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部分入れ歯を周りに知られたくない…。
目立たないタイプは、保険適用される?
「目立たない部分入れ歯」は保険適用になるかどうか、歯医者さんに聞きました。
部分入れ歯の種類別の費用目安や、それぞれのメリット・デメリットについても詳しく解説します。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
保険が適用される部分入れ歯は、「レジン床義歯」と呼ばれるタイプのものです。
レジン床義歯は、残っている歯に「金属の留め金」をかけて固定します。
そのため、前歯など「口を開いたときに見える部分」に使用する場合には、どうしても金具部分が目立ってしまいます。
※入れ歯の位置が奥歯であれば、それほど目立ちません。
保険適用内で見た目の要望に応えてほしいのであれば、歯科技工士が在籍している歯科を探すのも一つの手です。
しかし、微調整ができるとはいえ、金具部分を完全に見えなくすることはできません。
また、歯科技工士が在籍している歯科もそこまで多くないため、アクセス面などで通いづらいケースもあるでしょう。
どうしても目立たせたくないのであれば、金具を使用しない「保険適用外の部分入れ歯」を検討することをおすすめします。
部分入れ歯の例 |
目立つ度合い(★) |
費用 |
レジン床義歯 |
★★★★★ |
3,000〜10,000円程度 |
ノンクラスプデンチャー |
★ |
15万円〜 |
金属床義歯 |
★★ |
20万円〜 |
「レジン床義歯」の費用は、入れる歯の本数にもよりますが、5,000円〜15,000円程度です。
保険適用外の「目立たないタイプの部分入れ歯」は、15万円以上となるものが多いです。
「レジン床義歯」は、保険が適用される部分入れ歯です。
歯茎の部分はプラスチックで作られていて、金属のパーツで周りの歯に引っ掛けて固定します。
場所によっては、引っ掛けた部分の金属が目立ちやすいです。
費用は本数によりますが3,000〜15,000円程度です。
▼メリット
▼デメリット
本数にもよりますが、費用の目安は15万円以上です。
▼メリット
▼デメリット
費用は、本数にもよりますが20万円以上が目安です。
▼メリット
▼デメリット
失った歯を補う方法には、「入れ歯」だけでなく、取り外しの必要がない「インプラント(※)」という治療もあります。
(※)歯に人工の歯根を埋め込み、差し歯を被せる治療
保険適用外の義歯には、装着感・耐久性に優れた素材も多いため、使いやすいという点もメリットです。
「義歯を目立たせたくない」という場合は、歯科医師に相談すると、さまざまな義歯を提案してもらえます。
「できるだけ費用を抑えたい」人は、その旨も併せて伝えるとよいでしょう。
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