ち歩く 等) もし、毎日のように強い不安を感じ、日常生活に支障が出ている場合は、我慢せずに「精神科」を受診してください。 精神科を探す うつ病の症状チェック 涙が止まらない 話しかけられたときの反応が鈍い 落ち着かないことが多い 表情が乏しい 自分を責めてしまう 不眠・過眠 倦怠感で起きられない日が続く 性欲がなくなる 頭痛・肩こり・冷えの症状がある など 上記の症状に当てはまる場合は、「うつ病」の可能性があります。 うつ病の発症の原因は正確にはよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。 ストレスや疲れがあると、気持ちが暗くなってしまうのはよくあることです。 休むことで元気に戻り、行動できる場合は気にする必要はありません。 しかし、休んでも疲れがとれない場合や、気分が戻らない日が続いている場合は注意が必要です。 特に「何も楽しいことがない」「嬉しいと感じない」「気持ちが動かない」といった状態が続いている人は、うつ病の疑いが強くなります。 「うつ病かも」と思ったら、病院で相談しよう うつ病を放置すると、自分を責める気持ちが強くなり、自殺願望を抱いてしまうケースもあります。 症状に心当たりがあるときは、一度「精神科」や「心療内科」で相談するようにしましょう。 精神科を探す どちらの場合も「規則正しい生活」が大切 不規則な生活や睡眠不足、栄養バランスの偏った食事が続くと、心身の不調を生じやすくなります。 不安障害・うつ病のどちらの場合も、生活習慣を整え、規則正しく生活することが大切です。 日頃から、 1日3食、栄養バランスの整った食事をとる 7~8時間程度の質のよい睡眠をとる 1日30分程度、ウォーキングなどの軽い運動を行う といったことを意識して生活してみてください。 なお、心の病気はセルフケアだけで治せないケースも多いです。 心身の不調が続き、日常生活に影響が出ている場合は、早めに「精神科」に相談しましょう。 精神科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 厚生労働省 みんなのメンタルヘルス うつ病

病院は何科?

  • 精神的な症状が強い → 精神科
  • 体の不調を伴う → 心療内科

※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。

精神科・心療内科は、患者さんが気持ちを楽に保てるようにサポートしてくれる診療科です。
心身の不調に詳しい医師・スタッフが対応してくれるので、リラックスして受診してください。

精神科・心療内科の受診に気が進まない方は、まずは「内科」を受診して体に不調がないかを確認してもらうのもよいでしょう。

精神科を探す

心療内科を探す

内科を探す

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仕事のストレスが限界!休んだ方がいサインかも?うつ病初期症状も
2022-08-30
仕事のストレスが限界かも…。 休んだ方がいい? 仕事のストレスの「限界サイン」を、お医者さんに聞きました。 心と体に無理をさせると、うつ病を発症するリスクもあります。 “限界”と感じたときの「対処法」や「病院で相談する目安」も確認してみましょう。 仕事のストレスで限界に達すると起こること 集中力の低下・仕事のミスが増える 倦怠感・体を動かすのがつらい 胃痛・腹痛 息苦しい・胸が苦しい・胸の圧迫感 食欲の低下 下痢・便秘 上記の症状が出ている方は、仕事のストレスで “限界”に達している可能性があります。 過度なストレスは、内臓などの体全体の調子を整える「自律神経」の乱れにつながるため、体の不調が伴いやすくなります。 心当たりは?ストレスを感じやすい「職場環境」 上手くこなせない仕事を担当している 仕事の「締め切り」に常に迫られている きついノルマを課せられている 仕事の内容に体力が追いついていない 職場の人間関係に行き詰まっている 相談できる上司など、頼りがいのある人や気持ちをわかってくれる人がいない 上記のような職場環境だと、仕事でストレスを抱えやすくなります。 加えて、仕事で私生活が圧迫されていると、心身に限界を感じやすくなります。 特に「睡眠不足・不眠が続いている」「食事が満足にとれていない」「十分に休息できていない」といった人は要注意です。 「うつ病」につながることも… 仕事でストレスを感じる状態が続くことにより、「うつ病」を発症してしまうケースも少なくありません。 うつ病の初期症状 不眠 過眠 倦怠感・だるさ 頭痛 肩こり・冷え めまい 上記の症状が続いている場合、うつ病の疑いが強くなります。 うつ病が悪化すると、自分を責める気持ちが強くなり、次第に生活に支障をきたすようになります。 自分の心を守るためにも、「限界かもしれない」というときは、早めの対処をおすすめします。仕事を休む、身近な人に相談する、お医者さんに相談する 等の対策をとりましょう。 精神科を探す 限界を感じたら、まずは休むことが大切 仕事のストレスで“限界”を感じている場合は、休暇をとってしっかりと休みましょう。 疲労が溜まりすぎると、心と体に不具合を起こしやすくなります。 長い休暇がとれない場合は短期間でもよいので、気持ちが休まる時間を作りましょう。 また、 好きな物を食べる 好きな場所へ出掛ける 好きな本をゆっくり読む といった「自分が幸せを感じられること」を行うと、気持ちをリフレッシュしやすくなります。 好きなスイーツをお取り寄せするなど、家で楽しめるものを用意しておくのもおすすめです。 「気持ちをわかってくれる人」と話そう 「気心の知れた友人」や「家族」に悩みを話すと、気持ちがスッキリすることも多いです。 自分のことを否定せずに肯定してくれる人と、会話をしましょう。 ただし、悩みを打ち明けられないときは、無理に話す必要はありません。 直接的な内容が話せなくても、楽しい話ができるだけでリフレッシュにつながります。 ストレス軽減につながる生活習慣 質のよい睡眠をとる 運動で体を動かす といった生活習慣を心がけると、ストレスを緩和しやすくなります。 まずは「仕事で無理をしすぎない」ことが大切ですが、同時に生活習慣の見直しを図っていくのもおすすめです。 おすすめ習慣① 質のよい睡眠をとりましょう ストレスを緩和するには、質のよい睡眠も大切です。 必要な睡眠時間には個人差がありますが、7時間程度を目安にするとよいでしょう。 深い睡眠を得るために、 夕食は就寝の2~3時間前に済ませる 入浴して体を温める 寝る2時間前からスマホ・PCは閉じて目を休める 部屋の温度を適温に保ち、照明を少し暗くする などを意識してみてください。 これらを行うと、体と脳が睡眠をとりやすい状態になります。 入浴はシャワーだけでなく、ぬるま湯にゆっくり浸かって体を芯から温めましょう。 おすすめ習慣② “気持ちが晴れる”運動を行いましょう 思いっきり運動を楽しみましょう。 スポーツの習慣がない方は、軽めのランニングしてみたり、スポーツ体験教室に行ったりして体を動かすことにトライしてみましょう。 体を動かして血流を上げると、気分が上がりやすくなります。 慣れてきたら、週に2~3回の運動習慣をつけるとよいでしょう。 病院に行く目安 日々できていたルーティンワークがこなせない 人の視線が常に気になる 感情をコントロールできず、イライラする 涙が止まらない 負の感情が強く立ち直れない 自己否定が止まらない 気分の起伏が激しい 上記に2つ以上当てはまり、今まで通りに日常生活を送ることが難しいときは、医療機関の受診を検討しましょう。 また、「仕事を休めない」「上手く休息できない」という方も、一度医療機関で相談してみることをおすすめします。 すぐに病院へ!危険な症状 3日〜1週間以上眠れていない・眠いのに眠れない 食欲がなく体重が急激に落ちている 無気力で何も楽しめない 過食が止まらない・食べ過ぎになることが増えてきた 飲酒量が急激に増えた 気をつけているのにミスを繰り返してしまう ないはずの声が聞こえる 何かにコントロールされているように感じる 上記の症状がある方は、早急に医療機関を受診しましょう。 そのままの状態で放置していると、仕事や家庭に大きな影響が及んだり、治療期間が長引いたりするリスクがあります。 病院は何科? 精神的な症状が強い → 「精神科」 体の不調を伴う(頭痛・下痢など) → 「心療内科」 ※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。 精神科・心療内科は、患者さんが気持ちを楽に保てるようにサポートしてくれる診療科です。 心身の不調に詳しい医師・スタッフが対応してくれるので、リラックスして受診してください。 精神科・心療内科の受診に気が進まない方は、まずは「内科」を受診して体に不調がないかを確認してもらうのもよいでしょう。 医師に伝えるポイント 今までできていたのに、できなくなったこと 特につらいと感じていること 仕事の内容・職場の人間関係 おかしいと感じる体の症状 受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。 精神科を探す 心療内科を探す 内科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 厚生労働省 みんなのメンタルヘルス うつ病

病院で「うつ病」と診断される基準は?

病院で「うつ病」の診断を行う際は、以下の基準を用いることが多いです。

▼以下の症状のうち、少なくとも1つある。

 

  • 抑うつ気分
  • 興味または喜びの喪失

▼以下の症状をあわせて、合計で5つ以上該当する。

 

  • 食欲の減退あるいは増加、体重の減少あるいは増加
  • 不眠あるいは睡眠過多
  • 精神運動性の焦燥または制止(じっとしていられない・話し方や動作が遅い等)
  • 疲労感または気力の減退
  • 無価値感または過剰な罪責感(自分は価値のない人間だと感じる・自分の言動に対して過度に罪悪感を覚える等)
  • 思考力や集中力の減退または決断困難
  • 死についての反芻思考・自殺念慮・自殺企図            

上記の症状がほとんど1日中、ほぼ毎日ある状態が2週間以上続いていて、他の病気や薬物、アルコールなどの影響では説明できない場合に、「うつ病」と診断されます。

うつ病の治療法

医療機関では、

  • 薬物療法
  • カウンセリング
  • 認知行動療法※
  • 生活指導

などによって、症状の改善を図ります。

薬物療法では、気分の落ち込みをよくする薬や、睡眠薬などを使用します。

※認知行動療法…医師やカウンセラーと面談する中で、自分の考え方や物事の捉え方の癖に気付き、修正していく治療法。

うつ病が治るまでの期間は?

症状が治まるまでの治療期間は、「発症から受診までの期間と同じくらい」と考えられています。

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「仕事に行きたくない」のはうつ病サイン?セルフチェックで診断。休職の手順や過ごし方も
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最近、仕事に行くのがつらい…。 もしかして、うつ病? 仕事に行きたくない人が「うつ病」と診断されるケースについて、お医者さんに聞きました。 病院を受診する目安や、休職した場合の過ごし方も解説します。 「仕事に行きたくない」のはうつ病が原因? うつ病によって、「仕事に行きたくない」という気持ちになっている可能性はあります。 ただし、他の症状を伴わない場合は、うつ病が原因とは言い切れません。 うつ病とは、精神的・身体的ストレスなどにより、脳がうまく働かなくなっている状態です。憂うつな気分が続くため、仕事に行きたくなくなることがあります。 また、うつ病になると、精神的な症状だけでなく、倦怠感・頭痛・肩こり・動悸など、身体的な症状を伴うこともあります。 心当たりは?うつ病になりやすい人の特徴 生真面目な性格の人 「何事も前向きに取り組むべきだ」と考える人 自分に厳しい人 周囲に気を遣いすぎる人 上記の特徴がある人は、ストレスが溜まりやすいため、うつ病の発症リスクが高いです。 また、男性よりも女性の方が、うつ病になりやすい傾向があります。 うつ病診断テストでセルフチェックしてみよう 気分が落ち込む 楽しかったことが、楽しくなくなった 食欲や体重が減った、もしくは増えた 眠れない、もしくは眠りすぎる 行動が遅くなったり、焦りを感じたりする 疲れやすい 集中力が下がる 自分を責めたり、価値がない人間だと思ったりする 自分の体を傷つけたり、死にたいと思ったりする 「仕事に行きたくない」と思うこと以外に、上記のような症状が2週間以上ほほ毎日続く場合には、うつ病の可能性が高いです。 早めに医療機関を受診しましょう。 うつ病であるにも関わらず、適切な治療を受けずに放っておくと、治療期間が長引くだけでなく、命に関わる恐れもあります。 何科に行けばいい? 精神的な症状が強い → 「精神科」 体の不調を伴う(頭痛・下痢など) → 「心療内科」 で受診するとよいでしょう。 ※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。 精神科を探す 心療内科を探す 病院で「うつ病」と診断される基準は? 病院で「うつ病」の診断を行う際は、以下の基準を用いることが多いです。 ▼以下の症状のうち、少なくとも1つある。 抑うつ気分 興味または喜びの喪失 ▼以下の症状をあわせて、合計で5つ以上該当する。 食欲の減退あるいは増加、体重の減少あるいは増加 不眠あるいは睡眠過多 精神運動性の焦燥または制止(じっとしていられない・話し方や動作が遅い等) 疲労感または気力の減退 無価値感または過剰な罪責感(自分は価値のない人間だと感じる・自分の言動に対して過度に罪悪感を覚える等) 思考力や集中力の減退または決断困難 死についての反芻思考・自殺念慮・自殺企図             上記の症状がほとんど1日中、ほぼ毎日ある状態が2週間以上続いていて、他の病気や薬物、アルコールなどの影響では説明できない場合に、「うつ病」と診断されます。 病院ではどんな治療をするの? 医療機関では、 薬物療法 カウンセリング 生活指導 認知療法 などによって、症状の改善を図ります。 薬物療法では、気分の落ち込みをよくする薬や、睡眠薬などを使用します。 症状が治まるまでの治療期間は、「発症から受診までの期間と同じくらい」と考えられています。 精神科を探す 心療内科を探す うつ病で休職する場合の手順 休職の制度があるか、会社に確認する 医師に診断書を出してもらう 休業手当金(休職手当)を申請する 業務の引き継ぎを行う※ 休職の期間・復職の目安を決めておく 医師の診断を受けて休職が必要と判断された場合は、上記の手順が必要となるケースが多いです。 休職に必要な書類や申請は会社によって異なるため、上司や人事部に確認しましょう。 ※業務の引き継ぎに関しては、医師から「一刻も早く休みが必要」と診断された場合は、無理せず会社にお任せしてください。 休職中はどう過ごす? 休職する際は復帰を焦らず、最低でも3ヶ月程度、仕事を休むとよいでしょう。 復職するまでの期間は、精神的・身体的ストレスがかからない環境で過ごしてください。 ※休職期間は、勤務先や産業医・主治医に相談して決めていきます。 具体的には以下のようなステップを踏んで、復職まで過ごすとよいでしょう。 復職までのステップ 過ごし方 休職直後(1ヶ月) 徹底的に何もせず、心身の回復に努める 仕事のことを考えない 生活安定期(1ヶ月) 自分にとって楽しいことをする 少しずつ活動範囲を広げる 生活リズムを整える 復職準備期(1ヶ月) 休職中に気づいた自分の行動・考え方の癖について振り返る 医師・職場と相談しながら、具体的な復職の準備をする ※上記はあくまでも目安です。休職の期間やあらわれている症状によって、どのように過ごすべきかは変わってきます。医師の指示に従いましょう。 こんな行動はNG! うつ病の症状が出ている時期は、通常時と比べて判断力が低下しています。 そのため、重要な決断は避けるようにしましょう。 精神科を探す 心療内科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス うつ病 医療法人社団 春晴会 ハルこころクリニック京成高砂院 休職中の過ごし方 おりたメンタルクリニック 休職について(心療内科・精神科) 神戸市医師会 うつ病の診断基準(大うつ病診断基準DSM-IV) 生きるのがツライあなたへ   ひとりで抱え込まずに、 気軽に電話やLINEなどのオンラインチャットで話してみませんか?   ▼困った時の相談方法・窓口(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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