もくじ
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「突然顎が痛くなった・・・!」
「顎の痛みは何科に行けばいいの?」
その顎の痛み、もしかして“額関節症”かもしれません。病院の受診目安から、治療法、重症化のリスクまで医師が詳しく解説します。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
次のような症状があるときは、病院にいきましょう。
※目安として、指が3本分入るのが正常です。
一時的に顎関節に炎症が起きてしまった場合であれば、しばらく安静にしていれば治まります。
日常の生活習慣(合唱やカラオケで口の開閉をよくする、ガムを日常よく噛む、歯ぎしりをよくする、うつぶせ寝)が原因で顎関節症になってしまった場合には、その生活習慣を変えれば自然治癒することがあります。
しかし、2週間以上たっても症状が変わらなかったり、日に日に症状が悪くなるようであれば、一度に病院に行くことをおすすめします。
可能な限り、手術による治療ではなく、顎関節症になった原因を解決することで症状の改善を目指します。その上でセルフケアがとても大切です。
就寝中の歯ぎしりや食いしばりによって顎関節に負担を与えてしまっている場合には、スプリント療法といってマウスピースを作製して顎関節の負担を軽減させます。
噛み合わせが悪いせいで顎関節症になっている場合は、被せものなどの歯科治療や、矯正治療を行うこともあります。
痛みがひどい場合には、鎮痛剤を使用したり、筋肉の緊張を和らげる治療を行います。飲み薬の処方や、咀嚼筋に電気・レーザーをあてて筋肉の緊張をほぐしてあげたりします。顎関節に直接ステロイドや生理食塩水などを注射することもあります。
これらのことを行っても症状が改善せず、顎関節自体に癒着や骨の変形などが起こっている場合には外科手術を行うこともあります。
放置して、顎をあまり使わないでいると、顎関節が固まって口を大きく開けられなくなります。口が開かないと、食事だけでなくあくびができなかったり、長時間の歯科治療が受けられなくなってしまいます。
さらに、顎関節の症状だけでなく、頭痛や耳鳴り、肩こりを生じることがあります。
顎関節症を早く治すために、
といった、日常生活で実践できる対処法をご紹介します。
痛みが強い場合にはなるべく顎関節に負担を与えないようにしましょう。
柔らかく食べやすい食事を選びましょう。ガムやスルメなど噛むのに時間のかかるものは避けましょう。
歯を食いしばるような激しい運動、カラオケや楽器の演奏など顎関節に負担のかけやすい趣味をお持ちの方は一度休んでみましょう。
その他にも、日常生活において顎に負担をかけるような行動がないか見直し、なるべくリラックスして過ごすことが大切です。
長時間のパソコンの使用を避けたり、仕事や勉強中に頬杖をつかないようにしましょう。
寝る時も横向きやうつ伏せで寝る癖のある人はできれば仰向けで寝たほうが顎関節への負担を抑えられます。
頬の筋肉(咬筋)やこめかみ周囲の筋肉(側頭筋)など、顎周囲をマッサージして咀嚼筋をほぐしたり、お風呂に浸かって顎関節周囲の血行を良くしてあげましょう。
ゆっくり大きく口を開け閉めする運動を朝晩10回から15回行い顎関節のストレッチをするのもおすすめです。
※ただし、これは痛みが強い場合には無理に行わないでください。
マッサージやストレッチ法は病院に行って正しいやり方を教えてもらってください。
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