なぜ?左肋骨の下がズキズキ痛い…腎臓や膵臓の病気サイン?ストレスのせい?病院は何科?

更新日:2023-03-01 | 公開日:2021-10-29
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なぜ?左肋骨の下がズキズキ痛い…腎臓や膵臓の病気サイン?ストレスのせい?病院は何科?

「左肋骨の下がズキズキ痛む…これは病気?」

痛みの原因要注意な症状を、お医者さんが解説します。
腎盂腎炎膵炎が隠れているケースもあるため、続く場合は要注意です。
受診すべき診療科も併せて確認しましょう。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

左肋骨の下がズキズキ痛い…原因はなに?

医師男性

左肋骨の下がズキズキ痛い場合、

  • 肋間神経痛
  • 内臓の病気

のいずれかが原因として考えられます。

内臓の病気の場合、腎臓や膵臓に炎症が起こっている可能性も考えられます。

ストレスが溜まっている人は、肋間神経痛かも

肋間神経痛は、肋骨に沿って走る神経によって起こる痛みです。

発症のきっかけには、ケガや病気、長時間の悪い姿勢、ストレスなどが挙げられます。

ただ、原因は様々で詳しくは解明されておらず、神経系で異常な興奮が起こるためとされています。

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この痛みは大丈夫?病院行くべき?

痛みが一時的で繰り返さない場合には、一旦様子をみて大丈夫です。
この場合は、肋間神経に過剰な圧力がかかる姿勢を長時間続けたために、一時的に痛みが生じたと思われます。

医師男性

ただし、

  • 痛みを繰り返している
  • じっとしていられないほどの痛みがある
  • 突然の背中の激痛を伴う

といった場合には、早急に医療機関を受診しましょう。

上記は、内臓の炎症が悪化しているときに出やすい症状です。
重症化すると、入院が必要になるケースもあるため、放置しないようにしてください。

病院は何科?

医師男性
左肋骨下のズキズキとした痛みは、まず内科で相談しましょう。

体の異常が疑われる場合は、検査で詳しく調べてもらえます。

内科を探す

考えられる3つの病気

医師男性

左肋骨の下がズキズキ痛いのは、

  • 尿路結石
  • 腎盂腎炎
  • 膵炎

といった原因が考えられます。

その① 尿路結石

医師男性
結石によって尿路がつまると、腎臓内の圧力が上がるため、左肋骨下がズキズキ痛むことがあります。

尿路結石は、尿の中のミネラルが腎臓内で結晶化して「結石」となり、腎盂から尿管に落下することで発症します。

発症のきっかけには、肥満、運動不足、乱れた食生活などが挙げられます。

「波のある激しい痛み」が特徴

尿路結石は激しい痛みが特徴で、痛みの強さには波があります。
少しずつ痛みが強くなり、ピークになると和らぐというものが約20~60分間隔で起こります。
痛みが2~3時間続くこともあります。

他にこんな症状はありませんか?

  • 吐き気、嘔吐
  • 発汗
  • 悪寒、発熱
  • 強い尿意
  • 排尿時の痛み
  • 血尿
  • 腹部の腫れ

こんな人は要注意!

  • 肥満傾向の人
  • 運動不足の人
  • 動物性たんぱく質をたくさん食べる人
  • 清涼飲料水をよく飲む人
  • 水分やカルシウムが不足している人
  • 結石になったことがある家族がいる人

上記に当てはまると、尿路結石の発症リスクが上昇します。

対処法はある?

医師男性
痛みがひどい場合は、ロキソニンなど市販の鎮痛薬を使用しても構いません。
ただし、根本的改善には治療が必要なため、早めに医療機関を受診しましょう。

放置すると、腎臓の働きが悪化したり、尿管がダメージを負ったりすることがあります。

病院は何科?

医師男性
尿路結石を疑うときは、まず内科を受診してください。

尿路結石の治療方法

尿路結石は、重症度に合わせて、お薬を使った治療手術が検討されます。
結石の大きさが4~5mm以下の場合、結石が自然に排泄されるケースが多いため、痛み止めなどを用いながら保存的治療を行います。
お薬は痛み止めのほか、漢方薬、鎮痙剤、尿管を拡げて結石の排泄を促進する薬もあります。

重度の方には、尿路内の結石を粉砕して摘出する手術が行われます。

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その② 腎盂腎炎

医師男性
腎臓に炎症が起こると、左肋骨下がズキズキ痛むことがあります。

腎盂腎炎は、尿道の出口から細菌が入り、膀胱を超えて腎臓内の腎盂に感染することによって発症します。
発症の原因には、生理の処理を怠る、不衛生な状態での性交などが挙げられます。

高熱を伴う場合は、腎盂腎炎の可能性大

腎盂腎炎の場合、強い痛みに高熱を伴うケースが多いです。

他にこんな症状はありませんか?

  • 悪寒や震えを伴う熱が出る(38℃以上)
  • 吐き気、嘔吐
  • 頻尿、残尿感
  • 排尿時の痛み
  • 尿が混濁する
  • 倦怠感、食欲低下

腎盂腎炎は「女性」に発症しやすい

女性のほうが肛門と尿道との距離が近いため、腎盂腎炎を発症しやすいと言われています。
特に妊娠中は発症リスクが上昇します。

対処法はある?

医師男性
腎盂腎炎には、ご自身での対処法はありません。
医療機関を受診して治療を受けましょう。

放置すると、逆流症性腎症になり、腎機能が低下することがあります。

病院は何科?

医師男性
腎盂腎炎を疑うときは、まず内科を受診してください。

腎盂腎炎の治療方法

腎盂腎炎は、抗生物質の飲み薬で治療することが多いです。
重度の場合は、入院して抗生物質の点滴をするケースもあります。

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その③ 膵炎

医師男性
膵臓が炎症を起こしていると、左肋骨下がズキズキ痛むことがあります。

膵炎には「急性膵炎」と「慢性膵炎」があり、いずれも消化を助ける「膵液」が滞留して、膵臓自体にダメージを与えることで発症します。

発症のきっかけには、大量飲酒、脂っこいもの中心の食生活などが挙げられます。

「咳・深呼吸をしたとき」や「食後」に痛む場合は要注意!

膵炎の場合、咳をする、深呼吸をする、体を大きく動かすといった動作で、痛みをより強く感じることがあります。
また、食後に痛みが出やすいのも特徴です。

他にこんな症状はありませんか?

  • 背中やみぞおち、腰の痛み
  • 37度~38度程度の熱
  • 食欲不振、体重減少
  • 倦怠感
  • 吐き気、嘔吐
  • 腹部膨満感
  • 下痢

こんな人は要注意

  • お酒をたくさん飲む人
  • 脂肪分を多く含む食品の摂取量が多い人
  • 太っている人
  • 血中の中性脂肪が多い人(高脂血症)
  • 胆石症を患っている人
  • 膵炎を患った親族がいる人

上記は膵炎を発症しやすい人です。

特に過度の飲酒は、アルコールが膵臓の細胞へダメージを与えるため、膵炎の発症につながると考えられています。

対処法はある?

医師男性
治療が必要な病気ですので、セルフケアで対処しようとせず、医療機関を受診しましょう。

特に、じっとしていられないほどの痛み、突然の背中の激痛がある場合は、早急の受診が必要です。

膵炎を放置すると、回復が遅れて社会復帰が困難になることもあります。さらに免疫機能の低下や、様々な深刻な病気を発症するリスクも高まります。

病院は何科?

医師男性

膵炎を疑うときは、消化器内科を受診しましょう。

膵炎の治療方法

急性膵炎の場合、入院して、絶飲食による膵臓の安静と輸液投与を行います。
慢性膵炎の場合、投薬治療手術などを行います。

投薬治療で痛みが改善されない場合は、手術には「膵管ドレナージ手術」「膵切除術」などの手術を検討します。
「膵管ドレナージ手術」は、拡張した膵管を切り開いて腸管と接合し、膵液を腸管に送り膵管内圧を低下させるために行う手術です。
「膵切除術」は、膵管の拡張がない場合に行われる、膵管狭窄が特に強い部分を切除する手術です。

その他、膵管が細い場合、内視鏡を用いて膵管を拡張する治療を行うことがあります。
膵臓に結石が生じている場合は、内視鏡を使用して除去する治療をします。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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