排便後に腹痛が…これって何かの病気?
排便後の腹痛の原因について、お医者さんに聞いてみました。
大腸ガンなどの重篤な病気が疑われるケースもあるので、当てはまる症状がないかチェックしましょう。
監修者
経歴
2011年3月香川大学医学部医学科卒。同年4月より徳島赤十字病院で初期臨床研修、2013年4月からは徳島赤十字病院麻酔科に所属。
保有資格に日本救急医学会ICLSコース認定ディレクター、日本麻酔科学会認定医・専門医
イタタタ!排便後に腹痛…これって大丈夫?
最近、排便後に腹痛があるのですが、何か病気ではないかと心配です…。しばらく様子を見てもよいのでしょうか?
腹痛以外の症状がなく、30分以内に痛みが治まる場合は、一旦様子を見てもいいでしょう。
ただし、病気の可能性がゼロではないので、一度「消化器内科」で相談することをおすすめします。
排便に伴う腹痛は、便を出すために過剰に腸が動くことで起こります。そのため、通常であれば、排便後には腹痛が弱くなります。
排便後に腹痛があるということは、腸自体に問題があるか、腸を動かす命令がうまくいっていない可能性があります。
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こんな腹痛は要注意!
- 腹痛が30分以上続く
- 刺すような強い痛みがある
- 突然激痛が生じた
- 血便が出ている
- 便が細い
上記に当てはまる場合は、「大腸ガン」や「腸閉塞」などの深刻な病気が隠れている恐れがあります。早急に病院で受診しましょう。
病院は「消化器内科」または「消化器外科」で受診することをおすすめします。
激痛がある場合は、腸閉塞などすぐに処置をしなければならない病気が疑われるため、救急車を要請してもかまいません。
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排便後の腹痛は「便秘」が原因のケースが多い
便秘が長期間続くと、たまった便を押し出そうとして、腸が強く動くようになります。
排便後も腸の動きが活発化したままだと、腹痛が残る可能性があります。
腸自体に問題はないため過度な心配はいりませんが、排便後に腹痛があるのは重度の便秘症と考えられます。
徐々に腸の機能が弱まっていく恐れがあるので、なるべく早く改善しましょう。
「便秘症」になりやすい人の特徴
- 脂質・タンパク質が多い食事ばかりとっている
- 不規則な生活を送っている
- ストレスがたまっている
特に、食事が肉類に偏っている人は便秘になりやすいです。
便秘症かも…どう対処したらいい?
まずは食生活を見直すことが大切です。
食物繊維が豊富な「野菜」や「海藻類」、善玉菌を含む「ヨーグルト」などを積極的にとりましょう。
また、起床時間や就寝時間、食事の時間を一定にして、6~8時間程度の十分な睡眠時間を確保することも意識してください。
便秘解消のために市販薬は使っていい?
食事や生活リズムを見直しても便秘症の改善が見られない場合は、市販薬を使ってよいでしょう。
市販の便秘薬には、便をやわらかくするものと、腸を刺激して動きをよくするものがあります。
まずは「便をやわらかくする薬」を使ってください。「腸を刺激する薬」を先に使うと、腹痛が悪化する恐れがあります。
便を軟らかくする便秘薬には、酸化マグネシウムがあります。
また、「便をやわらかくする」と明記してあるものがほとんどなので、そういった市販薬を選ぶといいでしょう。
薬剤師に相談して選ぶようにすると、安心ですね。
「過敏性腸症候群」や「子宮内膜症」の可能性もあり
排便後の腹痛は、上記の病気が原因となっているケースもあります。
① 過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、腸の異常がないにも関わらず、下痢・便秘・腹痛を繰り返す病気です。
腸の動きをコントロールする自律神経の異常が原因で、腸の動きが活発化しすぎると、下痢や腹痛を起こします。
「過敏性腸症候群」になりやすい人の特徴
- 不規則な生活を送っている
- 疲労・ストレスがたまっている
- 睡眠時間が短い
不規則な生活や疲労・ストレスは自律神経を乱しやすいため、過敏性腸症候群を引き起こしやすくなります。
過敏性腸症候群の対処法
普段から、こまめにストレスを発散することが大切です。
生活リズムを整えて、十分な睡眠時間を確保することも心がけてください。
おすすめのストレス発散法
- 一日の中で、自分の好きなことに没頭する時間を作る
- 入浴の際は、湯船に浸かってリラックスする
- ウォーキングなどの軽めの運動を習慣にする
- 家族や友人とおしゃべりする
過敏性腸症候群の場合、腸自体に問題はないため、すぐに治療が必要なわけではありません。ただし、長期間症状が続くと、それ自体がストレスとなって自律神経がさらに乱れる原因となります。過敏性腸症候群を疑う症状が続く場合は、病院で相談しましょう。
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過敏性腸症候群とは、どのような病気なのかを分かりやすくまとめました。
過敏性腸症候群の主な症状も紹介するので、当てはまるものがないかチェックしましょう。
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは、腹痛・腹部の不快感・便秘・下痢などを何度も繰り返してしまう病気です。
特にストレスを感じたときに発症しやすい傾向があります。
以前はなかった病気で、近年では若い人を中心に発症を増やしています。
検査で異常が見つからない点も特徴です。
過敏性腸症候群の症状チェック
お腹の痛み
お腹の不快感
下痢
便秘
吐き気・嘔吐
過敏性腸症候群の原因
根本的な原因は未だ不明ですが、発症にストレスが関わっていると言われています。
どの年代でも発症しますが、20〜30代の若い世代を中心に患者さんが増えています。
特に、ストレスに敏感な人、仕事が忙しい人に発症しやすい傾向があります。
過敏性腸症候群になりやすい人
不規則な生活を送っている
疲労・ストレスがたまっている
睡眠時間が短い
不規則な生活や疲労・ストレスは自律神経を乱しやすいため、過敏性腸症候群を引き起こしやすくなります。
過敏性腸症候群は自分で治せる?病院行くべき?
過敏性腸症候群の場合、腸自体に問題はないため、すぐに治療が必要なわけではありません。
ただし、長期間症状が続くと、それ自体がストレスとなって自律神経がさらに乱れる原因となります。過敏性腸症候群を疑う症状が続く場合は、病院で相談しましょう。
過敏性腸症候群の治し方
一日三回バランスの良い食事を摂りましょう
十分な睡眠をとりましょう
ストレスは溜めずに発散しましょう
定期的に運動をしましょう
市販薬を使ってもいい?
過敏性腸症候群に対する市販薬もあるため、症状が軽い場合は使用してもよいと考えられます。
ただし、市販薬を使用できるのは、医師による診断を以前に受けたことがある人に限ります。
また、市販薬を使用する場合は、自己流の治療で症状を悪化させる可能性もあると念頭に置いておきましょう。市販薬で症状が良くならない場合は、必ず病院を受診してください。
こんな症状は早く病院へ
排便のリズムが定まらない
ストレスを感じると便意を催す
急に便意を催すことが頻繁にある
腹痛を伴う下痢、便秘を数日間で何度も発症している
上記に該当する人は、医療機関の受診をおすすめします。
病院は何科?
過敏性腸症候群が疑われる場合は、消化器内科を受診しましょう。
まずは、他の消化器疾患がないかを確認することが大切です。過敏性腸症候群が疑われる場合、一度は胃腸内科、消化器疾患を受診することが望ましいでしょう。
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病院での治療法は?
生活習慣を見直しても症状が良くならない場合、薬を使用して治療します。
過敏性腸症候群では、一般的には消化管の機能を調節する薬や、プロバイオティクス(※)などが処方されます。
ガス型の症状に対しては、ガスを吸着する薬としてガスコンという薬が使われます。その他、漢方薬の処方で症状が良くなる人もいます。
また、ストレスが原因の場合や、うつ症状がある場合には抗不安薬や抗うつ薬を使います。
プロバイオティクスと抗不安薬を組み合わせた治療をすることもあります。
(※)プロバイオティクス…人間や動物の体に対して、良い働きをする生きた微生物のこと
② 子宮内膜症
子宮内膜症とは、「子宮内膜」の成分が、子宮の内側以外にもできてしまう病気です。
排便後に腸がしぼむときに、腸の表面にくっついている内膜が引っ張られて、痛みを感じることがあります。
子宮内膜は女性ホルモンの分泌量に応じて増減するため、月経に応じて腹痛が強くなる場合があります。
月経のときに排便後の腹痛が起こるという場合は、子宮内膜症が疑われます。
子宮内膜症の対処法
痛みがつらいときは、市販の鎮痛剤を使うとよいでしょう。
また、子宮内膜症を疑う場合は、一度「婦人科」で相談することをおすすめします。
子宮内膜症の症状が進行すると、痛みがどんどん強くなったり、不妊症の原因となったりすることもあります。
子宮内膜症以外の病気が潜んでいる可能性もあるので、「婦人科」で診察を受けましょう。
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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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子宮内膜症ってどんな病気?
よくある初期症状は?
子宮内膜症についてわかりやすく解説します。
病院へ行く目安も紹介するので、心当たりのある症状がないかチェックしましょう。
子宮内膜症ってどんな病気?
子宮内膜症とは、子宮の内側を覆う膜(子宮内膜)が、子宮以外の部分で増えてしまう病気です。
通常であれば、子宮内膜は生理のたびに体の外へ排出されます。
しかし、子宮内膜症になっていると、これらが卵管を通ってお腹の中にばらまかれてしまい「出血」「炎症」「他の組織への癒着」などが起こります。
子宮内膜症の症状チェック
腹痛
腰痛
重い生理痛のような痛み
生理の出血量が多い
不正出血
性交痛
不妊
次第に出血量が多くなる傾向があり、ナプキンの交換が何度も必要になるケースもあります。
特に起こりやすい初期症状は?
子宮内膜症の初期症状として、生理痛(下腹部痛)がみられます。
初期は、生理痛以外に特に症状はみられません。ただし、徐々に生理痛が強くなることが多いです。
症状が進行すると、痛みは月経時だけではなく、月経前後や月経時以外にも起こる場合があります。
子宮内膜症にかかりやすい人の特徴
20~40歳代の女性(月経がある女性)
初潮が早かった人
母親や姉妹が子宮内膜症になった経験がある(遺伝的要因)
妊娠・出産の経験がない(もしくは少ない)
帝王切開を経験したことがある
子宮内膜症になる原因は?
子宮内膜症の原因は、はっきりと分かっていません。
ただし、生理の血がお腹で逆流する現象が影響していると考えられています。
病院には行くべき?
子宮内膜症は、早めの治療が必要です。
症状に心当たりがある場合は、「婦人科」または「産婦人科」を受診しましょう。
治療を行うことで、子宮の機能が改善し、生理時の痛みや出血の正常化を目指せます。
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放置するとどうなる?
放置していると、臓器と子宮内膜が癒着を起こします。
また、生理のたびに大量に出血をするようになり、痛みや出血で通常の生活を送れなくなる人もいます。
進行すると、生理時以外も腹痛を感じるようになります。
妊娠が望めなくなったり、排便痛・性交痛・腰の痛みなどが慢性化したりするリスクも高まります。
どんな検査を受けるの?
はじめに「問診」を行い、どのような症状があらわれているのか確認します。
その後、「内診」を行い、子宮や卵巣などの状態を確認します。
必要に応じて、
直腸診
超音波検査
MRI
血液検査
腹腔鏡検査
などを行います。
内診や検査があるため、脱ぎ着がしやすい服装がおすすめです。
できれば、パンツよりもスカートの方がよいでしょう。
なお、生理中にはできない検査もあるため、できれば生理期間を避けるとよいでしょう。
子宮内膜症の治療法は?
薬を飲む「薬物療法」と「手術療法」があります。
治療方法は、症状・重症度・年齢・妊娠の希望などに応じて決めます。
治療法① 薬物療法
まずは、痛みを和らげるために鎮痛剤を飲みます。
鎮痛剤で効果があらわれない場合は「低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬」「低用量ピル」などのホルモン量の少ないピルを使用します。
女性ホルモンの分泌を抑え、症状を緩和させる作用がある「GnRHアゴニスト(偽閉経療法)」や「黄体ホルモン剤」などを投与するケースもあります。
治療法➁ 手術療法
チョコレート嚢胞(※)と呼ばれる卵巣の内膜症性嚢胞がある場合は、手術を検討します。
妊娠を望んでいるケースは、病気の部分のみを切り取り、卵巣や子宮の正常な部分は残します。
一方、妊娠を望まないケースでは、病気の部分の摘出だけでなく、子宮や卵巣、卵管などを摘出する手術を行うこともあります。
※チョコレート嚢胞とは
卵巣の内部に子宮内膜が増殖し、出血した血液が卵巣にたまってチョコレートのような状態になることを言います。
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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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「腹痛が治らない…」
「病院は何科に行けばいいの?」
腹痛のタイプ別に、病院で何科に行くべきか、受診する目安などを医師が詳しく解説します。
“原因がよくわからない腹痛”は、まず内科へ!
原因がわからない場合は、まずは内科を受診しましょう。
診察の後、必要であれば適切な診療科を紹介してくれます。
お医者さんに伝わる!「腹痛の伝え方」
お医者さんにわかりやすく腹痛の症状を伝えるために、次の6ポイントをおさえるとよいでしょう。
痛みが始まった時期
急激に痛くなったのか、少しずつ痛みが強くなったのか、どのような状態の時に痛みを感じるのかなどを具体的に記録しておくとわかりやすいでしょう。
痛みが起きたときの食事や運動
食事が原因で起きている可能性もあるので、普段食べないものを食べたり、外食したりしていた場合は医師に伝えましょう。運動が原因となっていることもあるので、運動習慣がある場合や普段はしない運動を行った場合も伝えましょう。
痛む部位
へその上・みぞおち・脇腹・右下腹部・左下腹部・下腹部など、痛みが起きている部位がわかる場合は伝えましょう。腹部だけでなく腰に痛みが伴う場合もあります。
痛みの種類
ズキズキ・チクチクなど、痛みを言葉で表せる場合はどのような痛みがあるのかを伝えましょう。痛みが継続的に起きているのか、間隔があいているのかなども合わせて伝えるとよりわかりやすくなります。
腹痛以外の症状
下痢・便秘などの症状や、発熱・嘔吐・吐き気・寒気・頭痛など腹痛以外にも感じる症状があれば伝えましょう。
便の状態
便の色や形状なども覚えておくといいでしょう。特に下痢や血便が出ている場合は伝えましょう。
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1.「ストレスによる腹痛」は内科・消化器内科
ストレスによる腹痛は、内科・消化器内科を受診しましょう。
腹痛の特徴
絞られるような痛み
痛む場所は一定していない
吐き気・食欲不振・めまい・頭痛・動悸・疲労感・不眠・便秘・下痢
発症しやすい人
ちょっとしたことでも気になる几帳面な方
疲労がたまっている方
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2.「過敏性腸症候群」は内科、消化器内科
過敏性腸症候群よる腹痛は、内科・消化器内科を受診しましょう。
腹痛の特徴
チクチク、絞られるような痛み
少しの刺激で痛む
痛みの場所は一定ではない
便秘・下痢・お腹が張り・おならがよく出る
発症しやすい人
普段から緊張や不安を感じることが多い方
イライラすることが多い方
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3.「胃腸炎」は内科
胃腸炎よる腹痛は、内科・消化器内科を受診しましょう。
腹痛の特徴
ゴロゴロ、チクチク痛
下腹部が痛い
吐き気・嘔吐・下痢・発熱・腹痛・腹部不快感・血便・便秘・下痢・お腹の張り・おならがよく出る
発症しやすい人
免疫力の低い方
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4.「虫垂炎(盲腸)」は内科 消化器外科
虫垂炎による腹痛は、内科、消化器外科を受診しましょう。
腹痛の特徴
ズキズキ痛
右下腹部・みぞおち・へその上が痛い
吐き気・食欲不振・発熱
発症しやすい人
虫垂炎は10~30代の若い方
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5.「腎盂腎炎」は泌尿器科
腎盂腎炎による腹痛は、泌尿器科を受診しましょう。
トイレを我慢したり、水分摂取が少なくて尿量が少ないと、膀胱炎になりやすくそこから腎盂腎炎(じんうじんえん)になることもあります。
腹痛の特徴
引っ張られるような痛み
脇腹・腰・下腹部が痛い
寒気・背中や腰の痛み・発熱・吐き気・嘔吐
発症しやすい人
女性
糖尿病やがんなど、免疫力が低下している疾病を持っている方
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この腹痛は病院行くべき!「受診の目安」
長期間痛みが続いている
突然、強烈な痛みが現れた
血便が出た
便と一緒に粘液が出た
冷や汗が出る
血圧が下がっている
上記のような腹痛が現れた場合は、できる限り早く病院を受診しましょう。
また、
耐えられないような激痛
下痢、嘔吐があり、脱水症状が起きている
のような症状が出た場合は救急診療を受診しましょう。
たかが腹痛と放置すると…
自己判断で市販の薬を使用しても、原因が別にある場合は効果が期待できません。
症状が改善しない場合は病院に行きましょう。
腹痛は胃や腸の消化器官だけではなく、膀胱・腎臓・子宮などが原因となっていることもあります。原因がわからないまま放置していると重症化してしまうことがあります。
次のような症状の場合、命に関わる腹痛の可能性もあります。
急性腹症
激しい腹痛を伴う数多くの疾患の総称で、多くの場合は手術を必要とします。
大腸がん
便秘や下痢を繰り返し、腹痛や貧血などの症状があります。進行してから見つかると手遅れになることが多いので、早期発見早期治療が必要です。
急性膵炎
重度な腹痛が起こります。膵臓に炎症が起こるため、膵臓に損傷が起こり命の危険にもつながります。
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▼参考
中間法人日本臨床内科医会
日本消化器病学会ガイドライン
日本赤十字社
杏林大学付属病院
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