脂肪燃焼スープは夜だけでも効果アリ？ダイエットに抜群な基本レシピも

「夜だけ脂肪燃焼スープに置き換えると痩せる？」
「レシピを知りたい！」

脂肪燃焼スープの正しく取り入れ方を栄養士に聞きました。
栄養バランスをしっかりと意識して、健康的な減量を目指しましょう。

監修者

株式会社Luce
栄養士・食育栄養インストラクター

神原 李奈先生

経歴

株式会社Luce・健康検定協会　所属
CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。

脂肪燃焼スープとは？

脂肪燃焼スープとは、体脂肪を燃焼させやすい成分が含まれているスープです。
メーカー（商品）によって異なりますが、野菜をたっぷり使ったトマトベースのスープのことを指すことが多いです。

海外の医療機関で提供されていたという説がありますが、諸説あります。

脂肪燃焼スープは夜だけでも効果はある？

日中の食事バランスや量が整っていれば、夜だけ取り入れてもダイエットにつながる可能性はあります。

夜に脂肪燃焼スープを取り入れることで、活動量や代謝の下がる夜の摂取エネルギーを抑えることができ、痩せやすくなります。

夜だけ脂肪燃焼スープダイエットの方法

主食・主菜・副菜の揃った食事を摂り、その中の一種を脂肪燃焼スープに変えましょう。
あくまでも1日3食、主食・主菜・副菜が揃ったメニューを目指してください。

脂肪燃焼スープの基本のレシピ

＜作り方＞

1. 具材は食べやすい大きさに切る
2. 鍋に1の具材と●を入れ、10分ほど煮る
3. 塩こしょうで味を整える

食べきれない場合は、粗熱を取って密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。

こんなアレンジもオススメ

カレー粉や牛乳をプラスして、味を変えると良いでしょう。

脂肪燃焼スープを食べると、なぜ痩せるの？

脂肪燃焼スープを食べると

• 便通・代謝がよくなる
• 体が温まる
• 摂取カロリーを抑えられる

といった効果で、痩せることができると考えられています。

ただし、脂肪燃焼スープだけを食べていると栄養素が不足してしまいます。
あくまでも、食事調整として活用してください。

その①　便通・代謝がよくなる

野菜をたっぷり使用しているので、食物繊維をとることができます。

食物繊維には腸内の善玉菌の増殖を助け、腸内環境が整える作用があります。
腸内環境が整うと、便秘の解消につながるだけでなく、栄養素の吸収が良くなるため、代謝アップも期待できます。

その②　体が温まる

脂肪燃焼スープに限定したことではありませんが、温かいスープは体を温めます。
血行が良くなり、むくみも改善の効果を期待できます。

胃腸の動きを良くするので、食べ物の消化や吸収が促進され、お通じ改善にもつながります。

その③　摂取カロリーが抑えられる

野菜をたっぷり摂って、お腹が適度に満たされるため、食事全体のカロリーを抑えることができます。
食事の最初に食べると、食べ過ぎ予防が期待できます。

脂肪燃焼スープだけはNG！痩せにくくなってしまうかも…

「スープ＋フルーツ」「スープ＋野菜」のような食べ方をすると、タンパク質が不足します。
タンパク質が不足すると、筋肉量が減少して基礎代謝が下がり、逆に痩せにくくなってしまうので、おすすめできません。

成功するための3つのルール

1. スープだけの食事にしない
2. お酒類は禁止する
3. 動物性タンパク質をとる

というルールを守ってください。

ルール①　「スープだけ」の食事にしない

脂肪燃焼スープだけで過ごすのは、栄養不足となり、体調不良の原因となります。また、記載の通り、タンパク質が不足すると、筋肉量が減少して基礎代謝が下がり、逆に痩せにくくなってしまいます。

ルール②　お酒類は禁止

お酒は糖質が含まれているものが多いため、飲む量や頻度が多ければ痩せにくいです。
糖質が少ないお酒であっても、アルコールを分解する過程で中性脂肪の合成が促されるため、飲まない方が良いでしょう。

ルール③　動物性タンパク質をとる

脂肪燃焼スープだけ食べていると、タンパク質が不足して基礎代謝の低下を招いたり、鉄分不足により貧血を起こしたりするリスクがあります。

“ささみ”など、動物性タンパク質が含まれている食品も一緒に食べてください。