肥満外来の薬は保険適用?通院時の治療費の目安は?初診の流れも

更新日:2022-07-28 | 公開日:2022-07-28
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肥満外来の薬は保険適用?通院時の治療費の目安は?初診の流れも

「肥満外来で処方される薬って、保険適用になるの?」
「費用はどれくらい?」

「保険が適用される肥満治療薬」について、お医者さんに聞きました。

治療に使われる薬(サノレックス・漢方薬)の保険適用の条件・費用の目安を解説します。
初診の流れも紹介しているので、肥満外来の受診を検討している方は要チェックです。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

肥満外来の処方薬は保険適用になる?

医師男性

肥満外来では、一定の条件を満たしていると、保険適用になる薬があります。
保険適用となる薬には、

  • サノレックス(食欲を抑える薬)
  • 漢方薬

などがあります。

保険が適用される条件・費用目安は、以下の通りとなります。
なお、実際にかかる費用は各医療機関によって異なるので、事前に問い合わせておくとよいでしょう。

お薬の例

保険適用の条件

費用目安
(保険適用)

サノレックス

BMI35以上の方

月に12,000円程度

漢方薬

肥満症(※)の方

月に1,500~3,500円程度

※肥満症:肥満(BMI「25」以上)によって健康に悪影響が出ていたり、過剰に内臓脂肪が蓄積したりしている状態。

BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 

▼BMI「35」以上になる人の例

身長170cm、体重105kgの人 → BMI:36.33

保険適用になる薬① サノレックス(食欲を抑える薬)

医師男性
サノレックスは厚生労働省から認められている、「食欲を抑える飲み薬」です。
BMI35以上の方が保険適用となります。

食欲を司る神経部分に働きかけて、食欲自体をストップさせます。食欲を抑えることにより、食べ過ぎを防止でき、肥満の改善につながります。

服用の際には、副作用に注意が必要です。
喉が渇く・便秘・嘔吐・不眠・肝機能障害などが生じる可能性があります。
また、依存性がある薬のため、服用期間は最長3ヶ月です。

保険が適用された場合の費用は、1ヶ月あたり12,000円程度となります。
ただし、医療機関によって異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

保険適用になる薬② 漢方薬

医師男性

肥満症と診断された方の場合、漢方薬に保険が適用されます。
使用される漢方薬には、

  • 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
  • 防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

などがあります。

肥満症の治療で使用される漢方薬は、「食欲を抑える」「脂肪燃焼」「消化管の動きをよくする」など、個々の状況や目的に応じて処方される種類が異なります。

防風通聖散の場合、保険が適用された際の費用は1ヶ月あたり1,500~3,500円程度です。
医療機関によって費用は異なるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

初診~お薬の処方までの流れ

流れ

行われること

所要時間

1.問診

  • 現在の状況をヒアリング

1030

2.診察

  • 医師によるヒアリング内容の確認
  • 検査方法の検討

10〜30

3.検査

  • 体組成測定(身長・体重・体脂肪等)
  • 血液検査
  • CT(内臓脂肪の検査など) など

20分〜1時間

4.治療

  • 食事の見直し
  • 運動のアドバイス
  • 薬の処方 など

30分程度

医師男性
初診の内容は、上記のような流れが一般的です。
検査項目によりますが、全体の所要時間は1〜2時間みておくとよいでしょう。

通院の頻度は個人差がありますが、月に1〜2回程度となることが多いです。

医師に伝えるポイント

  • 日頃の生活習慣・食生活
  • いつ頃から体重増加が気になり始めたか
  • 現在かかっている病気
  • 肥満による合併症の有無
  • 服用している薬
  • 受診に至った経緯
  • その他、気になる症状
医師男性
診察では、上記の点を聞かれることが多いです。
できるだけ詳しく伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。
「健康診断の結果」が自宅にある場合は、持参するとよいでしょう。

肥満症を放置するリスク

医師男性

肥満を改善せずそのままにしていると、命に関わる病気につながる危険性があります。
早めに医療機関を受診して、治療を開始しましょう。

肥満が原因で「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」などを発症すると、次第に血管が傷み始めます。

これらの病気が進行すると、

  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 失明
  • 腎不全

といった深刻な合併症につながる恐れがあります。

早めに治療が開始できれば、深刻な状態に陥るリスクを軽減できます。
「なかなか痩せられない」という人は、医療機関を受診して相談してみましょう。

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