もくじ
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「口を開けるとこめかみが痛い…なぜ？」
口を開けるとこめかみが痛むのは「顎関節症」の可能性があります。
顎関節症の症状や発症しやすい人の特徴、自分でできる対処法などについても解説します。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
もくじ
顎関節症の場合、
などの、いずれかの状態になっていると考えられます。
以下の項目に1個以上当てはまる場合は、顎関節症の疑いがあります。
顎関節症になると、
などの症状を伴うことがあります。
顎関節症は、顎の関節・筋肉に過度な負担がかかっている状態です。
その結果、頭部を支えるバランスが崩れて首の筋肉が緊張した状態になり、肩こりや頭、首の痛みを生じることになります。
顎関節症は
に多く見られます。
過度のストレスは顎の筋肉の緊張を招くため、顎関節症を発症しやすくなります。
歯ぎしり・食いしばりで強く噛みしめると、顎関節に負担をかけて顎関節症を発症しやすくなります。
うつぶせ寝で顎が押された状態になると、顎に負担をかけて顎関節症の発症につながります。
頬杖は手で顎を押さえつけることになるため、顎関節に負担がかかって顎関節症を発症しやすくなります。
ただし、セルフケアを2週間以上行っても改善が見られないときは、歯科での治療をおすすめします。
などで顎関節症の改善が期待できます。
といった習慣を心がけると、顎への負担が軽減されます。
寝るときは仰向けの姿勢になるのがおすすめです。
また、顎関節症が良くなるまでは、ガムやスルメなど噛むのに時間や力がかかる食べものは避けましょう。
ただし、痛みが強い場合には無理に行わないでください。
また、医療機関で正しいやり方を教えてもらってから行うことをおすすめします。
※朝晩10〜15回行いましょう。
ただし、痛みが強い場合には無理に行わないでください。
また、医療機関で正しいやり方を教えてもらってから行うことをおすすめします。
上記は「顎関節に負担をかけやすい行動」です。
症状が落ち着くまでは避けた方が良いでしょう。
顎関節症を疑うときは、一度歯医者で診てもらいましょう。
特に「2週間以上改善が見られない」「日に日に悪化している」場合は、早めの受診をおすすめします。
口が大きく開けられなくなるなどの重症化を予防できるため、治療費も安く済み、治療期間も短くなるなどのメリットが期待できます。
こんな症状は歯医者で相談を
また、痛みのせいで顎をあまり使わないでいると、顎関節が固まってしまう場合もあります。
重症化すると、大がかりな治療が必要になるケースもあるので要注意です。
歯科では、
などを伝えましょう。
生活指導や理学療法、マウスピースの作成、薬物療法などによって、症状の改善を図ります。顎関節症が悪化して元の状態に戻らない場合、手術が必要になることもあります。
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