もくじ
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「舌にプチっと赤いできものができた…」
「このできものは何？放置して治る？」
舌にできる赤いできものの正体を、歯医者さんに聞いてみました。
「舌がん」を発症している可能性もあるため、放置はキケンです。
心当たりのある症状がないかチェックしてみましょう。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
口内炎は、傷ついた粘膜に細菌・ウイルスが感染して生じると考えられています。
そのため、ストレスや疲労で免疫力が低下していると発症しやすい傾向があります。
こんな症状は「口内炎」かも
ストレスや体調不良などの一時的な要因による発症と考えられるため、過剰に心配いらないケースが多いです。
「再発性アフタ」は、重症化すると発熱や頸部リンパ節の腫れ、全身の疲労感といった症状のみられることがあります。「溶連菌感染症」は悪化すると「劇症型溶連菌感染症」になるリスクがあります。「劇症型溶連菌感染」は、生命の危険もある感染症です。
また、痛みが日常生活に支障をきたしている場合にも、医療機関を受診しましょう。
病院では視診や触診を行います。「がん」が疑われる場合、腫瘍の細胞または組織の一部を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無やそのタイプを確認する病理学的診断もします。
舌のプチッとした赤いできものは、
が原因として考えられます。
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原因 |
できものの特徴 |
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口内炎 |
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舌がん |
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口内炎を発症するキッカケは、
などが考えられます。
歯磨きは、ヘッドが小さな歯ブラシを使用して、細かい箇所までしっかり磨きましょう。
また、歯磨きができない状況であれば、うがいを複数回しっかりと行いましょう。
マウスウォッシュを使用すると、水よりも早く細菌が消滅して口内炎が治りやすくなります。
※アルコール入りだと刺激になってしまうため、ノンアルコールのマウスウォッシュを選びましょう。
など症状がある場合には、医療機関を受診してください。
なかなか治らない口内炎は、「がん」の可能性も秘めています。重症化すれば命に関わる病気です。
また、食事が上手く摂れないことで栄養失調を引き起こすリスクもあります。
気になる症状が長続きする場合は必ず医師に相談するようにしましょう。
まずは耳鼻いんこう科で受診しましょう。
治療の際には、副腎皮質ステロイドを含んだ軟こう、抗菌性のうがい薬、ビタミン剤などを処方します。
舌がん初期症状には、舌がザラザラする、赤い斑点や白い斑点ができるなどが見られます。
舌がんを発症するキッカケは、
などが考えられています。
舌に継続的に刺激が加わり、舌に傷がついたり擦れたりすると、舌はその部分を治そうとします。
しかし、そこで細胞分裂を急いで行おうとすることで、遺伝子に異変が生じてしまい、細胞が“がん化”すると考えられています。
など
病院では、がんのステージや、体の状態、年齢、希望などを踏まえた上で、手術療法や薬物療法、放射線治療などを行います。
早期に治療が開始できると、他の臓器へのがんの転移を防げる可能性が高くなり、体への負担やリスクの軽減につながります。
また、悪化すると舌の半分以上を切り取るなどの必要が出ることもあります。
舌がんが疑える場合は、まずは耳鼻いんこう科で受診しましょう。
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