もくじ
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「唇がザラザラする…」
「見た目は普通なのにどうして?」
この記事では、見た目は普通なのに唇がザラザラする原因について、お医者さんにお聞きしました。
ザラザラ感を解消するためのケア方法もお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
森 しほ先生
日本皮膚科学会、日本抗加齢医学会所属。専門分野は精神医療、皮膚科。
産業医 ・抗加齢医学会専門医 ・公認心理師の資格を持ち、著書「発達障害ママの子育てハック」の監修も行っている。
そのままにしておくと「切れる」「赤くなる」「ぶつぶつができる」などのトラブルが起きてしまうため、皮膚が刺激から身を守ろうと角質を厚くしている状態です。
唇はとにかく刺激に弱い部分。
唇は乾燥や刺激からお肌を守ってくれる「皮脂腺」がなく、皮脂を分泌できません。
さらに角層が薄いので乾燥しやすく、少しのことでも刺激になってしまいます。
刺激を受けると、唇は身を守るために角質を厚くします。
角質が厚くなるとザラザラ、ガサガサになるので、唇はザラザラした状態になりやすいのです。
色がつく口紅などだけではなく、なかにはリップクリームで荒れてしまうケースも。
化粧品に含まれる物質が刺激になってしまう以外にも、アレルギーなどでかぶれている場合など、体質によってさまざまなので注意が必要です。
通常のお肌では、紫外線から身を守るために、メラノサイトという細胞がメラニン色素を産生します。ところが、唇にはメラノサイトが少ないため、他のお肌と比べて紫外線のダメージを受けやすいのです。
また、角質層も薄いので、紫外線の影響をダイレクトに受けてしまいます。
唇のバリア機能が乱れているため、さらにアレルギー物質がお肌に侵入しやすくなってしまう…という悪循環になってしまうことも!
唇の乾燥を防いでバリア機能を乱さないことが、アレルギー反応による炎症を起こしにくくすることに繋がりますよ。
ストレスによって自律神経が乱れることも唇が荒れる原因のひとつ。
自律神経が乱れると、血流が悪くなりお肌の細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなります。
すると皮膚のターンオーバーのバランスが崩れ、唇が荒れやすくなり、ガサガサしてしまうことがあります。
「リップクリームや化粧品をいつもと違うものにした」など、思い当たるキッカケが無い場合は、睡眠はしっかりとれているか、疲れがたまっていないか、ストレスがかかっていないかを考えてみるといいでしょう。
摩擦による物理刺激にも注意が必要です。
特にマスクは知らず知らずのうちに唇に当たっている場合があり、大きな刺激となってしまっていることも。
どうしてもマスクをすることで唇が荒れることが気になる場合は、マスクの素材を柔らかい天然素材のものに替える、マスクの使用を控えるということを試してみてください。
皮膚を守るために必要なビタミンである、ビタミンAやビタミンB2、B6、ビタミンEなどを摂るように意識してみましょう。
乳製品、魚、肉、ほうれん草やブロッコリー野菜をバランスよく摂るといいですね。
ビタミン入りのリップクリームもあるので試してみてくださいね。
唇が乾燥すると皮膚のバリア機能が損なわれ、刺激を受けやすくなります。
特に唇は角質が薄く、皮脂腺が少ないため、他のお肌に比べて乾燥しやすい部位。
リップクリームを塗って、常に保湿しておくことが唇のザラザラを防ぐことに繋がりますよ。
とにかく乾燥を防いで潤いのある唇に保つことが、唇の角質を厚くさせない一番の近道ではありますが、塗るリップクリームが刺激になってしまっては本末転倒。
とにかく、唇の刺激にならないようなリップクリームを選びましょう!
保存料や香料が刺激になってしまう場合があるのでなるべく無添加や不純物のないリップクリームを選ぶのがいいですが、それぞれ体質によってお肌に合うものが違います。
添加物などに問題がなければ、
などを使うと、色々な方面からの刺激を防ぐことに繋がるのでおすすめですよ。
リップクリームを塗る時の摩擦にも要注意!
リップクリームを強く塗り込んだりすると、実はかなりの刺激になってしまっていることがあります。
唇は角層が薄く刺激に弱い部位。
リップを強く塗るとそれだけで刺激になってしまい、角質が厚くなってザラザラしてくる原因になります。
リップクリームでケアするときにはなるべく摩擦がおきないように、
などを試してみましょう。
乾燥するとダメージを受けるのは唇も同じ。
① の「リップクリームを塗る」と同様に、唇を乾燥から守るためには普段から加湿をしておくことも重要ですよ。
ですが、湿度があまりにも高くなると、逆に皮膚がふやけて水分が奪われやすくなってしまうので注意が必要!
また、マスクの中で唇が蒸れてしまうと唇の水分が奪われやすくなってしまいますので注意しましょう。
乾燥を防ぐためには、外部からのケアだけでなく内部から水分を補うことも必要です。
外側からいくら保湿しても、内側に水分が不足していると水分が不足するとお肌に水分が行き渡らずカサカサに。
直接お肌を保湿するだけではなく、意識してこまめに水分を摂るようにしましょう。
水分は一度に多量に摂るよりも、こまめに補給をすることが大切です。
先述の通り、紫外線は唇にとって刺激になります。
紫外線の刺激を受けることで炎症が起こり、唇の皮剥けがおきたり、ザラザラする原因に。
角層が薄く、紫外線の影響をダイレクトに受けてしまう唇だからこそ、しっかりリップクリームなどで紫外線対策をするようにしましょう。
唇を舐める、触るなどの癖があると、刺激となってカサカサになってしまいます。
癖を直すことはなかなか難しいのですが、緊張したとき、退屈なときに、唇を舐めたり触ったりする代わりになる動作を心がけましょう。
唇の荒れを解消するためには、以下の栄養素が重要です。
皮膚を健康に保つのに欠かせない栄養素です。不足するとお肌の乾燥に繋がります。
過剰に摂りすぎても乾燥してしまうので、適切な量を摂ることを心がけましょう。
摂れる食材:乳製品、肉、魚介類など
抗酸化作用があり、唇のくすみ対策や保湿に繋がります。
摂れる食材:卵、オリーブオイルやアーモンドなど
唇の健康維持やコラーゲンの生成に役立ちます。
コラーゲンは肌のハリや弾力を保つために大事な成分で、唇の潤いにも関わります。
摂れる食材:いちごなどの果物、ブロッコリーなどの野菜
皮膚の修復、再生に修復に必要な栄養素です。不足すると唇の荒れやひび割れに繋がる可能性も。
抗炎症効果もあるので、唇が荒れがちな時に摂るのもおすすめです。
摂れる食材:牡蠣などの魚介類、赤身の肉など
唇の保湿を促す効果があります。炎症を抑制する効果もあるので、唇が荒れている時に摂りたい栄養素です。
摂れる食材:サーモン、くるみなど
忘れてはいけないのがタンパク質。タンパク質はお肌の材料となるので、タンパク質が不足していると唇はもちろん、お肌がガサガサになってしまいます。
目安は1日60g程度。美容と健康のために摂るように心がけるのがおすすめですよ。
これらの食材をバランスよく摂り、栄養素を摂るように心がけることで唇の荒れの改善が期待できます。
サプリなどを活用するのもいいですが、できるだけ食品からバランスよく摂るのがおすすめです。
例えば、
などの病気が考えられます。
アレルギーであった場合、唇だけでなく全身に症状が出る危険性があるため注意が必要。
自己免疫性疾患の場合はシェーグレン症候群などで口の乾燥が起き始めている可能性があります。その場合、目の乾燥、疲労感やうつ症状などの他の症状が出てくることもあり得ます。
細菌、ウイルス、真菌などによる感染症である場合は、ヘルペス、カンジダなど、放置すると症状がひどくなったり長引いてしまうこともあり得ます。
発熱などの全身症状を引き起こすこともあるので、早めに病院で診察をしてもらい対策をしましょう。
思い当たるきっかけや原因、いつからどのように荒れてきたかを伝えると、より正確な診断が得られるでしょう。
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