もくじ
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「メタボリックシンドロームの治療法って何をおこなうの…?」
「メタボの改善方法を知りたい!」
メタボリックシンドロームの「定義」や、どのように治療するのかをお医者さんに聞いてみました。
また、「メタボを放置するとどうなる?」、「治療は何科を受診すればいい?」といった疑問にもお答えします。
メタボリックシンドロームの原因は、運動不足・食生活の乱れ(過食)などにより、内臓脂肪が蓄積されることだと考えられています。
また遺伝的要因が関与して発症するケースもあります。
血圧 |
収縮期血圧130mmHg以上 または拡張期血圧85mmHg以上 |
血糖 |
空腹時血糖110mg/dl以上 |
※血清脂質(高脂血)
高トリグリセライド血症:中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dl以上
または低HDLコレステロール血症:HDLコレステロール40mg/dl未満
メタボリックシンドロームを治すために大切なことは、基本的な生活習慣の改善です。
ことが重要です。
※これらに加えて、薬を使った薬物療法もあります。
意識したい「6つのルール」
▼1日の適正エネルギー量の例
運動量 |
エネルギー摂取量の目安 |
デスクワーク・軽作業が多い人 |
標準体重×25~30kcal/kg |
普通の労作(立ち仕事が多い職業など) |
標準体重×30〜35 kcal/kg |
重い労作(力仕事が多い職業など) |
標準体重×35〜kcal/kg |
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/78/4/78_237/_pdf/-char/en
メタボ改善に「こんなメニューがおすすめ!」
お米は、炭水化物で糖質に分類され、効率的にエネルギーに変換されます。
魚類には、中性脂肪値を低下させるEPA・DHA等が豊富に含まれています。
野菜類は、高血圧予防に有効とされるカリウムや、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑え肥満を予防する作用が期待できる食物繊維を豊富に含んでいます。
1回30~60分程度、週に2~5回を目安に軽く汗をかく運動を行うとよいでしょう。
日常生活では、歩行等の運動を1日1時間以上行うことが推奨されています。
<ウォーキングのポイント>
生活習慣の改善のために、
といったことを意識するとよいでしょう。
▼「十分な睡眠」について
1日7時間以上は睡眠時間を確保するようにしてください。
慢性的な睡眠不足状態の場合、空腹時の血糖値が上昇し基礎インスリンの分泌能が低下する等が起こり、メタボリックシンドロームのリスクが高まると考えられています。
▼「禁煙」はなぜ重要?
喫煙は、コルチゾール等のホルモンの影響や、喫煙に付随した過食や運動不足を介して、内臓脂肪の蓄積を誘発すると考えられています。
また、脂肪組織から分泌されるリポプロテインリパーゼやサイトカインに影響を与え、糖代謝や脂質代謝異常を起こすと考えられています。
といった場合は、薬物療法が検討されるケースがあります。
治療には、サノレックス(抗肥満薬)という薬剤が使用されます。
薬の使用期間は最長で3ヶ月間とされています。
また、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)、防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)といった漢方薬が使用されるケースもあります。
受診の際は、
等について伝えることで診察がスムーズに進行します。
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