【銀歯の下の虫歯の見つけ方】臭い・痛いことも。放置すると…どうなる？

“銀歯の下の虫歯の見つけ方”を歯医者さんに聞きました、

「歯医者さんではどうやって見つけるの？」
「なぜ銀歯の下が虫歯になるの？」
といった疑問にもお答えします。

歯医者での治療の流れ、費用目安も併せて確認しましょう。

監修者

歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

自分でチェック！「銀歯の下の虫歯」の見つけ方

• 歯の痛みを感じる
• 銀歯の隙間に、茶色・黒っぽい色が見える
• 口臭がきつくなった

といった症状がある場合、銀歯の下の虫歯が疑われます。

虫歯になると歯が溶かされていくため、変色したり、異臭が出たりしやすいです。

歯医者さんではどうやって見つける？

レントゲン検査を行い、内部を確認します。
虫歯ができていると変色して映るのでわかります。

治療したのになぜ…？銀歯の下が虫歯になる原因

歯の治療を行ってから何年も経過すると、銀歯の劣化・接着剤の劣化が起こります。
劣化によって隙間ができると、虫歯菌が入り込み虫歯ができてしまうのです。

銀歯の中はご自身で確認できないので、気づかないうちに重症化させてしまうことも多いです。

銀歯の下の虫歯を放置すると…

銀歯の下にできた虫歯が進行すると、

• 歯の神経を抜く治療が必要になる
• 歯を残せなくなり、抜歯が必要になる

といったリスクがあります。

虫歯かも？受診の目安

虫歯を疑うときは、一度歯医者を受診しましょう。

特に

• 痛みがある
• 銀歯の隙間に変色がある

といった場合は、1週間以内に受診することをおすすめします。
1ヶ月以上開けてしまうと、虫歯がどんどん進行していくリスクが高いです。

早期受診のメリット

虫歯の治療は、早ければ早いほど楽に受けられます。
重症化すれば麻酔も必要になり、削り取る歯の面積も広がります。

また、治療が困難なほど虫歯が進行してしまった場合は、抜歯が必要になります。
ご自身の歯を残すためにも、早めの受診を心がけましょう。

銀歯の下の虫歯はどうやって治すの？

「根管治療」が必要なケースも

虫歯が神経まで進行している人は、「根管治療」で神経を取り除く必要があります。
神経の除去には時間と正確さが必要となるため、何回かに分けて行われます。

神経を綺麗に取り除いたら、薬を詰めて最後に被せ物を行います。

「銀歯以外の素材」も選択可能です

銀歯の再治療を行った後は、被せ物を「セラミック」などの素材に変更することも可能です。
セラミックは銀歯に比べて虫歯のリスクが低く、見た目も自然です。

※銀歯以外の素材に変更する場合は、自由診療になるケースが多いです。

治療にかかる期間・回数

個人差はありますが、週1の通院で3、4回です。
「神経の治療」が必要な場合は、2回程度多くなることもあります。

費用はどれくらい？

保険適用で1本3,000～10.000円程度です。

※銀歯以外の素材に変更する場合は自由診療となり、別途費用がかかります。

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