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「歯が動く気がする…！」
「これって大丈夫…？」
歯が動くときに考えられる原因、歯医者さんに聞きました。
歯周病が隠れている場合、歯が抜け落ちるリスクもあります。
心当たりのある症状がないか確認してみましょう。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
なお、指で歯を押してみてそれ以上に大きく揺れる場合には、歯や歯茎の異常が考えられます。
大きく歯が動く場合、
といった原因が考えられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
歯周病は、歯と歯ぐきの境にあるポケットの中で細菌が増えると発症します。
発症のきっかけには、
などが挙げられます。
歯石は歯垢が固まったもので、ブラッシングでは落とせないため、歯医者での処置が必要です。
歯周病が重症化して、歯茎の中にまで歯石が溜まっている場合には、歯茎を切開する手術も検討されます。
歯磨きのコツ
歯ぐきを傷つけないよう、やわらかい歯ブラシの使用をおすすめします。
歯磨きの後に、歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると良いでしょう。
また、タバコを吸う人は、禁煙しましょう。
タバコの煙にはタールやニコチン、一酸化炭素などの有害物質が含まれています。
これらの物質は、歯垢の付着や抵抗力の低下を招くため、歯周病悪化につながります。
歯ぎしり・食いしばりは、
などに無意識で起こりやすいです。
癖になってしまう原因には、ストレスも関係していると考えられています。
▼ボツリヌス注射
薬剤を注射して筋肉を委縮させ、歯ぎしりの力を減らします。
▼マウスピースの作成
歯型を取ってマウスピースを作成し、就寝中などに装着します。
マウスピースを使用すると、歯の磨耗、顎関節への負担を抑えられます。
また、頬や唇や、あごなどの口の周りの力を抜いて、リラックスしましょう。
緊張しているとき、重いものを運ぶときなど、噛みしめが起こりやすい瞬間には、意識して歯を離すようにしてください。
歯が大きくグラつくときは、歯周病の悪化も疑われます。
歯周病は歯が抜け落ちてしまう病気なので、早めの受診で進行を食い止めることが大切です。
また、原因が歯ぎしり・食いしばりの場合も、歯や歯茎へのダメージにつながるため、放置はNGです。
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