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つらい頭痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
最近では一部のコンビニでも医薬品を取り扱うようになり、より手軽に頭痛薬を手に入れることができるようになりました。しかし、市販されている頭痛薬にはたくさんの種類があり、どれを選べば良いのか分からなくなってしまいますよね?
今回は市販されている頭痛薬のそれぞれの成分の特徴を解説し、薬剤師おすすめの商品を紹介したいと思います!
薬剤師
三井 祥隆先生
6年制薬科大学卒業後、ドラッグストアで市販薬アドバイザーとして勤務。 その後調剤薬局併設ドラッグストアにて勤務し、現在に至る。 消費者のみなさんに、より安全で効果的に医薬品等を使用して欲しいと思い、ライティングを通して情報発信をしております
私たちの身近にたくさんあり、ほぼ24時間営業しているコンビニでも頭痛薬が買えたら便利ですよね!
2009年に改正薬事法(現在では薬機法)が施行され、コンビニでも条件を満たせば、「第2類医薬品」、「第3類医薬品」に分類される風邪薬や解熱鎮痛剤が販売できるようになりました。
しかし、2019年10月現在では、医薬品を取り扱っている店舗はごく一部にとどまっていますので、現状では、ドラッグストアを探す方が確実でしょう。
最近ではドラッグストアも深夜まで営業している店舗がたくさんありますので、コンビニと遜色なく利用できます。
市販されている頭痛薬には「第一類医薬品」、「第二類医薬品」などの分類があり、その分類によって購入方法が異なります。
「第一類医薬品」は、薬剤師が販売しなければならない制度になっているため、購入を申し出て、薬剤師から説明を受けてから購入することになります。
「第二類医薬品」は、薬剤師以外でも登録販売者が販売できることになっています。内容を確認してもらい、一般的な買い物と同様に購入できます。
市販されている頭痛薬の鎮痛成分にはいくつか種類があります。
それぞれの特徴を紹介したいと思います。
<イブプロフェン>
代表的な鎮痛成分で、抗炎症・解熱・鎮痛薬としてよく使われている成分です。
痛みの原因となる「プロスタグランジン」と呼ばれる物質の生成を抑えることで鎮痛効果を発揮します。
効果が出るまで比較的時間がかかりますが、安価で手に入れやすいお薬です。
胃に負担をかけることがありますので、胃の弱い方や、消化性潰瘍の方など、服用が向かない場合もあります。
<アセトアミノフェン>
中枢神経に作用して痛みを感じにくくすることで鎮痛効果を発揮するお薬です。
炎症を抑える効果はそれほど強くはありませんが、胃への負担が少なく、素早く効果を発揮します。
また、子供でも使うことができ、長期間の使用も可能な安全性の高い成分です。
肝臓に負担をかけることがありますので、肝臓の悪い方や高齢者の方は注意が必要です。
<ロキソプロフェン>
非常に知名度の高い鎮痛成分です。飲み薬のほか、湿布など外用薬でも頻繁に用いられています。
優れた解熱・鎮痛・抗炎症効果を持ち、素早く効果を発揮します。さらに胃への負担も少ないため、使い勝手の良いお薬です。
「第一類医薬品」に分類されており、薬剤師がいるお店でしか購入できないことが難点です。
<眠くなっても構わない!とにかく頭痛を抑えたい!という方に>
「イブクイック頭痛薬DX」がおすすめです。
優れた効果、速さ、胃への優しさの3つをあわせ持つお薬です。
鎮痛成分の「イブプロフェン」に加え、鎮静作用を持つ「アリルイソプロピルアセチル尿素」と血管の拡張を抑える「無水カフェイン」の2つの鎮痛補助成分と、胃粘膜を保護する「酸化マグネシウム」が配合されています。
頭痛に対して非常に効果の高いお薬ですが、副作用として眠気が現れることがあるので、服用後は車の運転など危険を伴う作業を避けるようにしてください。
<胃への負担が心配な方に>
「タイレノールA」がおすすめです。
鎮痛成分として「アセトアミノフェン」を配合しているため、胃への負担がなく、空腹時にも服用することができます。眠くなる成分も入っていません。
胃の壁には「プロスタグランジン」という物質が存在し、胃酸から胃壁を保護しています。一般的な鎮痛薬はこのプロスタグランジンの生成も抑制してしまいますが、アセトアミノフェンはプロスタグランジンに影響を与えません。
<眠気は困る!でもよく効く薬が欲しいという方に>
「ロキソニンS」がおすすめです。
優れた解熱・鎮痛・抗炎症効果を持つ「ロキソプロフェン」を配合しています。
「プロドラッグ」と呼ばれる、体に吸収されてから効果を発揮するタイプのお薬ですので胃への負担は少なめです。
眠くなる成分も入っていませんので車の運転なども問題なく行えます。
市販薬と病院で処方されるお薬とでは何か違いがあるのでしょうか?
一般的な頭痛薬は市販薬も病院でもらえるお薬も、大きな違いはありません。
異なる点は、配合されている成分の量になります。
通常の頭痛であれば、市販薬で対応した方が時間とコストを節約できることがあります。
比較的安全で手軽に入手できる頭痛薬ですが、副作用があることも忘れてはいけません。頭痛薬の服用で起こりうる副作用について紹介します。
<胃腸障害>
一般的な頭痛薬は、痛みを発生させる原因となる「プロスタグランジン」という物質の生成を抑制することで鎮痛効果を発揮しますが、このプロスタグランジンの中には、胃を保護する働きをしているものもあります。
お薬が胃を保護してくれるプロスタグランジンの生成も抑制してしまうため、胃の壁のバリア機能を低下させることがあります。
<スティーブンス-ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死融解症>
最終的に皮膚が剥がれ落ちてしまうという恐ろしい副作用です。
この副作用は滅多に起こらないのでまず心配ありませんが、こういうものがあるということだけ知っておいてください。
万が一、服用後にこの副作用の兆候である、高熱、頭痛、全身の倦怠感、咳、目の充血、発赤、発疹が発生した場合は、即座に服用を中止して医療機関で受診しましょう。
市販の頭痛薬を飲んでも全く改善されない、頭痛に伴って他にも異常がある、普段の頭痛とは違う感じがするといった場合は、ただの頭痛ではない何か他の疾患の可能性も考えられますので、早めに病院で受診をしましょう。
また、市販の頭痛薬は「片頭痛」にはあまり効果が期待できないため、片頭痛が疑われる場合も病院で受診しましょう。
通常の頭痛であれば、通院せずに市販薬で十分に対策ができます。
市販の頭痛薬は様々な種類が販売されており、鎮静成分が配合されたものや、胃を守る成分が配合されたものなど、それぞれ特徴があります。
この記事を参考に、ご自身に合ったお薬を選んでください。
また、食べ物でも頭痛の改善が期待できますので、頭痛に悩みがちな方はヨーグルトやアーモンドも試してみてはいかがでしょうか?
皆様が頭痛から解放されることを願っております!
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