もくじ
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「鎖骨のリンパが痛い…」
「何かの病気？」
鎖骨のリンパが痛む症状について、お医者さんに聞きました。
命に関わる病気の可能性も考えられます。気になる症状をチェックしていきましょう。
荒牧内科
院長
荒牧 竜太郎先生
福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業
ただし、
といったときには、早めに医療機関を受診しましょう。
原因となる病気によっては、放置すると症状が悪化してしまうだけでなく、命を落とす恐れもあります。
鎖骨のリンパが痛いのは、
といった原因が考えられます。
それぞれ詳しく解説します
免疫力が低下している人、基礎疾患（糖尿病等）がある人に多くみられます。
結核菌って何？
結核菌とは、肺炎を起こす菌のことです。
結核を発病している人が咳やくしゃみをした時に、結核菌を含んだ飛沫が周囲に飛び散り、その周りの水分が蒸発した状態（飛沫核）で空気中に漂い、それを吸い込むことによって感染します（飛沫核感染＝空気感染）。
といった症状があるときは、リンパ節結核を疑いましょう。
リンパ節結核を放置すると、他の臓器にまで影響を及ぼし、最悪のケースでは、命をおとすリスクもあります。
病院では薬物療法を行い、抗結核薬で治療を行います。
治療期間が長期にわたることが多いためしっかり治療を受けるようにしましょう。
60歳ごろから発症者が増え始め、70歳代がピークとなります。
ただし、発症の原因は今のところはっきりとわかっていません。
細胞内の遺伝子に変異が加わることにより、ガン遺伝子が活性化するのではないかと考えられています。
一部にウイルス感染症も関わっているとも言われています。
鎖骨の周りのしこりは、通常痛みを伴いません。
しこりは親指ほどの大きさからから始まり、数週間から数カ月かけてゆっくりと腫れてく場合が多いです。
特に
といった症状があるときは、悪性リンパ腫を疑う必要があります。
病院での治療は、リンパ腫の進行具合によって異なりますが、化学療法と放射線治療を行うことが多いです。
症状によっては造血幹細胞移植（※）を行うケースもあります。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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