もくじ
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「頭の多汗症って何科に行けばいいの…?」
頭部の多汗症を相談できる診療科について、お医者さんに聞いてみました。
保険適用される基準・治療費の目安も紹介するので、多汗症の治療を受けたい方は必読です。
よこはま港南台形成クリニック
本間有貴先生
札幌医科大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
関東労災病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜市立大学附属病院 形成外科
を経て
平成30年10月より小田原銀座クリニックに勤務
令和2年6月よりよこはま港南台形成クリニックに勤務
皮膚科では、基本的に問診・診察を通して「多汗症」の診断を行います。
受診した際には、下記の点を聞かれることが多いです。
初診で聞かれること
また、医療機関によっては、「ヨード紙を使った検査」や「汗の量を調べる検査」が行われることもあります。
(※)汗のせいで何度も服を着替える 等
保険適用が認められる“原発性局所多汗症”には、「緊張すると大量の汗を止められない」「人の視線が気になると汗が出る」などの特徴があります。
一方で、「暑いときにたくさん汗をかく」など、“一般的な汗っかき”と判断できる場合は保険適用外となります。
頭部の多汗症の場合、
などによる治療は、保険適用となるケースがあります。
治療方法 |
どのような治療を行うか |
飲み薬 |
薬の服用で汗を減らす |
交感神経遮断(ETS) |
発汗に関わる交感神経を手術で遮断する |
塗り薬などと併用すると、より効果が出やすくなります。
ただし、飲み薬による治療の効果には個人差があるため、あまり効き目が出ない人もいます。
飲み薬の「副作用」ってある?
飲み薬を服用すると、
などの軽い副作用が出ることがあります。
また、汗をかきにくくなるため、高温の環境で長時間仕事をする方は注意が必要です。
※「緑内障」「前立腺肥大」「イレウス」などを患っている人は、病状が悪化する恐れがあるため、使用することができません。
手術の「副作用」ってある?
手術を受けると、別の部位の発汗が強くなる「代償性発汗(※)」が生じることもあります。
(※)治療した箇所の発汗が抑えられる代わりに、「背中」「腰」「腹」「ふともも」などで発汗が増加する症状
頭部の多汗症のには
などを用いた、自由診療の治療法もあります。
治療方法 |
どのような治療を行うか |
塗り薬 |
塗り薬の作用で汗を止める |
ボトックス治療 |
薬を注射して、汗の発汗を止める |
「塩化アルミニウム溶液」を塗って汗腺を塞ぎ、発汗を抑える治療法です。
治療にかかる費用は、薬剤100mlあたり1,200〜2,000円程度です。
効果を継続させるためには、薬を塗り続ける必要があります。
塗り薬の「副作用」
薬を塗った箇所に腫れ・炎症が起こることがあります。
※この場合は薬の使用を続けられません。
(※)麻酔代が別にかかることもあります。
一度の注射で数カ月は効果が持続しますが、継続的な治療が必要です。
また、頭皮は注射できる範囲が限られているため、効果が出にくいケースもあります。
ボトックス注射の「副作用」
ボトックス注射には、
といった副作用が挙げられます。
副作用が強く出る場合には、医師に相談する必要があります。
なお、胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中・妊活中の人はボトックス注射を行えません。
といった場合は、一度皮膚科で相談してみましょう。
多汗症は、「薬を使った治療」や「手術」などで改善が期待できます。
また、「原発性局所多汗症」と診断された場合は、保険適用で治療を受けることも可能です。
まずは医師の診察を受けて、発汗の状態を確認してもらいましょう。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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