「足に赤い斑点ができた…」
「かゆくないけど、これって大丈夫なの?」
自然に治る?病院に行くべき?
足にできたかゆくない赤い斑点について、お医者さんに聞きました。
対処法と病院に行く目安も解説します。
監修者
経歴
杏林大学医学部卒業 市立函館病院、新東京病院、新久喜総合病院などを経て2023年8月より現職。心臓から大動脈手術まで幅広く対応する。また、現在二子玉川女性のクリニックにて下肢静脈瘤治療も担当(毎週金曜日)。
かゆくない足の赤い斑点…考えられる原因5つ
かゆくない赤い斑点が足に出ているときには、主に
- 単純性紫斑病
- 湿疹
- 薬疹
- IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)
- 帯状疱疹
など、5つの原因の可能性が考えられます。
足の赤い斑点の原因① 単純性紫斑病
単純性紫斑病は、皮膚の毛細血管が破れて血液が漏れ出し、皮膚に紫色や赤色の斑点が現れる状態です。20代以降の女性におこりやすいです。
単純性紫斑病は何かの病気によるものではなく、毛細血管がもろくなることで血液が漏れ出して起こるものである場合が多いです。
そのため、高齢になると自然に起こる変化のひとつと捉えられることもあります。
何かにぶつける、などの刺激がないのに「あざ」ができているような状態になるのが特徴です。
通常であれば、数日で消えることが多いです。
斑点の特徴
- 紫色~赤色
- 盛り上がりがなく平坦
- あざのように見える
- 指で押しても斑点の色が薄くならない
【見分け方】こんな症状が出ていたら薬疹かも
発熱、倦怠感、痛みなどの全身的な症状は通常ありません。
なりやすい人
足や手に繰り返し圧力がかかることで毛細血管が破れやすくなるため、長時間立ち仕事をする場合に起こりやすいです。
また、皮膚が薄い人は外的刺激に敏感になりやすいため、血管が破れやすくなります。
足の赤い斑点の原因② 湿疹
皮膚のバリア機能が低下し、外的刺激やアレルギー反応などよって皮膚に炎症が起こっている状態です。
湿疹はかゆみを伴うことがありますが、初期段階や軽度の場合にはかゆみがなく斑点だけが見られることがあります。
湿疹は、主に
- アレルギー性反応
- 洗剤や香料など刺激性の物質(外部刺激)
- 皮膚の乾燥
- ストレスやホルモンバランスの乱れなど(体内要因)
によっておこることが多いです。
斑点の特徴
- 盛り上がりがなく平坦
- 進行すると赤い斑点が融合して大きく不規則な形状になる
- 表面が乾燥していることが多く、触るとザラザラしている
- 発疹の範囲が徐々に広がる場合がある
【見分け方】こんな症状が出ていたら薬疹かも
- 皮膚の乾燥感
- ヒリヒリ感や軽い痛み(かゆみはない)
- 皮膚の薄皮が剥がれる(皮むけ)
なりやすい人
- 乾燥肌の人
- 足が蒸れやすい人
- アレルギー体質の人
- 免疫力が低下している人(疲れが溜まっている人)
湿疹は肌のバリア機能が低下しているときにおきやすいため、乾燥肌の人や風邪気味の人などにも出やすいと考えられます。
また、ストレスが多いと免疫力が低下するため、ストレスを感じやすい人や疲労が溜まっている人も注意が必要です。
足の赤い斑点の原因③ 薬疹
薬疹とは、薬剤に対するアレルギー反応で皮膚に発疹が出ている状態です。
薬を使用して数分以内に症状があらわれるケースもあれば、数時間・数日・数週間後にあらわれるケースもあります。
主に
- 薬に対するアレルギー反応
- 薬の副作用
- 長期間の摂取による薬剤の蓄積
- 少量の薬剤でも過剰状態(不耐性)
- 本来の薬理作用と異なる効果(特異体質)
などによって発疹が出ている状態です。
斑点の特徴
- 赤い発疹が盛り上がっている(膨疹)
- 皮膚が紫色・青色・灰色に変色することもある
【見分け方】こんな症状が出ていたら薬疹かも
- 倦怠感
- 痛みがある
- 口の中がただれる
- 熱が出る
- リンパ節が腫れる
- 肝臓、腎臓、骨髄などの他臓器障害がある
- 血圧が低下する
なりやすい人
薬疹は薬に対するアレルギー反応や副作用が出ている状態です。そのため、新しい薬を服用した後に発疹が出た場合は注意が必要。
早めにアレルギー反応を起こしている薬を特定する必要があるため、すみやかに薬を処方してもらった病院を受診しましょう。
足の赤い斑点の原因④ IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)
IgA血管炎とは血管に炎症が引き起こる「血管炎」の一種で、体の中の小さな血管が炎症を起こして、皮膚や体の他の部分に症状が出る病気。
主に風邪を引いた後などに起こることが多いのが特徴です。
風邪などの感染症がきっかけとなることが多く、免疫系が病原体と間違えて自分の血管を攻撃してしまうことが原因だと考えられています。
主に感染症の発症から1~2週間以内に現れることが多いです。
斑点の特徴
- 盛り上がりがない~やや硬い触感の斑点
- 赤紫色
- 指で押しても斑点の色が薄くならない
- 足に集中して出現した後、上半身や腕にも広がる場合がある
斑点を触ると、軽いしこりのようなものがある場合があります。
内出血が原因で現れる斑点のため、指で押しても斑点の色が薄くならないのが特徴。色も内出血のような赤紫色をしていることが多いです。
【見分け方】こんな症状が出ていたら薬疹かも
風邪のような症状をともなう場合が多いです。
なりやすい人
- 子ども(特に4歳~10歳)
- 免疫力が低下している人
- 遺伝的素因がある人
IgA血管炎は小児に多く見られるのも大きな特徴のひとつ。風邪やウイルス感染後に発症するケースが多いです。
これは免疫系が未熟で過剰反応を起こしやすいため。
同様に、成人の場合でもストレスや慢性疾患などによって免疫バランスが崩れていると発症しやすくなります。
足の赤い斑点の原因⑤ 帯状疱疹(初期段階)
帯状疱疹は、水ぼうそうを引き起こす「水痘帯状疱疹ウイルス」が原因の病気です。
症状が進行するとかゆみが出ることもありますが、初期段階ではチクチクとした痛みを伴うことがあります。
帯状疱疹の原因となるウイルスは、水ぼうそうのウイルスと同じです。
このウイルスは水ぼうそうの治癒後も神経節に潜伏しているため、普段は特に何もなくても、免疫力の低下などのきっかけで再活性化し、皮膚に症状を引き起こします。
これが帯状疱疹です。
帯状疱疹は水ぶくれや赤みの症状が出るのが一般的ですが、初期段階ではかゆみなどもなく、斑点だけが出ている状態になることもあります。
斑点の特徴
- 赤い点状の発疹
- 神経に沿って帯状に現れる
- 体の片側だけに現れる
赤い斑点が現れた後、進行すると水ぶくれができます。
【見分け方】こんな症状が出ていたら薬疹かも
なりやすい人
- 50歳以上の人
- 過労やストレスが溜まっている人
- 糖尿病や慢性疾患を持つ人
帯状疱疹は免疫力の低下が原因となってウイルスが活性化することで起こります。
そのため、免疫力が低下しだす50歳以上の人や、過労やストレスが溜まっている人は発症しやすくなります。
市販薬のおすすめ
赤い斑点の原因が何によるものかにもよりますが、
などは役立つ場合があります。
もちろん、市販薬はあくまで応急処置です。
病院でしっかりと原因を究明してその症状にあった薬を使用することが重要ですので、早めに病院を受診するようにしましょう。
ステロイド外用薬の例
- オイラックスA
- メンソレータムADクリーム
- フルコートf
など
おすすめの症状
湿疹や皮膚炎 など
ステロイドは炎症を鎮める効果があります。
赤い斑点が湿疹や軽い皮膚炎の場合、炎症が抑えられることで症状の一時的な抑制に役立つでしょう。
抗ヒスタミン剤入りの軟膏の例
おすすめの症状
薬疹や軽いアレルギー など
抗ヒスタミン剤入りの軟膏とは、アレルギー反応によるかゆみを抑えるもののこと。
かゆみがない場合でも炎症の元となる物質を抑えるため、症状が悪化しにくくなります。
病院は何科?
まずは、皮膚科を受診しましょう。
皮膚科は皮膚に関する病気や症状の診断と治療を専門とする科であり、赤い斑点や湿疹、アレルギー反応、感染症など、皮膚に現れるさまざまな症状に対応できます。
赤い斑点がかゆくない場合でも、皮膚に現れる症状には多くの原因があるため、専門的な知識を持つ皮膚科医による診断が必要です。
皮膚科では、場合によっては必要な検査を行い、しっかりと原因の診断をしてもらえます。
病院に行く目安
症状が改善せずに進行する場合や、悪化してきた場合は、すみやかに受診することをおすすめします。
- 斑点が1週間以上消えない
- 斑点が痛くなってきた
- 斑点が広がったり、変色してきた
- 発熱、腫れなどが現れた
場合は、早めに病院を受診しましょう。
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2021-02-03
足の甲に赤い斑点ができて、かゆい…!
足に出る赤い斑点とかゆみについて、お医者さんに聞きました。
原因がわからないまま対処すると、さらに悪化させてしまう恐れがあります。自分がどの皮膚疾患なのかを、チェックしましょう。
足の甲にできた赤い斑点がかゆい!
足の甲にできた赤い斑点がかゆいです。
どうすればいいでしょうか…?
アイスパックや冷たいタオルなどで患部を冷やし、一旦様子を見てください。冷やすとかゆみが緩和されることが多いです。
かきむしったり、叩いたりするのはやめましょう。
また、原因がわからないうちは、ステロイド剤のお薬を使用しないでください。
症状を悪化させる恐れがあります。
こんなときは病院へ!
市販のかゆみ止めが効かない
症状の再発を何度も繰り返す
咳が止まらない
発熱を伴う
吐き気を伴う
これらの症状が現れた場合は、速やかに病院へ行きましょう。
受診するのは何科?
皮膚科を受診しましょう。
斑点の原因がわからないまま放置すると、悪化してしまう可能性があります。
皮膚の病気の他にも、血管系の疾患など他の病気の可能性もあるので、早めに病院へ行きましょう。
皮膚科を探す
「この斑点は何?」よくある4つの原因
足の甲の赤い斑点は
水虫
蕁麻疹(じんましん)
アトピー性皮膚炎
乾癬(かんせん)
などの可能性があります。
それぞれ詳しく解説していきます。
原因① 水虫
白癬菌というカビによる、皮膚の感染症です。
水虫の人から感染します。水虫の人が使ったマットやスリッパ、床などから感染します。
体の免疫機能が白癬菌と戦っているため、赤い斑点ができます。
発症しやすい人
幅広い年齢層で発症します。
家族に水虫の人がいる、銭湯やジムなど共同のマットを使う人は注意が必要です。
水虫の症状の特徴
小さな赤い斑点で出たり、何個かが合体して大きな斑点になったりする場合があります。
水疱をもつ発疹が多数発症します。
皮膚がジュクジュクしたり、白くふやけたりします。
その後、角質が厚ぼったくなり、ひび割れなどを伴います。
自分で改善させる方法は?
足を清潔に保つ
通気性の良い靴を選ぶ
お風呂上がりには、しっかりと水気を取る
タオルやマットは自分用のものを使う
ただし「治った」と思っても、菌が潜んでいるため、すぐにまた再発を繰り返すことがあります。水虫の治療は、しっかり菌がいなくなるまで続ける必要があります。
また、基本的に水虫は病院に行くことをおすすめします。
水虫には様々なタイプがあります。病院で検査してもらって適切なお薬を処方してもらえば、早期回復が期待できます。
病院での治療法は?
白癬菌の有無を検査します。
水虫と診断した場合、抗真菌薬を処方します。
原因② 蕁麻疹(じんましん)
突然、皮膚に赤い発疹ができる病気です。
過剰に分泌されたヒスタミンが皮膚の血管を拡張するため、赤い斑点ができます。
アレルギー、生活環境、皮膚への刺激、ストレスが原因となって発症します。
蕁麻疹の症状の特徴
蕁麻疹は小さなものが合体して、大きな腫れになります。
猛烈なかゆみが生じます。
アレルギーが原因の場合、くしゃみ・鼻詰まり・吐き気・喉のつまり感などが生じることがあります。
発症しやすい人
多くの年代で発症します。
ストレスが溜まっている人や疲労が強い人は蕁麻疹が出やすくなります。
自分で改善させる方法は?
アレルギー物質(食べ物など)に心当たりがある場合は、それを避けましょう。
病院での治療法は?
血液検査を行い、アレルギーの原因物質を調べます。
また、症状が出たときに服用する、抗ヒスタミン剤の処方も行います。
原因③ アトピー性皮膚炎
皮膚のバリア機能の低下することで、アレルギー物質が皮膚に入りやすくなり、強いかゆみや炎症が起こる病気です。
外部刺激の侵入によって皮膚が炎症を起こすため、赤い斑点ができます。
はっきりとした原因は解明されていません。
ストレス・アレルギー・免疫力の低下によって発症すると考えられています。
発症しやすい人
子どもから大人まで発症します。
アトピー性皮膚炎の症状の特徴
皮膚がカサついたり、皮が剥けたりします。かき壊すと出血もします。
炎症が強いときは、かゆみも強くなります。かくと広がり、炎症を起こします。
自分で改善させる方法は?
薬を使用して、かゆみ・炎症を抑えましょう。
症状が落ち着いているときは、保湿ケアが大切です。
病院での治療法は?
かゆみを抑える薬や、炎症を抑える薬などを処方してもらえます。
「症状が悪化している」、「市販薬を使っても治らない」という場合は、自己流ケアを続けるよりも病院で治療した方が早い回復を期待できます。
原因④ 乾癬(かんせん)
免疫の異常によって、皮膚や関節にかゆみのある発疹が現れる病気です。
皮膚の細胞が過剰に増殖し、炎症が引き起こされると赤い斑点ができます。
遺伝・ストレス・肥満・生活習慣病・季節の変化などが原因と言われています。
乾癬の症状の特徴
広い範囲に皮膚の赤みが出る、かゆみがでない、ポツポツとした斑点が出るなど、人によって様々です。
のどの腫れ・発熱・関節痛などを伴う場合もあります。
発症しやすい人
子どもから大人まで発症します。
男性の発症割合の方が、女性より多くなります。
自分で改善させる方法は?
規則正しい生活を送る
栄養バランスの良い食事を心がける
禁煙する
入浴時に皮膚をこすらない
病院での治療法は?
まず検査を行い、皮膚の状態を詳しく調べます。
その後、外用薬や内服薬の処方、光線療法などを行います。
皮膚科を探す
▼参考
Maruho 乾癬.com
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2021-03-26
「太ももに赤い斑点ができた…」
「かゆくないけど、これって大丈夫なの?」
太もものかゆくない、赤い斑点に関する疑問などを、お医者さんに聞きました。
自分でできる対処法や早期に医療機関で治療を受けるメリットも解説していきます。
なにこれ?太ももにできた「かゆくない赤い斑点」
太ももにあらわれる「かゆくない赤い斑点」は
薬疹
IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
の可能性があります。
それぞれ詳しく解説していきます。
原因① 薬疹
ある特定の薬に対するアレルギー反応として、赤い斑点が生じます。
薬疹の場合、太もも以外の全身にも出ます。
薬疹の斑点の特徴
赤い部分が盛り上がっている
形と大きさはさまざまで、通常左右対称にできる
体の一部に現れ、少しずつ広がっていく
皮膚の色が紫色・青色・灰色に変色する
薬を使用してから数分以内に赤い斑点が生じる場合もあれば、数時間・数日・数週間後に生じる場合もある
なりやすい人
アレルギー体質の人
薬疹を起こしやすい薬を使用している人
斑点以外の症状はある?
痛みを伴う
倦怠感がある
口の中がただれている
発熱する
リンパ節が腫れる
肝臓・腎臓・骨髄などに障害がある
血圧が低下する
ショックを起こす
太もも以外にも斑点はできる?
太もも以外にも、全身の皮膚・口の中・目に現れます。
口の粘膜に異常がある場合、症状はひどくなり命に関わることがあります。
自分でできる対処法は?
まずは、原因と思われる薬の使用を中止してください。
その後、自己判断で対処するのではなく、皮膚科など医療機関を受診しましょう。
原因となっている薬を特定するために、使用中の薬やおくすり手帳を持って行きましょう。
使用している市販薬があれば、その旨を医師に伝えてください。
医療機関での治療方法
医療機関では原因のものを除去する指導を行い、その上で、症状に応じてステロイドや抗ヒスタミンの薬物療法を行います。
軽度であれば、2週間ほどで治ることが多いです。
原因② IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
詳しい原因はわかっていませんが「IgA※」という抗体が、血管の壁に付着し、皮膚の細い血管で炎症を引き起こすことで、太ももに赤い斑点ができます。
※IgA 体にウイルス・細菌などの異物が侵入したときに作られる抗体
IgA血管炎の斑点の特徴
あざのように赤い
斑点を触るとしこりがあり、押すと痛む
蕁麻疹が1つにまとまったような赤い斑点ができる
数日~数週間経つと、皮膚に新しい斑点や盛り上がりができる
なりやすい人
3~15歳の子ども
がん患者
感染症にかかっている人
薬を使用している人
妊婦
悪性腫瘍、細菌・ウイルスの感染、薬剤、妊娠などが誘因となることから、がん患者や感染症にかかっている人、妊婦はかかりやすい傾向にあります。
斑点以外の症状はある?
発熱する
足首・膝・腰・手首・肘などの関節が腫れる
足首・膝・腰・手首・肘などの関節がうずくように痛む
足首・膝・腰・手首・肘などの関節を押すと痛い
筋肉のけいれんを伴う腹痛がある
お腹を押すと痛い
吐き気、嘔吐
タール状の黒い便がでる。(黒色便)
下痢をする
便や尿に血液が混じる
太もも以外にも斑点はできる?
太もも以外にも、足・腕・体幹に現れます。
自分でできる対処法は?
症状は通常4週間程度でおさまりますが、数週間後に再発するケースが多いです。
再発予防のためにも、自己判断で対処するのではなく、速やかに医療機関を受診しましょう。
医療機関での治療方法
薬によって起こっている場合は、薬の中止を行います。
そのほかは、症状に対しての対症療法を行います。
治療には、1ヶ月ほどかかることが多いです。
医療機関に行く目安
赤い斑点が広がっている場合や「薬疹」、「IgA血管炎」のような症状が見られる場合は、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
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原因がわからない「赤い斑点」は早期受診を!
紹介した病気の他にも「血管炎」「横紋筋融解」など、血管疾患が原因で太ももに赤い斑点ができることもあります。
早期に医療機関で検査を受けることで、赤い斑点が悪化する前に適切に治療していくことが可能になります。
斑点ができる部位によっては、放置すると命にかかわることもあるので、自己判断せずに早めに医療機関を受診しましょう。
◆血管炎…全身のさまざまな血管に炎症が起きる病気です。原因不明のケースもあれば細菌・ウイルス感染が原因の場合もあります。
◆横紋筋融解…筋肉を作る骨格筋細胞が溶けたり壊死したりすることで、筋肉の成分が血液中に流出してしまう病気です。薬・ケガなどが原因と言われています。
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▼参考
MSDマニュアル家庭版 薬疹
MSDマニュアル家庭版 IgA血管炎