「代謝が悪くて汗もかかないし、痩せにくい…」
「代謝のいい体になりたい…!」
代謝が悪い人のダイエットでおすすめの方法を、栄養士さんに聞いてみました。
食べるとよい食材や見直すべき生活習慣なども解説します。
監修者
経歴
株式会社Luce代表/健康検定協会理事長、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。
“代謝が悪い”と…どうなる?
代謝が悪いと、太りやすく痩せにくい体になってしまいます。
これは摂取した栄養素をエネルギーに変えにくく、カロリーを消費しづらいためです。
反対に代謝がよいとカロリーをよく消費するため、痩せやすく太りにくい体になります。
代謝が悪い=痩せられないではない
「代謝が悪いから痩せられない」と諦める必要はありません。
痩せる方法は至ってシンプルで、消費カロリー>摂取カロリーとなればよいのです。
生まれ持った体質を変えることは難しいですが、行動は変えることができます。
自身に合ったダイエット方法を見つけてみましょう。
【セルフチェック①】あなたの代謝はいい?
代謝が悪い人
(太りやすい人)
|
- 冷えやすい
- 体温が低い
- 肌が荒れやすい
- 便秘
- 疲れやすい
- 低血圧
- 生理不順
など
|
代謝がよい人
(太りにくい人)
|
- 筋肉量が平均以上
- むくみにくい
- 便通がよい
- 汗をかきやすい
など
|
【セルフチェック②】代謝が悪い人の生活習慣の特徴
代謝が悪い人は、
- 無理なダイエットをしている
- 運動不足
- 寝不足
などの生活習慣を送っているケースが多くみられます。
生活習慣① 無理なダイエットをしている
無理なダイエットをしていると、栄養不足に陥りやすいです。
代謝に必要な栄養素を補給できなくなると、代謝が悪くなってしまいます。
生活習慣② 運動不足
基礎代謝量は筋肉量に比例します。
運動不足の人は筋肉量を減るため、代謝を悪くなって痩せにくくなってしまいます。
「姿勢が悪い人」も要注意!
姿勢が悪いと体の筋肉が効率よく使われないため、代謝が悪くなりやすいです。
猫背などに心当たりのある人は、普段の姿勢に気をつけましょう。
生活習慣③ 睡眠不足
睡眠中には代謝をサポートする「成長ホルモン」が分泌されるため、睡眠不足も代謝を悪くする要因となります。
また、食欲を抑える「レプチン」というホルモンも睡眠中に分泌されるため、睡眠不足が食べ過ぎを招くケースもあります。
“代謝が悪い人”のダイエット方法
代謝が悪い人は、
- 水をこまめに飲む
- 「たんぱく質」「ビタミンB1、B2」を積極的に摂る
- 筋トレをする
- 有酸素運動をする
- 体を温める
といったダイエット方法がおすすめです。
また、最後に「ダイエットが続かない…」と悩む方におすすめの方法も紹介しています。
方法1. 水をこまめに飲む
「常温の水」または「白湯」を1日7〜8回(1回200ml)こまめに飲むようにしましょう。
十分に水分補給を行うと筋肉にも血液が流れやすくなるため、筋肉量を上げるのに役立ちます。
また、全身の血の巡りも良くなり、代謝アップにつながります。
\「冷たい水」は避けましょう!/
冷たい水を飲むと、体が冷えて血液の流れが悪くなります。
血行不良で細胞に栄養素や酸素が行き渡りにくくなると、代謝が下がる原因になります。
方法2. 「たんぱく質」「ビタミンB1、B2」を積極的に摂る
- 「たんぱく質」 … 筋肉を作る材料になる
- 「ビタミンB1」 … 糖質の代謝を促す
- 「ビタミンB2」 … 脂質の代謝を手助けする
といった働きがあり、代謝のよい体作りをサポートしてくれます。
これらの栄養素を含む食材を意識して食べるようにしましょう。
特に「たんぱく質」は、できれば毎食取り入れましょう。
基礎代謝を上げるためには、筋肉量を増やすことが近道です。
栄養素
|
豊富に含まれる食材の例
|
たんぱく質
|
赤身肉/魚類/卵 など
|
ビタミンB1
|
豚肉/大豆/など
|
ビタミンB2
|
卵/レバー/うなぎ など
|
方法3. 筋トレをする
2~3日に1回、腕立て伏せやスクワット、ダンベルを使った筋肉トレーニングを行いましょう。
筋トレで筋肉量が増えると、基礎代謝を上げることができます。
\筋トレは毎日やらなくてOK!/
筋力アップには、傷ついた筋肉をしっかりと回復させることが大切です。
筋肉が疲れた状態でのトレーニングは、筋肉の強化をかえって阻害してしまうといわれています。
筋肉は2~3日で疲れから回復すると言われているため、筋トレは数日に1回程度がおすすめです。
方法4. 有酸素運動をする
サイクリングやジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れましょう。
週に3回以上、20~30分程度取り組むのがおすすめです。
有酸素運動で全身の血液の流れが良くすると、代謝量を上げることができます。
\やり過ぎは逆効果になることも!/
頑張りすぎて体重が減ると、筋肉量も減って基礎代謝も減ってしまいます。
適度に取り組むようにしましょう。
方法5. 体を温める栄養素を摂る
「カプサイシン」が含まれる唐辛子や、「ビタミンE」が豊富なナッツ類、かぼちゃなどの食材を取り入れましょう。
カプサイシンには脂肪を燃やして代謝を上げる働きがあり、ビタミンEは毛細血管を広げて血液の流れを良くする働きがあります。
いずれも代謝を上げるのに役立つ栄養素なので、意識して取り入れるようにしましょう。
※胃の調子が悪いと唐辛子は刺激になるので避けましょう。あくまでも調子のよいときにおすすめの方法です。
ダイエットって続かない…そんな人へ!
ダイエットのプロの手を借りるのもおすすめです。
ジムやスクール、カウンセリングなどを活用することで自身に合った食事や運動を管理してもらえるため、結果が出やすいでしょう。
自己判断で行う無理なダイエットは、さらに代謝を悪くして痩せにくい体にしてしまうこともあります。
食事と運動をバランスよく組み合わせて行いましょう。
合わせて読みたい
2022-03-31
「何をしても痩せないのは、ホルモンバランスが関係してるの?」
「この場合どのように対処したらよい?」
ダイエットをしているにもかかわらず全然痩せないのは、ホルモンバランスが関係しているのか栄養管理士さんに聞いてみました。
”ホルモン太り”の基本対処法、ホルモンの種類ごとのダイエット方法なども解説します。
何をしても痩せないのは「ホルモンのせいかも」
ダイエットをして食事にも気を遣っているのに全然痩せません。
ホルモンバランスが関係しているかもしれないって本当ですか?
100%そうとは言い切れないのですが、ホルモンバランスが崩れると、代謝が悪化して、脂肪を溜め込みやすい体質になる可能性があります。
そのような状態の場合、食事に気を遣ってもダイエットの結果が出にくくなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ予防はシンプルです。
規則正しい生活をする
睡眠は十分にとるようにする
バランスのよい食事を心がける
適度な運動を行う
といったことを行うとよいでしょう。
あなたはどれ?ホルモン太りタイプ別チェック
ホルモン太りにも、3つのタイプに分けることができます。
あなたはどのホルモン太りタイプでしょうか?チェックしてみてください。
タイプ
特徴リスト
①女性ホルモン減少型
動悸や息切れがする
肩がこり、疲れやすい
眠りが浅い、眠れないことがある
間食がやめられない
②ストレスホルモン増加型
ストレスの多い職場で働いている
考え込んでしまう
睡眠時間が短い
生活リズムが一定でない
疲れが溜まっている
自分の時間がない
③甲状腺ホルモン異常型
常にだるく、元気がない
むくみやすい
便秘気味
首あたりに圧迫感がある
タイプ① 女性ホルモンの減少型
女性ホルモンが減少することで糖や脂肪の代謝が悪くなり、太りやすい身体になっています。
女性ホルモンは、体内の様々な機能の調整を行っています。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2種類があり、これらは糖や脂肪の代謝にも関与しています。特にエストロゲンにはコレステロールを減らす働きがあります。
また、喫煙も女性ホルモンを減少させてしまいます。
「女性ホルモンの減少型」におすすめのダイエット
生理周期が乱れていたら、
規則正しい生活
バランスの取れた食事
しっかりと6~8時間の睡眠をとる
など生活の改善を行い、正しい生活サイクルに戻すことをおすすめします。
他にも
体を冷やさない
ストレッチやマッサージをする(血流がよくなるように)
腸内環境を整える
大豆製品を食べる
節煙・禁煙する
といったこともおすすめです。
ホルモンは血流に乗って体内の作用する場所へ移動します。
血行が悪いとホルモンが行くべき場所へ行けなくなってしまい、結果的に代謝量の低下につながる可能性があるため、季節に関わらず身体は冷やさないようにしましょう。
朝や夜にストレッチを行う習慣をつけると、基礎代謝を上げる助けとなるのでおすすめです。
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た化学構造をしており、食べることで女性ホルモンの減少を補うのではないかと期待されています。
納豆や豆腐など+1品しやすい食材でもあるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
その② ストレスホルモンの増加型
ストレスホルモンが過剰に分泌されることによって太りやすい身体になってしまいます。
ストレスが原因で分泌が増えるホルモンには数種類ありますが、特に「コルチゾール」
というホルモンは、慢性的に分泌されると糖新生(※1)を促進させ、インスリン抵抗性(※2)を高めます。
※1糖新生とは
体内の糖質でない物質(タンパク質や脂質等)から糖質を生成することをいいます。糖新生が過剰に行われてしまうと、筋肉が減ってしまい、代謝が低下して痩せにくい身体になってしまいます。
※2インスリン抵抗性とは
体内の糖質を筋肉や内臓、脂肪組織に取り込むのを促進するホルモンです。インスリン抵抗性とは、インスリンが効きづらくなる状態のことをいいます。筋肉や内臓でインスリンが効きづらくなると、脂肪組織への糖質の取り込み量が多くなります。
そうすると、脂肪組織が大きくなり、結果的に肥満に繋がってしまいます。
「ストレスホルモンの増加型」におすすめのダイエット
毎日少しでも身体を動かす
半身浴でリラックスする
深呼吸をする
しっかりと睡眠をとる
といったことを意識しましょう。
少しでも身体を動かすことはストレス解消になります。
ランニングなどの運動はもちろん、ウォーキングでも十分にストレス解消効果があります。
20分以上歩くことで、ダイエットにもなります。
半身浴もおすすめです。
寝る前に半身浴を行うことで、眠りにつきやすくなります。継続して行うことによって体温が上がり、基礎代謝が上がるといわれています。
また、寝不足や夜更かしは、自律神経を乱し、ストレスホルモンを増加させる原因となります。できる限り毎日決まった時間に就寝・起床するようにしましょう。
その③ 甲状腺ホルモンの異常型
甲状腺ホルモンの分泌が減少すると、代謝が低下してしまい痩せにくく太りやすい身体になってしまいます。
甲状腺ホルモンは内臓や脳など全身の臓器に作用して、代謝の調整をするホルモンです。
甲状腺ホルモンの分泌量が増えると代謝が高まり、興奮状態になります。
「甲状腺ホルモンの異常型」におすすめのダイエット
なるべくストレスを溜めない
減煙・禁煙をする
睡眠時間を一定にする
1日3食食べる
など、できることから行ってみてください。
ただ、病気が隠れていることもあるので、念の為内科、または内分泌内科で相談しましょう。
全てに共通することですが、ストレス・喫煙・不規則な生活リズムによって、ホルモンバランスは崩れます。
あまりに疲れ・だるさがひどいときには、病院を受診しましょう。
ホルモンを味方につけて、正しいダイエットを!
ストレスは女性ホルモンを減少させる原因となります。
なるべくストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
「ストレスで月経不順になる」ということは聞いたことがあるかと思います。
これは、女性ホルモンの分泌が減少している状態ともいえます。
また、女性ホルモンには分泌サイクルがあり、時期によってダイエットの効果が出やすい時期とそうでない時期があります。
エストロゲンの分泌量が増加している生理終了から排卵の前までの時期は1か月サイクルの中で一番痩せやすい時期です。その時期に効率良く痩せられるよう、周期の安定をまずは目標にしてみてください。
▼参考
高橋一広「2女性の健康とエストロゲン」日産婦誌60巻9号研修コーナー
宮澤節子,長浜幸子編「新編応用栄養学実習-健康なライフステージのために-」株式会社学建書院,2019年3月.
内田さえ「エストロゲンの機能とストレス~生涯を通じて健康を維持するために~」国際抗老化再生医療学会雑誌第2巻(11-18),2019
柳瀬敏彦,野見山崇,田邉真紀人「内分泌疾患に続発する肥満症」日本内科学会雑誌104巻4号
一般財団法人日本内分泌学会「橋本病(慢性甲状腺炎)
MDSマニュアル家庭版「甲状腺機能低下症」
合わせて読みたい
2022-03-31
「ランニングでお腹は痩せないの…?」
「お腹の脂肪を落とす方法を教えて!」
ランニングでお腹の脂肪を落とすことは可能なのかを栄養管理士さんに聞いてみました。
ランニングによって、落ちやすい脂肪や、お腹に効くランニングフォーム、運動メニューについても詳しく解説していきます。
ランニングで「お腹が痩せにくい」理由
ランニングでダイエットしているのですが…お腹が痩せません!
ランニングのような有酸素運動をしても、お腹の脂肪が落ちるまでには、時間がかかることが多いです。
個人差がありますが、基本的には肝臓から遠い場所から脂肪が落ちていきます。
具体的には、手首→ふくらはぎ→二の腕→太もも→お尻→お腹の順で痩せていく傾向があります。
今は焦らず、ランニングを続けましょう。
ランニングは全身を使う有酸素運動のため、お腹の脂肪を落とすことが可能です。
全身の脂肪をゆっくりと減っていく中で、お腹の脂肪も落ちていきます。
お腹のお肉がつまめる「皮下脂肪タイプ」の人は、時間がかかることも…!
ぽっこりとお腹周りだけ出ている「内臓脂肪タイプ」は、ランニングでもお腹の脂肪が落ちやすいです。
ただし、お腹周りだけでなく体全体に脂肪がついている場合は、「皮下脂肪タイプ」です。この場合、お腹の脂肪が落ちるのに時間がかかります。
ぽっこりお腹に”効く”ランニングフォーム
体の軸をまっすぐにし、背筋を伸ばしやや前傾姿勢になります。
肩の力を抜き上半身はリラックスした状態にします。
目線は正面にし、左右の重心のバランスを取りながらまっすぐ走りましょう。
正しいフォームでランニングすると疲れにくくなります。
疲れにくくなると、長距離を走れるようになるため、効率的に脂肪を燃焼し、お腹痩せにもつながります。
空腹時のランニングがおススメ
お腹痩せを効果的に行うためには、空腹時にランニングすることがおすすめです。
空腹の状態で走ると体に貯蔵された糖質が少ないため、脂肪をエネルギーとして効率的に使うようになります。そのため、お腹痩せにも効果的です。
また食後でも、1時間ほど経ってからランニングを行うことで、食べたものを効率的にエネルギーとして使うことができるので、お腹の脂肪蓄積予防になります。
また、ランニングだけで消費エネルギー量を増やすのではなく、「他の運動と組み合わせる」「生活の中で消費エネルギー量を増やす」といった工夫を併せて行うとさらに効率的です。
「筋トレ」を組み合わせるのがおすすめ!
ランニングは、大体30分以上行わないとエネルギー消費量を確保できません。
そのため、短時間の運動でもエネルギー消費量の多い「筋トレ」を組み合わせて行うようにしてください。
筋トレをプラスすると、より多くのエネルギーを消費することができるため、効率的に脂肪を減らすことができます。
お腹をグッと引き締め!運動メニュー
ランニング以外の「お腹を引き締める運動」メニューとして、
全身運動:バーピー
プランク
ドローイン
といったことがおすすめです。
その① 全身運動:バーピー
その場にしゃがみ、両手を床に着け軽くジャンプして、両足を後ろにのばします。
その後、両手を上に伸ばしながら、その場でジャンプし元の位置に戻ります。
30秒全力で行い、1分程度インターバルを取ります。これを3セット、週2~3回を目安に行いましょう。
バーピーは強度の高い運動なので、筋肉を休ませるためにも休息日をはさみながら無理のないペースで継続しましょう。
\ポイント!/
食前に行うことで、より効率的に脂肪燃焼を行うことができます。
また、運動後に食事でたんぱく質を補給することで、効率的に筋肉をつけることができます。
その② プランク
うつぶせになり、両肘を床に着け上半身を起こします。
脚は、つま先を立てて下半身を持ち上げ、頭から全身が一直線になるよう姿勢をキープします。
1回20秒からスタートし、少しずつ姿勢をキープする時間を伸ばしていきましょう。インターバルを取りながら、1日に3セットくらいを目安に行いましょう。長時間行うよりも正しい姿勢をキープすることを意識して行った方が効果的です。
プランクは、強度がさほど高くない運動なので、毎日行っても問題ありません。
\ポイント!/
食後2~3時間後に行った方が、体にたんぱく質が補充されている状態なので、筋肉が分解されず効果的に鍛えることができます。
その③ ドローイン
床にあおむけに寝たら膝を立て、両手は床に着ける姿勢になります。
鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。
その後ゆっくりと息を吐いて、お腹を凹ませます。
はじめは2日に1回程度のペースからはじめ、慣れて来たらできるだけ毎日5分程度行うようにし継続して行いましょう。
継続して行うことで、インナーマッスルが鍛えられ、姿勢も正しくなり、お腹がへこみやすくなります。
自分にとってやりやすいタイミングで行い、継続させることが大切です。
さらに…食事コントロールもすれば完璧!
有酸素運動や筋トレなどの運動で消費ネルギーを増やすとともに、食事での摂取エネルギーの調整を行うとより効率的に痩せることができます。
消費エネルギー量を増やしていても、それ以上に摂取エネルギー量が多ければ痩せることはありません。そのため、食事の調整を行い、消費エネルギー量より摂取エネルギー量が下回るように調整しましょう。
▼参考
e-ヘルスネット