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「虫歯を20年放置するとどうなる？」
「歯医者が怖くて行きたくない…」
虫歯を20年放置するとどうなるのか、歯医者さんに聞いてみました。
痛みの少ない治療法や歯医者が怖い人はどうするべきかついても解説します。
虫歯は進行すると命に関わるリスクがあり、放置はキケンです。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
歯の神経が死んでいると、虫歯の痛みを感じることはなくなります。
また、
などの症状も現れやすいです。
顎周りの痛みは、虫歯による炎症が「顎の骨」や「リンパ」に広がることによって起こります。
虫歯で神経が死んだまま放置していると、
などのリスクがあります。
虫歯の悪化には、「生活環境」や「食事」などが関わっており、進行していく時間には個人差があります。20年かけてここまで進行する人もいれば数年で悪化していく人もいます。
虫歯がかなり進行すると、原型を留めないほどに歯が溶かされます。
その結果、空いたスペースに隣の歯が倒れてきて、歯列が歪むことがあります。
歯が溶けて歯並びが悪くなってくると、磨き残しが多くなる傾向があります。
細菌が口の中に溜まることで、他の歯にも虫歯ができやすくなります。
虫歯を治療せずに長年放置すると、
といった命に関わる病気を引き起こすことも、稀にあります。
これらの病気は、虫歯菌が血流に乗って全身に巡ることで引き起こされます。
歯の神経が死んだり、歯がボロボロになったりした後にも起こりうるため、「痛みがないから」と放置するのは危険です。
根管治療とは、細菌に感染した神経を取り除く治療法です。
神経を掃除して中に薬を詰めた後は、詰め物・被せ物で補強し、歯を使えるようにします。
これらの処置は、他の歯に悪影響が及ぶことを防ぐために行います。
※笑気麻酔とは…
鎮静、睡眠、鎮痛作用を持つ気体を吸入する麻酔法。
痛みを感じにくくなるだけでなく、リラックスした状態にもなるため、ストレスが和らぎやすい。
などは、痛みが少ない治療法です。
虫歯治療の場合、保険が「適用される」ケースが多いです。
保険適用外のインプラントなどの治療の場合は、保険が「適用されない」ケースになり、20,000円～25,000円がかかることが多いです。（治療時間・使用薬剤による）保険適用の場合は3割負担のため、2,500円程度です。
※保険適用外で行っている歯医者が多いため、事前に確認しておきましょう。
治療は、虫歯がある部分からレーザーを当てて殺菌します。
レーザー治療には副作用は特になく、電気も必要としないので、ペースメーカーを入れている人や高血圧症などの方でも使用可能です。
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