サラダしか食べてないのに痩せないのは「当たり前」逆に太る原因に!

更新日:2023-02-06 | 公開日:2022-01-14
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サラダしか食べてないのに痩せないのは「当たり前」逆に太る原因に!

「サラダのみの食事を続けているのに、痩せない…」
「なんで痩せないの…?」

サラダしか食べていないのに痩せない理由を、栄養士さんに聞いてみました。
ダイエットにおすすめのサラダや、“痩せやすい体”をつくるおすすめの食事についても詳しく解説します。

監修者
望月 理恵子 先生

株式会社Luce
管理栄養士

望月 理恵子先生

経歴

株式会社Luce代表/健康検定協会理事長、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。

なぜ?サラダしか食べていないのに痩せない…

サラダのみの食事を続けているのですが、痩せません…これはなぜなのでしょうか…??
女性
専門家女性
それは、身体を動かすエネルギー源が、野菜からはあまり摂取することができないためです。
エネルギー源が摂取できないと、食べているのに“飢餓状態”になってしまい、身体は栄養分を溜め込んでしまいます。

サラダのみの食事をしていて「痩せない原因」として、

  • 基礎代謝が落ちている
  • 気づかぬうちに下痢や便秘を引き起こしている
  • 食事誘発性熱産生が十分できていない

といったことが考えられます。

原因① 基礎代謝が落ちている

専門家女性
野菜のみの場合だと食べているのにエネルギー不足に陥ります。
エネルギー不足に陥ると、体は筋肉を分解して体の機能を維持しようとします。
すると代謝能力が衰え、消費が促せなくなるため痩せにくくなってしまいます。

生の状態で食べることが多い野菜は、体を冷えさせてしまい代謝が低くなり、結果痩せにくい体質になることがあります。

原因② 気づかぬうちに下痢や便秘を引き起こしている

専門家女性
代謝が落ちた状態で、食物繊維を取り過ぎると、消化不良を起こします。

体に不要なものを便として排泄が出来ず、栄養分の吸収が衰えた状態になってしまうと、食事をしていても必要な栄養分を吸収できず、代謝が低くなり痩せにくくなってしまいます。

原因③ 食事誘発性熱産生が十分にできていない

専門家女性
サラダには、たんぱく質、炭水化物、脂質がほとんどないため、体で熱を作れない状態になってしまいます。

人体は、たんぱく質、炭水化物、脂質を摂ると、代謝の際に熱を発します。(エネルギーとしては使えない熱量)
野菜のみではそれを行うだけの十分なエネルギーが確保できないため、この代謝機構を期待することが出来ません。

“食べないダイエット”は逆効果になりやすい

専門家女性
「食べないダイエット」を行うことで筋肉量が維持できなくなり、体重の数値的に痩せているだけとなります。その結果リバウンドすることが多いです。

また、空腹状態から何かを食べた際は、少量でも急激な血糖上昇となりやすく、脂肪を溜め込みやすい体になります。

極端な食事制限を続けることで、摂食障害に繋がる事もあります。しっかり質のよいものを食べて痩せることを意識しましょう。

ダイエット向きのサラダ・向いていないサラダ

ダイエットにおすすめのサラダの例

  • チキンサラダ
  • シーチキンサラダ

脂質が少ないたんぱく質食材(鶏のムネ肉・赤身魚など)が、手のひら1/2〜1つ分程度トッピングされているものがよいでしょう。

ダイエットに向かないサラダの例

  • マカロニサラダ
  • パンプキンサラダ

など、芋、かぼちゃ、パスタをメインに使用したものは野菜が少ないうえ、マヨネーズであえているものも多いです。
食物繊維源ではなく、糖質や脂質源となってしまうためダイエットには不向きでしょう。

さらに、マヨネーズやドレッシングなどをたっぷりかけていれば、太りやすくなります。
健康に良いと言われているノンオイルドレッシングや、亜麻仁油やオリーブ油でも、結局は油ですので、適量使用を心がけましょう。

“痩せやすい体”をつくるおすすめの食事

専門家女性

「痩せやすい体」をつくるためには、

  • 炭水化物を極端に減らす必要はない
  • たんぱく質をしっかり摂る
  • 1日1.5L程度の水を飲もう

といったことを、気を付けるとよいでしょう。

ポイント① 炭水化物を極端に減らす必要はない

専門家女性
食事や食事の中の炭水化物を極端に抜く前に、アルコール間食など、過剰となっているものの見直しをしましょう。

必要な栄養分を抜くと、痩せる時にエネルギーが不足していると痩せにくい身体になってしまいます。

まずは、過剰になっているものや、体を維持するために必須ではないものを削除していくことを意識するとよいでしょう。過剰エネルギーが減り、痩せやすくなります。

ポイント② たんぱく質をしっかり摂る

専門家女性
など、たんぱく質が豊富なものを食事に揃えるようにしましょう。

たんぱく質は、筋肉量の維持や代謝アップに貢献する栄養素のため、痩せた時に筋肉の減る量が少なく引き締まって痩せることができます。

ポイント③ 水分を補給しよう

専門家女性
1日平均1.5Lの水をこまめに補給するとよいでしょう

脱水していると、むくみやすくなり、便通も悪くなります。
結果体重が落ちにくくなることがあります。

“痩せやすい体”づくりは「食べ方も重要!」

専門家女性

食事内容だけではなく、

  • 食物繊維やたんぱく質を最初に食べる
  • ゆっくりよく噛んで食べる
  • 食事の時間をはやめよう

といったことを意識すると、「痩せやすい体づくり」をすることができます。

ポイント① 食物繊維やたんぱく質を最初に食べる

専門家女性
野菜・海藻・きのこ類などの食物繊維や、肉・魚などのたんぱく質から食べ進めてください。

できれば、ご飯やパンなどの炭水化物を食べるのはその後にするとよいでしょう。
炭水化物(糖質)の多いものは血糖値を上昇させやすくなります。食後高血糖のリスク低減=糖尿病予防のカギになります。

ポイント② ゆっくりよく噛んで食べる

専門家女性
一口が無くなるまで、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。

箸休めなどもしながら食べるとよいでしょう。

時間をかけるればかけるほど、満腹中枢への刺激になり、食欲のコントロールがつきやすくなります。

ポイント③ 食事時間のリズムを整えよう

専門家女性
朝食を欠かさず食べるようにし、夕食は19時頃までに摂るようにしましょう。

朝食を食べることで体内時計のリセットに役立つ他、夜の満腹を避けることで睡眠の質が上がり代謝アップに繋がります。

また、夜は朝よりも血糖値が上がりやすいので、遅くの食事は太りやすくなります。
できるだけ早めに夕食を済ませましょう

基本は腹8分目で、朝昼の食事はしっかりと摂り、夕食は少し軽めに摂るように意識をしましょう。

「少しでも運動する」と…結果がでやすい!

専門家女性
ダイエットには食事だけではなく、運動をすることも大事です。
まずはスクワットを取り入れてみましょう。

効率よく大きい筋肉を鍛える動きがスクワットには備わっています。
自体重で行えるため安全に結果を出しやすいのもメリットとなります。

またダイエットをしている間は、姿勢を正して早足で歩くトレーニングも取り入れてみましょう。
継続しやすい運動な上、代謝アップや、姿勢不良の改善、リフレッシュ効果も見込めるためおススメの方法です。

トレーニングの方法

胸を開いて、顎を軽く引いて姿勢を正しましょう。(腕は自然に動かしましょう)
この時、息を吐いてお腹を凹ました状態をキープしながら呼吸すると、腹横筋を鍛えることにも繋がります。

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