もくじ
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ケガはないのに皮膚がヒリヒリする…。
皮膚のヒリヒリ・チクチク感を改善する方法を、お医者さんに聞きました。
病気の可能性や、何科を受診すべきかも解説します。
にっしん皮フ科・形成外科
院長・理事長
平岩 亮一先生
医療法人社団日進会 院長・理事長。皮膚科、形成外科、美容皮膚科の医師。
1995年、埼玉医科大学医学部卒業。埼玉医科大学病院、東京医科歯科大学病院、都内美容外科にて、形成外科、皮膚科、美容外科を学び、2017年、医療法人社団日進会開設、にっしん皮フ科・形成外科開業。
2025年に開業20周年。所属学会(日本形成外科学会、日本美容外科学会、コエンザイムQ10協会、抗加齢医学会)。平成28年の【生体皮膜剤】で特許取得を皮切りに、アメリカ、フランス、イタリア、カナダの国際特許を含む計13件の特許を取得し現在に至る。専門分野は創傷治癒・未病治療(病気の発症にいたる過程を如何に治せるか)。
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傷がないのに皮膚がヒリヒリ・チクチクする場合、大きく分けて
などの可能性が考えられます。
それぞれ行くべき病院が違い、神経性の原因の場合は神経内科や整形外科、皮膚炎の場合は皮膚科に行くことが望ましいですが、自分で判断がつきにくい場合には総合的な痛み全般について診療してくれる「ペインクリニック内科」に行くのがいいでしょう。
主な原因として考えられるのは、
神経性の原因
皮膚性などの原因
自律神経の乱れなどによるもの
の5つです。
それぞれ、痛み感じ方や痛む場所など、見分け方の特徴を解説します。
帯状疱疹の原因となるウイルスは、水ぼうそうのウイルスと同じです。
このウイルスは水ぼうそうの治癒後も神経節に潜伏しているため、普段は特に何もなくても、免疫力の低下などのきっかけで再活性化し、皮膚に症状を引き起こします。
これが帯状疱疹です。
帯状疱疹は水ぶくれや赤みの症状が出るのが一般的ですが、初期段階では目に見える症状がなく、皮膚がヒリヒリ、チクチクとだけする場合があります。
ヒリヒリ・ズキズキとした痛みがあらわれますが、このとき皮膚にはまだ何の症状もありません。そのため、「どこかで痛めたかな?」「低温やけどをしたかな?」という程度の人もいます。
その後も痛みは強くなり、灼熱感を帯びるようになると、皮膚に赤い水ぶくれのようなものができます。
帯状疱疹が発症するのは、主に免疫力の低下や感染症への抵抗力の低下が原因です。そのため、高齢の方やストレスや疲労が溜まっている方などは要注意。
しっかりと規則正しい生活を心がけたり、ストレスを適度に発散できる環境を整えたりすることで発症の抑制につながりますよ。
また神経痛のような強い痛みがある場合は、整形外科での治療が必要となることもあります。
神経障害疼痛(しんけいしょうがいとうつう)とは、様々な神経性の疾患などが原因で神経が損傷し、痛みが起こっている状態です。
例えば帯状疱疹などが治った後に続いて起こったり、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアになったことが原因で引き起こったりします。
いずれも神経が圧迫されたり、損傷することで痛みが生じているため、慢性的な痛みが特徴。
いつまでも痛みが長引いたり、日常生活に支障をきたすことも多い疾患です。
ですが、神経が通っている場所ならどこにでも症状が出る可能性があります。
また、神経の障害がある場所と痛みが生じる場所が違うこともあります。
例えば、腰部分の神経が障害されると、腰・足・お尻など下半身に痛みが生じ、首の神経が障害されている場合は、首・肩・腕にかけて痛みが生じます。
痛みを繰り返すうちに、慢性化していくことがあります。
慢性化した痛みは完治まで時間を要するようになるため、早めに病院を受診するのが望ましいでしょう。
自律神経の乱れや免疫系の低下により、疾患が起こることが多いです。
また高齢者は神経の回復力が低下しているため、帯状疱疹の治癒後や坐骨神経痛などによって引き起こされることがあります。
刺激性接触皮膚炎とは、洗剤、漂白剤、シャンプーなどの化学物質や、物理的な摩擦や汗などによって皮膚が炎症を起こすこと。
アレルギー性皮膚炎は、金属やゴム製品、化粧品に含まれる防腐剤などのアレルゲン(特定の物質)に対する免疫系の過剰反応が原因で起こる皮膚炎です。
どちらも神経系とは関係なく、皮膚そのものの炎症反応によって起こります。
ただし、アレルギー性の場合は広がることもあります。
多くの場合、刺激物への接触をやめると、数日で改善することが多いのが特徴。
ですが、アレルギー性の場合は数日~数週間持続する場合もあります。
接触性皮膚炎は、外部刺激に対して皮膚のバリア機能が低下していると起こりやすいです。
アレルギーは重篤な症状を引き起こす場合もあるため、ひどい場合は病院を受診し、詳しく検査してもらうのがおすすめです。
強い洗顔料で時間をかけて洗顔してしまうと角質の中の保湿成分が抜け乾燥肌にしてしまうだけでなく、角質が削り落ち、ピリピリとした刺激感や赤みが起こります。
これは肌刺激による弱い炎症で、繰り返すと軽く触れるだけでピリピリし、暖かく感じると顔に赤みとほてりが起こる原因に。シミや肝斑もできやすくなるので注意が必要です。
使った化粧品や皮脂汚れを完全に除去しようとして洗顔料やボディーソープを付けながら指や手、ガーゼやタオルなどで擦ることで症状がでます。
ヒリヒリし始めたら、洗顔や洗浄が強いと思う事が大切です。
お化粧はしても構いませんが、真水かぬるま湯で濯ぐくらいにして、タオルでメイクを押し取るようにします。細かくのこった化粧品、UVカットなどを無理に落とさないようにしてお肌を安静にします。
皮膚科を受診しましょう。詳しく診断を受けることで適切な治療を受けられるのに加え、再発予防のためのアドバイスをもらえます。
更年期障害は、閉経前後(通常45〜55歳頃)に起こるホルモンバランスの変化によって、身体や精神に多様な症状が現れる状態です。
特に、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が自律神経の乱れを引き起こし、さまざまな身体的不調が起こります。
痛みは短期間で改善する場合もあれば、数週間から数か月続くこともあります。
痛みだけでなく、かゆみ、しびれ、触覚の異常(触られていないのに触られているように感じる)を伴うことがあるため、痛みだけでなく皮膚の違和感があった場合には注意が必要です。
閉経前後の更年期はホルモン変動が激しく、エストロゲンの減少が自律神経に影響を与えやすいです。
また、ストレスや疲れ、精神的プレッシャーが多い環境にいる場合、自律神経を整える力が低下し、症状が出やすくなります。
神経障害性疼痛や帯状疱疹の場合、どうしても痛みがひどい時には
などの成分が入った鎮痛剤を選ぶのがおすすめです。
イブプロフェンが入っている市販薬の例
アセトアミノフェンが入っている市販薬の例
これはあくまでも応急処置です。
痛みがひどい場合や、これらのお薬に対するアレルギーをお持ちの場合、自己判断で市販薬に頼らず、絶対に病院を受診するようにしてください。
接触性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎などの場合には、
などの成分が入った、かゆみや軽い炎症を抑えるものがいいでしょう。
ですが、特にアレルギーの場合は、しっかり原因となるアレルゲンの特定をすることが大切です。
放っておくとさらにひどいアレルギーを引き起こしたりする可能性もあるため、市販薬で対応せずに病院へ行くのが望ましいです。
特に、自律神経の乱れが原因の場合はお風呂に入ってリラックスをすることで痛みが柔らぐこともあります。
ですが、いかなる場合でもお風呂に入って痛みが悪化する時には長風呂はせず、すみやかに出るようにしてください。
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