40代はウォーキングで痩せない?アラフォーダイエット、成功のカギは?

更新日:2022-05-30 | 公開日:2022-05-30
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40代はウォーキングで痩せない?アラフォーダイエット、成功のカギは?

40代だけど、ウォーキングでなかなか痩せない…
もしかして、やり方が間違ってる?

40代は基礎代謝量と筋肉量が徐々に低下します。
ウォーキングなどの有酸素運動だけだと、筋肉量が増えにくく、効率が悪いです。

「筋肉量を増やすための食事」と「筋トレの方法」をパーソナルトレーナーの先生が詳しく解説します。
ダイエット中の40代の方は必読です。

監修者
経歴
matou Tokyo ABM代表パーソナルトレーナー 
アクティブボディメイク協会理事長
ビューティーボディアドバイザー
リズムボイストレーナー

40代はウォーキングしても痩せないってホント?

今40代で、「ウォーキングダイエット」をしているのですが、なかなか効果を実感できません…。どういった理由が考えられるでしょうか。
男性
専門家女性

40代になると、筋肉量の減少に伴って基礎代謝量も下がっていきます。

つまり「脂肪が燃焼されにくい状態」なので、ウォーキングだけで痩せるのは難しいといえます。

40代は20代に比べて、平均6%ほど筋肉量が減少すると言われています。

有酸素運動だけでは、筋肉を増やすことができません。
40代がダイエットで成功するには、ウォーキングだけでなく、筋トレや食生活の見直しを行うことが大切です。

「極端な食事制限」をしていると、さらに痩せにくくなる! 

  • ○○だけといった「単品ダイエット」
  • 食事を抜く「食べないダイエット」
  • 極端な「炭水化物制限ダイエット」

といったダイエットは、一時的には痩せたように感じますが、次第に痩せにくくなることが多いです。

 

極端な食事制限で「タンパク質」「炭水化物」が不足していると、運動するためのエネルギーが枯渇した状態になります。

この状態でウォーキングを長時間行った場合、筋肉そのものも栄養として使われてしまいます。

 

結果的に、筋肉量の低下で代謝効率がさらに悪くなるため、「頑張って運動しているのに痩せない」という悪循環に陥ってしまいます。

40代からのダイエットは「筋トレ」と「食事」が成功の鍵

専門家女性

筋肉量が多い = 痩せやすい状態です。

ウォーキングだけで効果が見られないときは、「筋トレ」「筋肉を増やす食生活」を実践してみましょう。

食生活では、筋肉の材料となる「良質のタンパク質」を積極的に取り入れ、低脂質の食事を意識してください。
筋トレは、足の筋肉を鍛えると効率よく筋肉量を増やせます。

痩せる体をつくる!「おすすめの筋トレ方法」

専門家女性

まずは、

  • スクワット
  • カーフレイズ

といった筋トレで「足の筋肉」を鍛えましょう。

足の筋肉は大きいため、鍛えると効率よく代謝量をアップできます。

中でも「ハムストリングス」という太もも裏の筋肉を鍛えることをおすすめします。
ハムストリングスは、前腿の筋肉(大腿四頭筋)と違って肥大しにくいため、鍛えて脚が太くなる心配もありません

また、日常のちょっとしたスキマ時間に「ながら運動」として筋トレするのもよいでしょう。
運動強度としては小さくても、「体の動きが良くなる」「血行が良くなる」「筋肉が付く」などのメリットがあります。

「週2回」を目安に筋トレしよう!

 

週2回を目安に行いましょう。

筋肉を休ませる期間を設けると無理なく継続しやすくなります。

おすすめ筋トレ① スクワット

  • 脚を腰幅~肩幅に開いて立つ
  • つま先はひざと同じ向きにする
  • 手は胸の前で軽く組む
  • 太ももと床が並行になるように、お尻を下げる
  • お尻の力を抜かないようにしつつ、ゆっくりと元の位置に戻す
専門家女性

1セット10回、1日3セットを目安に行いましょう。

歯磨きしながら行うのもよいでしょう。

 おすすめ筋トレ② カーフレイズ

  • 階段の段差に「つま先」だけを乗せる
  • かかとを深くまで下げていき、ふくらはぎを伸ばす
  • かかとを高く引き上げ、再度つま先立ちになる
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1セット10回を目安に行いましょう。

「トイレに行ったら必ず10回やる」など、こまめに行うのがおすすめです。

脂肪の燃焼を促す!「おすすめの食生活」

専門家女性

食生活の工夫によって、筋肉がつきやすくなったり、脂肪の蓄積を抑えたりすることができます。

40代でダイエットする場合は、

  • 食事は制限しすぎない
  • 「食物繊維の多い食材」「発酵食品」を積極的に食べる
  • 副菜→主菜→主食の順番で食べる
  • 間食「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」を摂取する
  • 飲み物は「無糖」にする
  • 夕食は就寝の2〜3時間前まで済ませる

といった点を心がけるとよいでしょう。

ポイント① 食事は制限しすぎない

NGな食生活の例

  • 朝食を抜く
  • 炭水化物を極端に制限する
  • サラダ・フルーツのみの食事にする
専門家女性

極端な食事制限で「タンパク質」「糖質」などが不足すると、筋肉量が低下して「痩せにくい体」になってしまいます。

代謝されやすい体を作るためには、栄養バランスのよい食事が大切です。

特に朝食はしっかり食べましょう。
朝食を抜くと、つい昼食を食べ過ぎてしまうことが多いため、ダイエットには逆効果です。

ポイント② 「食物繊維の多い食材」や「発酵食品」を食べよう!

食物繊維が多い食品

きのこ/海藻類/大麦/雑穀/野菜

発酵食品

ヨーグルト/納豆

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腸内環境を整えるために、「食物繊維の多い食品」や「発酵食品」を取り入れるのがおすすめです。

腸内環境が整うと、食事で摂った栄養がきちんと吸収されるため、代謝アップが期待できます。

ポイント③ 副菜→主菜→主食の順番で食べよう!

副菜

野菜・きのこ・海藻

主菜

肉類・魚・卵等

主食

ごはん・パン・麺類

専門家女性
副菜→主菜→主食の順番で食べると、血糖値の急激な上昇を防げるため、脂肪が蓄積しにくくなります。

ポイント④ 間食で「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」を摂取する

おすすめの「おやつ」

  • ナッツ類
  • チーズ
  • ヨーグルト
  • 果干し芋
  • カットフルーツ
専門家女性

甘いお菓子になりがちな間食を、ビタミン・ミネラルを含む食品に変えてみましょう。

タンパク質を含む「ヨーグルト」も、筋力アップにつながるのでおすすめです。

痩せやすい体づくりには、糖質・脂質を避け、栄養をしっかりととることが大切です。

ポイント⑤ 飲み物は「無糖」にしよう

専門家女性

ほっと一息つくときの飲み物は、

  • お茶
  • ほうじ茶
  • 紅茶

など、無糖のものをおすすめします。

甘い飲み物を頻繁に飲むと、糖質の摂りすぎで太りやすくなります。
どうしても甘いものが飲みたいときは、温かいほうじ茶や紅茶に、カロリー0の「羅漢果(ラカンカ)」の粉末(※)を入れるのもおすすめです。

※羅漢果(らかんか)…ウリ科の植物で、果実には強い甘みがある。

ポイント⑥ 夕食は就寝の2〜3時間前までに済ませよう

専門家女性

就寝直前に食べると太りやすいので、就寝の2〜3時間前までに夕食を済ませましょう。

どうしても夕食の時間が遅くなってしまう場合は、昼食と夕食の間に軽食をとって、夕食を少なめにするなど工夫しましょう。

さらに“効率的”に痩せたいなら…

専門家女性

これまでに紹介した方法に加えて、

  • 運動後30分以内にプロテインを飲む
  • こまめに水分補給をする
  • 1日6〜7時間程度の睡眠時間を確保する

などを意識することで、より“効率的”なダイエットにつながります。

効率アップのコツ① 運動後30分以内にプロテインを飲む

専門家女性

運動後30分以内にプロテインを飲むと、タンパク質が補給されやすく、効率的に筋肉量を増やせます。

トレーニングの前後には、吸収速度の速い「ホエイプロテイン」(牛乳由来のタンパク質)がおすすめです。

※食事と一緒に摂る場合は、ゆっくり吸収される「ソイプロテイン」(大豆由来のタンパク質)が適しています。

効率アップのコツ② こまめに水分補給をする

専門家女性

飲み水として、1日に1.2リットル摂取するとよいでしょう。

こまめに飲むようにすると、無理なく補給できます。

水は体の老廃物を排出するため、「むくみを解消する」「血行を良くする」といった効果が期待できます。
むくみが解消されると見た目の印象がスッキリします。

また、血行が良くなると代謝が改善されるので、体がエネルギーを消費しやすくなります。

効率アップのコツ③ 1日6〜7時間程度の睡眠時間を確保する

専門家女性

睡眠中は、脂肪燃焼や筋肉の発達を促す「成長ホルモン」が分泌されます。

ダイエット中は夜ふかしせず、6〜7時間程度の睡眠時間を確保しましょう。

睡眠不足になると、体内時計が乱れてしまい、代謝が低下することにつながります。

長期スパンで計画を立てよう!

専門家女性

短期間で結果を出そうとすると、無理をしてしまって長続きしないことが多いです。

まずは「3ヶ月を目標」に始めて、それが達成できたら6ヶ月後・1年後を見据えて計画を立てていきましょう。

無理のないペースで地道にコツコツと続けていくと、心と体に負担なくダイエットを成功させられます。
生活習慣・食習慣など、できることから少しずつ見直していきましょう。

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