熱はないのに体が熱い…だるい…。
原因不明の「ほてり」と「倦怠感」の原因を、お医者さんに聞きました。
お困りの方は、対処法や受診の目安を確認しましょう。
監修者
経歴
日本内科学会総合内科専門医 日本血液学会血液専門医・指導医 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医
1992年名古屋市立大学医学部卒 医学博士
米国内科学会日本支部における活動(HPPC:Health and Public Policy Committee 委員長)、難病啓発活動(一般社団法人Sakura Network Japan理事)に従事。
総合病院や大学病院の循環器内科や血液内科で研鑽を積み、その経験を生かし開業。患者様の表面に見える痛みやつらさだけでなくその奥にある隠れた問題にまで向き合っていきたいという信念のもとで日々の診療を行っている。
体は熱いのに熱はない…何が起こっている?
「体は熱いのに熱はない」時は、体内では実際に体温が上昇しているわけではないのに、体が熱いと感じている状態です。
例えば、
- 血流が皮膚の表面に集まることで体の表面は温かくなったように感じられるけれど、体内の温度が上がったわけではない場合
- 脳が誤作動を起こし、実際には熱くないのに「熱い」と脳に信号を送ってしまっている場合
などの状態です。
どのような場合に上記の状態が起こるのか、原因を説明します。
「体は熱いのに熱はない」原因5つ
体は熱いのに熱がない状態になる原因は、主に
- 自律神経の乱れ(自律神経失調症)
- ホルモンの変化(PMS、更年期障害)
- 心因性発熱
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
- 高血圧症
などが考えられます。
ひとつずつ説明していきます。
原因① 自律神経の乱れ(自律神経失調症)
交感神経と副交感神経のバランスが整っていると、血流や発汗、心拍数などを上手く調整でき、体温を一定に保てます。
ですが自律神経が乱れると、血流が集中したり、汗が出にくくなったり、脳が「熱さ」を誤認識したりすることがあるため、「体は熱いのに熱はない」状態になりやすいです。
自律神経が乱れると、血管が必要以上に広がることがあり、血液が皮膚の近くに集まるため体の表面が熱く感じられることがあります。
さらに、自律神経が乱れると上手く汗をかけなくなり、体温調節がうまくできなくなって体に熱がこもりやすくなるため、熱く感じられるのです。
また、ストレスや疲労で神経が過敏になりすぎると脳が誤作動を起こし、本当は体温は上がっていないのに「熱い」と指令を送り、体が熱くなっていると感じられることもあります。
自律神経の乱れの原因
- 強い緊張や不安
- 疲れ、疲労
- ストレス
- 睡眠不足
- 不規則な生活習慣
強いストレスを感じると交感神経が優位になりすぎて、副交感神経がうまく働かなくなります。すると体が常に緊張状態になり、自律神経のバランスが乱れやすくなる原因に。
仕事のプレッシャーや対人関係の悩みなどでも自律神経は乱れるため、日常からストレスを発散できるよう心がけることが大切です。
ほてりの特徴
- 顔、首、胸周辺が熱くなりやすい
- ストレスを感じた時や、緊張した時に熱くなりやすい
- 数分~数十分程度でおさまる
- 手足は冷たく感じることもある
ほてり以外の症状
- 全身のだるさや倦怠感
- 動機
- 発汗異常
- 寝つきが悪くなる
- 胃のむかつき、食欲地震
- めまい
など
なりやすい人
- ストレス過多
- 過度の緊張状態が続いている
- 疲労過多
- 生活習慣が乱れている
- 生まれつき自律神経が過敏(ストレスに弱い)
- 几帳面な人
- 完璧主義者
原因② ホルモンの変化(PMS、更年期障害)
ホルモンは体温や血流の調節に重要な役割を持っているため、ホルモンの変化によってバランスが乱れると、体温調節や自律神経に影響を与えます。
ホルモンの中でも特にエストロゲンとプロゲステロンは、体温や血流の調節に影響を与えます。
エストロゲンが減少すると、脳の視床下部(体温を調整する部分)が「暑い」と誤認。その結果、血流を増やして熱を逃がそうとし、顔や首が熱くなる感覚が起こります。
また、ホルモンの変化で汗腺が敏感になることで汗をかきにくくなったりすることがあるのも体が熱くなる原因のひとつです。
ホルモン変化の原因
主に生理周期や妊娠中、更年期にともなって女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが変化します。
生理周期
排卵後にプロゲステロンが増える
妊娠中
妊娠すると、プロゲステロンやエストロゲンの分泌量が増える
更年期
女性ホルモンの分泌が減少する
ほてりの特徴
- 首や顔、胸あたりが特に熱く感じやすい
- 手足が冷たく感じることがある
自律神経失調症の主な症状
- 生理前、生理中に熱くなる
- 不安感やイライラがある
- 急に汗をかいたりする
- 動悸がする
- 夜中に目が覚める
など
なりやすい人
- 月経前症候群(PMS)が強い人
- 妊娠中の女性
- 更年期の女性
- ストレスや疲れが溜まっている人
原因③ 心因性発熱
心因性発熱は、ストレスや不安、緊張などの心理的な要因によって、体が熱く感じたり実際に体温が少し上がる状態です。
この熱は風邪や感染症による発熱ではなく、心と体のバランスが乱れることから起こります。
心因性発熱の原因
ストレスや不安が続くと自律神経が乱れ、交感神経が過剰に働き、血管が広がったり筋肉が緊張し、体が熱く感じます。
また、ストレスや不安が続くと、脳の体温調節中枢(視床下部)が過敏になり、実際の体温以上に「暑さ」を感じることがあります。
ほてりの特徴
- 顔や首を中心に、全身がぽかぽかする感覚になることがある
- 数分~数時間続く場合もある
- 緊張する場面で熱くなることが多い
- ストレスが急激に高まった時に熱くなる
- 不安や悩みが強くなった時に熱くなる
ほてり以外の症状
- 動悸
- 冷え
- 頭痛や肩こり
- 倦怠感
- 食欲不振
- 不安感やイライラ
なりやすい人
- ストレスを抱えやすい人
- 不安や緊張が強い人
- 疲れやすい人
- 睡眠不足な人
原因④ 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
甲状腺機能亢進症とは、自己免疫の異常によって甲状腺ホルモンが必要以上に多く作られる状態です。
代謝が異常に高まったり、血流が増加することで体が熱く感じることがあります。
甲状腺ホルモンは体のエネルギーを使うスピード(代謝)を調整する働きがあります。
このホルモンが過剰になると代謝が活発になりすぎ、エネルギーをたくさん消費するため、体が内側から熱を発生させます。
また、甲状腺ホルモンが多いと心拍数が上がり、血液が体中を早く流れます。この影響で体の温かさを強く感じることがあります。
バセドウ病の原因
バセドウ病とは、体の免疫システム(外部の病原体を攻撃する仕組み)が誤って自分の甲状腺を攻撃し、甲状腺が過剰にホルモンを血中に放出し続けてしまう病気です。
つまり、本来は体を守るはずの免疫が暴走している状態。遺伝的な要素やストレスが関係していると考えられています。
ほてりの特徴
- 顔、首、胸のあたり
- 手のひらや足の裏も温かくなることがある
- 体を動かした後に熱くなりやすい
- 安静にしていても体全体がぽかぽかすることがある
- 夜間に熱さを感じで寝汗をかくことがある
ほてり以外の症状
- 動悸や息切れ
- 体重減少
- イライラ感
- 疲労感が強くなる
- 筋力低下
- 眼球突出など
心臓が速く動いていたり、代謝がよすぎるため、それに伴って息切れをしたり、体重が減ることがあります。
また、活発な代謝によりエネルギーが消耗されやすくなるため、疲労感が強くなることがあるのも特徴です。
なりやすい人
- 若い女性
- 家族に甲状腺の病気の人がいる
- 自己免疫疾患がある人
バセドウ病は特に20~40代の女性に多く見られます。
遺伝的な要素が関係している場合もあるため、家族に甲状腺の病気がある方も発症する可能性があります。
原因⑤ 高血圧症
高血圧症は、血圧が慢性的に高い状態のことです。血圧が高くなると体が熱を逃がそうとして血管を広げる働きをすることがあるため、ほてりや熱さを強く感じる場合があります。
血圧が高いと血液が強い圧力で流れるため、体の中の温度を感じやすくなります。
また、高血圧症は交感神経の過剰な働きを引き起こすことがあります。
交感神経が優位になると、心拍数が増えたり、血流が増加したりして、体が「熱い」と感じる原因になります。
血圧を下げる薬(降圧薬)を服用している方は、薬の影響で末梢の毛細血管が拡張し、体がほてり熱く感じることがあります。
高血圧症の原因
- 塩分の摂りすぎ
- 肥満
- 運動不足
- ストレス
- 加齢(40代以降)
- 過剰な飲酒
- 喫煙
など
塩分は血液中に水分を引き込む性質があり、摂りすぎると血液量が増えて血管にかかる圧力が高くなります。
また、アルコールをたくさん飲むと血管に負担がかかり、血圧が上昇。たばこもニコチンが血管を収縮させるため血圧が上がりやすくなります。生活習慣にも十分気を付けましょう。
ほてりの特徴
- ・顔、頭、特に額や頬が熱くなることが多い
- ・血圧が急激に上がるときに熱さを感じやすい
- ・熱さは一時的。血圧が下がれば熱くなくなることが多い
ストレスを受けた時や緊張した時、運動したり、階段を上り下りした直後など、血圧の変動があるときに体が熱くなりやすいのが特徴です。
ほてり以外の症状
- 頭痛
- 耳鳴り
- めまい
- 動悸
- 視界のぼやけ
- 手足のしびれや冷え
なりやすい人
- 肥満
- ストレス過多
- 塩分の過剰摂取
- アルコールの過剰摂取
- 運動不足
- 喫煙
- 睡眠不足
- 自律神経の異常
【対処法】体は熱いのに熱はない時にやるといいこと
自律神経の乱れによって起こっている場合は、
- 深呼吸をする
- 温かい飲み物を飲む
- ぬるめのお風呂に入る
- 首や脇を冷やす
などをやってみましょう。
自律神経のバランスが乱れているときは、心身をリラックスさせることが大切です。
まず、息をゆっくり吸って、長く吐き出します。これを数回繰り返すことで、緊張をほぐし、自律神経のバランスを整えます。また、38~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かると、副交感神経が優位になり、ほてりがやわらぎますよ。
熱く感じても、冷房や冷たい飲み物で急に体を冷やすのは逆効果になることがあります。
首や脇が熱く感じるときは、冷たいタオルや保冷剤を首や脇にあててみてください。これで血液が冷やされ、体全体の熱を下げることができます。
ストレスをためないことも大事
自律神経のバランスを保つには、とにかくストレスをためないことが大切です。
- 睡眠をしっかりとる
- バランスの良い食事を心がける
- ヨガなどの軽い運動をする
など、生活習慣にも気を付けましょう。
病院は何科?行く目安は?

原因がはっきりしない場合は、まず内科を受診しましょう。
内科では全身の症状を確認し、必要があれば専門の診療科に紹介してもらえます。
特に
などの症状がある場合は、内科が適しています。
ただ、生理周期に関することや更年期など、ホルモンバランスの乱れによる症状だとわかっている場合には婦人科を受診するのもいいでしょう。
病院に行く目安は?
体が熱く感じる状態が1週間以上続く場合は病院を受診しましょう。
原因がはっきりしないまま放置すると、症状が悪化する可能性があります。
その他、
- 動悸や息切れ
- 疲労感が強い
- 体重の急激な変化(増加または減少)
- 強いだるさや眠気
- 発疹や皮膚の異常
などの症状がある場合は、放置せずに病院で検査を受けてください。
原因不明の体調不良は、命に関わる病気の可能性もあります。
早めに受診して検査を受けることで、病気の悪化を防ぎやすくなります。
症状に心当たりのある方は、放置しないようにしましょう。
合わせて読みたい
2020-12-04
なぜだかわからないけど、とにかく体調が悪い…。
どうすればいいのか教えて!
原因不明の体調不良をどう解消すればいいのか、お医者さんに聞きました。
もしかするとその症状は、隠れた病気のサインかもしれないので、不調が続く方は注意しましょう。
なぜ?原因がわからずとにかく体調が悪い
内科を受診しても悪いところが見つからず、体調不良が続いている場合は、「自律神経失調症」の可能性が高いです。
自律神経失調症のメカニズム
「体の熱が上がる」「心拍数が上がる」「眠る」といった自律神経の機能が正常に働かなくなり、バランスが崩れることによって、自律神経失調症となります。
自律神経失調症の主な症状
動悸がする
ほてりがある
疲労感、だるさがある
気分の落ち込みがある
めまい、耳鳴りなどがある
自律神経失調症の2つの原因
原因① ストレス・疲労過多
ストレスや疲労によって、体の機能が正常に働かなくなります。
疲労状態が長いと、自律神経にも影響がおよび、自律神経失調症を引き起こします。
原因② 更年期障害
更年期障害は、女性ホルモンの急激な減少を招き、脳にも影響を及ぼします。
女性ホルモンが急激になくなると脳をコントロールする部分が乱れ、自律神経失調症を発症させます。
改善するにはどうすればいい?
自律神経失調症は生活習慣を整えることで、改善に向かうケースが多いです。
次の3ポイントの改善を意識してみてください。
1.十分な睡眠をとる
毎日決まった時間に就寝・起床するようにしましょう。
食後は3時間ぐらい空けてから就寝してください。また、朝は朝日を浴びて目を覚まし、体内リズムを整えるようにしましょう。
2.食生活の見直す
毎日3食、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
朝食を食べ、朝から行動的に過ごすようにしてください。朝食を抜くと1日の生活リズムが崩れてしまいます。
★摂取したい栄養素★
玄米やトマトに多く含まれている「GABA」を摂取するようにしましょう。
脳の機能を助けてくれます。
※食品なので、食後すぐに症状が改善するわけではありません。
3.適度に運動をする
毎日、適度に運動すると、心地よい疲労感が生まれ、睡眠もしっかり摂れるようになります。
軽めのウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を30分程度行うのがおすすめです。
市販薬でも改善できる?
自律神経失調症を直接よくする市販薬はありません。
質のよい睡眠を誘導するものや、「GABA」のサプリメントなどがありますので、薬剤師に相談の上、使用するようにしてください。
特に「既に薬を飲んでいる」方は注意!
普段から常用しているお薬がある方は、市販薬を使用しないでください。
主治医に相談の上、処方薬やサプリメントを使用するようにしてください。
それでも改善されない場合は…
生活習慣を整えても症状が中々改善されない場合は、病院で治療を受けることをおすすめします。
何かを変えなければ治らない可能性が高いため、治療を受けましょう。
疲労感・頭痛・微熱などの「全身症状」がでている方
⇒内科をおすすめします。
内科を探す
イライラ、焦り、憂鬱など「ストレス症状」が強い方
⇒心療内科をおすすめします。
心療内科を探す
「病気のサイン」のケースも
「とにかく体調が悪い」という症状が続く場合
慢性疲労症候群
甲状腺機能低下、機能亢進症
がん
など、病気のサインの可能性があります。
それぞれの症状を解説します。
病気① 慢性疲労症候群
継続的な微熱
関節痛
倦怠感
朝起きられない
といった症状があります。
このような症状が現れた場合、内科の受診をおすすめします。
内科を探す
病気② がん
体調不良
倦怠感
疲労感
食欲不振
痩せる
微熱
といった症状があります。
このような症状が現れた場合は、内科の受診をおすすめします。
内科を探す
病気③ 甲状腺機能低下、機能亢進症
体調不良
倦怠感
むくみ
脈が速くなる
痩せる
イライラする
息があらくなる
といった症状があります。
このような症状が現れた場合、内科の受診をおすすめします。
内科を探す
この症状は早く病院へ
急に元気が出なくなり、倦怠感や疲労が取れない、体の一部が腫れてきているなどがある場合は、要注意です。
病院で治療を受けるメリット
自律神経失調症が原因の場合
短期間での症状改善が期待できます。また症状によって治療法が用意されているので、必ず病院を受診しましょう。
他の病気が原因の場合
早期に発見して治療を開始することで、悪化を防止できる可能性が高くなります。
▼参考
厚生労働省e-ヘルスネット 自律神経失調症
合わせて読みたい
2020-05-21
初めて心療内科に行くけど…実際には何を話すの?
心療内科で初診を受ける際の流れについて、お医者さんに聞きました。
当日準備していくことをはじめ、初診でかかる料金、診断書はもらえるのかどうかも解説します。
心療内科の初診の流れ
初めてで緊張する方もいらっしゃるかと思いますが、基本は一般の内科などと変わりません。
問診→診察という通常の病院受診と同じ流れで行われます。
<治療開始までの流れ(一例)>
電話やウェブで予約
来院、問診表を書く
診察を受ける
必要であれば検査
治療の開始
心療内科の予約のしかた
電話予約が一般的かと思われますが、最近ではウェブ予約ができるところも増えてきています。
時間がなくて電話ができない、電話が苦手という方でも予約することができます。初診は日時が決まっているところが多いため、調べてから行くのがよいでしょう。
心療内科を探す
受診前に準備しておいたほうがいいことはある?
次のことが伝えられるように準備しておくと良いでしょう。
今、何に困っているのか
受診に至った経緯
いつから困っているのか
どのようなときに、どのような症状がでるか
思い当たるストレス要因 等
初診で聞かれること
(症状や状態にもよりますが)ストレス要因に関連するような質問をされる可能性があります。
例えば、家族との関係や本人の職業・仕事内容、交友関係や休日の過ごし方、趣味などの話です。あくまで関連のある事柄に対してなので、あまり言いたくないことは言わなくても大丈夫です。
いずれにしても専門家がお話を聞くので、安心して相談してみてください。秘密は守られます。
初診で持っていくもの
心療内科の初診には、次のものを持参すると良いでしょう。
保険証
お薬手帳(あれば)
現状「困っていること」や「医師に相談したいこと」を受診の経緯をスムーズに話せるようにメモを持っていくのもよいでしょう。
初診の費用目安
自己負担3割の方で、初診時は約2,500円~3,000円、2回目以降は1,500円程度です。
薬を処方された場合、診察とは別に薬代が5000円前後かかります。
検査を行った場合には別途1,000~3,000円かかりますが、検査の種類にもよります。
こんなときは、悩まず心療内科に相談してください
「ストレスで胃が痛い」「悩み事があり夜眠れず、不眠気味だ」「ストレスが多く髪が抜ける」「イライラが収まらない」などの症状がある場合は、早めに専門医に相談してみましょう。
心配事や悩み事、ストレスがあり、気持ちや情緒が不安定で「いつもと違う」と感じられているのであれば、受診することをお勧めします。
辛い、苦しい、不安な状態を長く我慢してしまうと、症状がより重いものになる可能性もあります。
早期受診のメリット
早期に治療を始めることで、治療期間が短く済む、正常な状態に戻るのも早くなる、通院の回数や医療費も安く済むというメリットがあります。
ストレスが要因の病気は特に、放置し続けることで症状が悪化してしまうケースが多く、うつ病もそのうちの一つです。
何よりも、軽い症状のうちに治療を受けた方が心身の負担もあまりかからずに済みます。
心療内科を探す
はじめての心療内科「よくある質問」
「診断書はもらえるの?」「心療内科に行ってはいけないと言われるのはなぜ?」
心療内科に関するよくある質問にお答えします。
質問1.診断書が欲しいのですが…
休職等の申請に診断書が必要な場合、すぐにもらえるものなのでしょうか?
診断書は本来診断がついて初めて発行されるものです。しかし診断書は医師に申し出れば、比較的速やかに発行されるところも多いです。
休職や職場に提出が必要な書類として、すぐに必要な場面が多いためです。病院によっては別に窓口が設けられている場合もあるため、受診の際に確認すると良いでしょう。
質問2.よく「心療内科に行ってはいけない」と言われるけど…
「行ってはいけない」「行ったら最後」と言われているのは、なぜなのでしょうか?
「行ったら最後」ということはありません。
そう言われるのは、精神科や心療内科のお薬を服用すると、患者さん自身の判断で勝手にやめることができず、飲み続けなければならないことが要因となっている可能性があります。
もしくは、薬の副作用が強くて日常生活により支障が出るなどという想像での発言かもしれません。
また、精神科・心療内科に行って診断を受けた時に、自分が精神病患者なのだと認めてしまうのが怖いと思ったり、周りの目を不安に感じる方もいらっしゃいます。
精神科や心療内科は、重い精神疾患を持つ人が行く場所というネガティブなイメージが少なからずあるというのが背景にあるようです。
つらい時は我慢せずに病院に行った方が良いのでしょうか?
ネット上でも多くの情報が錯綜していますが、自分の体の声を聞き、本当に辛い、苦しいと感じていて、日常生活に支障が出ているのであれば、相談だけでもいいので受診してみてください。
実際に、精神的な症状や心身症が現れているにも関わらず、受診を躊躇している方が多くいらっしゃいます。
しかし、自己判断で市販の漢方薬などの薬を飲み続けていたとしても、根本的な治療にはなりません。その点、専門の医師に相談することで、症状の要因をふまえた治療を受けることができます。
一人で抱え込まずにまずは相談してみましょう。
心療内科を探す
参考URL
・心療内科で初診を受ける場合の流れを分かりやすく解説!/ひだまりこころクリニック栄院
https://hidamarikokoro.jp/sakae/blog/心療内科で初診を受ける場合の流れを分かりやす/
・精神科・心療内科の診察料金 | こころみ医学
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/other/psychiatry/cost/
・診察にはどれくらいの費用がかかりますか? | 心療内科・精神科
https://namba-minato.com/faq/faq09/
・心療内科に行くべきかどうか迷う。受診すべき兆候とは?/神楽坂こころのクリニック
https://www.kagurazaka-mc.com/colum/psychosomatic-medicine/