もくじ
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「顎が外れやすい…なぜ？」
「繰り返すのは大丈夫？」
顎が外れやすい原因として、「習慣性顎関節脱臼」が考えられます。
「習慣性顎関節脱臼」になりやすい人の特徴や、予防する方法を解説していきます。
歯医者さんを受診したほうがよい目安や、治療方法もチェックしましょう。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
もくじ
通常であれば、脱臼した顎を整復して一定の期間再発しない場合は自然に脱臼しなくなるケースが多いです。
一方で顎が外れやすくい人（いわゆる“クセになっている状態”）の方もいます。
この“整復しても繰り返し顎が外れてしまう”状態を、「習慣性顎関節脱臼」といいます。
その代表例として
等の人に多くみられると考えられています。
特に、奥歯が長期間欠損していると、噛み合わせが不安定になり顎の脱臼を起こしやすくなると考えられています。
また、上の前歯が内側方向に傾いていると、下顎をスムーズに動かせないために顎の脱臼を起こしやすいと考えられています。
しかし、
などの場合は、病院での治療が必要なため一度病院で相談してください。
頻繁に顎が外れないようにするには、
といったことをするとよいでしょう。
例えば、手のひらを、下顎に押し当てながらあくびやくしゃみをするとよいでしょう。
手のひらで顎を支えることで、口の開き過ぎを抑制できると考えられます。
その他にも、
「舌先を上顎内側の歯茎にあててあくびをする」
「顎を胸辺りにつけるようにしてあくびをする」
といった方法もとれます。
硬い食べ物の摂取を控えることで、歯と顎関節に掛かる負担が軽減されます。
といった場合は、歯医者を受診してください。
上記の場合、 症状が悪化する可能性があります。
早めの受診が大事です。
習慣性顎関節脱臼に対しては、
といった治療を行います。
まずは、顎が外れたことによる精神的不安を解消するため、安静な状態で腹式呼吸を促し、緊張をほぐします。
※この作業は医療用手袋やガーゼ等を用いて行われます。
一般的な目安としては、顎関節片側あたり1,000円以上必要になるケースが多いです。
保険適用になるケースが多いです。
一回の受診で外れた顎を元に戻せるケースが多いです。
15,000円程度必要になるケースが多いです。
保険が適用されないケースが多いです。
有効性には個人差があるため、治療期間にも個人差があります。
一般的には30～50万円以上必要になるケースが多いです。
保険が適用されないケースが多いです。
入院が必要になり、術後2日目以降に退院し、定期的に経過観察が行われるケースが多いです。
習慣性顎関節脱臼の治療を受けずに放置すると、
といったリスクが生じる可能性があります。
この状態が悪化すると、
といった恐れがあります。
症状が悪化する前に、早めの受診を心がけましょう。
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