もくじ
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食べ物を口に入れ、咀嚼し、のみ込む一連の流れは誰でもやっている行為です。
健康な人が食べる時は意識して物を飲み込むことはありません。しかし、実はこの仕組みはとても複雑で多くの器官のさまざまな動きが関わっているのです。
しらはた胃腸肛門クリニック横浜
院長
白畑 敦先生
平成14年5月 昭和大学藤が丘病院 消化器外科臨床研修医
平成16年5月 昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教(院外)
平成18年6月 幕内会 山王台病院 外科
平成19年6月 昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教
平成20年6月 関東労災病院 外科
平成21年6月 昭和大学藤が丘病院 消化器外科 助教
平成24年10月 横浜旭中央総合病院 外科、昭和大学藤が丘病院 兼任講師
平成29年11月 しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業、院長に就任
「嚥下(えんげ)」とは、口の中の物を飲み込むことを意味します。
嚥下は次の3段階に分けられます。
です。
これら段階には、多くの器官が関わっており、それらが何らかの障害を受けると、「うまく飲み込めない状態」を嚥下障害というのです。
など咳・痰・声に変化が現れます。
また、固いもの、パサパサしたもの、まとまりのないものは飲み込みにくく、食事に時間がかかるようになります。
加齢による筋力の低下により、嚥下に関わる筋力も低下してしまう可能性があります。しかし、積極的な筋力維持を努めると、加齢の影響を少なくできます。
病気の治療のため、安静、絶食が続くと食べる力は急速に衰えてしまうことがあります。また、治療のために服用している薬の影響で、嚥下機能が低下してしまう場合もあります。
食物をうまく飲み込むには、脳の働きが重要です。しかし、脳卒中により脳の一部が損傷されてしまうと、飲み込み動作がうまくできなくなってしまう場合があります。
スムーズな飲み込み動作ができるように、飲み込む時に必要な筋肉をリラックスさせましょう。毎日の食事の前に準備体操として行うのが進められています。
空嚥下とは食べ物ではなく、唾液だけを飲み込むことです。
これを繰り返し練習し、嚥下機能を高めていきます。ゆっくり時間をかけて5~6回行ってから、食事を取るようにしましょう。
まず、身体に負担をかけないように姿勢を整えます。
次に食事中はテレビを見ながらなどの「ながら食事」をせず、食べ物を少しずつ口に入れ、よく噛み、ゆっくり食べるようにしましょう。
また、食べた物の逆流を防ぐため、食後2時間程は横にならないようにしましょう。
嚥下障害が軽い場合は、食べ物の形態を工夫したり、トレーニングをすると、改善する場合があります。
しかし、ある程度以上の障害になると、外科的治療を行うケースもあります。手術には大きく2種類あり、残されてた機能をいかし、食べられるようにするのを目的にした「嚥下機能改善手術」と口から気管への道を閉ざし誤嚥(ごえん)をなくすのを目的とした「誤嚥防止手術」があります。
患者の「口から食べたい」という意欲や術後の訓練に対応できる体力があるか、現在の誤嚥性肺炎の頻度などさまざまな要素を考慮し、治療方針を決めていく必要があります。
「食べる」行為は生きていく上で大きな楽しみのひとつです。
しかし、「食べ物がうまく食べられない」状況に陥る可能性は誰もがもっています。「最後の一口まで」食べる楽しみや喜びを味わえるように、毎日の予防やトレーニングが大切です。
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