潰瘍性大腸炎とは、どのような病気なのかを分かりやすくまとめました。
潰瘍性大腸炎の主な症状やなりやすい人、原因なども紹介するので、心当たりがないかチェックしてみましょう。
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎とは、大腸に炎症ができ、表面が赤く腫れたり、潰瘍ができたりする疾患です。
初期段階は、下痢と便秘を繰り返すことが多いのですが、症状が悪化すると血便や下血が現れる場合もあります。
どんな痛み?潰瘍性大腸炎の症状
- 下痢
- 血便(赤黒い色の血便、粘血便)
- 激しい腹痛
- 下腹部の違和感
- 発熱
- 倦怠感
- 貧血
- 脱水
- 食欲低下
- 体重減少
下痢と血便を主症状として、激しい腹痛を伴うケースが多いです。
ゼリー状の粘液のような血便が出る場合もあります。
悪化すると、1日10回以上血便が出るようになります。
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最近、毎日下痢に悩まされている…。これは何かの病気?
慢性的な下痢の原因を、お医者さんに聞きました。
ご自身の症状に当てはまる病気がないか、照らし合わせてみましょう。
下痢が続く…これって病気?
原因不明の下痢が続く場合は、要注意です。
特に、次の症状がある場合は、病気の可能性が高いです。
3週間以上下痢が続く
血便
嘔吐
発熱
食欲低下
体重減少
全身の倦怠感 など
病院は何科に行けばいい?
内科、消化器内科を受診してください。
下痢の症状が改善しない場合は、一度病院で検査を受けましょう。
大腸がんなどの重い病気が、慢性的な下痢を引き起こすこともあります。
病気を初期のうちに治療するには、早めの受診が必要です。
内科を探す
下痢が続く2つの病気
下痢が続く症状は
過敏性腸症候群
潰瘍性大腸炎
可能性があります。
それぞれ詳しく解説します。
原因① 過敏性腸症候群
検査をしても、大腸に異常がないにも関わらず、下痢が続く病気です。
粘液が混ざっている便や水っぽい便が出ることがあります。下痢と便秘を繰り返すケースもあります。
下痢以外にも、こんな症状がでていたら要注意!
腹痛
便秘
腹部膨満感
おならがよく出る(ガスが溜まりやすい)
腹痛によって、トイレに何度も行くようになります。
血便が出ることはなく、下痢による体重低下もほとんどありません。
発症の原因は…?
精神的・身体的ストレスが原因です。
緊張や不安を脳が察知すると、自律神経を通してストレスが胃腸に伝えられます。
これにより胃腸の運動機能に異常が生じ、腹痛や下痢の症状があらわれます。
過敏性腸症候群になりやすい人
20~30代の女性に多い病気です。
また、発症する人には、
緊張しやすい
神経質
内向的な性格
お酒をたくさん飲む
睡眠不足
といった傾向があります。
どう対処すればいい?
こまめな水分補給を心がけ、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
食物繊維を多く含む食材
豆類(納豆、うずら豆)
野菜(ごぼう、キャベツ、白菜)
果物(みかん、バナナ)
海藻類(わかめ、寒天)
また、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
生活を改善しても、症状が治らない場合には、病院を受診してみましょう。
病院は何科に行けばいい?
まずは内科、消化器内科を受診し、検査を受けましょう。
すでに検査を受けて異常が発見されなかった場合は、心療内科を受診しましょう。
どんな治療をするの?
内科・消化器内科の場合
まずは検査を行い、大腸に炎症や腫瘍がないか確認します。
大腸に異常がない場合、下痢や腹痛、便秘を和らげる薬が処方されます。
心療内科の場合
まずは問診を行い、状況を確認します。
場合によってはストレス、不安、緊張を和らげるため、抗不安薬や抗うつ薬を処方します。
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心療内科を探す
原因② 潰瘍性大腸炎
粘液、血液が混ざった下痢が出ます。
症状の悪化と改善を繰り返すという特徴があります。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に炎症が生じ、潰瘍やびらんが発生する病気です。
下痢以外にも、こんな症状がでていたら要注意!
腹痛
発熱
食欲不振
体重減少
便意切迫
めまい、ふらつき
腹部不快感、けいれん痛
症状が悪化すると、1日10回以上排便する場合があります。
発症の原因は…?
免疫機能の異常が関係していると考えられています。
本来は侵入物を排除するべき免疫システムが、自分自身の大腸を攻撃してしまうのです。
これによって生じた大腸の炎症により、下痢や粘血便が起こります。
潰瘍性大腸炎になりやすい人
30歳未満に多い病気です。発症に男女差はありません。
どう対処すればいい?
まずは医療機関を受診してください。
潰瘍性大腸炎を放置すると、重症化する恐れがあります。
また、
不規則な生活
睡眠不足
脂肪分の多い食事
アルコール摂取
は症状を悪化させるので避けましょう。
病院は何科に行けばいい?
内科、消化器内科を受診してください。
どんな治療をするの?
薬物治療
症状を和らげるための薬を処方します。
大腸の炎症を抑える薬、免疫機能を調整する薬などを使用します。
手術
大腸を全摘出する手術です。
薬が効かない、症状が重いなど、薬物治療で対処できない場合に行います。
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▼参考
日本臨床内科医会 下痢の正しい対処法
日本医師会 健康の森 過敏性腸症候群
徳島県医師会 下痢症
日本消化器病学会 過敏性腸症候群(IBS)ガイドQ&A
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター 潰瘍性大腸炎(指定難病97)
潰瘍性大腸炎の原因
潰瘍性大腸炎の発症原因は未だ明確になっておらず、国の指定難病に定められています。
考えられる原因としては、免疫異常・遺伝的要因・環境要因が挙げられます。
潰瘍性大腸炎になりやすい人・性格は?
- ストレス過多・ストレスを感じやすい
- 腸内細菌のバランスが崩れている
- 生活習慣が乱れている
- 家族が潰瘍性大腸炎やクローン病を発症している
発症に男女差はなく、男性の発症ピークは20~24歳、女性の発症ピークは25~29歳にみられます。
ストレスが潰瘍性大腸炎の直接的な原因となるわけではありません。
ただし、過剰なストレスは腸内環境の悪化や免疫力の低下につながるため、潰瘍性大腸炎の発症に影響するという意見もあります。
「ストレスが溜まっている」「ストレスを感じやすい性格」などの自覚があり、潰瘍性大腸炎の症状が見られる場合は、注意が必要です。
家庭内で発症するケースもあり、遺伝的因子も関与すると考えられています。
そのため、家族に同様の病気の人がいると、発病のリスクが高くなる可能性があります。
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2020-09-24
便にゼリー状の血の塊が…!
これは大丈夫?もしかして病気?
その症状は、痔や潰瘍性大腸炎が原因かもしれません。
ゼリー状の血便の対処法や病院に行く目安を、詳しく解説します。
ゼリー状の血便の正体は?
ゼリー状の血の塊は、大腸に炎症が生じていたり、肛門で出血が起きていたりする可能性が高いです。
お尻をふいたときにペーパーに血のようなものが少しつく
血便を繰り返さない
腹痛を伴わない
といった場合には一旦様子を見てもよいでしょう。
ただし、ゼリー状の血の塊が何度も出る場合や、腹痛、下痢、発熱症状を伴う場合には、病院を受診してください。
ゼリー状の血便は早めの受診がおすすめ
ゼリー状の血便が出ているということは、腸に何らかの異常が生じていると考えられます。
不安な症状がある方は、早めに病院に行きましょう。
自分で原因が判断できない場合
原因がわからないときは、まずは内科を受診しましょう。
内科を探す
※ご自身の症状や、病院の設備などによって、適切な診療科を紹介されることもあります。
ゼリー状の血の塊で疑う4つの病気
排便時にゼリー状の血の塊が出た場合、
痔
感染性腸炎
潰瘍性大腸炎
大腸がん
の可能性があります。それぞれ詳しく解説していきます。
それぞれの「症状の特徴」や「なってしまいやすい人の傾向」を解説します。
病気1.痔
痔は、排便によりうっ血した肛門粘膜や直腸粘膜に傷が生じた際に起こる病気です。
<いぼ痔(痔核、脱肛)>
排便時にポタポタと出血することが多いです。
出血の程度には個人差があり、お尻を拭いたときにペーパーに血が付く場合もあれば、便器が真っ赤に染まるほどの場合もあります。
出血はあっても痛みを伴わないケースが多いです。いぼの中にたまった血液が、ゼリー状の塊となって出てくることがあります。
<切れ痔(裂肛)>
便秘等が原因で硬くなった便を出すと切れ痔を起こす場合があります。
お尻を拭いたとき、ペーパーに少し血が付く程度の出血量のケースが多いですが、排便後血が止まらない場合やじわじわ出てくる場合もあります。
鮮血の血便が多いですが、便の出始めにゼリー状の血が出たり、血が塊状で出てきたりすることがあります。
<痔ろう>
肛門周りの皮膚と直腸を繋ぐ穴(瘻管)が生じる痔です。
血膿状のものが排出されることがあります。
痔になりやすいのはこんな人
慢性の便秘
水分摂取量が少ない
運動不足
食物繊維の摂取不足
同じ姿勢で長時間過ごす
アルコールや刺激物を過剰に摂取している
主な症状
<いぼ痔>
いぼのように腫れる
出血
脱肛
痛み
<切れ痔>
肛門上皮が切れる(裂ける)
痛み
出血
<痔ろう>
化膿を繰り返す
肛門部分の鈍痛、異物感
排便時以外にも痛みが生じる
発熱
自分でできる対処法
たかが痔と軽視せず、できるだけ早めに病院を受診して、症状に合った治療や薬の処方をしてもらうことをおすすめします。
血便=痔だと自己判断で対処して、実は重篤な疾患であったというケースもあります。
どうしても時間がなくて市販薬を使用する際は、薬剤師等に相談してください。
病院に行く目安
血便に伴い、
激しい腹痛
発熱
吐き気
嘔吐
などの症状が出ている場合は、病院を受診してください。
何科を受診する?
肛門外科の受診をおすすめします。
肛門外科を探す
病気2.感染性腸炎
細菌、ウイルス、寄生虫等に感染することで腸に炎症が生じる病気です。
特に、細菌性大腸炎の場合、血便や膿性の下痢を起こしやすいと考えられています。
腸に炎症が生じると、粘液の分泌量が増えて、ゼリーのような粘液便が出ます。
集団感染することも多く、幼稚園、保育園、学校、家庭内で感染が拡大するケースがあります。
感染性腸炎になりやすいのはこんな人
子どもから大人まで幅広く発症する可能性がある
主な症状
下痢
腹痛
発熱
吐き気
嘔吐
頭痛
倦怠感
自分でできる対処法
通常自然治癒するケースが多いため、対症療法が基本とされています。
脱水症状を起こさないように水分補給をしっかり行い、安静にして過ごしてください。
病院に行く目安
血便に伴い、
高熱(38度以上)
1日に10回以上下痢が出る
激しい腹痛
などの症状が出ている場合は、早めに病院を受診してください。
何科を受診する?
内科、消化器内科、胃腸内科の受診をおすすめします。
内科を探す
病気3. 潰瘍性大腸炎
大腸や小腸の粘膜に炎症や潰瘍が生じる病気です。
潰瘍性大腸炎の発症原因は未だ明確になっておらず、国の指定難病に定められています。
考えられる原因としては、免疫異常、遺伝的要因、環境要因が挙げられます。
下痢と血便を主症状として、激しい腹痛を伴うケースが多いです。
ゼリー状の粘液のような血便が出る場合もあります。
悪化すると、1日10回以上血便が出るようになります。
腸粘膜の炎症によって生じた多量の腸液が、白血球と混ざって粘液状になり、ゼリー状の粘液便が排出されると考えられています。
さらに症状が悪化して炎症が拡大すると、粘膜から出血が起こり、血便がみられるようになります。
発症に男女差はなく、男性の発症ピークは20~24歳、女性の発症ピークは25~29歳にみられます。
潰瘍性大腸炎になりやすいのはこんな人
ストレス過多
腸内細菌のバランスが崩れている
生活習慣の乱れている
主な症状
下痢
血便(赤黒い色の血便、粘血便)
激しい腹痛
下腹部の違和感
発熱
倦怠感
貧血
脱水
食欲低下
体重減少
自分でできる対処法
潰瘍性大腸炎は再発しやすく、重症化して手術が必要になる場合もあるため、早めに病院を受診してください。
病院に行く目安
血便に伴い、
激しい腹痛
下痢(1日に5回以上)
発熱
などの症状がみられる場合には、早急に病院を受診してください。
何科を受診する?
内科、消化器内科、胃腸内科の受診をおすすめします。
内科を探す
病気4.大腸がん
直腸、S状結腸、上行結腸、盲腸にできるがんの総称です。
良性ポリープ(腺腫)ががん化して発症する場合と、正常粘膜から直に発症する場合があります。
初期段階の自覚症状はないケースが多く、症状が進行してから気が付く場合があります。
腸粘膜で炎症が生じて出血している場合に、ゼリー状の粘血便が出ると考えられています。
大腸がんになりやすいのはこんな人
肥満
喫煙者
アルコールを過剰摂取している
赤身肉、加工肉を過剰摂取している
運動不足
主な症状
血便(黒っぽい色)
便表面にゼリーのような粘液が付く
便が細くなる
残便感
下痢と便秘を繰り返す
貧血
倦怠感
病院に行く目安
大腸がんを疑う症状があらわれている場合には、早急に病院を受診してください。
何科を受診する?
内科、消化器内科、胃腸内科の受診をおすすめします。
内科を探す
参考
国立研究開発法人 国立がん研究センター がん情報サービス 大腸がん
https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/
日本医師会 大腸がんの原因
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/largeintestine/cause/
時事メディカル 大腸がんの兆候、見逃さないで 便通の変化に注意
https://medical.jiji.com/topics/871
武田コンシューマーヘルスケア タケダ健康サイト 血便
https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=ketsuben
潰瘍戦大腸炎を疑う場合は病院へ
潰瘍性大腸炎は再発しやすく、重症化して手術が必要になる場合もあるため、早めに病院を受診してください。
潰瘍戦大腸炎を疑う場合は、内科・消化器内科・胃腸内科の受診をおすすめします。
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潰瘍性大腸炎の治療法
潰瘍性大腸炎の治療では、「薬物治療」や「手術」が行われます。
薬物治療は、大腸の炎症を抑える薬、免疫機能を調整する薬などを使用します。
薬が効かない、症状が重いなど、薬物治療で対処できない場合に、大腸を全摘出する手術が行われることがあります。
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最近、毎日下痢に悩まされている…。これは何かの病気?
慢性的な下痢の原因を、お医者さんに聞きました。
ご自身の症状に当てはまる病気がないか、照らし合わせてみましょう。
下痢が続く…これって病気?
原因不明の下痢が続く場合は、要注意です。
特に、次の症状がある場合は、病気の可能性が高いです。
3週間以上下痢が続く
血便
嘔吐
発熱
食欲低下
体重減少
全身の倦怠感 など
病院は何科に行けばいい?
内科、消化器内科を受診してください。
下痢の症状が改善しない場合は、一度病院で検査を受けましょう。
大腸がんなどの重い病気が、慢性的な下痢を引き起こすこともあります。
病気を初期のうちに治療するには、早めの受診が必要です。
内科を探す
下痢が続く2つの病気
下痢が続く症状は
過敏性腸症候群
潰瘍性大腸炎
可能性があります。
それぞれ詳しく解説します。
原因① 過敏性腸症候群
検査をしても、大腸に異常がないにも関わらず、下痢が続く病気です。
粘液が混ざっている便や水っぽい便が出ることがあります。下痢と便秘を繰り返すケースもあります。
下痢以外にも、こんな症状がでていたら要注意!
腹痛
便秘
腹部膨満感
おならがよく出る(ガスが溜まりやすい)
腹痛によって、トイレに何度も行くようになります。
血便が出ることはなく、下痢による体重低下もほとんどありません。
発症の原因は…?
精神的・身体的ストレスが原因です。
緊張や不安を脳が察知すると、自律神経を通してストレスが胃腸に伝えられます。
これにより胃腸の運動機能に異常が生じ、腹痛や下痢の症状があらわれます。
過敏性腸症候群になりやすい人
20~30代の女性に多い病気です。
また、発症する人には、
緊張しやすい
神経質
内向的な性格
お酒をたくさん飲む
睡眠不足
といった傾向があります。
どう対処すればいい?
こまめな水分補給を心がけ、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
食物繊維を多く含む食材
豆類(納豆、うずら豆)
野菜(ごぼう、キャベツ、白菜)
果物(みかん、バナナ)
海藻類(わかめ、寒天)
また、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
生活を改善しても、症状が治らない場合には、病院を受診してみましょう。
病院は何科に行けばいい?
まずは内科、消化器内科を受診し、検査を受けましょう。
すでに検査を受けて異常が発見されなかった場合は、心療内科を受診しましょう。
どんな治療をするの?
内科・消化器内科の場合
まずは検査を行い、大腸に炎症や腫瘍がないか確認します。
大腸に異常がない場合、下痢や腹痛、便秘を和らげる薬が処方されます。
心療内科の場合
まずは問診を行い、状況を確認します。
場合によってはストレス、不安、緊張を和らげるため、抗不安薬や抗うつ薬を処方します。
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心療内科を探す
原因② 潰瘍性大腸炎
粘液、血液が混ざった下痢が出ます。
症状の悪化と改善を繰り返すという特徴があります。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に炎症が生じ、潰瘍やびらんが発生する病気です。
下痢以外にも、こんな症状がでていたら要注意!
腹痛
発熱
食欲不振
体重減少
便意切迫
めまい、ふらつき
腹部不快感、けいれん痛
症状が悪化すると、1日10回以上排便する場合があります。
発症の原因は…?
免疫機能の異常が関係していると考えられています。
本来は侵入物を排除するべき免疫システムが、自分自身の大腸を攻撃してしまうのです。
これによって生じた大腸の炎症により、下痢や粘血便が起こります。
潰瘍性大腸炎になりやすい人
30歳未満に多い病気です。発症に男女差はありません。
どう対処すればいい?
まずは医療機関を受診してください。
潰瘍性大腸炎を放置すると、重症化する恐れがあります。
また、
不規則な生活
睡眠不足
脂肪分の多い食事
アルコール摂取
は症状を悪化させるので避けましょう。
病院は何科に行けばいい?
内科、消化器内科を受診してください。
どんな治療をするの?
薬物治療
症状を和らげるための薬を処方します。
大腸の炎症を抑える薬、免疫機能を調整する薬などを使用します。
手術
大腸を全摘出する手術です。
薬が効かない、症状が重いなど、薬物治療で対処できない場合に行います。
内科を探す
▼参考
日本臨床内科医会 下痢の正しい対処法
日本医師会 健康の森 過敏性腸症候群
徳島県医師会 下痢症
日本消化器病学会 過敏性腸症候群(IBS)ガイドQ&A
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター 潰瘍性大腸炎(指定難病97)