陰茎に内出血ができた…！大丈夫？自然治癒する？後遺症のリスクや診断方法も

男性器の裏筋が切れた…！ 「痛みを抑えるために、市販薬を使ってもいい？」 お医者さんに、“正しい対処法”を聞きました。 切れてしまう原因と病院に行く目安も解説します 裏筋（包皮小帯）が切れた…！どう対処する？ 裏筋（包皮小帯）が切れてしまった場合の、少しの傷であれば、市販の塗り薬や軟膏（オロナインなど）塗りましょう。ケアして化膿・炎症を起こさないようにしましょう。 自然に治る？病院行くべき？ 男性器の裏側の筋（包皮小帯）が切れても、それほど心配しなくても大丈夫ですか？ 包皮小帯の断裂は、過剰に心配しなくても大丈夫なケースが多いです。 多くの場合、1週間程度で自然に治ります。 こんなときは病院へ！ 化膿・炎症を起こしている場合は医療機関で治療を受けましょう。 化膿や炎症は自己ケアだと良くなるのに時間がかかります。医療機関の処方薬で治療をすれば、それだけ早い快方が見込めます。 放置すると… 炎症や化膿は放置すると、性器などに広がることがあります。 化膿すると細菌感染し、尿道炎や陰茎包皮炎を発症するリスクがあるので、早めに治療を受けましょう。 裏筋が切れる原因は？ 包皮小帯が切れてしまう原因は 包皮小帯が短い 糖尿病 亀頭包皮炎症 強皮症 の可能性があります。 それぞれ詳しく解説していきます。 原因①　包皮小帯が短い もともと包皮小帯が短いと性行為の際などに過剰に伸ばされ、切れてしまうことがあります。 切れにくくする予防法 性行為前に保湿をして、柔らかく保っておきましょう。 病院での治療方法 何度も切れる・炎症が起きやすいといった場合は、手術で包皮小帯を切除して勃起しても引っ張られないようにすることもできます。 手術は保険適用外になり、50,000〜100,000円ほどかかります。 局所麻酔なので日帰りで手術を受けることができます。 ただ、医療機関によって異なりますので、事前に確認しましょう。 原因②　糖尿病 糖尿病が進行すると感染症に感染しやすくなるため、細菌やウイルスが性器に感染し亀頭に亀頭包皮炎症を起こします。炎症を起こすと皮膚がもろくなるため、少しの刺激でも切れやすくなります。 切れにくくする予防法 自身では食事療法や運動療法で日頃から血糖値コントロールを行ってください。また、性行為前に保湿をして、柔らかく保っておきましょう。 あくまでも予防法なので、医療機関での皮膚の治療と糖尿病の治療が必要になります。 病院での治療方法 皮膚の治療は抗菌剤と軟膏を塗ります。 糖尿病は内服薬と生活習慣の見直しなどが必要です。 皮膚の治療は泌尿器科、糖尿病の治療は内科を受診しましょう。 放置すれば糖尿病の合併症が増えていきます。 原因③　強皮症 皮膚が硬くなる強皮症になると、皮膚が伸展しにくくなるので切れる可能性があります。 切れにくくする予防法 ご自身では性行為前に保湿をして、柔らかく保っておきましょう。 再度、切れてしまう可能性があるので強皮症が落ち着き、医師の許可がでるまでは性行為を控えましょう。 病院での治療方法 免疫抑制薬や抗線維化薬など薬を塗り、強皮症の治療を行います。 病院は何科？ 裏筋（包皮小帯）が切れたときは、泌尿器科を受診しましょう。 泌尿器科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 日本医師会　糖尿病を見逃していませんか