「歯茎の違和感・ムズムズ」はストレスのせい?虫歯・歯周病のサインかも

更新日:2023-04-24 | 公開日:2021-11-26
11

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

「歯茎の違和感・ムズムズ」はストレスのせい?虫歯・歯周病のサインかも

「歯茎がムズムズする…これは何?」

“歯茎のムズムズ・違和感の原因”を歯医者さんに聞いてみました。
この症状には虫歯や歯周病も考えられます。
心当たりのある症状がないか、チェックしてみましょう。

監修者
菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

歯茎の違和感・ムズムズの原因はなに?

医師女性

歯茎の違和感・ムズムズには、

  1. ストレス・疲労(感覚神経回路が混乱している)
  2. 虫歯(歯の神経に刺激を受けている)
  3. 歯周病(歯茎に炎症が起こっている)
  4. 歯ぎしり・食いしばり(歯根膜に炎症が起こっている)

などの原因が考えられます。

ムズムズとした違和感が一時的であれば、放っておいても問題ないケースが多いです。

ただし、歯茎のムズムズが3日以上続くようであれば、歯医者へ行きましょう。
お口のトラブルの悪化が疑われます。

歯医者を探す

原因① ストレス・疲労

医師女性
過度のストレス・疲労で感覚神経回路が混乱し、ムズムズする感覚が離れなくなっている状態です。

歯の異常がないのに症状を感じる点が特徴で、「歯科心身症」と呼ばれています。

<ムズムズ感の特徴>

症状が出るタイミングは、

  • 勉強や仕事に集中していると症状は無い
  • 学校や職場に行くと悪化する
  • 帰宅後には症状が落ちつく

など1日を通して変化しやすいです。


※症状の感じ方には個人差があります。

こんな症状はありませんか?

実際には異常が見られないにも関わらず、

  • 上下の歯のかみ合わせがおかしく感じる
  • 舌の痛みが続いている
  • 口臭が強いと感じる

などのような症状を感じることがあります。

どうやって治すの?

医師女性
歯医者で治療を受けることで、改善が見られる場合があります。

治療では、

  • カウンセリングをする「心理療法」
  • お薬を使う「薬物療法」

を行います。

心理療法は、医療のカウンセリングのことで、患者個人の考え方や意識を変えていく役割があります。
「歯科心身症」では、症状に対して意識が集中し、“症状にとらわれた状態”の方が多いです。

薬物療法では、向精神薬という精神に働きかける薬を使います。
向精神薬に関しては、精神科や心療内科に紹介されてから処方を受けるケースもあります。

原因② 虫歯

医師女性
虫歯によって歯の中の神経が刺激されたり、虫歯でできた穴に食べカスが詰まったりすると、ムズムズとした感覚になります。

また、虫歯の悪化による「根尖性歯周炎(※)」の場合も、歯の根元付近に膿が溜まるため、ムズムズ感が生じます。

※「根尖性歯周炎」(こんせんせいししゅうえん)とは
虫歯が原因で歯の神経が死んで、腐ることで、歯の根っこの先に膿ができる病気のこと。

こんな症状はありませんか?

  • 歯が白く濁ったり茶色くなる
  • 歯に黒い穴が開く
  • 冷たい・甘いものがしみる
  • 噛むと痛む
  • 歯を叩くとズーンと響く
  • 歯の根元付近に“口内炎のようなできもの”ができる

など

どうやって治すの?

医師女性
歯医者を受診して虫歯治療を受ける必要があります。

▼初期虫歯
「歯に穴が開いていない」「歯の表面が白くなっている」などの初期の虫歯であれば、歯垢を溜めないためにフッ化物などを活用して再石灰化(※口の中の自然修復力)させて、虫歯を改善させます。

▼進行した虫歯
「歯に穴が開いている」などの悪化した虫歯であれば、細菌の入った部分を取り除きます。
そこに、金属やセラミックスなどの人工材料を被せたり、白い樹脂を詰めたりして、歯の形に回復させます。

歯医者を探す

原因③ 歯周病

医師女性
歯周病になると、歯茎が赤く腫れ、ムズムズとしたかゆみを生じやすいです。

(女性の場合)女性ホルモンの影響によって歯周病菌が増殖しやいため、生理前・妊娠中にムズムズ感がでやすいです。

こんな症状はありませんか?

  • 歯茎が腫れる
  • 歯茎から血・膿が出る
  • 歯と歯の間の歯茎がブヨブヨする
  • 歯茎が赤色や赤紫色に変化している
  • 歯茎が下がり、歯の根がでてきている
  • 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
  • 歯がグラグラゆれる
  • 口臭がきつくなる

など

どうやって治すの?

医師女性
歯医者で歯周病治療を受ける必要があります。

歯周病治療は、

  • 歯石の除去
  • 噛み合わせの調整
  • 歯磨き指導

などが行われます。
噛み合わせの調整は、歯の一部を削って行います。

上記したような治療を行っても改善されない場合には、手術を行うことがあります。
手術では、歯茎に部分麻酔をして切り開き、歯石除去で取りきれなかった歯石や根の表面の汚れを除去していきます。

歯周病の放置はNG!全身の病気につながることも

歯周病の炎症によって発生する毒性物質が歯茎の血管から全身に入ると、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞などの全身の病気を引き起こす恐れもあります。
歯周病は放置せず治療を受けるようにしましょう。

歯医者を探す

原因④ 歯ぎしり・食いしばり

医師女性
歯ぎしりや食いしばりによって、歯のクッションの役割をしている「歯根膜」などに炎症が起こると、ムズムズ感が生じます。朝起きた時にムズムズ感が生じやすいのが特徴です。

こんな症状はありませんか?

  • 歯の表面に細かいヒビが入る
  • 歯の先端が削れる
  • 歯並びが変化する
  • アゴ周辺の筋肉がついてくる
  • エラが張る

など
このような症状は、歯ぎしりや食いしばりが習慣化している場合にあらわれます。

どうやって治すの?

医師女性
  • 歯ぎしりや食いしばりに気づいたら意識的に歯を離す
  • ストレスを溜めない・発散する

などのセルフケアで改善が期待できます。

ただし、セルフケアで改善が見られない場合には、歯医者を受診しましょう。
症状が悪化するとムズムズ感だけでなく、顎関節症を発症するリスクもあります。

歯医者では、歯と顎関節を守るための「マウスピース」の製作も行っています。

歯医者を探す

歯茎の違和感・ムズムズは早めに歯医者へ

医師

医師女性
歯茎の違和感・ムズムズ感には、虫歯歯周病といったトラブルが隠れているケースもあります。
お口の病気が悪化すると、歯を失うことにつながるため、症状が続くときは早めに診てもらいましょう。

歯医者さんに症状を伝えるポイント

医師女性
  • いつから症状があるのか
  • どのような経過をたどっているのか
  • 症状を強く感じるタイミング

など詳しく使えましょう。

うまく説明できるか不安な場合は、事前にメモに書いておくなどすると、スムーズに伝えることができるでしょう。

歯医者を探す

「ホワイトニングって高そう」と思っている方へ

スターホワイトニング

「ホワイトニングを始めたいけど…費用が心配」という方に人におすすめなのが、1回あたり2,750円(税込)で歯科医院でホワイトニングができる「スターホワイトニング」。満足できない場合は全額返金を保証。

\24時間オンライン受付/
「スターホワイトニング」
公式サイトはこちら

手軽にホワイトニングがしたい!

ルルシア ルルホワイト

ユーザー満足度は脅威の96.3%。

お家でホワイトニングを始めるなら、「ルルホワイト」がおすすめ。自分のペースで自信が持てる口元に!

「ルルホワイト」
公式サイトはこちら

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 11
※記事の内容は公開日時点の情報です。掲載後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。

さやけん

おすすめ記事
関連記事