やり直しできる？歯医者の詰め物がすぐ取れた！対処法は？治療費は？

「歯医者に行ったばかりなのにすぐ詰め物が取れてしまった…」

やり直しはしてもらえるのか、再度治療費はかかるのか、歯医者さんに聞きました。

監修者

むかい歯科
歯科医

迎 和彦先生

経歴

平成2年　昭和大学歯学部卒 昭和大学第三歯科補綴学教室入局
平成8年　昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生 都内歯科医院管理者（院長）勤務
平成15年   同上退職
平成16年   大田区大森にて「むかい歯科」開業

詰め物がすぐ取れた！どうすれば？

すぐとれたのですが…やり直しはしてもらえるのでしょうか？

基本的には、診療時間内であれば対応してもらえます。

※取れたものや治療の過程にもよります。

診療の混み具合などですぐに対応することが難しい場合もあります。必ず電話などで確認してから受診するのがよいでしょう。

また、そのまま同じ方法ができない場合は応急処置のみ行い、後日時間が確保できるところで再治療になることもあります。治療は最大限再治療がないように配慮して行いますが、それでも再治療を余儀なくされることも一定の割合であることも事実です。

再度治療費はかかる？

基本的には、かからないことが多いと思います。
ただし…

ただし、追加の材料費や再診料が発生したり、歯が治療前の状態と異なる状況になっていて追加の治療が必要になることもあります。

例えば、歯の一部が割れたり欠けたりした場合、作る予定のものが変更になります。その際は、差額が発生することも考えられます。担当の先生に十分に説明を受けましょう。

詰め物がすぐ取れてしまうのはなぜ？

詰め物が取れてしまう理由はいくつかあり、詰め物の種類にもよります。

理由①仮詰め・仮歯は取れやすい

治療中の仮詰め、差し歯が出来上がるまでに入れる仮歯は、次回の治療時に外すことが前提の着け方なので、最終的な詰め物に比べて、どうしても取れてしまう確率が高くなります。

理由②噛み合わせ

最終的な詰め物でも、プラスティック系の詰め物などは、つける場所や噛み合わせによっては取れやすい場合があります。

理由③歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりがある方の場合は、セメントで着けた詰め物でも取れやすいです。

詰め物が取れた時の対処法

詰め物が取れた際は、放置せずなるべく早めに歯医者を受診してください。

そのうえで、次の2点に注意してください。

1. 取れた歯側で硬いものを噛まない
2. 食事の後は、十分にうがいやブラッシングをする

詰め物が取れてしまうと、歯に穴が空くため、虫歯になりやすいです。
また、かみあわせが悪かったり、歯が欠けてしまったり、歯並びが悪くなってしまう可能性もあります。

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これはやっちゃダメ！

基本的に、取れたものを自分で歯に戻すのはやめてください。

また、取れたものをケースなどに入れて保管し、次回の診察時に持参するようにしてください。