高血圧「入浴で気をつける5つのこと」入浴リスク・朝風呂の注意点も

更新日:2023-04-25 | 公開日:2019-01-31
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高血圧「入浴で気をつける5つのこと」入浴リスク・朝風呂の注意点も

血圧が高い人が入浴時に倒れたり、突然死したりしてしまうというケースを、耳にしたことがあるのではないでしょうか。

入浴時は、体温の変化が激しい分、血圧にも大きく影響してきます。
高血圧の人は、入浴の仕方に注意が必要です。

監修者
岡村 長門 先生

岡村クリニック
院長

岡村 長門先生

経歴

戸田中央総合病院
埼玉医科大学
公立昭和病院
岡村医院
岡村クリニック

高血圧の人のための「入浴時の注意点」

  1. 寒い浴室に入らない
  2. 熱いお湯に入らない
  3. 食後すぐに入浴しない
  4. お酒を飲んですぐに入浴しない
  5. バスタブにゆっくり入り、ゆっくりと立ち上がる
医師男性
高血圧の人は、上記の5つの点を守って入浴しましょう。

注意点① 寒い浴室に入らない

医師男性
特に冬場は、リビングなどの温かい空間と寒い浴室との温度差に注意が必要です。
裸で急に寒い空間に入ると血管が縮むため、血圧の急上昇につながり、心筋梗塞や脳卒中を招く恐れがあります。

バスタブにお湯を張ったり、お湯のシャワーを軽く流したりして、事前に浴室内を温めて脱衣所と浴槽の温度差を減らしておきましょう。

注意点② 熱いお湯に入らない

医師男性
42℃以上の熱いお湯に入浴すると、血圧の上昇を招きます。
入浴の際には、38〜40℃以下のぬるま湯に入るよう、温度を調整してください。

また、長すぎる入浴も危険ですので、10分以内にはお湯から上がるようにしましょう。

注意点③ 食後すぐに入浴しない

医師男性
食べてから1時間経つまでは入浴を控えましょう。
食後すぐの入浴は急激な血圧低下によって、意識障害や呼吸不全を招く恐れがあります。

注意点④ お酒を飲んですぐに入浴しない

医師男性
お酒を飲んだ状態で入浴すると、食後同様に急激な血圧低下を招く恐れがあります。
また、意識や感覚が正常な状態ではないため、バスタブで溺れる危険性もあります。

注意点⑤ バスタブにゆっくり入り、ゆっくりと立ち上がる

医師男性
入浴の際にはゆっくりと入り、また出る時はゆっくりと立ち上がりましょう。
急にバスタブから立ち上がると、急激な血圧変化を招き、立ちくらみが起こる場合があります。

転倒事故にもつながりますので、気をつけてください。

高血圧の人に「入浴はどんな影響がある?」

医師男性
入浴時は、体温の変化に伴って血圧も激しく変動し、血管に負担がかかります。
高血圧の人は、普通の人よりも血管へ負担が大きくかかるため、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上昇します。

また、入浴中は水圧がかかるため、心臓へ戻る血液量が増し、通常よりも心臓へ負荷がかかります。
特に動脈硬化がある人、心臓病を患っている人は、入浴の仕方に気をつけなければなりません。

入浴の効果

体が温まることで血管が広がり、全身に血が巡るため、血圧が下がりやすくなります。
また、リラックスすることで緊張がほぐれることも、高血圧の緩和につながります。

高血圧の人のための「入浴マニュアル」

入浴前の準備「脱衣所と浴室は暖めておこう」

医師男性

入浴前には、

  • お湯の温度を38℃付近に設定
  • 脱衣所と浴室を暖めておく

の2点を準備しましょう。

お湯の温度が高すぎると、その分体温も急上昇するため、血圧も急激に上がってしまいます。
ぬるめの温度に設定しましょう。

入浴に適したタイミングは、食後や飲酒後以外のタイミングであれば特に問題ありません。体温が低い朝よりは夜の方が心配は少ないです。

また、暖かい部屋と脱衣所・浴室との温度差が激しいと、血圧の急激な変化を招きます。
お湯の入ったバスタブの蓋を開ける、お湯のシャワーを流すなどして、事前に浴室内を暖めておきましょう。

浴室のドアを開けておくと、湯気がまわり、脱衣所も暖かくなります。

入浴のしかた「ややぬるめのお湯に半身浴」

医師男性
38〜40℃のお湯に10分程度つかりましょう。
長湯のしすぎは危険ですので、注意してください。

入浴するときは、かけ湯をしてからお湯につかりましょう。
少しずつ体温を上げてから、ゆっくりとお湯に入ると、急激な体温上昇を防げます。
また、肩までつかると心臓に負担がかかるため、半身浴を心がけましょう。

お湯から出る際には、ゆっくりと立ち上がってください
急に立ち上がると、血圧の調整が間に合わなくなり、立ちくらみや転倒事故につながる恐れがあります。

入浴後「水分補給を忘れずに」

医師男性
入浴時は汗と一緒に水分が減っていき、血液がドロドロになります。
入浴後は、コップ1杯程(200ml)の水を飲むとよいでしょう。

キンキンに冷えた水ではなく、10℃くらいの水をおすすめします。

こんなときは直ちに入浴を中止して!

医師男性
高血圧の方に限ってではありませんが、体調が悪いときは、入浴は控えましょう。
特に、血圧がいつも以上に高い、めまい、動悸、息切れなどがしているときはやめましょう。

Q.朝風呂に入っても大丈夫?

医師男性
前述の注意点を守れば朝でも夜でも問題ありません。

ただし、朝は体温が低く、入浴で温度差が生じやすいので注意が必要です。
朝入浴するのであれば、事前に白湯を飲んだりして少し体を温めてから入りましょう。

Q.シャワーのみと湯船につかるのはどっちがいい?

医師男性
入浴には血圧を下げる働きがあるため、湯船につかりましょう。

Q.おすすめの入浴剤は?

医師男性
血液の巡りをよくすると血圧が下がりやすいので、冷え予防の生薬などが入った入浴剤などもおすすめです。
炭酸泉も、血管拡張の働きがあるので、良いでしょう。

反対に、夏などに多い「cool系の入浴剤」は使わないようにしましょう。

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