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病院で処方される風邪薬が、どんなお薬かしっかりと理解していないのに、お子さんに飲ませている方も多いのではないでしょうか。子どもが風邪をひいたときに処方されるお薬にはどんなものがあるのでしょう。お薬を飲み忘れたとき、どうすればよいかも解説します
高座渋谷つばさクリニック
院長
武井 智昭先生
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
●カロナール・アンヒバ(解熱鎮痛薬) 一時的に熱を下げたり、痛みを抑えたりするお薬です。効き目がおだやかなので、赤ちゃんにも使われます。苦痛をやわらげ、体力の消耗を防ぐために使われます。熱があっても、元気そうであれば使用せず、熱や痛みでかなりつらそうなときに使用します。
●アスベリン(鎮咳薬) せきをしずめるお薬です。尿が赤くなることもあります。
●ムコダイン(去痰薬) たんを出すのを助けるお薬です。荒れている気管支の粘膜を改善したり、たんの成分を変化させてさらさらにしたりします。 ※名前が似ているムコソルバンというお薬も、たんを出すことを助けるお薬です。 こちらはたんを気道粘膜から滑りやすくして、出しやすくします。たんを出しやすくするという点では同じですが、作用が違うため、併用することもあるようです。
●ホクナリンテープ(気管支拡張薬) 炎症をおこして狭くなった気道を広げるお薬です。気管支を広げて呼吸を楽にして咳をおさえます。テープから成分が溶け出して体内に浸透します。
●メイアクトMS(セフェム系抗菌薬) ●クラリシッド(マクロライド系抗菌薬) ●オゼックス(ニューキノロン系抗菌薬) ●サワシリン(ペニシリン系抗菌薬) 菌が原因の呼吸器系の病気に処方されます。食後の方が空腹時よりも吸収が良いです。抗菌薬は、腸内の良い菌まで殺してしまい便がゆるくなることがありますので、整腸薬も処方されることがあります。 ※ビオフェルミンR(整腸薬) 腸内細菌のバランスが崩れた時に処方されます。おなかの調子を整えます。
子どもにお薬を飲ませるのを忘れてしまったとき、また、子どもが眠っていて飲ませそびれてしまったときは、次の薬の時間に飲ませれば大丈夫です。 ただし、そのときに2回分をまとめて飲ませることはしないでください。1回の必要量の2倍をあげてしまうことは、副作用がおきることもあり危険です。 決められた時間から、あまり時間がたっていないときに、飲ませ忘れに気づいたり、子どもが起きたりした場合は、その時点で飲ませてください。次の薬の時間を遅らせれば大丈夫です。 目安として、一日に3回薬を飲むときは、4時間以上、一日に2回の場合は6~8時間以上あけるようにしてください。 念のため、主治医に確認すると安心ですね。
今回は、子どもが風邪をひいたときのお薬について、代表的なものを取り上げました。お薬の飲ませ忘れのときの対応はぜひ覚えておいて欲しい内容です。もし病院でお薬を処方されたときに、気になることがありましたら、気がねせず医師や薬剤師さんに相談してみてください。
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