降圧剤で脳梗塞に?血圧を下げるなら下半身の運動も忘れないで

更新日:2022-08-12 | 公開日:2018-10-26
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降圧剤で脳梗塞に?血圧を下げるなら下半身の運動も忘れないで

「血圧が高いけど大丈夫かな?」
「降圧剤が脳梗塞を引き起こすって本当?」

降圧剤と脳梗塞の関係について、お医者さんに聞きました。
高血圧のリスクや高血圧対策についても解説します。

監修者
荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

高血圧を放っておくと「脳梗塞」のリスクが上がる

医師男性
高血圧は、自覚症状がないうちにじわじわと病気を発症・進行させます。
高血圧をそのままにしておくと、動脈硬化が進行し、「脳梗塞」を起こしかねません。

日本人の三大死因には「脳卒中」や「心臓病」などがありますが、これら生命の危険に関わる病気の発症には高血圧が関わっています。

高血圧とは

高血圧とは、安静時にも血圧が高くなる状態です。

  • 最高血圧 140mmHg以上
  • 最低血圧 90mmHg以上

血圧は、血管の中を流れる血液が血管壁を押し広げる圧力です。心臓から血管に送り出される血液の量と、血管の広さ・弾力性・硬化の度合いによって血圧が決まります。

脳梗塞とは

脳梗塞とは、何らかの原因で脳の血管が詰まる病気です。
脳の血管が詰まる原因は次の二つです。

  • 脳血栓 動脈硬化によって脳の血管が細くなって詰まる。
  • 脳塞栓(そくせん) 心臓など、別の器官にできた血栓が脳血管内で詰まる。

血管が詰まると、脳細胞に血液や酸素が行き届かなくなり、脳に障害が起きてしまいます。

「降圧剤」で脳梗塞などのリスクを下げる

医師男性
高血圧が続く場合は生活習慣の改善を行いますが、それで変化がみられないときに降圧剤が使われます。

血圧を下げて、「脳出血」や「心筋梗塞」など重篤な病気や「脳梗塞」を起こす危険度を低くします。

「降圧剤が脳梗塞引き起こすこともある」って本当?

医師男性
降圧薬を使用すれば「脳梗塞」を予防できるのですが、過度の降圧には注意が必要になります。

高血圧を治すために降圧剤が投与されるのですが、患者や医師の意に反して「脳梗塞」を引き起こすこともあるのです。

動脈硬化で先の細くなった血管に血栓が流れ込んでも、血圧が高ければ血栓を押し流してくれます。しかし、降圧剤で血圧が下がっていると、血栓に圧力がかかりません。そのせいで血管に血栓が詰まりやすくなります。すると、脳梗塞も起こりやすくなります。

高血圧対策には「生活習慣の改善」が大事

医師男性
血圧対策は降圧剤だけに頼らず、生活習慣や食事内容の改善、適度な運動を行て、心地よい自分へと導きましょう。

加齢が原因で血管の硬化が起こり、血圧が若干高めになるのは自然なことです。
しかし近年は、食生活の欧米化で動脈硬化が進行するケースも多くなりました。血管が細くなったり固くなったりして血管の老化を早め、血圧をさらに高くしているのです。

動脈硬化の原因は、主に次のようになります。

  • 食べ過ぎ(特に、糖分・動物性脂肪・塩分の取りすぎ)
  • 肥満
  • 運動不足
  • 過剰な飲酒・喫煙
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 遺伝的要因

など

血圧を下げるために「下半身を鍛えよう」

運動

医師男性
継続的で適度な運動には血圧を下げる効果があります。
特に筋肉量の多い下半身を鍛えると、心臓から脚に送られる血液や、脚から心臓に戻る血液がスムーズになり、血圧は下がりやすくなります。

それに加えて、血圧を下げる効果のあるプロスタグランジンというホルモンは、上半身の運動より下半身の運動でより多く分泌されます。

ウオーキング、ももあげ、スクワットなど下半身の運動を行ってください。

※注意
ベンチプレス・筋トレ・全力疾走など、”瞬間的に力を入れるような運動(無酸素運動)”はかえって血圧を上昇させるので注意してください。

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