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正座をすると、「足の形が悪くなる」「足が短くなる」という話を聞いたことがありますか?
最近では、椅子やソファに座る機会が増え、床に正座をすることは少なくなりましたね。 たまに正座をすることがあれば、足がしびれて大変なことに…というご経験をお持ちの方もいるのでは。 今回は正しい正座、座り方について、医師が解説します。
フェリシティークリニック名古屋
医学博士
河合 隆志先生
’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設
正座とは、座るときに両膝をつけた状態で、両足を後ろ側に、同じ方向・形で曲げる座り方です。
茶道や華道など、きちんとあらたまった席では、正座で座りますね。 椅子に座るのと違い、脛(すね)やふくらはぎの上に体重がかかるので、足がしびれることもあります。 印象としては、「足に悪そうなイメージ」をもたれる方も多いかもしれません。
また、正座の姿勢で長時間座り続けるのでしびれは生じます。 デスクワークをしている人でも、猫背や足を組むなどの悪い姿勢のまま、長時間体勢を変えなければ、肩こり・頭痛などのトラブルが起きることもあります。 それと同じなのです。
背筋を伸ばし、ご自分の膝を意識して座るようにすると、足の血管がさほど圧迫されにくくなるのでしびれにくくなります。
一方、足を崩して、膝もかかとも離して太ももの外側にある状態で、お尻が床にぺたんとつくような座り方をする人がいます。 これは、足の曲げ方にも無理があります。 猫背になりやすく、悪い姿勢の座り方といえます。
正しい正座で座っていても、長時間におよぶと、やはり足に負担がかかります。 正座をしながら、体勢や重心を少し変えてみるなどの、工夫をしてみるといいでしょう。
デスクワークも同じですが、長時間同じ体位のままでいると、心理的にもストレスがたまりやすくなりますね。 適度に休憩をはさむなど、リフレッシュできる工夫ができると、なお良いと思います。
正座をして、足がしびれてしまったときは、無理に立ち上がらないようにしましょう。
しびれた足は、ご自分が思っているよりも感覚がないので、転倒によるけがの危険性があります。
少し恥ずかしいかもしれませんが、周りの目は気にせずに、座ったままゆっくりと足を伸ばして、しびれがとれるまで待ってください。
足がしびれることで疑われる病気は、いくつかあります。
糖尿病やアルコールによるものなどは、内科の分野に関する病気ですが、整形外科の分野では、次のような疾患が挙げられます。
いずれもしびれの症状が起こり得る病気です。 正座をした時に足がしびれるのは、足に送られる血流がうまく行き渡らないのが原因です。 正座をやめても、しびれがなかなか改善しない場合は、医療機関を受診しておくといいでしょう。
参考
NIKKEI STYLE暮らしの知恵『しびれにくい正座のコツ』日本経済新聞プラスワン2010年4月16日付
https://style.nikkei.com/article/DGXDZO05453420Z00C10A4W08100?channel=DF130120166128&style=1
公益社団法人日本整形外科学会HP『しびれ(病気によるもの)』
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/paralysis.htm
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