ダイエット外来(肥満外来)は保険適用?条件をわかりやすく解説!費用の目安も

更新日:2022-07-27 | 公開日:2022-07-27
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ダイエット外来(肥満外来)は保険適用?条件をわかりやすく解説!費用の目安も

ダイエット外来に行きたいけど、費用が気になる…。
保険は適用されるの?

ダイエット外来(肥満外来)で保険が適用される条件を、お医者さんに聞きました。
保険適用になる治療の内容や、費用目安についても解説します。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

ダイエット外来(肥満外来)保険適用の条件

  • BMI「35」以上の高度肥満
  • BMI「25」以上で、肥満が関係する病気(※)を患っている
  • BMI「25」以上で、内臓脂肪の蓄積が見られる

(※)糖尿病・脂質異常症・高血圧・睡眠時無呼吸症候群など

医師男性
上記の条件に当てはまる方は、肥満により体に問題が生じていると考えられるため、ダイエット外来で保険適用の診療が受けられます。

「BMI値の算出方法」は以下の通りです。

BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 

▼BMIが「35」以上になる人の例

身長170cm、体重105kgの人 → BMI:36.33

「初診費用」の目安

医師男性
「ダイエット外来の初診費用」は、保険適用の場合、2,000〜1万円程度が一般的な目安です。

費用は医療機関により異なるため、受診前に電話などで確認しておくとよいでしょう。
また、自分が保険適用になるかわからない場合も、受診前に確認することをおすすめします。

肥満治療は、何科で相談すればいい?

保険適用での肥満治療は、「内科」で行っていることが多いです。
お近くの内科のクリニック・医院で相談してみましょう。

内科を探す

保険適用になる治療の例

医師男性

ダイエット外来(肥満外来)で保険適用となる治療には、

  1. 食事療法
  2. 運動療法
  3. 薬物療法

などがあります。

医師や管理栄養士などの専門家の指導を受けることで、肥満の改善に取り組みます。

治療方法 

治療の内容 

食事療法 

管理栄養士の指導により、食生活を改善する 

運動療法 

個々人に合った運動方法を提案し、肥満の改善につなげる 

薬物療法 

薬や注射により食欲や脂肪の吸収を抑える 

保険適用の治療① 食事療法

医師男性
食事療法とは、管理栄養士の指導により食生活を改善し、肥満の改善を図る治療法です。

まず、日頃の食事の内容を確認し、改善すべきポイントを洗い出します。
それらを踏まえた上で、体重減少に向けて行動目標を立て、食生活を改善していきます。

初回は30分以上、2回目以降はだいたい20分以上の相談を行います。

保険適用の治療② 運動療法

医師男性
運動療法とは、運動によってエネルギー消費量を増やし、肥満の改善を図る治療法です。

減量するためには、

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • 水泳

などの有酸素運動が効果的です。

ダイエット外来では、これらを組み合わせた無理のない運動プログラムを提案してもらえます。

保険適用の治療③ 薬物療法

医師男性

薬物療法とは、飲み薬(西洋薬・漢方薬)や注射を使って行う治療です。

  • 食欲を抑制する
  • 満腹感を出す
  • 脂肪を吸収しづらくする

といった薬の作用によって、体重の減少を図ります。

なお、薬を使用することにより、副作用(※)が出る場合があります。
また、薬の種類によっては、依存性のリスクから服用期間に制限が設けられているものもあります。

(※)食欲不振・栄養が摂取しづらくなる・喉が渇く・便秘・嘔吐・不眠・肝機能障害など

保険適用にならない治療の例

医師男性

ダイエット外来で行われる「自由診療の治療」には、

  • 脂肪吸引
  • 脂肪溶解注射

などがあります。

治療方法

治療の内容

脂肪吸引

特殊な器具を用いて、皮下脂肪を物理的に取り除く

脂肪溶解注射

注射により気になる部位の脂肪細胞を溶かす

自由診療の治療を考えている方は「美容外科」へ

 

脂肪吸引や脂肪溶解注射といった保険適用外の治療は、美容外科で行われていることが多いです。

これらの治療をしっかりと検討したいときは、一度美容外科で相談してみるとよいでしょう。

自由診療の治療① 脂肪吸引

医師男性

特殊な吸引器で、皮下脂肪の「脂肪細胞」を取り除く治療です。
脂肪細胞を減らすことにより、脂肪が蓄積しにくくなり、太りづらくなります。

メリット 

  • 切開する箇所が小さいため、跡が残りにくい 

デメリット 

  • 手術が失敗する可能性もある 
  • 痛みが出ることがある 
  • 皮膚が硬くなることがある 

費用目安 

  • 6万〜15万円程度 

※吸引する部位や方法、医療機関により異なります 

自由診療の治療② 脂肪溶解注射

医師男性

気になるところに注射をして、その部分の脂肪細胞を溶かす治療です。

溶かした脂肪細胞を体の外に排出させて、特定の部位を細くします。

なお、「妊娠・授乳をしている方」や「重い疾患がある方」は受けられません。
また、アレルギーがある方は、場合によっては治療を行えない可能性があります。

メリット 

  • 手術もいらないため、傷が残らない 
  • リバウンドが少ない 

デメリット 

  • 痛み・腫れが生じることがある 

費用目安 

  • 2,000円〜5万円 

※医療機関や注射を打つ部位によって異なります。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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