肘の内側を押すと痛む…治らないなら「ゴルフ肘」かも。病院行くべき?医師監修

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-05-07
24

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

肘の内側を押すと痛む…治らないなら「ゴルフ肘」かも。病院行くべき?医師監修

肘の内側に痛みがある…。
押すと痛い…。
それは「ゴルフ肘」の症状の可能性が高いです。

ゴルフ肘を改善するために自宅でできることや、病院での治療が必要なケースについて解説します。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

肘の内側の痛みの原因は「ゴルフ肘」かも

医師男性
肘の内側の痛みは、「ゴルフ肘」を発症している可能性が高いです。

「ゴルフ肘」は、正しくは上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)といいます。手首を曲げる筋肉の付け根が炎症を起こして痛みを感じます。

ゴルフ肘の特徴

  • 肘の内側を押すと痛い
  • 手首を手の甲のほうへ曲げると痛みが強くなる
  • 電車のつり革につかむと痛む
  • 手を握りしめると痛む
  • 肘を曲げて重い荷物を持つと痛む
  • テニスでフォアハンドをすると痛む
  • ゴルフのスイング時に痛む

ゴルフ肘の原因

手首を内側(手のひらの方向)に繰り返し強く曲げる動作が原因で、ゴルフ肘になります。

特に、ゴルフのスイングをするときに強く握りすぎたり、加齢によって筋力・柔軟性が低下していたりするとゴルフ肘を発症しやすいです。

この痛みは大丈夫?病院に行くべき?

医師男性
痛みが軽く、日常生活に支障をきたしていないのであれば、一旦安静にして様子をみてもいいでしょう。

早く治すために「自宅でできること」

医師男性

ゴルフ肘の痛みをできるだけ早く緩和するために、

  1. 安静にする
  2. 冷やす
  3. ストレッチする
  4. テーピングをする

の3つを試してみましょう。

その① 安静にする

手首を動かさないよう、安静にしてください。
手首を内側(手のひらの方向)に、繰り返し強く曲げる動作を控えましょう。

その② 冷やす

痛みが強い場合は、痛みのある部分をタオルで包んだ氷などで冷やしてもよいでしょう。

その③ ストレッチする

肘の痛み 内側

  1. 片方の腕を水平にして、前にしっかりと伸ばす
  2. 指先が下側になるよう、手のひらを前方に向ける。手首を完全に曲げるのがポイント
  3. 反対側の手で、前に出している手のひらと指を押さえる
  4. 抑えている手のひらを手前に引く

※これを30秒間5セット行う

\ワンポイント・アドバイス/
ストレッチをするときは、呼吸を止めないようにしましょう。
肘の内側から手首までの筋肉がしっかりと伸びているのを感じながら、ストレッチを行うと良いでしょう。

痛みが強い場合は、無理してストレッチを行う必要はありません。安静にしてください。

その④ テーピング

早く治すためではないですが、痛みを緩和するために、テーピングを使用しても良いでしょう。

使用するテープ

  • 幅が2~5㎝程度のもの
  • 伸縮性、非伸縮性どちらでも可

※伸縮性のものを使用して効果が薄いと感じる場合には、非伸縮性のものを使用しましょう。

テーピングのやり方

肘の痛み 内側

  1. 痛む部分から手首に近い部分を指で圧迫した状態でグーパーを繰り返す。このときに痛みがなければ、テーピングの効果を期待できる
  2. 痛む部分から手首に近い部分に圧力をかけながら、テープを1周貼る
  3. テーピングの位置が正しい場合、テープを貼った状態で手首を動かすと、痛みが軽減される

※テーピングをしたときに、しびれや感覚の変化がないことを確認してください。また、皮膚がかぶれたり、症状が悪化したりする場合は、すぐに剥がしましょう。

NG!痛みを悪化させる2つの行動

  1. 手首や肘を無理して動かすのはやめましょう。
  2. 痛みが強いときは、温めるのを控えましょう。

治らないときは病院へ!

肘の痛み 内側

痛みがなかなかひかず長期間続いている場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、一度医療機関で相談しましょう。

病院ではどんな治療をする?

医師男性
医療機関での治療は、保存療法手術療法の2つがあります。

基本的には「保存療法」を行います。
バンドで固定して肘の負担を軽減したり、消炎剤や湿布などを使用したりします。症状が重いと、ステロイド注射を打つケースもあります。
珍しいケースですが、「保存療法」で症状の改善が難しく、生活に支障をきたいしている場合には、手術療法を検討します。

医師男性
ほとんどの場合は、保存療法で治りますが、痛みの出始めに適切な治療を受けないと、治療期間が長くなる(1年近くかかる)おそれがあります。

何科で受診すればいい?

医師男性
肘の痛みは、整形外科を受診しましょう。

早期に医療機関で検査を受けることにより、症状が悪化する前に治療することが可能になります。

整形外科を探す

コリが限界…その前に!

ネックマッサージャー

いつでもどこでも手軽にマッサージ!

 

人の手でもみほぐされるような
極上の癒しが味わえる

これ一つで、首・肩から背中・腰・脚まで広範囲をマッサージできます。コンパクトなコードレス設計で、置き場所にも困りません。

3Dネックマッサージャー
口コミを見る

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 24
※記事の内容は公開日時点の情報です。掲載後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。

さやけん

関連キーワード

おすすめ記事
関連記事