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「子どもが貧血っぽい…めまいもあるみたい」
「子どもの貧血は、小児科?内科?」
お医者さんが、「子どもの貧血の症状」と「改善方法」を解説します。
子どもの貧血状態に親が気づかず
など様々な症状が現れ、学校も休みがちとなり、何が悪いのかわからずに困って病院を受診する人もいます。
貧血とは、体を働かせる赤血球が不足している状態です。
赤血球をつくのに必要なのは鉄分やビタミン、葉酸などです。特に鉄分は比較的に減少しやすい栄養素です。
貧血状態が続けば、通常の生活も困難となります。また、貧血に隠れた病気による症状の場合もあります。早い段階で診察、治療を受けるようにしましょう。
※めまい、息切れ、耳鳴り、頭痛、爪が白い、下まぶたが白い、だるそう、いつも眠たそう、集中力がない、など
赤血球のもとになる鉄分を定期的に補給するために、鉄剤が処方されます。
また、食事から鉄分を取るメニューなどが保護者の方に指導されます。
一般的に多いのは、鉄欠乏貧血です。
月経スタートに伴い、出血があることで貧血となる子どもが多いです。保護者の方は、注意してください。
激しい運動をする子どもに多いのが「希釈性貧血」。マラソンやサッカー、剣道などの足裏を強く打ち付けるのが多いスポーツをしている人は、「運動性溶解性貧血」になる場合があります。
貧血症状が強い時は、病院で、鉄剤をもらい対応できますが、鉄分は、通常、食事から補給できます。また、鉄分の吸収をよくするビタミンCを含む果物を食事と同時に摂取させるのもおすすめです。
※重度の貧血の場合では食事からでの摂取では限界があるので治療を受けてください。
鉄分を多く含む食材には、豚レバーや鳥レバー、魚介類(あさり、ひじきなど)、大豆などがあります。
子ども向けメニューとしては、「あさりの缶詰を使ったクリームパスタ」や「レバニラ炒め」、「ひじきの煮物のまぜおにぎり」などがおすすめです。
注意としては、子ども用の噛むタイプのものは、甘く味付けされているものもあります。必要ない糖分をたくさん摂取して肥満の原因になることもあるので、適量を守りましょう。
また、長期的には薬やサプリメントだけに頼るのではなく、食事からも鉄分の摂取を行うように食事管理を行いましょう。
子どもの貧血症状は、悪性リンパ腫や白血病、小児がんなどの病気が原因で発症していることがあります。
「ただの貧血」と軽く考えずに、一度病院を受診してみましょう。
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