皮下脂肪を本気で落としたい…!
男性の皮下脂肪を効率的に落とす方法について、パーソナルトレーナーに聞いてみました。
皮下脂肪を落とすダイエット方法を紹介するので、ダイエットに失敗しがちな人は必読です。
監修者
経歴
matou Tokyo ABM代表パーソナルトレーナー
アクティブボディメイク協会理事長
ビューティーボディアドバイザー
リズムボイストレーナー
男性が皮下脂肪を「本気で落とす」3つの方法
- 「有酸素運動」+「筋トレ」を行う
- 食事は「主食・主菜・副菜」を揃える
- ゆっくりよく噛んで食事をする
男性が皮下脂肪を「本気で落としたい」ときは、上記のダイエット方法が効果的です。
運動や適切な食生活を継続することで、徐々に皮下脂肪が落ちていくでしょう。
ダイエット方法①「有酸素運動」+「筋トレ」を行う
皮下脂肪がつく原因として、「エネルギーのとりすぎ」が考えられます。食事でとっている脂肪を、有酸素運動でエネルギーとして消費しましょう。
筋トレとセットで行うと、代謝量がアップして痩せやすい体になります。
有酸素運動は「無理なく継続できるもの」を
有酸素運動は脂肪燃焼に有効ですが、継続して行わないと効果が出ません。
そのため、自分に合った無理のない運動を選ぶことも大切です。
有酸素運動の例としては
などが挙げられます。
「ウォーキング」は、背筋を伸ばして腕をふり、やや息がはずむか汗ばむ程度のスピードで歩くのがポイントです。
毎日30~60分を目標に行いましょう。
筋トレは「スクワット」がおすすめ
筋肉を鍛えることで、脂肪をエネルギーに変えやすくなります。
特に、下半身の大きな筋肉を鍛える「スクワット」がおすすめです。
スクワットのやり方
- 足を肩幅に開く
(つま先は膝と同じ方向にします)
- 手は胸の前で軽く組む
- 太ももと膝が平行になる程度までお尻を下げていく
- ゆっくり元に戻す
20~30回を1セットとして、2~3セット繰り返します。
ゆっくり息を吐きながら、背中が丸まらないように、姿勢に気をつけましょう。
トレーニングは、1週間に2~3回のペースで行いましょう。
無理なく続けていき、習慣化させることが大切です。
ダイエット方法② 食事は「主食・主菜・副菜」を揃える
毎食、「副菜・主菜・主食」が食卓に並ぶようにしましょう。
「和定食」のような食事が理想的です。
偏った食事では、栄養素が上手に体で使われず、脂肪が溜まりやすい状態になります。
特に、脂肪や糖質が多いものは、控えましょう。
「タンパク質」と「食物繊維」を積極的に食べよう
主菜・副菜から、「タンパク質」と「食物繊維」を多くとるようにしましょう。
筋肉の材料である「タンパク質」を積極的にとると、筋肉の回復や成長に役立ちます。
また、「食物繊維」が豊富な食事をとることで、糖質の吸収を抑えてくれます。
最初に野菜をたっぷり食べてから他のものを食べると、さらに効果的です。
主食となるご飯を玄米・雑穀米・麦飯にすると、食物繊維もとれてカロリーも下がるので、おすすめです。
食事から十分な量の「タンパク質」がとれない場合は、プロテインなどのサプリメントを活用してもよいでしょう。
ダイエット方法③ ゆっくりよく噛んで食事をする
食事の際は、ゆっくりよく噛むことを意識しましょう。
20〜30回以上噛むことを目標にするとよいです。
よく噛んでゆっくり食べることで、
- 満腹中枢が刺激されて、食べる量を抑えられる
- 血糖値の上昇が緩やかになる
といった効果が期待できます。
早食いを避けるためにも、何かをやりながら食事することはやめて、食べることだけに集中しましょう。
早く脂肪を落とすコツは?
- 過度な食事制限をしない
- 「間食」や「お酒」を控える
- 就寝時間を早める
この3点を意識して生活習慣を見直すと、脂肪をさらに落としやすくなります。
コツ① 過度な食事制限に気をつけよう
上記のような食事制限は、ダイエットに逆効果なので避けましょう。
朝食を抜くと、空腹時間が長くなるため、次の食事から脂肪が吸収されやすくなります。
また、炭水化物に含まれる「糖質」は、体を動かすエネルギーとして必要な栄養素です。
糖質が不足すると、筋肉が落ちて太りやすい体になるので、炭水化物の過度な制限は避けましょう。
コツ② 「間食」や「お酒」を控えよう
間食しすぎると、1日の摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまいます。
お酒もカロリーが高いものが多いので、控えめにしましょう。
お酒を飲むと、アルコールを体の中で分解する際に中性脂肪が作られます。中性脂肪がエネルギーとして使われないと、皮下脂肪として蓄積されてしまいます。
また、お酒を飲むときは、おつまみも高カロリーになりがちです。お酒と一緒に食べるおつまみは、ヘルシーなものにしましょう。
コツ③ できるだけ早めに寝よう
しっかり寝ることで、「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンは、脂肪の燃焼を促進する作用があるので、いつもより早めに寝るとよいでしょう。
脂肪が「落ち始める期間」は?
個人差はありますが、ダイエットを開始してから2〜3週間で、脂肪が少しずつ落ち始めます。
食事や運動での努力は、すぐに成果として見えるものではありません。
しかし、継続することで必ずダイエットの効果は出てくるので、根気よく続けましょう。
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2022-08-30
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男性の皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の見分け方について、栄養士さんに聞いてみました。
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男性の「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の見分け方
「皮下脂肪」と「内臓脂肪」は、脂肪がつきやすい箇所と触ったときの感覚が異なります。
「皮下脂肪型肥満」は、女性に多く見られるタイプで「洋ナシ型肥満」とも呼ばれています。
皮下脂肪は下半身(お尻・太ももなど)につきやすく、皮膚の下につく脂肪なので、手でつまむことができます。
「内臓脂肪型肥満」は男性に多く見られるタイプで、「リンゴ型肥満」とも呼ばれています。
お腹が張ったような状態になるため、つまみにくいのが特徴です。
皮下脂肪(洋ナシ型肥満)
内臓脂肪(リンゴ型肥満)
下半身(お尻・太もも)に脂肪がつきやすい
脂肪がついていることがわかりやすい
簡単につまめる
じわじわと脂肪が蓄積する
お腹まわりに脂肪がつきやすい
張っていてつまみにくい
短期間で脂肪がつく
皮下脂肪・内臓脂肪を落とす4つのポイント
皮下脂肪と内臓脂肪は、どちらも食事内容と運動を工夫して落としていく必要があります。
糖質を控える
食物繊維&タンパク質を多くとる
「有酸素運動」と「筋トレ」をする
十分な睡眠で食欲をおさえる
この4つを実践しましょう。
ポイント① 糖質を控えよう
糖質が多く含まれる「甘いジュース」や「お菓子」を控えて、間食や夜食をせずに決まった時間に規則正しく食事をしましょう。
糖質を大量にとると血糖値が急激に上昇し、使いきれなかった余分な「糖」は「脂質」になって貯蔵されます。
また、よく噛んでゆっくりと食べる習慣を身につけましょう。
早食いは「血糖値の上昇」や「食べすぎ」につながります。
「お酒の飲みすぎ」にも注意!
アルコールはカロリーも高く、脂肪の合成を促進すると共に、脂肪の分解を抑えてしまいます。
お酒の飲みすぎにも気をつけましょう。
ポイント② 食物繊維&タンパク質を多くとろう
脂肪の蓄積を抑制するためには、血糖値の上昇を緩やかにする「食物繊維」を積極的にとることが大切です。
また、タンパク質が不足して筋肉が減少すると、太りやすい体質になってしまいます。肉類なども欠かさず、食べるようにしましょう。
肉は「バラ肉」などの脂質の多い部位ではなく、高たんぱくで低脂質の「赤身」や「鶏むね肉」などがおすすめです。
「食物繊維」を多く含む
穀類
(玄米・麦めし・トウモロコシ)
豆類
(大豆・納豆・おから)
イモ類
(サツマイモ・里芋・こんにゃく)
野菜類
(ごぼう・白菜・キャベツ)
キノコ類
(しいたけ・しめじ・えのき)
海藻類
(ワカメ・寒天)
「タンパク質」を多く含む
肉類
魚介類
卵
大豆製品
ポイント③ 「有酸素運動」と「筋トレ」をしよう
脂肪を燃焼させるには、エネルギー消費量を増やすことが重要です。
「筋トレ」で代謝量を増やしつつ「有酸素運動」を行うと、より脂肪が落ちやすくなります。
皮下脂肪よりも内臓脂肪が先に使われるので、継続して有酸素運動を続けると、皮下脂肪が減少していきます。
今まであまり運動をしていなかったという方は、軽い負荷から始め、徐々に負荷を高めていきましょう。
急に無理をするとケガにつながる恐れがあります。
おすすめの「有酸素運動」
ウォーキング
サイクリング
水中歩行
上記のような有酸素運動を行いましょう。
できれば毎日30~60分、週150~300分を目標に行いましょう。
「ウォーキング」は、背筋を伸ばして腕をふり、やや息がはずむか汗ばむ程度のスピードで歩くのがポイントです。
膝への負担が心配な方は、膝への負荷がかかりにくい「水中歩行」がおすすめです。
まとめて運動する時間が取れない場合には、通勤を一駅手前で降りて歩いたり、昼休みに少し離れたコンビニへ行ったりと、こまめに歩くのもよいでしょう。「歩数計」や「アプリ」で記録を残すと習慣化しやすくなります。
おすすめの「筋トレ」
「スクワット」のように下半身を鍛える種目と、「ヒップリフト」や「プランク」のように体幹を鍛える種目を組み合わせた筋トレがおすすめです。
筋力トレーニングは回復期間も必要なので、毎日ではなく週2~3回程度行いましょう。
筋力トレーニングにより筋肉量が増えると、基礎代謝が高まりエネルギーを消費しやすくなるため、脂肪を落としやすくなります。
有酸素運動とセットで行うと、より効果的です。
ダンベルスクワット
ダンベルを持って足を肩幅くらいに開く
つま先より前に膝が出ないように体をゆっくり下に落とす
膝とお尻が同じくらいの高さになったら止めて、すばやく元に戻す
※胸を張って背筋を伸ばして行うのがポイント
ヒップリフト
仰向けに寝て左膝を立てる
両腕は手のひらを下にして、体の横に置く
お尻を持ち上げて右脚を斜め上に持ち上げる
(肩から右脚のかかとまで一直線になるようにする)
1~2秒キープしたらゆっくりとお尻を下ろす
反対側も同様に行う
プランク
両ひじを床につけてうつ伏せになり、腰を浮かせる
膝とつま先に重点を置き、頭・背中・腰・かかとが全て一直線になるように、姿勢をキープする
※1セット10~30秒を目安に行う
ポイント④ 「十分な睡眠」で食欲をコントロールしよう
睡眠不足だと「食欲を抑えるホルモン」の分泌が減少し、「食欲を増進させるホルモン」が分泌されやすくなります。
食べすぎによる肥満の原因となるため、ダイエット中はきちんと睡眠をとりましょう。
こんな行動は控えよう
寝る前にスマホやパソコンの画面を見る
寝る前にお酒を飲む
睡眠直前の入浴
上記の行動は睡眠の質を低下させるので、控えましょう。
お風呂は就寝の2~3時間前に済ますと、体温が下がって寝つきがよくなります。シャワーだけでなく湯船につかるようにすると、しっかりと体が温まったあと体温が下がることで、質の良い眠りをサポートしてくれますよ。
▼参考
内臓脂肪型肥満|e-ヘルスネット(厚生労働省)
皮下脂肪型肥満|e-ヘルスネット(厚生労働省)
ウォーキング|e-ヘルスネット(厚生労働省)
標準的な運動プログラム|e-ヘルスネット(厚生労働省)
肥満症・メタボリックシンドロームの人を対象にした運動プログラム|厚生労働省
メタボリックシンドロームの改善|健康長寿ネット
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2022-08-31
順調に痩せ始めていたのに、一定の体重から落ちなくなった…。
一定の体重から痩せない人にありがちな原因について、管理栄養士さんに聞いてみました。
間違ったダイエット方法に心当たりがないか、チェックしてみましょう。
一定の体重から痩せない5つの理由
運動量が足りていない
腸内環境が乱れている
ストレスが溜まっている
停滞期に入っている
睡眠時間が足りていない
一定の体重から痩せない人は、上記のような原因が考えられます。
痩せない原因① 運動量が足りていない
運動量が不足すると、「消費エネルギー量」が「摂取エネルギー量」を上回らないことで痩せなくなってしまいます。
この場合、
自己流で運動をしている
運動の時間を確保できていない
などが原因として考えられます。
痩せない原因② 腸内環境が乱れている
腸内環境の乱れは、「便秘」や「むくみ」の原因となり、体内の水分量が増えて痩せにくくなります。
特に、
食物繊維の摂取量が足りていない
発酵食品を食べない
運動不足である
水分量が足りていない
といった人は、腸内環境が乱れやすくなります。
痩せない原因③ ストレスが溜まっている
ストレスが溜まると、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が分泌されます。
コルチゾールの過剰な分泌は、代謝を下げてしまう働きがあるため、痩せにくくなります。
特に、無理なダイエットをしていると、かえってストレスで痩せにくくなってしまう場合があります。
痩せない原因④ 停滞期になっている
ダイエットで体重が減ると、体重を一定に保とうとする機能が働き、体重が落ちなくなります。
この時期は“停滞期”と呼ばれ、誰にでも起きる自然な反応です。
停滞期は平均して1ヶ月ほどです。ただし、2週間ほどの人もいれば、2ヶ月掛かってしまうケースもあり、個人差が大きく出てしまいます。
1ヶ月で体重の5%以内、1~2kgほどの減量であれば、停滞期はそこまで長くないと言われています。
痩せない原因⑤ 睡眠時間が足りていない
睡眠不足によって、食欲増進ホルモンである「グレリン」が分泌されます。
食欲が高まり、ついつい食べ過ぎてしまうことが増えるでしょう。
不規則な生活を送っている
夜更かししてしまう
などの習慣があると、睡眠不足になりやすいです。
女性は「排卵後~生理前」の時期も痩せにくい
排卵後から生理前は、女性ホルモンの影響で「栄養」や「水分」をため込んでしまうため、痩せにくい時期となります。
痩せにくい時期は無理せず、リラックスして過ごすとよいでしょう。
そのダイエット…間違っているかも!?
糖質過多になっている
食べる量が極端に少ない
単品ダイエットをしている
朝食を食べていない
一定の体重から痩せなくなった場合、上記のようなダイエット方法が原因となっているケースもあります。
NGダイエット① 糖質過多になっている
食べる量が少なくても、「ご飯やパンだけ」「お菓子だけ」というような食事のとり方では、糖質過多で痩せない可能性があります。
糖質をとりすぎると、急激な血糖値の上昇が起こり、「インスリン」がたくさん分泌されます。インスリンには脂肪をため込む作用があるため、太りやすくなります。
1日に必要なエネルギー量のうち、50~65%以上を炭水化物から補給すると、「糖質過多」となります。
自分が「糖質過多」かどうか計算してみよう
(摂取エネルギー量×0.5)÷4=糖質の摂取目安量(g)
例えば、30代女性(体重50kg・あまり運動しないタイプ)の場合、1日に必要な摂取エネルギー量は約1643kcalです。
この場合、267g以上(1068kcal以上)の炭水化物(※)をとると、糖質過多になってしまいます。
※炭水化物は「1g=約4kcal」
NGダイエット② 食べる量が極端に少ない
食べる量が極端に少なくなると、「基礎代謝量」や「筋肉量」が減少してしまい、痩せにくい体になります。
一般的に30~40代女性の摂取エネルギー量(運動量:ふつう)は、個人差はありますが「2050kcal/日」ほどです。
このエネルギー量を下回らないようにしましょう。
NGダイエット③ 単品ダイエットをしている
同じものばかり食べている人は、栄養が偏って代謝が悪くなります。すると、「食べていないのに痩せない」という悪循環に陥ります。
特に、
炭水化物だけで済ませる
サラダ・ヨーグルトだけで済ませる
といった食事は、栄養バランスが偏る原因となります。
NGダイエット④ 朝食を食べていない
朝食は、「脳や臓器などにスイッチを入れる」ために必要です。
欠食すると筋肉を消費するため、基礎代謝が落ちて痩せにくくなります。
1日を活動的に過ごすためにも、朝食は大切です。
朝食を抜くことで、昼食の食べ過ぎにもつながります。
ダイエットで重要な「食事のルール」
タンパク質を1日50g以上摂取する
炭水化物を適量食べる
野菜を1日350g以上食べる
よく噛んで食べる
就寝の3時間前までに夕食を済ませる
ルール① タンパク質を1日50g以上摂取する
肉類
卵類
大豆製品
乳製品
上記の食品から、タンパク質を摂取することをおすすめします。
成人女性は、1日に50g程度のタンパク質を摂取しましょう。
運動量が多い方は、その運動に合わせ、1.2~1.5g /体重kgほど摂取しましょう。
「食が細くてあまり食べられない」・「食べる時間がない」という場合は、プロテインで補給してもよいでしょう。
タンパク質は、筋肉・皮膚・髪・細胞・ホルモン・酵素・抗体などを作る大切な栄養素です。
体の代謝をよくするためにも、積極的に食べるようにしてください。
ルール② 炭水化物を適量食べる
ご飯・パン・麺類などの炭水化物は、活動するための大切なエネルギー源です。
とりすぎると糖質過多になりますが、全くとらないのはおすすめしません。
1日のエネルギー量の50~65%に収まるように摂取しましょう。
また、「野菜のおかず」や「肉・魚のメイン料理」を食べてから、ご飯を食べることをおすすめします。
炭水化物を最後に食べることで、緩やかに血糖値が上昇し、食べ過ぎ防止にもつながります。
ルール③ 野菜を1日350g以上食べる
サラダ
野菜スティック
蒸し野菜
などで、野菜を1日に350g以上摂取しましょう。
野菜に含まれる食物繊維には、「血糖値の上昇を緩やかにする」「脂肪の吸収を抑える」などの働きがあります。
代謝をサポートするビタミンやミネラルも豊富なので、積極的に野菜をとりましょう。
食事の際は、最初に野菜を食べると、「急激な血糖値の上昇」や「食べ過ぎ」を防いでくれます。
ルール④ よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで、満腹中枢に刺激がいくため、「食べ過ぎ」を防ぎやすくなります。
最低でも30回は噛むようにしましょう。
調理の際には、
食材を大きく切る
歯ごたえが残るくらいに煮る・炒める
などの工夫をすると、自然と噛む回数が増えていきます。
ルール⑤ 就寝の3時間前までに夕食を済ませる
夕食の時間が遅くなると、摂取したエネルギーを消費できず、脂肪として蓄積されてしまいます。
遅くても、就寝時間の3時間前までに食べ終わるようにしましょう。
どうしても遅くなってしまうときは、食事の量を減らすのがおすすめです。
ダイエットで重要な「運動のルール」
有酸素運動で脂肪を燃やす
筋トレで代謝をアップさせる
① 有酸素運動で脂肪を燃やす
1日30分以上を目安に、週に2回程度の有酸素運動を取り入れてみましょう。
速足ウォーキング
ヨガ
ストレッチ
水泳
などがおすすめです。
有酸素運動を継続することで、脂肪が効率よく燃えやすくなります。
続けることが大事なので、あまりキツイ運動ではなく、軽めの運動を少し汗ばむ程度実践してみましょう。
おすすめ② 筋力をつけて代謝をよくする
筋力がつくと基礎代謝もアップするため、太りにくく、痩せやすい体を目指せると考えられます。
筋力をつけるのにおすすめのトレーニングは「スクワット」です。
スクワットのやり方
両脚を肩幅の倍ほど開く(足先は斜め外45度)
太ももが地面と平行になるところまで腰をゆっくり下ろす
腰を丸めないようにお尻を突き出した姿勢で行う
※1回の上下運動に10~20秒ほどかけてゆっくり行いましょう。
1セット20~30回、1日2~3セット行いましょう。
スクワットなどの筋トレは、週3回~5回を目処にしてください。
※強い筋肉痛があるときは、筋トレをお休みしましょう。
まずは2~3ヶ月チャレンジしてみて
ダイエットは基本的に、短期間ですぐに結果が出るものではありません。
体がスリムになるのを実感するには、最低でも2~3ヶ月はダイエットを続ける必要があります。
ダイエット中は、多少の体重の増減はあるため、一喜一憂することもあるでしょう。
「ゆっくりと着実に」が成功の鍵です。焦らず、自分に合ったペースでダイエットを継続していきましょう。
▼参考
e-ヘルスネット 厚生労働省 たんぱく質
e-ヘルスネット 厚生労働省 野菜、食べていますか?
厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」各論Ⅱ エネルギー たんぱく質 炭水化物