何もしていないのに心臓がバクバクする…これって病気?
安静時に心臓の鼓動がバクバクする原因について、お医者さんに聞いてみました。
心臓の病気が隠れている恐れもあるので、症状に心当たりがないかチェックしましょう。
監修者
経歴
2011年3月香川大学医学部医学科卒。同年4月より徳島赤十字病院で初期臨床研修、2013年4月からは徳島赤十字病院麻酔科に所属。
保有資格に日本救急医学会ICLSコース認定ディレクター、日本麻酔科学会認定医・専門医
何もしてないのに心臓がバクバクする…
何もしていないのに、心臓がバクバクすることがあります…。これはなぜでしょうか?
何もしていないのに心臓がバクバクする場合、
- 通常の「心臓の鼓動」を感じている
- 脈が速くなっている
という2つのケースが考えられます。
原因① 通常の「心臓の鼓動」を感じている
通常時と比べて脈拍に変化がないのであれば、普段は感じない心臓の鼓動が気になっているだけだと考えられます。
この場合は、特に問題ないでしょう。
原因➁ 脈が速くなっている
脈が速くなっている場合は、
- ストレスの影響による自律神経の乱れ
- 貧血
- 心臓の不整脈
などの原因が考えられます。
自律神経が乱れると、交感神経が過剰に活性化され、必要以上に心臓が強く動いてしまい、動悸につながります。自律神経は「過度なストレス」「不規則な生活」などにより、乱れやすくなります。
貧血の場合は、酸素を供給する赤血球が減少するため、酸素の運搬能力を補うために心臓が強く動きます。そのため、貧血になると少し体を動かしただけでも動悸を感じやすいです。
不整脈の場合は、心臓自体が異常に早く動いてしまうために動悸を感じてしまいます。
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全身の凝りがひどい…。
もしかして病気?
全身の凝りで病気が疑われるケースについて、お医者さんに聞いてみました。
自律神経失調症などの病気も考えられるので、心当たりがないかチェックしましょう。
「全身の凝り」の原因は病気?
最近、全身の凝りが気になります。何かの病気かもしれないと不安なのですが…。病気によって「全身が凝る」ことってあるのでしょうか…?
はい、病気による疲労感から、全身が凝っているように感じる場合があります。
ただし、疲労や運動不足が原因であることがほとんどです。
「全身が凝る病気」というのはありませんが、自律神経失調症などの病気で、二次的に全身の凝りを感じるケースが考えられます。
こんなケースは、病気の可能性が低いです
全身の凝り以外の症状がない
ストレッチやマッサージで凝りが改善する
久しぶりに激しい運動をした
慢性的な運動不足により、肩こり・首こり・腰痛などを発症し、全身が凝っているように感じる場合があります。
体を動かす習慣がないと、体全体の血流が悪くなり、体のさまざまな部分で冷え・こりを招きます。
病気が疑われる症状
突然肩こりが生じてすぐに消える
胸を締めつけるような感覚を伴う
めまい・頭痛・吐き気を伴う
上記の症状に該当する場合は、ただの凝りではなく、何らかの病気が疑われます。
こんな人は要注意
喫煙者
空気が汚染された環境に長くいる
お酒をよく飲む
肥満傾向
血圧・血糖値が高い
ストレスが多い
睡眠不足
運動不足
高齢者
更年期の女性
上記に該当する人は、全身に凝りを生じる病気のリスクが高いと考えられます。
全身の凝りを引き起こす2つの病気
自律神経失調症
慢性疲労症候群
病気① 自律神経失調症
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、心身にさまざまな不調をきたす病気です。
血流の低下・体の冷え・倦怠感を起こし、全身の凝りを感じるケースがあります。
全身の凝り以外に、
頭痛
便秘
のぼせ
動悸
イライラ
不安感
気分の落ち込み
などの症状があらわれることもあります。
自律神経失調症かも…対処法は?
つらいと感じる症状があるのであれば、病院で相談してみることをおすすめします。
身体的な症状が強く出ている場合は、「内科」で受診しましょう。
イライラ・不安感などの精神的な症状を伴う場合は、「心療内科」に相談してみることをおすすめします。
日常生活では、きちんと睡眠時間を確保し、食事からバランスよく栄養をとることを心がけましょう。
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更年期は自律神経が乱れやすい
40代から50代の更年期の時期になると、女性ホルモンの分泌が低下し、自律神経が乱れやすくなります。
すると、全身の凝りを含む、自律神経失調症と似た症状があらわれることがあります。
病気➁ 慢性疲労症候群
慢性疲労症候群は、休んでも疲れが取れず、日常生活に支障をきたす状態が6ヶ月以上続く病気です。
血流の悪化により、全身が凝ったように感じる可能性があります。
全身の凝り以外にも、
倦怠感
集中力が低下する
不眠
頭痛
などの症状を伴います。
はっきりと原因が分かっておらず、検査をしても異常が見つからない場合に、慢性疲労症候群が疑われます。
慢性疲労症候群かも…対処法は?
慢性疲労症候群はセルフケアで改善することが難しいため、医療機関を受診しましょう。
放置すると抑うつ状態になることがあるため、早期の治療が大切です。
まずは、「内科」で受診することをおすすめします。
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全身の凝りが「1週間以上続く」場合は病院へ
ストレッチや運動をしても全身の凝りが改善されない
全身の凝りが1週間程度続いている
という場合は、一度医療機関で受診しましょう。
治療せずに放置すると症状が悪化し、痛みが出てきたり、体を動かせなくなったりする恐れがあります。
病院は何科に行けばいい?
一度「内科」に相談して、検査を受けることをおすすめします。
全身の凝り以外に、精神的な不調やストレスが多い人は、「心療内科」で受診しましょう。
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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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2021-01-27
動悸がする…。
まさか、不整脈…?
その原因と対処法を、お医者さんに聞きました。
病院に行く目安や受診する診療科も解説します。
危険な動悸の見分け方
ドクンドクンと鼓動が大きい動悸や、一瞬脈が飛ぶような動悸は、あまり心配しなくても大丈夫です。
こんな症状はすぐに病院へ
次の症状がある場合は、重い病気が原因かもしれないので、病院を受診してください。
日常生活に支障をきたしている
動悸が繰り返し起こる
数分以上も動悸が続く
胸痛
息切れ
めまい
倦怠感
呼吸困難
意識を失う
病院は何科?
内科や循環器内科を受診してください。
内科を探す
動悸が起こる病気
動悸を感じる場合、次の病気が考えられます。それぞれ詳しく解説していきます。
不整脈
ストレス性疾患(パニック障害、全般性不安障害等)
貧血
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
病気① 不整脈
不整脈にはいろいろな種類があり、それぞれの動悸に特徴があります。
タイプ① 期外収縮(脈が飛ぶ)
一定リズムの脈拍以外の脈拍が起こります(脈が飛ぶといいます)。一分間の脈拍数が120回以下のときに起こることが多く、脈が飛んだ後も、一定のリズムで脈を打ちます。
胸がドキドキするような動悸が起こることが多いです。
タイプ② 徐脈
一分間の脈拍数が50回未満の脈拍が遅くなる不整脈のことです。
息切れ・倦怠感・めまい・意識を失う等の症状を伴うことがあります。
タイプ③ 頻脈
脈拍が速くなり、1分間に100回以上の脈が起こる不整脈です。
胸の痛み・意識を失う等の症状を伴うケースがあります。
不整脈の原因
加齢
肥満
高血圧
疲労過多
ストレス過多
アルコールやカフェインの過剰摂取
睡眠不足
運動不足
運動のやりすぎ
自律神経の乱れ
喫煙 など
自分でできる改善方法
不整脈のタイプによっては、生活習慣を改めることで、症状が改善する場合があります。
次の4点を意識して生活しましょう。
十分な睡眠時間を確保する
栄養バランスのよい食事を摂る
暴飲暴食しない
ウォーキング等の軽い運動を継続する
病気② ストレス性疾患(パニック障害、全般性不安障害等)
息ができないほどの激しい動悸が起こることがあります。動悸とともに、めまいや息切れが起こることも多いです。
ストレス性疾患の原因
過剰な精神的ストレス
疲労の蓄積
睡眠不足
過度な緊張
過度な不安感 など
自分でできる改善方法
深呼吸をし、気持ちを落ち着けましょう。
リラックスして過ごす、ゆっくり休む、軽い運動を行うこともおすすめです。
病気③ 貧血
ドクドク、ドキドキするような動悸が起こることがあります。息苦しい感じ、倦怠感、頭痛、めまい等を伴うケースもあります。
貧血の原因
体内の鉄分が不足することで、貧血が起こります。
過度のダイエットによる栄養不足
生理
偏食
胃腸系疾患
多くの場合、以上が貧血の原因と考えられています。また、知らないうちに発症した消化管出血などが原因になることもあります。
自分でできる改善方法
鉄分、ビタミンC、タンパク質をバランスよく摂りましょう。
鉄分(小松菜、ほうれん草、切り干し大根、豆乳、レバー等)
ビタミンC(果物、緑黄色野菜等)
タンパク質(肉類、魚介類、乳製品、卵、大豆製品等)
ただ、食事だけで鉄分不足による貧血を改善するのは難しいです。
内科へ行くことをおすすめします。
内科を探す
病気④ 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺機能亢進症によって脈が速くなると、ドキドキするような動悸が起こることがあります。
甲状腺機能亢進症の原因
全身の代謝を調節する甲状腺ホルモンが、過剰に分泌されることが原因と考えられています。
自分でできる改善方法
楽な姿勢で安静にして、深呼吸を繰り返し行い、気持ちを落ち着けてください。両目をゆっくり動かし、首の動脈を優しく押しましょう。
ただし、甲状腺機能亢進症は病院での治療が必要となる病気です。内分泌・代謝内科、または耳鼻いんこう科を受診しましょう。
耳鼻いんこう科を探す
放置すると…深刻なリスクも
不整脈で心臓内の血流が乱れて血栓が生じると、脳梗塞を起こすことがあります。
また、不整脈によって全身に血液が行き渡らず、脳や冠動脈(※)等で血液が不足すると、失神したり、命を落としたりする恐れがあります。
※冠動脈:心臓へ酸素や栄養分などを供給する血管のこと。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
▼参考
日本医師会 危険な不整脈
厚生労働省 みんなのメンタルヘルス 動悸・めまい
心臓がバクバクするときの対処法は?
心臓がバクバクしているときは、いったん安静にしてください。
座ったり横になったりして、ゆっくりと深呼吸をしましょう。
動悸がしているときは、心臓に負担がかかっていると考えられます。体を休めて心臓の負担を軽減しましょう。
安静時の動悸を予防する5つの方法
- ストレスをなるべく軽減させる
- ゆっくり休む時間を確保する
- 7~8時間程度の睡眠時間を確保する
- 1日3食、栄養バランスのとれた食事をとる
- ジョギングなどの有酸素運動を行う
安静時にもかかわらず動悸がする人は、生活習慣を見直す必要があります。
上記の5つを心がけましょう。
対処法① ストレスをなるべく軽減させる
ストレスは動悸の原因となります。
- ストレスを感じる原因から距離を取る
- 趣味や好きなことをしてストレスを発散する
ことが大切です。
ストレスを自覚できていないこともあるため、「やりたいと思っていないことは避ける」などして、少しでも負担を軽くしましょう。
対処法② ゆっくり休む時間を確保する
など、ゆっくり休める時間を確保しましょう。
仮眠する時間がない人は、目をつむってリラックスするだけでも構いません。
安静にする時間を設けるだけでも、ストレスを減らして自律神経が整いやすくなります。
対処法③ 7~8時間程度の睡眠時間を確保する
心臓がバクバクする場合は、睡眠不足の可能性があります。
7~8時間程度の睡眠時間を確保しましょう。
起床時間・就寝時間を一定にすることも大切です。睡眠の質が高まり、自律神経を整える効果が期待できるため、動悸の改善につながります。
なお、寝る前にスマホやパソコンの画面を見るなど、眼に刺激を与える行為は控えましょう。入眠しにくくなるうえに、睡眠の質が低下するため実質的に睡眠時間が短くなってしまいます。
対処法④ 1日3食、栄養バランスのとれた食事をとる
- 欠食せずに1日3食、きちんと食べる
- 毎日、同じ時間に食事をする
- 栄養バランスのとれた食事をとる
といったことを普段から心がけましょう。
これらを意識することで、腸管の働きが一定になり、自律神経の作用が安定します。その結果、血管の収縮・拡張といった作用も安定するため、心臓がバクバクすることの予防につながると考えられます。
対処法⑤ ジョギングなどの有酸素運動を行う
など、軽く息が上がる程度の有酸素運動を週に2回程度行いましょう。これらの運動が難しい人は、10分程度のストレッチがおすすめです。
運動やストレッチは自律神経の働きを改善し、全身の血流をよくします。ストレス解消や睡眠の質向上にもつながります。運動は、食後2時間以上経過してから行ってください。ストレッチは入浴後や寝る前に行うのが効果的です。
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2022-05-31
「最近、しっかり寝ているはずなのに疲れがとれない…」
「これって、ストレスが原因?」
しっかり休んでいるのに疲れが取れない理由をお医者さんに聞いてみました。
おすすめのストレッチ方法など、ストレスによる疲労蓄積を改善する方法も詳しく解説していきます。
疲れが取れないのは「ストレスのせいかも」
最近、しっかり寝ているはずなのに疲れがとれません。ストレスが関係しているかもしれないって本当ですか?
はい、しっかり休んでいるのに疲れが取れないのは、ストレスによる疲労が原因の恐れがあります。
人間は過度のストレスを抱えると、細胞レベルで遺伝子やタンパク質が損傷を受けると考えられています。
また、通常にはできていたはずの“修復”も、過度のストレスが溜まると困難になり、疲れが回復しない状態になってしまいます。
「ストレスで疲労が取れない」人の特徴
性格での特徴
悩みを抱え込みやすい
神経質
几帳面
心配性
責任感が強い
完璧主義
こだわりが強い
生活習慣の特徴
睡眠不足(睡眠障害)
不規則な生活習慣
“ストレスサイン”を放置するとどうなる?
脳疾患(脳血管障害)や心疾患(心筋梗塞)といった重篤な疾患につながる恐れがあります。
また、ストレスによる炎症物質が脳に影響して「疲労」状態が続く恐れや、抑うつ状態(うつ病)になることもあります。
注意!疲れを取る裏ワザはない
疲労感は放っておいても自然に改善するものではありません。
疲れを継続して感じている場合は、いち早くその状態を改善する必要があります。
疲労を感じているのに放置すると、どんどん疲労が溜まり心身ともにつらい状態に陥ってしまいます。
心身ともにつらい状態に陥ることで、症状改善に時間がかかったり、状態が悪化することもあります。
疲労蓄積を解消するための7つのルール
ストレスによる疲労感を解消するためには、
「自分は疲れている」と認識する
起床・就寝時間を決める
夕食は就寝の2時間前までに済ませる
よく噛んでゆっくり食べる
ビタミン・ミネラル分を積極的に摂る
ぬるめのお風呂にゆっくりのんびり浸かる
体を動かす
といったことを意識して行うとよいでしょう。
① 「自分は疲れている」と認識する
心身は疲労困憊の状態なのに、自分で自分の疲れに気が付いていないケースがあります。
そのような状態にならないために、自分の精神状態と身体状態を振り返る時間をつくり、疲れのサインが出ている場合は、早めに休息をとるようにしてください。
また責任感が強い人の場合、すでに頑張っているにも関わらず、疲れ果てるまで頑張り続けてしまうケースがあります。
頑張りは重要ですが、疲労や不調を感じたときは一旦立ち止まり休むことも必要です。
起床・就寝の時間を決める
おおよそ同じ時間に眠りにつき、起きることで睡眠の質が向上します。
良質な睡眠をしっかりとると、脳や身体の休息につながります。
また睡眠中に分泌される成長ホルモンの作用により、体内の細胞が活性化されたり、活力になるエネルギーが生成されたりするため、疲労蓄積の改善につながると考えられます。
夕食は就寝の2時間前までに済ませる
就寝の2時間前までに夕食を済ませることで睡眠の質の向上につながります。
食事の消化には3時間ほどかかると言われています。寝る直前に食事をすると、胃腸が消化・吸収に集中することになり、睡眠時に脳や身体の休息が充分にできなくなります。
よく噛んでゆっくり食べる
よく噛んでゆっくり食べると、食べた物の消化吸収が促進されるため胃腸の負担が軽減され、睡眠の質が向上します。
胃腸に負担が掛からないよう1口あたり最低10回は噛むように習慣づけましょう。
ビタミン・ミネラル分を積極的に摂る
豚肉やうなぎに多く含まれるビタミンB1や、レバー・納豆などに含まれるビタミンB2は疲労改善に役立つ栄養成分です。
また、鉄分は体内の酸素を細胞に届ける働きがあり、カルシウムは筋肉をスムーズに動かす働きがあるため疲労改善に有効な栄養成分と考えられます。
朝食や昼食を軽くしたり抜いたりすると、ビタミンやミネラルが不足傾向になります。3食からバランスよく摂取するようにしてくださいね。
ストレスによる疲労を改善するためにおすすめの食材
栄養素
左の栄養素を豊富に含む食品
ビタミンB1
レバー/豚肉/うなぎ/キノコ類/胚芽米
ビタミンB2
レバー/納豆/小松菜/ししゃも/卵
鉄分
レバー/大豆・大豆製品/ひじき/あさり
カルシウム
小松菜/小魚/大豆・大豆製品/牛乳・乳製品
ぬるめのお風呂にゆっくりのんびり浸かる
ぬるめのお風呂にゆっくりのんびり浸かることで、心身のリフレッシュにつながります。
大体38~39℃のお湯で30分以上浸かるとよいでしょう。
入浴は、体の筋肉を緩ませることができ、血液の循環を改善してくれます。
また入浴中にマッサージをするのもおすすめです。体内に溜まっている不要な老廃物の排出とともに、神経の緊張を緩和する作用が期待できるため、疲労蓄積の改善に有効と考えられます。
体を動かしましょう
体を積極的に動かすと、内臓や筋肉の機能を活性化して血流を改善し、リフレッシュできるため、疲労蓄積の改善に有効です。
ウォーキングやストレッチなど、始めやすく続けやすい運動を毎日行いましょう。
1日15分程度からはじめて、無理のない範囲で行ってください。
おすすめストレッチ①
座ったまま足を前に伸ばしつま先を掴む
①の状態を20秒維持する
※体が硬い人は膝を曲げてください
おすすめストレッチ②
足を開き両手で右足のつま先を掴む
①の状態を20秒維持する
左側も同じように行う
なかなか疲れが取れないときは医師に相談を
特に、しっかり休んでいるにも関わらず疲れが取れない、または強い疲労感が6ヶ月以上続いている場合には、早急に医療機関を受診してください。
具体的な症状例としては
休息をとっているのに疲れが取れない
1ヶ月以上疲労感が続いている
息切れ・動悸・強い倦怠感・頭重感・脱力感がある
睡眠障害
リンパ節の腫れ
食欲不振
手足のしびれ
強い不安感
抑うつ状態
集中力低下
意欲減退
などがあげられます。
日常生活に支障が出ている場合は早めに病院を受診しましょう。
受診は何科?
医療機関は、まずは内科を受診しましょう。
内科で検査等を行い、身体に異常がなかった場合には、精神科や心療内科を紹介される場合もあります。
初診の際に、医師に伝えるとよいこと
医療機関を受診する際は医師に、
症状が出現した時期
出現している症状について
症状が出現するタイミング
考えられるストレスの原因
生活習慣について(仕事内容、学校生活等)
既往歴
を伝えると診察がスムーズに進行します。
内科を探す
▼参考
ヤクルト もやもやストレスを吹き飛ばせ!3分でできるストレッチですっきり解消
京都府 京都府精神保健福祉総合センター ストレスによるさまざまな問題
公益財団法人 世田谷区保健センター 疲労回復のコツ
公益財団法人長寿科学振興財団 疲労とは?疲労の原因と回復方法
大正製薬グループ 精神的に「疲れた」ときのストレス解決法
沢井製薬株式会社 サワイ健康推進課 あなどってはいけない疲労・倦怠感
こんなときは病院へ!危険な動悸症状をチェック
- ストレスがない状態でも動悸がする
- 動悸が頻発する・長時間収まらない
- 動悸のリズムが不規則
- 胸が苦しい・息苦しい
- 冷や汗が出る
- 少し動いただけでも動悸がして動けない
上記のような症状の場合、心臓自体の問題が疑われるので、すぐに診察が必要です。
放置すると心不全や呼吸不全などによって、死に至る恐れもあります。
早急に「循環器内科」を受診しましょう。
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寝てる時に、心臓がバクバクする…。
なんだか不安で眠れない…。
不快な動悸症状の原因と対処法を、お医者さんに聞きました。
「病院に行く目安」や「何科を受診すればいいのか」についても解説します。
「寝てる時に心臓がバクバク」これ大丈夫?
バクバクするのが初めてであれば、一旦様子を見ても大丈夫です。
一度深呼吸をして、気持ちをリラックスさせましょう。
不安を感じると、一時的に鼓動を強く感じることがあります。
ただし、
毎晩のようにドキドキを繰り返す
他にも何か気になる症状がある
といった場合には、なんらかの病気が考えられます。
よくある2つの原因
就寝中の動悸は、
ストレス
肥満
が原因の可能性があります。
以下の項目で、それぞれ詳しく解説していきます。
原因① ストレス
ストレスで自律神経が乱れると、動悸が起こる場合もあります。
ストレスを溜め込みやすい人
責任感の強い人、
真面目な人
周囲に気を使いすぎる人
などに多く見られます。
その他の症状
呼吸が苦しい
眠れない
体の冷え
だるさ、倦怠感
自分でできる対処法
気持ちをリラックスさせてください。
ぬるめのお湯や、ノンカフェインのお茶を飲むと良いでしょう。
なお、症状が3、4日以上続く場合は、内科疾患の可能性も考えられます。
内科、または循環器内科で相談してみましょう。
内科を探す
原因② 肥満
肥満によって血管や心臓に負担がかかると、動悸が起こることがあります。
動悸は、過度な負担による不整脈が原因です。
特に横になった姿勢は、血流が集まりやすく、心臓により負担がかかります。
肥満になりやすい人
よく暴飲暴食をしてしまう人
早食いする人
運動不足の人
その他の症状
息苦しさ
体のむくみ
冷え
眠れない
自分でできる対処法
適量の食事と毎日の運動を心がけ、減量してください。
また、検査で生活習慣病が発見されることもあるため、一度病院を受診しましょう。
生活習慣病の場合は、医師のサポートを得ると減量しやすくなります。
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危険!この症状は「心不全」かも
仰向けの姿勢がつらい
仰向けだと動悸が気になる
心臓を下にする(左向きに寝る)とつらい
むくみや冷えが強くて眠れない
上記症状がある場合は、心不全の可能性があります。
すみやかに循環器内科を受診しましょう。
循環器内科を探す
病院に行く目安
就寝時の動悸が3~4日以上続く場合は、病院を受診してください。
何科を受診すれば良い?
内科、または循環器内科を受診しましょう。
寝てる時の心臓のバクバクは、病気の可能性も考えられます。
放置すれば、長引く治療や命の危険につながる恐れもあります。
心当たりがある場合は早めに受診し、動悸の原因を突き止めましょう。
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▼参考
一般社団法人 日本循環器学会 心筋症診療ガイドライン(2018年改訂版)
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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