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睡眠不足が続くと、アルツハイマー型認知症のリスクも高まるということがわかってきました。
日本人は、慢性的な睡眠不足の人が多いと言われています。
短い睡眠時間のまま生活を続けると、免疫力の低下、肥満、生活習慣病、うつ病、がんなどのリスクが高まると言われており、認知症の要因となる可能性もあるのです。
金町脳神経内科・耳鼻咽喉科
脳神経内科・耳鼻咽喉科
内野 勝行先生
帝京大学医学部医学科卒業。都内病院の神経内科や千葉県の療養型病院副院長を経て、現在金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長、帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医。認知症サポート医、スポーツドクター。専門は脳神経内科だが、鍼灸や漢方といった東洋医学も取り入れ、体全体の調和がとれるようアドバイスを行っている。
アルツハイマー型認知症という病気は、“βアミロイド”(アミロイドベータ)というたんぱく質が脳にたまり、脳の神経細胞が破壊され起こります。通常、たまったβアミロイドは睡眠中に脳で処理されて減少します。
しかし、歳をとると、メラトニンという睡眠に必要なホルモンの分泌が減り、眠りが浅くなり、短い時間しか眠れなくなる場合があります。
その結果、βアミロイドが、たまりやすくなり、アルツハイマー型認知症の原因の一つとなるのです。また、若い時から睡眠不足気味の人も同様で、βアミロイドを処理する時間が短かった場合、アルツハイマー型認知症を発症しやすくなるのです。
以前は、睡眠時間よりも睡眠の質が大事とも言われる場合がありました。しかし、今はある程度の時間がなければ、脳の休息がとれないということがわかってきました。
睡眠時間が短いと脳から老廃物がうまく排出できなくなり、結果として脳に老廃物が蓄積します。老廃物の一つが、アルツハイマー型認知症の原因となるβアミロイドなのです。
日中に眠気が強い・疲れがたまっているといった場合には、昼寝は、リフレッシュや集中力アップに役立ちます。
しかし、あまりに長い時間昼寝をすれば、夜間の睡眠に響き、夜眠れなくなります。昼寝は、15時ごろまでに済ませ、20分程度にしましょう。20分程度の昼寝は、深い眠りにならずスッキリ目覚められます。
睡眠には、さまざまな役割があります。それは、疾病予防、肥満予防などですが、認知症予防に最適とされる睡眠時間は、はっきりとはわかっていません。
しかし、個人差はあるものの人に必要な睡眠時間は、6時間以上8時間未満と指針されています。(厚生労働省健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会報告書より)睡眠時間が短い人は、この時間を意識して睡眠をとりましょう。
睡眠には、疲労改善のほかに様々な体の機能を修復させる働きがあります。脳も修復されている一つです。
反対に睡眠が不足していると脳や体の機能が衰えるのも早くなると言えます。今日から、睡眠時間を見直して、健康的に長生きできる生活を目指しませんか。
<参考>
厚生労働省健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会報告書
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000042801.html
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