「左半身の違和感の原因は、ストレス?」
“左半身の違和感とストレスの関係”を、お医者さんに聞きました
病院にいく目安や、改善のための対処法も併せて解説します。
脳梗塞や脳出血といった脳の病気が原因のケースもあるため、放置はキケンです。
監修者
経歴
平成14年福井医科大学(現福井大学医学部)卒業
岐阜大学高齢科神経内科入局後松波総合病院にて内科研修、
岐阜大学高次救命救急センター出向。
美濃市立美濃病院内科。
東京さくら病院及び同認知症疾患センター勤務の後
令和元年7月かつしかキュアクリニック開業。
左半身に違和感…原因はストレス?
ストレスによって、自律神経が乱れると心臓の動きに異常が起きてしまうこともあります。
心臓は左側になるので、左側の痛みとして捉える人もいます。
心臓に影響が出ている場合は、不整脈・動機・胸の痛みを感じる人もいます。そのほかの場合は、しびれや動かしにくい症状、冷えているような感覚などがあるでしょう。
また、通常の体の動きや冷えなどが左側に偏っており、左にストレスを受けた際に症状が出ることもあります。
「左手で重いものを長時間持っていた」「かばんを左側で持つクセがある」「左向きに寝ている」等に当てはまる場合は、左半身に負担がかかります。
左半身への負担や冷えがあると、ストレスによる症状が強くなることがあります。左半身の疲れを感じたら、マッサージしたり安静にしたりして、ケアしましょう。また、普段から体を温めて冷やさないようにしてください。
※ただし、違和感の原因が「ストレス」の場合は、左側だけに症状が出るとは限らず、右側や両側に違和感が出ることも考えられます。
この違和感、大丈夫?
- 違和感が一時的
- 休んだらすぐに感じなくなる
- ほかの箇所に異常がない
といった症状の場合は、一旦様子を見てもよいでしょう。
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2020-12-28
なんだか体調が悪い…。ストレスのせいかも…。
ストレスが限界に達すると、どのような症状があらわれるのでしょうか。
お医者さんの目線から、「心の症状」と「体の症状」、それぞれ解説してもらいました。
ストレスが限界に達した時に出る症状
ストレスが限界に達すると、脳や自律神経の働きに影響が出て「心の症状」と「体の症状」があらわれます。
ストレスの限界サイン「心の症状」
気分が落ち込む
イライラして、怒りっぽくなる
やる気が出ず、集中できない
何に対しても興味が持てない
ストレスの限界サイン「体の症状」
肩こり
頭痛
腹痛、胃痛
胸が苦しい
息苦しい
だるくて体が動かない
食欲不振、または食欲過剰
下痢、便秘
寒気や冷え
涙が止まらなくなる
不眠、または過眠
過度なストレスを受け続けると脳が正常に働かなくなり、気分が落ち込みやすくなります。
さらに、ストレスは内臓など体全体の調子を整える「自律神経」の乱れを引き起こすため、体の不調の原因にもなります。
ストレスが溜まりすぎると起こる「行動の変化」
浪費が激しくなる
ギャンブルが止まらなくなる
アルコール量が増える
喫煙量が増える
ストレスによって心の調子が不安定になると、お酒を飲む量が増えたり、大胆な行動をとったりする方もいます。
「自分らしくない行動が増えた」という場合も、心の状態に注意したほうがよいでしょう。
ストレス限界サインを感じたら、こう対処しよう
質の良い睡眠をとる
好きな物を食べる
気が合う人と会う
などの方法で、ストレスを発散しましょう。
ストレス対処法① 質の良い睡眠をとる
ストレスの解消には、十分な睡眠が大切です。
質の良い睡眠をとれるよう、就寝前には
ゆっくり入浴する
リラックスを設ける
スマホよりも本を読む
の3つの点を心がけましょう。
湯船にゆっくり入浴する
湯船につかって、ゆっくりと温まりましょう。
時間や体力がないときは、熱めのシャワーを首元に数分当ててください。
入浴が終わったら、冷えないように着替え、水分補給をしましょう。
リラックスタイムを設ける
ゆっくりできる場所に腰を掛けて、気持ちを休めましょう。
好きな音楽やテレビを楽しむのもおすすめです。
スマホよりも雑誌や本を読む
就寝直前はスマホではなく、読書が適しています。
インターネットは情報がどんどん入ってくるため、過度な刺激になってしまいます。
眠気を感じたら、電気を消して早めに入眠しましょう。
ストレス対処法② 好きなものを食べる
好きなものを食べると、ストレスが和らぎます。
※ただし、暴飲暴食は控えてください。
食欲がないときは無理せず、食べられるものを食べましょう。
軽く運動すると、食欲が湧きやすくなります。
反対に、カフェインの強いものはしばらく控えてください。
過度のアルコール摂取も、睡眠の質を低下させる原因となるため、注意しましょう。
ストレス対処法③ 気が合う友人と過ごす
悩みを誰かに相談することも、ストレス解消につながります。
こんなときは病院へ!
なかなか寝つけない
就寝中に何度も目が覚める
いつもより寝すぎてしまう
朝だるくて起きられない
といった場合は、早めに病院で相談しましょう。
何科を受診すればいいの?
心療内科・精神科を受診してみましょう。
初診の際は、下記のことを医師に伝えられるように、まとめておくといいですよ。
今までできていたのに、できなくなったこと
特につらいと感じていること
仕事の内容・職場の人間関係
おかしいと感じる体の症状
メモに書いて持っていくのもおすすめです。
心療内科を探す
心が壊れてしまう前に相談しよう
過度のストレスは、うつ病や自律神経失調症を引き起こす恐れがあります。
頑張りすぎは禁物です。
心療内科や精神科に行くとなると、身構えてしまう方も多いかもしれません。
ですが、メンタルの不調で病院にかかることは、内科で風邪を相談することと大きな違いはありません。
一人で抱え込まずに、病院で相談してみましょう。
▼参考
厚生労働省 みんなのメンタルヘルス うつ病
ただし、こんな症状は「病院行くべき!」
「症状がよくならない」「違和感を感じる部分が増えている」といった場合は一度医療機関を受診しましょう。
片側に偏った痛み・しびれ・違和感などは、「脳梗塞」や「脳卒中」などの脳の病気が原因であらわれるケースもあります。
- 片側にのみ、しびれ・違和感を生じる箇所がある
- 口が動かしにくく、飲食・話すなどに支障が出ている
- 急に足がもつれて(片足)歩けない、手が動かせない(片手)
- 人と会話が成立しない
- 何を話しているのか理解できない
- 激しい頭痛 など
これらの症状がある場合は、早急に医療機関を受診しましょう。
この症状は、一時的に消失することもありますが、脳の病気が治ったわけではありません。違和感が片側に集中していると感じた場合は、救急で医療機関を受診しましょう。
病院は何科?
ストレスによって日常生活(学校・仕事・家庭での生活)に支障をきたしている場合は、心療内科を受診しましょう。
脳の病気を疑う場合は、脳神経内科・脳神経外科を受診しましょう。
自分では、ストレスなのか脳疾患なのかわからない場合は、まずは脳神経内科で異常がないか確認するとよいでしょう。
ストレスは、過多になってくると様々な症状を引き起こします。
ストレス過多の状態が続くと自律神経失調症やうつ病を発症してしまうこともあるので、おかしいと感じたら放置せずに医療機関を受診しましょう。
脳疾患は、早期治療が必要です。
早期治療によって、後遺症が残らない、死亡リスク回避などが期待できます。
脳疾患を放置すると、軽度から重度の後遺症が残ったり(半身麻痺、一部麻痺など)、最悪死亡のリスクがあります。
▼ストレスによる症状が強い場合
心療内科を探す
▼脳の病気を疑う場合
脳神経外科を探す
お医者さんには、なんて伝えればいい?
ストレスによる症状を疑うときに「お医者さんに伝えること」
- いつから違和感があるか
- 違和感はどれくらい続くか
- どの部位に違和感が出るのか
- 他におかしいと思う症状があるか(集中できない・イライラすることが多い・下痢、便秘など・微熱・めまい・冷え・耳鳴り・頭痛・不眠など)
- 既往歴(病歴)
- 飲んでいる薬(あれば)
脳疾患を疑うときに「お医者さんに伝えること」
- いつ違和感を感じたか
- 何分間ほど違和感が続いたか
- どこに症状が現れたか
- 以前からおかしいことはあったか
- 既往歴
- 飲んでいる薬があれば伝える など
どんな治療を受けるの?
▼ストレスによる症状の場合
病気が原因でなくストレスが原因となって体に違和感が出ていると考えられる場合は、「薬物療法」、「カウンセリング療法」、「理学療法」などで治療を受けられます。その場合は、心療内科、精神科などの治療を受けます。
▼脳疾患の場合
軽度であれば「薬物治療」が行われます。症状が重い場合は、「手術療法」が必要です。
▼ストレスによる症状が強い場合
心療内科を探す
▼脳の病気を疑う場合
脳神経外科を探す
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2020-06-11
この症状は、心療内科に行くべき…?
お医者さんに心療内科に行ったほうがいい目安を聞きました。
初診で話す内容や、料金についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
心療内科を受診すべき症状目安
「これくらいで受診してもいいの?」と思ったら、その時点で受診をすることをおすすめします。
受診すべきかどうかは、「日常生活に支障をきたしている可能性があるか」を判断のポイントにしましょう。
例えば、「憂鬱で誰にも会いたくない気分で、学校や仕事に行けなくなった…」という場合は受診をしたほうがよいでしょう。
そのまま病院に行かずに病状が進むと、身体も心も動けなくなる状態になることもあり、病院への受診も考えられなくなることもあります。
受診すべき症状例
眠れない日が続いている
寝ても疲れがとれず、倦怠感がある
悩み事のせいで食欲がない、食べても美味しいと感じない
ストレスがきっかけで、2週間以上落ち込んでいる
頭にモヤがかかったように集中力が低下している
心療内科は、ストレスが原因で身体にも症状が出ている状態を治療するところです。
内科を受診しても原因が分からず症状が続いているという場合も、一度心療内科を受診してみるとよいでしょう。
心療内科を探す
「私は行ったほうがいい?」症状チェック
最近2週間で、以下の症状があるかどうかをチェックしてみましょう。
1日中、憂鬱な気分が続いている
何をしても楽しく感じない
疲れやすい、やる気が出ない
集中力や注意力が低下している
自分の価値が分からない
周りに迷惑をかけている、と感じる
将来に希望が持てない
自分の体を傷つけたり、自殺を考えたことがある
夜寝付けない、寝ても途中で起きる、寝すぎてしまう
食欲がない、または過食状態である
これらの症状が1~2個以上当てはまる場合、受診をおすすめします。
心療内科を探す
心療内科を受診するメリット
心療内科を受診すると、体や心の不調を早く楽にすることが期待できます。
早期受診することで、学校や会社を休まず、生活をしながら治療ができます。
ネットの「心療内科に行ってはいけない」という声
ネット上で、「心療内科に行ってはダメ!行ったら最後だ!」という言葉を見つけて心配です…。
ネットでは、心療内科や精神科を受診することへのネガティブなイメージも多く見受けられるため、心配になる方も多いでしょう。
しかし、症状を放置すると、さらに悪化して、日常生活も送れなくなる可能性があります。
また、薬を服用すると自己判断で薬をやめることができないため、そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。(薬の服用を治療途中でやめてはいけないのは、他の病気でも同じです。)
心療内科の医師は、心と体の専門家です。
病院で話したことが、あなたの許可なく外に漏れることもありません。
まずは、自分がどのような状態であるのかを理解するために、受診してみましょう。
知っておきたい!初診の流れ
初めての心療内科で緊張します…。
心療内科も内科も、受診までの流れは同じです。まずは、電話やネットで初診の予約をしましょう。
予約の時点で、大まかな症状を聞かることもあります。いつ頃から、どのような症状があるのかを伝えましょう。
初診時は、以下のようなことを問診票に記入します。
いつ頃から、どんな時に症状が起こるか
今までにその症状に対して、治療を受けたことがあるか
現在、飲んでいる薬があるか
今まで大きな病気にかかったことがあるか
問診票の問いに対して、書きたくないことは無理に書く必要はありません。
医師とのコミュニケーションを通して、伝えたいことがあれば伝えるのが良いでしょう。
初診ではどんなことを話す?
一般的に、医師からは次のような質問を受けることが多いでしょう。
どんな症状が、いつから出ているのか
家族のこと
仕事のこと
生活のこと
食事をとれているか
睡眠をとれているか
希望する治療法
希望しない治療法
こちらも問診票と同様、答えたくないことは無理に答えなくても大丈夫です。
初診料はどれくらい?
保険診療の初診料は3割負担の患者の場合は約2000~4000円です。
検査の内容などで、費用は変わる場合があります。
時間はどのくらいかかるの?
初診にかかる時間は、30分から1時間程度です。
心療内科を探す
治療方法は?
心療内科での治療は、薬物療法や、精神療法を行うことが多いです。
<薬物療法>
抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬などの心のお薬と、お通じや腹痛などの症状に対する身体のお薬や身体全体を調整してくれる漢方薬などを使用します。
<精神療法>
精神療法では、認知行動療法を行います。認知療法とは、患者さんの物事の考え方や受け取り方に働きかけて行動をコントロールすることで、気持ちを楽にする治療方法です。
また最近では、上記の治療法以外にも、脳に対するTMS治療(経頭蓋磁気刺激法)※も、薬で効果がない人や薬の副作用が強い人に注目されています。
※外部からの磁気刺激で脳を局所的に活性化させることで、脳の血流を増加させ、低下した機能を改善する治療法
「薬がやめられなくなったら…」と不安な方に
「薬漬けになりたくない」という思いから、心療内科での治療を不安に思う人もいると思います。
薬を使って治療したとしても、症状が良くなれば、徐々に薬の量を減らすこともできます。医師の指導に従って薬の量を減らしていけば、副作用も大きくありません。
また、先述したように、治療法は薬物療法だけではありません。精神療法やTMS治療など様々な治療法がありますので、医師とよく相談して、不安のない治療法を選択するようにしましょう。
参考
厚生労働省 こころの耳:1 うつ病とは
https://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/
MSDマニュアル家庭版:精神障害の治療
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/10-心の健康問題/米国における精神医療の概要/精神障害の治療
沖縄県医師会:心療内科精神科の薬(2012年12月24日掲載)
http://www.okinawa.med.or.jp/old201402/healthtalk/gusui/2012/data/20121224n.html
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター:認知行動療法とは
https://www.ncnp.go.jp/cbt/guidance/about
BESLI CLINIC:問題解決療法・認知行動療法
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2020-05-21
精神科、心療内科、メンタルクリニック、色々あるけどどこに行けば良いの?
それぞれどのような違いがあるのか、お医者さんに聞きました。
「うつ病の治療は精神科?それとも心療内科?」「料金も違う?」
初めての受診で不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
精神科・心療内科・メンタルクリニックの違い
精神科・心療内科・メンタルクリニックの「同じところ」は、軽度のうつ病や神経症性障害など、心の病を診るところです
「違うところ」は次の通りです。
精神科
精神科の医療機関で、うつ病や統合失調症、双極性障害など「心の病気」を専門に治療するところです。一般的に、入院と外来を受け付けています。
精神科を探す
心療内科
あくまで「内科」で、ストレスが体の症状に出る心身症を専門に診る診療科です。心因性の症状に対する治療を行うところです。
心療内科を探す
メンタルクリニック
入院用のベッドがない、もしくは19床以下の、精神科の医療機関を指します。精神科と心療内科、どちらの要素も含むところがあります。通院して治療する方がメインとなります。
受けられる治療はどう違う?
精神科で受けられる治療
主に、症状に対する薬を処方する薬物療法や精神療法を行います。中でも認知行動療法(※1)を受けられることが特徴と言えます。
また、病院によっては精神保健福祉士や公認心理師などと連携して、心のケアを受けられるところもあります。
日常生活が困難な方は入院して治療を受けることもできます。
(※1)認知行動療法…患者さんの物事の考え方や受け取り方に働きかけて、認知・行動パターンを整え、気持ちを楽にする治療法
心療内科で受けられる治療
軽いうつ病や不安症などの精神疾患の場合は、精神科と同様の治療を受けることが可能です。これに加えて一般の内科と同様の設備がある場合には、内視鏡やエコー検査などの内科的な検査や診察も可能なところもあります。
診察の際は喘息や胃潰瘍などの身体の症状を診るため、それらの症状の原因を探るべく、診察や検査が行われます。
メンタルクリニックで受けられる治療
基本的な治療方法は精神科と同じですが、カウンセリングなどの心理療法に力を入れているところ、検査に力を入れているところなど、クリニックによって特徴があります。
漢方医による診療や、認知行動療法を受けられるところもあるので、ホームページを見てみるのもお勧めです。事前に問い合わせると確実でしょう。
どっちに行くべき?
精神疾患とはっきり区別ができるのであれば、精神科病院やメンタルクリニックへの受診をお勧めします。心療内科は、あくまで体に現れた症状をメインに診るところです。
具体的な症状を例に挙げて、受診すべき診療科について解説します。
精神科の受診がおすすめのケース
食事ができないほど重度のうつ病の場合や、死にたい気持ちが強い場合など、一人にしておけないような危険な状態の方には精神科病院をお勧めします。
精神科病院は、うつ病、パニック障害、リストカット、双極性障害など、精神に疾患を持つ方の専門科です。また症状が重度の場合など、入院が必要な時に入院治療を受けることができるのが最大の特徴です。
精神科を探す
心療内科の受診がおすすめのケース
精神科だと抵抗がある方や、軽度のうつ病の方、自律神経失調症、意欲が出ないなど、身体的、精神的な症状に悩んでいるのであれば、心療内科に相談すると良いでしょう。
悩みで身体に症状が出てつらい、症状が悪化しているということであれば、一度心療内科を受診してみてください。
心療内科を探す
メンタルクリニックの受診がお勧めのケース
体調が優れない、うつ病なのかな?と精神の不調を感じ始めた時など、メンタルクリニックを受診すると良いでしょう。
メンタルクリニックは、精神科よりも気軽さがある点がメリットです。しかし、入院することができないクリニックが多いため、症状が重度の場合は精神科への受診をお勧めします。
自分で判断できない場合は…
自分では判断ができないので場合は、病院に直接問い合わせて判断を仰ぐこともできます。
また、精神科は心療内科やメンタルクリニックから紹介を受けることもできるので、まずはそちらで相談してみると良いでしょう。
受診のきっかけ
どのような症状で心療内科に行くべきか、きっかけを掴めずにいます…
行くべきか迷っているのであれば、安心するために、一度診察を受けてみることをお勧めします。
「微熱があるのに内科では異常なしと言われた」「体調が悪いのに検査してもわからなかった」など、症状が出ていてつらいのに原因がわからない場合に受診すると、症状や心配なことについて、医師が親身に診察してくれます。
「精神科に行ってはいけない、行ったら最後だ」とうのは本当ですか?心配です…
そんなことは全くありません。
精神科のお薬を処方されると、患者さん自身の判断で薬の服用を止めることができないので、そのようなイメージがあるかもしれません。
もしくは、薬の副作用が強く出る場合もあるため、日常生活への支障が大きいと信じている人がいるのかもしれませんね。
精神的な症状や心身の症状が現れているにも関わらず、受診を躊躇している方が多くいらっしゃいます。ネット上でも様々な情報が錯綜していますが、自分の体の声を聞き、本当に辛い、苦しいと感じている場合は、受診して医師に相談する方が安心できるでしょう。
受診目安
次の症状が直近2週間で毎日、毎晩のように起こるということであれば、専門医に相談することをお勧めします。
当てはまる項目数が多いほどストレスやうつ病の傾向にある可能性があります。
気分が重い、泣きたくなる、ふと涙が止まらなくなる
食事が美味しいと思えない、食欲不振
好きなことなのにやる気が起きない、興味が湧かない
不安感が強くて苦しい、動機や息切れをすることがある
物事を悪い方へ考えてしまう
寝付きが悪い、朝早く目覚めてしまう
歯磨きや着替えなどの日常生活動作が億劫に感じる
人と会いたくないと思う
休んでも疲れが取れない
常に倦怠感がある
微熱やダルさ、頭痛などの症状が続いており、他の医療機関では異常がないと言われた
人との会話や仕事に集中できない
日中の強い眠気
強い罪悪感や自傷衝動がある
死にたい、逃げたいと思ってしまう
精神科を探す
心療内科を探す
初めての受診が怖い方へ
精神科や心療内科を受診することに抵抗を持っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、精神科や心療内科も、内科などの普通の病院と同じと考えると行きやすくなるかと思われます。
受診を躊躇して踏ん切りがつかない方は、受診が必要かどうかの相談をする窓口として、メールや電話などで専門機関に問い合わせする方法もあります。
病院やクリニックの方でも、リラックスできる室内やプライバシーを守るような診察の流れ、医師や看護師の対応など、安心して受診できるよう工夫をされています。
診察では何を話すの?
どのような症状で困っているのか話すのがベースとなります。ストレスの原因を知るために、職業や仕事の内容、家族・友人など人間関係について聞かれるかもしれませんが、話したくない場合は無理に答える必要はありません。
同伴者(※)がいれば、家族や周りの人から見た症状等について具体的に伝えると良いでしょう。
※患者本人の了承が得られれば、同室で同伴者も診療につきそうことができます。その際は医者から同伴者に聞くこともあります。
初診の持ち物
保険証
精神科、心療内科、メンタルクリニックでは、保険診療が受けられます。保険証を忘れないようにしましょう。
お薬手帳(あれば)
お薬を処方する時に、飲み合わせが悪いものがないかチェックするために必要です。
簡単なメモ(あれば)
ストレスとなる要因や出来事に関して、前もって簡単なメモにまとめておくと、診察時にうまく説明できなくて伝えられない心配もなく、医師の確認もスムーズにできます。
セルフチェック表(あれば)
ネット上などでみることができるセルフチェックの結果を印刷したものを渡しておくと、診察時の情報にもなるので便利です。
お金はいくら必要?
自己負担3割の方で、初診時は約2,500円~3,000円程度です。
薬を処方された場合、診察とは別に薬代が5,000円前後かかります。
検査を行った場合には別途1,000~3,000円かかりますが、検査の種類にもよります。。
2回目以降は1,500円程度です。
精神科・心療内科・メンタルクリニックは予約がお勧め
日々のストレスや悩み事で、体調がすぐれない方、「もしかしてうつ?」とお悩みの方は、無理をせずに病院を受診しましょう。初診の日時が決まっている病院もあるので、インターネットなどで調べてから行くとよいでしょう。
精神科を探す
心療内科を探す
参考URL
・医療機関の選び方 - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_01_02choice.html
・心療内科に通ったらいいか迷った時/心療内科・精神科 ひだまりココロクリニックーサンシャインサカエ院
https://hidamarikokoro.jp/sakae/blog/心療内科に通ったらいいか迷った時/
・精神科、心療内科の受診を躊躇してしまう方へ~セルフチェックの重要性~/新宿ストレスクリニック
https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/hesitate/
・こころの病気のセルフチェック/UTU・NET/厚生労働省
http://www.utu-net.com/self/check.html
・診察にはどれくらいの費用がかかりますか? | 心療内科・精神科
https://namba-minato.com/faq/faq09/