薬局やドラッグストア、インターネットなどロキソニンの買い方と注意点を解説

更新日:2020-05-29 | 公開日:2019-09-30
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薬局やドラッグストア、インターネットなどロキソニンの買い方と注意点を解説

熱が出た時の解熱作用、ねんざ、頭痛、歯など痛みがあるときの鎮痛作用など、様々な場面で使われることが多いロキソニン、服用されたことがある方も多いのではないでしょうか?

日頃、病院で処方が出て服用している方も、薬局やドラッグストアで急遽、市販のロキソニンを購入したいと思うこともあることと思います。いざ購入したいと思った時に、どこでどうやって購入できるかが分からないという方もいるでしょう。

今回は、いざロキソニンを購入したいと思った時に、実際の買い方、それぞれの方法のメリット、デメリットについて説明していきます。

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執筆者
竹中 孝行 先生

コトブキ調剤薬局 横須賀店
薬剤師

竹中 孝行先生

経歴

薬剤師。外資系製薬会社に勤務後、保険薬局勤務を経て、2012年株式会社バンブーを設立。薬局、介護、美容事業を運営。 一般の方に薬局・薬剤師のことをより知ってもらうことを目的に、2016年一般社団法人薬局支援協会を設立。

1.処方されるロキソニンと市販で購入できるロキソニンについて

まず初めに、処方されるロキソニンと市販薬が同じものなのか気になる方も多いでしょう。処方される医療用医薬品である「ロキソニン60mg」と、市販薬である「ロキソニンS」の成分(主成分:ロキソプロフェン水和物)は、同じものです。また、成分量、添加物、錠剤の大きさ、剤形も同じです。異なる点としては、錠剤の外観で、錠剤の割線や刻印に違いがある点です。成分が同じなので、期待できる効果も同じです。

 

また、CMなどでお馴染みなロキソニンSの他にも、同じ成分を含む市販薬がありますので、下記に参考として記述します。

ロキソニンSの他に、同じ成分を含む市販薬

実際には、ロキソニンSの他にも、医療用医薬品ロキソニンと成分が同じ市販薬は多数販売されています。これらは、薬によって添加物等の違いがありますが、ロキソニンと同じ成分を含むお薬として効果を期待することができます。

(参考例)

・エキセドリンLOX
・スカイイブブロンLX
・ハリー解熱鎮痛薬L
・ピタリノールLX
・ユニペインL
・ロキソプロフェン錠M
・ロキソプロフェン錠「クニヒロ」
・ロキソプロフェン錠「LS」 など


また、主成分:ロキソプロフェン水和物の他に胃を守る成分など別の成分が含まれているものもあります。

(参考例)

・ロキソニンSプラス(酸化マグネシウム33.3mg)
・バファリンEX(乾燥水酸化アルミニウムゲル120mg) など

2.市販でのロキソニンの買い方

ここでは、市販薬ロキソニンSを例に、買い方の説明をしていきます。ロキソニンSは、市販薬の中でも「第1類医薬品」に分類され、購入の場合には、使用上の安全性について薬剤師からの情報提供が義務付けられています。そのため、購入時には、必ず薬剤師より服用に関する確認と注意点の説明を受けなければいけません。

主に購入ルートとしては、「ドラッグストアで買う」「薬局で買う」「インターネットで買う」の3つがあります。それぞれについて説明します。

2-1.ドラッグストアでの買い方

薬剤師がいるドラッグストアで購入することができます。注意すべきは、ドラッグストアの営業時間とは別に、薬剤師がいる時間帯でしか購入できないことです。例えば、ドラッグストアが24時間営業していても購入できない時間帯があるので注意しましょう。

一般的には、注文用の空き箱をカウンターに持っていくか、カウンターで直接薬剤師に相談することで購入することができます。

 

(メリット)
・比較的、営業時間が長い、夜までやっている
・他の買い物のついでに立ち寄ることができる
・薬剤師に気軽に相談することができる

(デメリット)
薬剤師がいる時間帯でしか購入できない

2-2. 薬局での買い方

処方せんを受付している一般的な薬局でも購入することができます。薬剤師が常にいるのでいつでも購入できます。注意すべきは、在庫の取り扱いがない、市販薬の販売をしていないことがあることです。事前に連絡して確認するようにしましょう。

ドラッグストアと同様に、一般的には、注文用の空き箱をカウンターに持っていくか、カウンターで直接薬剤師に相談することで購入することができます。

 

(メリット)
・薬局の営業時間内いつでも購入できる
・普段通われている薬局であれば、体質やアレルギー、併用薬などを理解している
・顔が知れている薬剤師に相談することができる。

 

(デメリット)
・薬局によっては、在庫の取り扱いがない、市販薬の販売をしていないことがある

2-3. インターネットでの買い方

2014年6月より、ロキソニンSが分類される第1類医薬品もインターネットで購入できるようになりました。注意すべきは、インターネットでの販売といっても、販売の際に薬剤師が適切な情報提供をしなければならないことです。

一般的には、購入したい医薬品をカートに入れて会計に進むと、使用者の疾患・既往歴、アレルギー、併用薬など背景について聞かれ、薬の内容についての説明と確認を行い、薬剤師に質問がある場合には確認できるようになっています。確認後、適正な服用だと判断された場合に購入することができます。

(メリット)
・自宅で購入することができ、利便性が高い

(デメリット)
・すぐに手に入らない
・薬剤師に十分に相談ができないことがある

3.ロキソニンを市販で購入したときの服用の注意点

薬局、ドラッグストア、インターネットと、どの経路で市販薬を購入した場合でも、ロキソニンを服用する際には注意すべきことがあります。

 

・市販薬は、長期の服用に適しておらず、臨時的に服用するものです。服用しても症状が改善されないような場合には、他の疾患の可能性があるので早めに医療機関を受診しましょう。

・効果が期待できるお薬ですが、副作用のリスクもあります。副作用としては特に胃腸障害があります。そのため、胃腸が弱い方や消化潰瘍の方は、服用には注意が必要です。空腹時での服用を避け、食後に服用するようにしましょう。その他の副作用としては、吐き気、嘔吐、発疹などもあります。

・稀に、今まで副作用がなくても、体調などの変化によって突如お薬に対するアレルギー症状(湿疹、アナフィラキシー、ショック症状など)が起こる可能性があります。いつもと違う、少しおかしいと思うような症状が出た場合は、副作用の可能性がありますので、すぐに医師・薬剤師に相談するようにしましょう。

・15歳未満のお子さんは服用できないことや、妊娠中(12週以内)の場合には服用ができないことなど使用者の状況によって服用に注意が必要です。必ず、購入時に薬剤師に確認するようにしましょう。

・指示どおりの量を守りましょう。効かないからといって、薬の飲み過ぎは厳禁です。ご自分の判断で量を増やしたり、長期的に飲まないようにしましょう。効かない場合は、他に原因がある場合や、症状が悪化している可能性があります。

4.おわりに

今回は、ロキソニンを購入したいと思った時の、実際の買い方、ドラッグストア、薬局、インターネットでの購入方法のメリット、デメリットについて説明しました。

ロキソニンが身近なお薬といっても服用には注意が必要なことがありますので、個人的には、ドラッグストアや薬局で、薬剤師の方にしっかりと相談して購入することをおすすめします。また、かかりつけの薬局がある場合には、顔が知れている薬剤師に相談ができますので、薬局で確認することをおすすめします。

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