発熱はないのに「足の裏と手のひらが熱い」更年期・自律神経失調症かも。病院は何科?

更新日:2022-12-26 | 公開日:2021-08-04
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発熱はないのに「足の裏と手のひらが熱い」更年期・自律神経失調症かも。病院は何科?

「足の裏と手のひらが熱い…」
「熱はないのに、なぜ?」 

手足が熱っぽくなる原因を、お医者さんに聞きました。
自律神経失調症、更年期障害といった病気についても解説します。

病院に行く目安や、受診すべき診療科も併せて確認しましょう。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

足の裏と手のひらが熱い…これはなぜ?

医師男性
熱がないのに足の裏と手のひらが熱い場合、自律神経の乱れによって体温調節に異常が起こっていると考えられます。

<自律神経の乱れで起こる症状>

  • 不眠
  • 肩こり、頭痛
  • 気分の浮き沈みが激しい
  • 便秘、下痢
  • 動悸、息切れ

どう対処すればいい?

医師男性
涼しい服装に着替えて、十分に休息をとりましょう。

自律神経の乱れは、ストレスによっても引き起こされます。
気持ちをリラックスさせることで、症状が改善しやすくなります。

\この行動はNG!逆効果です/
手足を急激に冷やす行為は避けましょう。熱いからといって氷や冷たい水に当てるのはNGです。
急激に冷やすと、体温を戻そうとする働きが活発になるため、逆にさらに手足が熱くなることがあります。

病院に行く目安

足の裏 手のひら 熱い

医師男性
  • 手足が熱っぽくて眠れない
  • 頭痛・めまいなど、ほかにも体調不良を伴っている

といった場合は、一度医療機関を受診しましょう。

自律神経の乱れが悪化すると、さらに体調を崩してしまう恐れがあります。
症状の悪化を防げるよう、できるだけ早めの受診をおすすめします。

病院は何科?

医師男性
足の裏と手のひらが熱っぽいときは、まず内科を受診しましょう。

内科を探す

考えられる2つの原因

医師男性

熱がないのに手のひらと足の裏が熱くなる場合、

  1. 更年期障害
  2. 自律神経失調症

などの病気が考えられます。

原因① 更年期障害

医師男性
更年期障害で自律神経の働きが乱れると、体温調節に異常が起きることがあります。
これにより、夜に手足が異常に熱くなるという症状が現れやすいです。

他にもこんな症状はありませんか?

  • 下痢、便秘
  • 微熱
  • 異常発汗、のぼせ
  • 冷え
  • 頭痛、めまい
  • イライラする、または気分が落ち込む
  • 不眠
  • 倦怠感
  • 動悸、息切れ
  • むくみ

どんな人に多い?

閉経を迎える50歳前後の女性に多いです。
また、若い人でも生活リズムの乱れやストレスなどによって、若年性更年期障害を発症することもあります。

自分でできる対処法は?

医師男性
規則正しい生活を送りましょう。

不規則な生活は更年期による体調不良を悪化させやすいです。
特にストレス、深酒や喫煙は避けてください。

セルフケアで改善が見られない場合は、医療機関で相談しましょう。

病院は何科?

医師男性
更年期障害を疑うときは、婦人科を受診しましょう。

医療機関では、症状に合わせて生活指導運動指導、ホルモン充填療法などを行います。
個人差はありますが、治療を受けると数週間〜数ヶ月で徐々に良くなります。

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原因② 自律神経失調症

自律神経失調症を発症すると、体温調節に異常が起こることがあります。
これにより、のぼせ・ほてりを発症して、手足が熱くなります。

他にもこんな症状はありませんか?

  • 倦怠感
  • 動悸、息切れ
  • 頭痛、肩こり
  • 下痢、便秘
  • 微熱
  • めまい、立ちくらみ
  • 気分の落ち込み
  • 耳鳴り
  • 不眠

どんな人に多い?

  • ストレスを感じやすい人
  • 周囲に気をつかいすぎる人
  • 妊娠期、または出産後の女性
  • 更年期の女性

などに発症しやすい傾向があります。

自分でできる対処法は?

医師男性
まずは生活リズムを整えましょう。
朝に起きて活動し、夜に眠るという生活を心がけてください。

また、ストレスの蓄積を避けることも大切です。
疲れたときは無理せずに休み、体と心をリフレッシュさせましょう。

ただし、症状が重い、または改善が見られないといった場合は、医療機関での治療をおすすめします。

病院は何科?

医師男性
自律神経失調症を疑う場合は、内科を受診しましょう。
それでも症状が改善しない場合は、心療内科・精神科を受診しましょう。

医療機関では、お薬による治療カウンセリング、理学療法など、個人に合わせた治療が行われます。

軽度のうちに治療を始めると、その分早い快方が見込めます。
「体調がおかしいな」と感じたら、早めに受診しましょう。

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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