監修者
経歴
鳥取大学医学部 卒業
たがしゅうオンラインクリニック院長
脳神経内科(認知症、パーキンソン病、ALSなどの神経難病)領域を専門とし、主として糖質制限食やストレスマネジメント指導を中心に内科疾患全般に対しての診療を行うオンライン総合診療医。また東洋医学会専門医でもあり、問診によって東洋医学的な病態を推察し、患者の状態に合わせた漢方薬をオンライン診療で選択する治療法も得意としている。
かさぶたが取れた後のキス。口唇ヘルペスはうつる?
完全に皮膚が再生した後なら感染リスクは低い
口唇ヘルペスのウイルスは、一般的にはかさぶたが取れ、皮膚が完全に再生した後は感染力が落ちるとされています。この状態になるとウイルスの活動がかなり弱まっているので、他人に感染する確率が大幅に下がる傾向にあります。
これは、新しい健康な皮膚がウイルスの拡散を防ぐバリアになるからだと考えられています。
ですが、かさぶたがとれたからといってすぐに感染力がゼロになるわけではなく、あくまで「感染力が低くなる」程度。 特にキスは直接接触のため口唇ヘルペスがうつりやすいので、できればかさぶたが取れてからすぐではなく、その後様子を見て完全に皮膚が再生されて元通りになってからの方が望ましいです。
赤みや腫れ、水膨れがなくなってから7日~10日間程度が目安
一般的に、口唇ヘルペスの感染リスクは、赤みや腫れ、水膨れがなくなってから7日~10日間程度でかさぶたがとれて皮膚が完全に再生されてくることが多いです。
口唇ヘルペスのウイルスは、目に見える症状が消えた後でも体内に残ります。そのため、早めに赤みや腫れなどがひいたからといって他人と接触をすると、感染を引き起こすリスクが高くなります。 症状がおさまった後でもすぐには安心せず、10日ほどはキスなどを避け、完全に皮膚が再生するまで感染対策をしっかり行うようにしましょう。
かさぶたが取れた直後はまだうつるかも。キスは控えて
口唇ヘルペスのウイルスは、かさぶたができた段階ではまだ感染能力を持っていることが多いです。そのため、まだ皮膚が再生しきっていない段階でかさぶたが取れてしまった場合などは感染力がまだ高い状態なので注意しましょう。
念のため、直接接触はかさぶたが取れてから7日~10日間ほどあけてからが望ましいです。 それでも感染リスクはゼロではないため、予防や対策をきちんとすることが大切です。
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2024-08-08
ストレスで口唇ヘルペスになることはある?
口唇ヘルペスを予防するにはどうすればいい?
ストレスと口唇ヘルペスの関係について、医師にききました。
【原因】ストレスで口唇ヘルペスができることってあるの?
口唇ヘルペスは免疫力の低下が原因で発症する
口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスが侵入することで起こる感染症です。このウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し、免疫力が低下している時にウイルスが活性化・増殖することで口唇ヘルペスの症状がでます。
口唇ヘルペスはウイルスが原因で起こるため、潜伏しているウイルスが増殖・活性化することで皮膚の上に症状が出ます。免疫力が高い時はウイルスの活性化を抑制できているため、感染していても発症しません。 免疫力が落ちているとウイルスが活性化してしまい、口唇ヘルペスを発症してしまうのです。
免疫力の低下でウイルスが活性化する
免疫力は体内のウイルスや細菌を抑制する働きがあるため、この免疫力が低下すると感染してしまった口唇ヘルペスウイルスが活性化してしまいます。
ウイルスの活性化を抑えることは口唇ヘルペスを防ぐのに一番大切なこと。 そのためには免疫力を高めておくことが重要です。
ストレスは免疫力を下げる大きな原因のひとつ
強いストレスは免疫力を下げる大きな原因のひとつです。ストレスによって免疫力が下がっている時に口唇ヘルペスウイルスが活性化してしまい、症状が出ることがあるため、ストレスが口唇ヘルペスの原因のひとつになる場合もあるのです。
ストレスがかかると体内でコルチゾールというホルモンが分泌されます。このホルモンは免疫細胞の働きを抑制するため、ストレスによって免疫力が下がってしまうのです。
ストレスの他にも、風邪や疲れが溜まっている時、生理前、睡眠不足が続いている時などにも免疫力が低下します。 免疫力が低下しているとウイルスが活性化してしまうため、日ごろからストレスを溜めないように気を付けることが重要です。
口唇ヘルペスの感染から再発の流れ
口唇ヘルペスは感染=症状が出るわけではない
口唇ヘルペスは非常に伝染力が強いウイルスですが、感染したすべての人が発症するわけではありません。感染後、ウイルスは神経節に潜伏していて、免疫力が低下したりした時に発症し、腫れや水疱などの症状が出ます。
ウイルスに感染しても免疫力が高い状態の時はウイルスの活性化が抑えられていて症状が出ないことが多いです。 そのため、自分が気が付かない時に感染していて、その後ずっと経ってから発症するということもあるので注意が必要です。
感染後は「潜伏」した状態
ヘルペスウイルスは侵入後、神経節に到達してその後潜伏します。免疫力が高い時はその段階でウイルスが抑えられているため、神経節に潜伏したままの状態です。 しかし免疫力が低下すると抑えられていたウイルスが活性化してしまい、神経を伝わって皮膚に到達し、症状がでます。
初感染
潜伏
再発
の3つの流れを経て、口唇ヘルペスの症状がでるのです。
免疫力を高めることが初感染、再発を予防する
口唇ヘルペスを発症させないためには、
・そもそもウイルスを侵入させない
・侵入したウイルスを活性化・増殖させない
の2つが大事。それにはどちらも免疫力を高めておくことが大切です。
免疫力が高ければ、ウイルスと接触した時に侵入させないことにも繋がるし、もしウイルスが侵入したとしても活性化させずに潜伏させたまま症状が出ずに済むこともあります。
日ごろからストレスを溜めないように意識したり、免疫力が落ちている時は特に注意して生活するように心がけましょう。
【予防】免疫力を上げて口唇ヘルペスを予防する方法
とにかくウイルスを侵入させないことが大事!免疫力を高めよう
口唇ヘルペスの予防には、免疫力を高めることが一番大切!免疫力が高い状態であれば、体内に侵入しようとするウイルスを効果的に撃退することができます。
ストレス管理や生活習慣によって免疫力は高められるので、意識して口唇ヘルペスを予防していきましょう。
免疫力を上げる方法
免疫力を高めるには、
バランスのとれた食生活
十分な睡眠
ストレスを溜めない
日焼け予防
適度な運動
などを心がけるようにしましょう。
また、アルコールの過剰摂取や過労なども免疫力が下がる原因に。自分の身体をいたわりながら、日々の生活でストレスを溜めないことが大切です。
ビタミンC・ビタミンE・亜鉛を摂ることを意識しよう
ビタミンCやビタミンE、亜鉛には抗酸化作用があり、免疫機能をサポートしてくれるため積極的に摂るように心がけましょう。腸内環境を整えることも免疫力強化に役立ちますよ。
ビタミンCは柑橘類やパプリカ、ブロッコリーに多く含まれ、ビタミンEはアーモンドやひまわりの種、アボカドに豊富です。一方、亜鉛は牡蠣や牛肉、豆類から摂取できます。
口唇ヘルペスに感染しない・感染した場合に発症させないために、しっかり内側からも免疫力を高めていくことが大切ですよ。
【対処法】もし口唇ヘルペスウイルスに感染してしまったら
すぐに治療が必須!ウイルスが活性化するのを早めに抑えることが大事
口唇ヘルペスはウイルスが侵入し、それが活性化・増殖しておこります。そのため感染したと思ったら、何よりもウイルスを増殖させないよう、まだウイルスが少ない段階でとにかく抑えることが重要!対応が遅れれば遅れるほどウイルスが増殖し、腫れや赤みも増してしまいます。
「抗ウイルス薬」を使うのもひとつの手
うつったかもと感じたり、唇にかゆみやピリピリ感を感じた場合、その段階で「抗ウイルス」薬を塗るのがおすすめです。
病院で対処してもらうのが望ましいですが、すぐに行けなければ市販のヘルペスウイルスの増殖を抑えられる抗ウイルス薬を使いましょう。ウイルスの増殖を抑え、症状を軽減する効果が期待できる成分が入っている塗り薬などがおすすめです。
市販で買えるのは「アラセナS」「アクチビア軟膏」
抗ウイルス作用がある成分「アクシロビル」や「ビダラビン」は、発症初期に使用することで水膨れやかゆみを早く治めることが期待できます。 この2つの有効成分のどちらかが入っている市販薬を選びましょう。
アラセナS
抗ウイルス成分「ビタラビン」が配合されているクリームです。 クリームタイプで伸びがよく、べたつきが少ないのが特徴。塗った後も目立ちにくいので、メイクの前や人と会う時にも使いやすいです。
アクチビア軟膏
抗ウイルス成分「アシクロビル」がヘルペスウイルスの増殖を抑えてくれます。 軟膏タイプなのでより患部に留まって保護してくれるので、痛みが強い方や寝る前などに使用する時におすすめです。
現在、医療機関では「アメナリーフ」や「バラシクロビル」などの飲み薬を処方してもらえる場合があります。きちんと治さないとヘルペス脳炎などになる危険もあるため、あまり症状が長引く場合は病院を受診するようにしましょう。
その他、病院では「ビダラビン軟膏」などの塗り薬を処方されることもあります。適切な薬を使うことが治癒への近道ですので、なるべく早く医師へ相談するのがおすすめです。
唇のかゆみ、ピリピリ、むずむずを見逃さないで!
口唇ヘルペスの症状を悪化させないためには、何よりも早くウイルスの増殖を抑えることが大切。症状が出始めたと感じたら、とにかく早く対処をするようにしましょう。
そのためには、赤みや水疱ができる前のかゆみや、ピリピリ、むずむずした感じといった違和感を見逃さないこと!その時点で治療をすればひどくならずに抑えられることもあります。
すでに赤みや腫れが出てきてしまっている場合でも、なるべく早くしっかりとウイルスをなくすことが口唇ヘルペスを早めに治すには必要不可欠。
市販の軟膏で炎症の拡大を抑えつつ、早めに病院を受診してウイルスを内側からしっかりやっつける薬をもらうようにしましょう。
この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
免疫力が落ちている時は特に注意。感染リスクが上がる
いくらかさぶたが取れた後といっても、一度感染したウイルスは神経節にずっと残るため、絶対に感染しないとは言えません。特に免疫力が落ちている時はウイルスが侵入しやすいので、疲れていたり風邪をひきそうな時など免疫力が低い時は特に、直近で口唇ヘルペスを発症した方とキスをするのは避けましょう。
免疫力が低下しているとウイルスに対する体の抵抗力が弱まり、侵入されやすくなってしまう原因に。感染してしまった後も免疫力が低いと潜伏しているウイルスが増殖し、口唇ヘルペスの症状があらわれることに繋がります。
特に風邪のひきはじめやストレスが溜まっている時、睡眠不足の時などは免疫力が低下していることが多いので、感染リスクが上がるのでキスするときは注意が必要です。
感染=発症とは別。発症していなくてもうつっている可能性がある
口唇ヘルペスは非常に伝染力が強いウイルスですが、感染したすべての人が発症するわけではありません。感染した後は神経節に潜伏しています。その後免疫力などが低下したりした時に発症し、腫れや水疱などの症状が出ます。
症状が出ていないからといって感染していないとは限らないため、口唇ヘルペスウイルスを持っている方とキスなどの直接接触した場合には注意が必要です。
ヘルペスウイルスは一度感染すると消滅することがなく、神経節に潜みます。ですが、免疫力が高く、体の抵抗力がある時はウイルスの増殖・活性化を抑えられるため、症状が出ないこともあります。免疫力が下がったりして、ウイルスが活性化し、増殖を始めると赤みや腫れ、水疱などの症状が出るようになります。
特にキスなどの直接接触をした場合には、ウイルスに感染する可能性があるので油断は禁物!症状が出ていないからといって感染していないとは限りませんが、特に注意すべきなのは症状がある時期です。もし口周りに違和感を覚えたりした場合は、すぐに対処を行いましょう。早めの対処をすることで症状を軽く済ませることができます。
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2024-08-08
ヘルペスが再発しない人ってどういう人?
どうすればヘルペスが再発しなくなる?
頻繁に再発する時はどうすればいい?
口唇ヘルペスの再発について、医師が詳しく解説します。
ヘルペスの再発防止に重要なのは「免疫力」
再発しない人=免疫力が高い人!
口唇ヘルペスは、神経節に潜伏しているウイルスが活性化・増殖することで再発します。免疫力が高ければウイルスの活動が抑えられているため、再発しにくくなります。免疫力を高めることが一番の再発防止方法です。
口唇ヘルペスウイルスは感染すると、症状がおさまった後も神経節に潜伏し、基本的には消滅しません。その後潜伏しているウイルスが再度活性化すると、口唇ヘルペスの症状が再発します。
普段は免疫力でウイルスの活動を抑えているのですが、免疫力が低下するとウイルスが活性化してしまい、再発に繋がります。
そのため、再発を防ぐにはとにかく免疫力を高めて、潜伏しているウイルスを活性化させないことが重要!
再発しにくい人は「ウイルスの活動を抑えられている人」ということなので、免疫力が高い人ということです。
免疫力の低下でウイルスが活性化する
免疫力は体内のウイルスや細菌を抑制する働きがあるため、この免疫力が低下すると感染してしまったヘルペスウイルスが活性化してしまいます。ウイルスの活性化を抑えることは口唇ヘルペスを防ぐのに一番大切なこと。そのためには免疫力を高めておくことが重要です。
免疫力を高めてウイルスの活性化を抑えることが再発防止に重要
免疫は、再活性化しようとするウイルスの動きを速やかに認識し、攻撃してくれる役割があります。そのため、免疫力を高めれば高めるほど、ウイルスの再活性化が抑えられるので再発防止に繋がります。
神経節に潜伏しているヘルペスウイルスは消滅しなくても、活性化を抑えれば再発を抑えることはできます。
しっかり免疫力を高めることで、再発を防止していきましょう!
口唇ヘルペスの感染から再発の流れ
ヘルペスは完治しない。ウイルスは潜伏し続ける
ヘルペスウイルスは感染すると神経節へ潜伏し続け、症状がおさまった後も消滅せず、一生涯残ると言われています。これは潜伏状態のヘルペスウイルスが免疫系から認識されづらい特性を持っているため、免疫システムがウイルスを見つけて倒すのが難しいからです。
ヘルペスウイルスは免疫システムから逃れるための色々な方法を持っています。特に潜伏状態のウイルスはほとんど活動せずに隠れているため、免疫システムがウイルスを完全に倒すのが難しくなります。
ですが、免疫力が高ければ、再活性化しだしたウイルスを即座に見つけて攻撃することができるため、症状の発症は抑えることはできます。
「感染している(潜伏している)」と「ヘルペスを発症する」は全く違う状態なのです。
再発は潜伏しているウイルスが活性化して皮膚表面に出てくることでおこる
免疫力が低下しウイルスが再活性化してしまうと。再活性化したウイルスは神経細胞の中を通って皮膚の表面に向かいます。表面に到達すると再び水疱や赤み、腫れなどが現れて再発となります。
免疫力が落ちている時は要注意。再発しやすくなる
免疫力が落ちていると、再活性化しだしたヘルペスウイルスを攻撃することができないため、皮膚までウイルスが到達しやすくなり、結果再発に繋がります。
睡眠不足やストレスなどで免疫力は下がるので、まったく自分では予期していない場面でヘルペスが再発してしまうことも。日ごろから免疫力を高める生活を意識することが大切です。
【再発予防】免疫力を上げてヘルペス再発を予防する方法
免疫力を上げるには日ごろの生活習慣が大切!
免疫力を高めるには、
バランスのとれた食生活
十分な睡眠
ストレスを溜めない
日焼け予防
適度な運動
などを心がけるようにしましょう。
また、アルコールの過剰摂取や過労なども免疫力が下がる原因に。自分の身体をいたわりながら、日々の生活でストレスを溜めないことが大切です。
ビタミンC・ビタミンE・亜鉛を摂ることを意識しよう
ビタミンCやビタミンE、亜鉛には抗酸化作用があり、免疫機能をサポートしてくれるため積極的に摂るように心がけましょう。腸内環境を整えることも免疫力強化に役立ちますよ。
ビタミンCは柑橘類やパプリカ、ブロッコリーに多く含まれ、ビタミンEはアーモンドやひまわりの種、アボカドに豊富です。一方、亜鉛は牡蠣や牛肉、豆類から摂取できます。
口唇ヘルペスに感染しない・感染した場合に発症させないために、しっかり内側からも免疫力を高めていくことが大切ですよ。
ストレスや睡眠不足は免疫力を下げるので注意
特にストレスや睡眠不足は日常生活の中でも気づかずに免疫力を下げることになってしまうので要注意。
ストレスがかかると免疫系の機能を抑制するホルモンが分泌されるため、免疫力が低下することに繋がります。
また、睡眠不足にも要注意。
睡眠中は体の免疫細胞の修復と生成にとても大事な時間なのですが、睡眠不足になることによって妨げられ、免疫細胞の数や機能が低下してしまいます。
ストレスがかかると分泌される免疫系の機能を抑制するホルモンも同時に分泌されるため、日ごろから睡眠はしっかりとることが大切です。
生理前にも免疫力が下がる
女性は特に、生理前にも免疫力が下がってしまうので注意しましょう。生理前はホルモンの変動で免疫系の活性化が減少します。
生理前になるとエストロゲンというホルモンが低下し、プロゲステロンというホルモンが高くなりますが、どちらの現象も免疫力を下げることに繋がります。
生理前は心身ともに不安定になる時期でもあるので、なるべくヨガやストレッチなどで心をゆったりと落ち着け、ストレスを溜めないように心がけることが大切です。
【対処法】もしも再発してしまったら。おすすめの市販薬はコレ
再発してしまったらすぐに対処しよう!早めの対処が大事
口唇ヘルペスはウイルスによる感染症のため、症状をひどくしないためにはとにかくウイルスの増殖を抑えることが大切。対応が遅れれば遅れるほどウイルスが増殖し、腫れや赤みも増してしまいます。
そのため、感染したと思ったら何よりもウイルスを増殖させないよう、まだウイルスが少ない段階でとにかく抑えることが重要!ウイルスの増殖を防ぐためには「抗ウイルス薬」を使用するのがいいでしょう。
本当は感染の疑いがある段階で病院へ行くのが望ましいですが、難しい場合は市販薬を使用するだけでも発症を遅らせることに繋がります。
「抗ウイルス薬」を塗るのもひとつの方法
うつったかもと感じたり、唇にかゆみやピリピリ感を感じた場合、その段階で「抗ウイルス」薬を塗るのがおすすめです。
病院で対処してもらうのが望ましいですが、すぐに行けなければ市販のヘルペスウイルスの増殖を抑えられる抗ウイルス薬を使いましょう。ウイルスの増殖を抑え、症状を軽減する効果が期待できる成分が入っている塗り薬などがおすすめです。
薬局で買えるのは「アラセナS」「アクチビア軟膏」
抗ウイルス作用がある成分「アクシロビル」や「ビダラビン」は、発症初期に使用することで水膨れやかゆみを早く治めることが期待できます。
この2つの有効成分のどちらかが入っている市販薬を選びましょう。
アラセナS
抗ウイルス成分「ビタラビン」が配合されているクリームです。クリームタイプで伸びがよく、べたつきが少ないのが特徴。塗った後も目立ちにくいので、メイクの前や人と会う時にも使いやすいです。
アクチビア軟膏
抗ウイルス成分「アシクロビル」がヘルペスウイルスの増殖を抑えてくれます。軟膏タイプなのでより患部に留まって保護してくれるので、痛みが強い方や寝る前などに使用する時におすすめです。
唇のかゆみ、ピリピリ、むずむずを見逃さないで!
口唇ヘルペスの症状を悪化させないためには、何よりも早くウイルスの増殖を抑えることが大切。症状が出始めたと感じたら、とにかく早く対処をするようにしましょう。
そのためには、赤みや水疱ができる前のかゆみや、ピリピリ、むずむずした感じといった違和感を見逃さないこと!その時点で治療をすればひどくならずに抑えられることもあります。
すでに赤みや腫れが出てきてしまっている場合でも、なるべく早くしっかりとウイルスをなくすことが口唇ヘルペスを早めに治すには必要不可欠。
市販の軟膏で炎症の拡大を抑えつつ、早めに病院を受診してウイルスを内側からしっかりやっつける薬をもらうようにしましょう。
この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
【対処法】キスしてしまった!うつった可能性があったら今すぐやって!
口唇ヘルペスには初期対処が一番大事!とにかくウイルスの増殖を抑えよう
口唇ヘルペスはウイルスが侵入し、それが活性化・増殖しておこります。そのため感染したと思ったら、何よりもウイルスを増殖させないよう、まだウイルスが少ない段階でとにかく抑えることが重要!対応が遅れれば遅れるほどウイルスが増殖し、腫れや赤みも増してしまいます。
もしかさぶたが取れる前にキスをしてしまった、キスをした後に唇がピリピリし始めた、など「もしかしたらウイルスに感染したかも」と感じたら、すぐに対処をすることが大事!ウイルスに感染しても増殖・活性化しなければひどい症状は出ないことが多いので、焦らず対処していきましょう。
「抗ウイルス薬」を塗るのもひとつの方法
うつったかもと感じたり、唇にかゆみやピリピリ感を感じた場合、その段階で「抗ウイルス」薬を塗るのがおすすめです。抗ウイルス薬はウイルスの活性を抑える成分が入っているので、早めに使うことでウイルスを増殖するのを防ぐことに繋がります。
病院で対処してもらうのが望ましいですが、すぐに行けなければ市販のヘルペスウイルスの増殖を抑えられる抗ウイルス薬を使いましょう。ウイルスの増殖を抑え、症状を軽減する効果が期待できる成分が入っている塗り薬などがおすすめです。
薬局で買えるのは「アラセナS」「アクチビア軟膏」
抗ウイルス作用がある成分「アクシロビル」や「ビダラビン」は、発症初期に使用することで水膨れやかゆみを早く治めることが期待できます。この2つの有効成分のどちらかが入っている市販薬を選びましょう。
アラセナS
抗ウイルス成分「ビタラビン」が配合されているクリームです。クリームタイプで伸びがよく、べたつきが少ないのが特徴。塗った後も目立ちにくいので、メイクの前や人と会う時にも使いやすいです。
アクチビア軟膏
抗ウイルス成分「アシクロビル」がヘルペスウイルスの増殖を抑えてくれます。軟膏タイプなのでより患部に留まって保護してくれるので、痛みが強い方や寝る前などに使用する時におすすめです。
唇のかゆみ、ピリピリ、むずむずを見逃さないで!
口唇ヘルペスの症状を悪化させないためには、何よりも早くウイルスの増殖を抑えることが大切。症状が出始めたと感じたら、とにかく早く対処をするようにしましょう。そのためには、赤みや水疱ができる前のかゆみや、ピリピリ、むずむずした感じといった違和感を見逃さないこと!その時点で治療をすればひどくならずに抑えられることもあります。
すでに赤みや腫れが出てきてしまっている場合でも、なるべく早くしっかりとウイルスをなくすことが口唇ヘルペスを早めに治すには必要不可欠。市販の軟膏で炎症の拡大を抑えつつ、早めに病院を受診してウイルスを内側からしっかりやっつける薬をもらうようにしましょう。
【予防】口唇ヘルペスの発症を防ぐ方法
直接接触のキスはなるべく控えて。できなければしっかり対策をしよう!
口唇ヘルペスは直接接触によってウイルスに感染することでおこるため、キスは最も多い感染経路です。そのため、口唇ヘルペスを発症したばかりの方とまだ十分に治癒していない状態でのキスは控えるのが一番の予防です。
できれば完全に皮膚が再生しきってから10日ほどあけてからだと感染リスクが低くなりますが、もし難しい場合はとにかく免疫力を高めることが大事!免疫力を上げることがウイルス感染の予防に大きな役割を担います。
ウイルスを侵入させないためには「免疫力」が大事
ウイルスの侵入、活性化や増殖を防ぐには免疫力を上げておくことが何よりも大切。免疫力が高ければ、そもそもウイルスが侵入せず、感染しにくくなります。感染したとしてもウイルスが活性化せず、潜伏したままで口唇ヘルペスを発症させないことにもつながるので、免疫力を高めることは口唇ヘルペスの予防でとても大切です。
逆に、免疫力の低下は、ウイルスが活性化する大きな原因のひとつ。身体の抵抗力が弱まることで潜伏しているウイルスが増殖し、口唇ヘルペスの症状があらわれることに繋がります。しっかり日常生活から意識して、免疫力を上げていきましょう。
免疫力を高める方法
免疫力を高めるには、
- バランスのとれた食生活
- 十分な睡眠
- ストレスを溜めない
- 日焼け予防
- 適度な運動
などを心がけるようにしましょう。
また、アルコールの過剰摂取や過労なども免疫力が下がる原因に。自分の身体をいたわりながら、日々の生活でストレスを溜めないことが大切です。
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2022-09-13
食事で免疫力を上げたい!
おすすめの食べ物・飲み物は?
「免疫力を高める食べ物・飲み物」をお医者さんに聞きました。
おすすめのレシピやコンビニで商品を選ぶ際のポイントも紹介します。
免疫力を高める食べ物とは?4つの栄養素に注目!
身体の免疫機能を維持するためには、栄養バランスのとれた食事が大切です。
中でも、
タンパク質
ビタミン
ミネラル
食物繊維
を豊富に含む食べ物を積極的に食べるようにしましょう。
これらの栄養素には、免疫力にかかわる物質の材料になったり、免疫機能の増強をサポートしたりする働きがあります。
以下、それぞれの栄養素の働きと「おすすめの食べ物」を紹介するので、普段の食事にとり入れてみてくださいね。
おすすめ① タンパク質が豊富な食べ物
肉(豚レバー・鶏肉)
魚(うなぎ・いか)
卵(鶏卵)
大豆製品(豆腐・納豆)
乳製品(ヨーグルト・チーズ)
「タンパク質」は、病原体や異物が身体の内部に侵入した際に駆除する機能を持つ「免疫抗体」の材料となります。
そのため、免疫力を高めるために必要不可欠な栄養素と考えられています。
おすすめ➁ ビタミンが豊富な食べ物
野菜(ブロッコリー・カボチャ・パプリカ・ニンジン・玉ねぎ)
果物(バナナ・レモン・オレンジ)
これらのビタミン群には抗酸化作用(※)があり、基礎的な抵抗力強化につながります。
特に、ビタミンC・ビタミンEを多く含むブロッコリーはおすすめの食材です。
(※)抗酸化作用…身体の老化、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病をすすめてしまう「酸化」の働きを抑える作用のこと。
名称
各ビタミンの働き
ビタミンA
マクロファージ(細菌やウイルスを殺す細胞)の機能を増強させて、健康的な身体を作り、免疫力を高める
ビタミンB
ビタミンB1は体内の糖質の分解を促進し、ビタミンB2は身体の代謝全体を促進して細胞を活性化する
ビタミンC
白血球の機能を強化する
ビタミンE
血行を促進する
おすすめ③ ミネラルが豊富な食べ物
野菜(ブロッコリー・ほうれん草・ニンジン・オクラ・アボカド)
果物(イチゴ・キウイフルーツ)
ナッツ類(カシューナッツ)
卵(鶏卵)
乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズ)
ミネラルが豊富な食べ物も積極的に摂取しましょう。
「ミネラル(カルシウム・亜鉛・カリウムなど)」には、身体の調子を整える働きがあります。
特に、ミネラルの一つである「亜鉛」が不足すると、免疫力が下がりやすくなります。
おすすめ④ 食物繊維が豊富な食べ物
穀類(玄米・麦めし・とうもろこし)
野菜(キャベツ・白菜)
豆類(大豆・うずら豆・あずき)
食物繊維の豊富な食べ物も摂取するようにしてください。
食物繊維は、病原体を身体の内部から排除して腸内環境を整えてくれる働きがあります。
飲み物で選ぶならこれ!
緑茶
コーヒー
赤ワイン
カカオ
紅茶
ポリフェノールが含まれている飲み物がおすすめです。
ポリフェノールは、抗酸化作用があるため、免疫力を高めてくれます。
また、白血球の機能を高める作用があり、悪性腫瘍や感染症の予防にもつながります。
免疫力アップに!おすすめレシピ
鶏肉とパプリカのマリネ
カボチャのサンドイッチ
上記のメニューには、免疫力アップが期待できる食材が使われています。
どちらも手軽で食べやすいメニューなので、普段の食事にとり入れてみましょう。
おすすめメニュー① 鶏肉とパプリカのマリネ
鶏肉とパプリカ、カボチャを使ったマリネです。
鶏肉からは「タンパク質」、パプリカから「ビタミンC」、カボチャからは「ビタミンA・E」を摂取できます。
材料(2人分)
鶏むね肉1枚(約250g)
パプリカ(赤):1個
パプリカ(黄):1個
カボチャ:1/2個
新玉ねぎ:1個
―マリネ液
黒酢大さじ:4杯
はちみつ大さじ:2杯
しょうゆ大さじ:1杯
塩小さじ:1/2~1杯
オリーブオイル:大さじ4杯
作り方
すべての食材を一口大に切る。
鶏むね肉は薄切りにして、ゆでる。
あらかじめ混ぜ合わせておいたマリネ液に①と②の食材を和える。
マリネ料理に豊富に含まれているビタミンA・C・Eは、そのアルファベットの頭文字をとって「ACE」と呼ばれており、ビタミンの中でも特に重要な栄養素として、文字通りエース的な存在です。
さらに、良質なタンパク質とこれら3つのビタミン群を同時に摂取することで、抗酸化作用が強くなり、免疫力アップにつながると考えられています。
おすすめメニュー➁ カボチャのサンドイッチ
材料(2人分)
食パン(8枚切り):2枚
バター:適量
―(A)
サラダチキン:60g
カボチャ:200g
玉ねぎ:1/8個
キュウリ:1/2本
塩・こしょう:少々
酢:小さじ1
マヨネーズ:大さじ1
作り方
カボチャは2cm角くらいに切り、電子レンジで加熱(600wで約5分)する。
※加熱後も硬いようなら追加で加熱してください。
サラダチキンは細かく裂き、玉ねぎはみじん切りに、キュウリは薄切りにする。
(A)の具材をすべて混ぜ合わせる。
食パンは、オーブントースターで軽く色がつく程度まで焼く。焼いた後に表面に軽くバターを塗る。
(A)の具材をパンで挟む。
サラダチキンを利用することで、手軽にタンパク質を摂取できます。
一年中どこでも手に入る食材だけで作れるので、毎日の食事にとり入れやすいですよ。
コンビニではどんな食べ物・飲み物を選ぶべき?
手軽なコンビニ食で選ぶなら、
低脂質のヨーグルト
緑茶
紅茶
などがおすすめです。
ヨーグルトをはじめとする乳製品は、タンパク質の含有量が多く、カルシウムなどのミネラルも含まれています。脂肪分をとり過ぎないよう低脂質のものがいいでしょう。
注意!免疫力を低下させる食べ物&飲み物
砂糖を多く含む食品や飲料は、多くとり過ぎると免疫力を下げやすくなると考えられます。
砂糖を過剰に摂取すると、腸の中に悪玉菌が増えてしまい、免疫力を低下させる恐れがあります。
砂糖が多く使われている「甘いお菓子」や「炭酸飲料」は、食べ過ぎ・飲み過ぎに注意しましょう。
どうしても食べたい・飲みたいときは?
1日に食べる・飲む量を決めておきましょう。
厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」(※)によると、お菓子やジュースなどの嗜好飲料の1日の摂取量の目安は200kcalです。
商品の表示を確認して、摂取カロリーが多くなり過ぎないようにしましょう。
なお、冷え過ぎた飲み物を飲むと、胃腸に負担がかかってしまい、全身の血流が悪くなる恐れがあります。
冷やし過ぎず、なるべく常温に近い温度で飲むことをおすすめします。
「有酸素運動」もプラスして免疫力を高めよう
免疫機能の働きをアップさせるためには、
ウォーキング
ジョギング
サイクリング
ストレッチ
ヨガ
などの有酸素運動もおすすめです。
適度な有酸素運動は、筋肉や骨に刺激を与えるため、免疫系機能の改善が期待できます。
ただし、無理な運動をすると、かえってストレスになり、免疫細胞に悪影響を与える恐れがあります。
週に3~5回、1回30分程度を目安にとり組むとよいでしょう。
短期間に限定して行うのではなく、日々の習慣として継続していくことが重要なポイントです。
適度な運動は「ストレス解消」にもつながる!
適度な運動を習慣にすることは、ストレスの解消にもつながります。
ストレスの解消は、免疫低下を防ぐ上で重要です。
過剰なストレスは免疫細胞の機能を低下させ、風邪や肌荒れの原因になります。
▼参考
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ビタミンC・ビタミンE・亜鉛を摂ることを意識しよう
ビタミンCやビタミンE、亜鉛には抗酸化作用があり、免疫機能をサポートしてくれるため積極的に摂るように心がけましょう。腸内環境を整えることも免疫力強化に役立ちますよ。
ビタミンCは柑橘類やパプリカ、ブロッコリーに多く含まれ、ビタミンEはアーモンドやひまわりの種、アボカドに豊富です。一方、亜鉛は牡蠣や牛肉、豆類から摂取できます。
口唇ヘルペスに感染しない・感染した場合に発症させないために、しっかり内側からも免疫力を高めていくことが大切ですよ。
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