心が壊れる前兆|心が壊れると顔つきが変わる?病院は何科?受診目安も

更新日:2022-12-27 | 公開日:2022-07-04
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心が壊れる前兆|心が壊れると顔つきが変わる?病院は何科?受診目安も

最近、ストレスで心も体もつらい…。
そろそろ限界かも…。

「心が壊れる前兆」をお医者さんに聞きました。
心が壊れそうなときに出る症状や行動の変化、うつ病の人の顔つきの特徴も解説します。

放置していると、気持ちの落ち込みがひどくなり、生活に支障をきたす場合もあります。
心当たりのある症状がないかチェックして、早めに病院を受診しましょう。

監修者
経歴

福島県立医科大学卒業

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

いくつ当てはまる?「心が壊れる前兆」

精神面の症状

  • 集中力の低下
  • 落ち着けない
  • ぼーっとしてしまう
  • 気持ちが上がらず、何事もやる気が出ない
  • 楽しいと感じることがない
  • 小さなことでも、すごく落ち込んでしまう
  • 悪いことばかり考えてしまう
  • 自分を責めてしまう
  • イライラする
  • 怒りっぽくなった
  • 不安感が強い

体の症状

  • 疲れているのに眠れない
  • 寝てもすっきりしていない・熟睡できない
  • 体がだるい・動かしにくい
  • 食欲が出ない
  • 過食
  • のぼせ・冷えが常にある
  • 頭痛・動悸を感じる
  • 下痢・便秘が多い
  • めまい
  • 体調がよいと感じる日が減った・常に体調が悪い

行動の変化

  • 浪費が激しくなる
  • ギャンブルが止まらなくなる
  • アルコール量が増える
  • 喫煙量が増える
医師女性
上記の項目に5つ以上当てはまり、「自分で自分をコントロールできない」ことが続いている方は、ストレスで心が壊れそうになっている可能性が高いです。

心が壊れる前兆は、精神面だけでなく体の不調としても現れます。
体の症状が起こるのは、全身の機能に関わっている「自律神経」が、過度のストレスで乱れてしまうからです。

また、心の調子が不安定になることで、飲酒量が増えたり、行動が大胆になったりする方もいます。
「自分らしくない行動が増えた」という場合も、心の状態に注意したほうがよいでしょう。

うつ病になると「顔つきが変わる」ってホント?

うつ病で起こる「顔つきの変化」

 

  • 無表情
  • ぼんやりした顔
  • 悲しげな顔
  • 作り笑い
  • 元気がない(顔色が悪い)
医師女性

うつ病になると、表情が乏しくなります。

自分では表情を変えているつもりでも、周りの人に「無表情」と思われることが増えていきます。

社会生活を送っていると、その場の雰囲気に同調して笑ったり、表情を変えたりすることがあるでしょう。
しかし、うつ病の方は常に同じような顔をすることが多いため、「ぼーっとしている」「元気がない」といった印象を持たれます。

さらに、睡眠障害や食欲の低下などの体の不調が出てくると、「顔色が悪くなる」「顔の表情が暗くなる」といった変化が現れることも多いです。

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このまま放置すると…どうなる?

医師女性

そのまま放置して心が壊れてしまうと、

  • 仕事や学校へ行けなくなる
  • 強い不安感で出歩けなくなる(パニック発作など)
  • 「死にたい」という気持ちが強くなる(うつ病など)

といった状態に陥る恐れがあります。

また、心だけでなく、頭痛・下痢といった体の不調が頻繁に出ることで、生活に支障をきたしてしまうケースもあります。
心身の不調を慢性化させないためにも、心が壊れる前に対処することをおすすめします。

心を守るために、まず「ストレスの原因」から離れよう

医師女性

自分の心を守るには、

  • 学校・職場
  • 仕事
  • 人間関係

といった「ストレスの原因」から離れることが大切です。

ストレスの原因は、人間関係や会社・学校などの「定期的に訪れる場所」であることが多いです。

責任感の強い人ほど、「休んだらいけない」「逃げたらいけない」と感じてしまうものです。
心身に不調が出ているのであれば、まずはご自身の心の安定を第一に考え、その場所から離れましょう。

こんなときは病院で相談してみよう

医師女性
  • ストレスの原因から離れられない
  • 仕事を休みたいのに、休めない
  • 心や体の不調がひどくなってきた

といった場合は、早めに病院で相談しましょう。

上記に当てはまる方は、心のサポートが必要な状態です。
自分一人で受診するのが難しければ、家族やパートナー、友人に連絡をして連れて行ってもらいましょう。

病院で相談すると、カウンセリング・薬の処方などを通して、症状の改善を図ってもらえます。
また、仕事を休む必要がある方のために、診断書を発行するケースもあります。

※診断書の発行は自由診療となります。

「精神科?心療内科?」病院は何科?

医師女性
  • 精神的な症状が強い人は「精神科
  • 体の不調を伴う(頭痛・下痢など)人は 「心療内科

で受診するとよいでしょう。

※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。

精神科・心療内科は、患者さんが気持ちを楽に保てるようにサポートしてくれる診療科です。
心身の不調に精通した医師・スタッフが対応してくれるので、安心して受診してくださいね。

医師に伝えるポイント

  • 症状が気になり始めた時期
  • 症状が出やすい時間・季節・天候
  • ストレスを感じる場面・原因
  • 服用している薬

受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進みます。

現在、飲んでいる薬がある場合は、お薬手帳を持っていくか、メモしたものを持参しましょう。
薬を使った治療の効果を上げるために、必要な情報になります。

精神科を探す

心療内科を探す

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