もくじ
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「歯が痛くなったり痛くなくなったりする…」
「何が起きているの？」
歯の痛みに波がある原因を、歯医者さんに聞いてみました。
セルフケアで治せるのかなども解説します。
痛みを緩和させる応急処置の方法などもチェックしましょう。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
もくじ
痛かった歯が痛くなくなるのは、
などの理由が考えられるため、「治った」と判断するのは危険です。
症状が改善しているどころか、炎症が悪化し歯の破壊が進行している場合もあります。
痛みを感じたときは、一度歯医者で受診して状態を確認してもらうことをおすすめします。
「完全に痛みがなくなった」は危ない？
歯の痛みが完全になくなったのは“歯の神経が死んだ状態”が考えられます。
この状態でも虫歯菌の感染は続くため、顎の骨に炎症が広がったり、細菌が血管に流れて「全身の病気」を引き起こすリスクがあります。
痛くなるタイミングは、「冷たいものを食べたとき」「物を噛んだとき」「疲れているとき」などのケースが多いです。
波のある歯の痛みは、
などが原因で生じることがあります。
外部からの刺激を受けると痛くなることがあります。
痛みが生じるキッカケとしては、
などが挙げられます。
また、これらの刺激がないときは、痛くなくなるでしょう。
＼セルフケアで治せる？／
痛みが出ている虫歯は、セルフケアのみでの改善は困難です。
歯医者で虫歯治療を受ける必要があります。
外部からの少しの刺激でも痛くなることがあります。
痛みが生じるキッカケとしては、
などが挙げられます。
また、「痛みが長く続く」点も特徴です。
＼セルフケアで治せる？／
痛みが出ている虫歯は、セルフケアのみでの改善は困難です。
これ以上の悪化は、神経が死んでしまう恐れもあるため、早めに歯医者に行きましょう。
血流が良くなったり、免疫力が低下しているときに痛みが出やすいです。
痛みが生じるキッカケとしては、
などが挙げられます。
脳神経の関係から、特に夜は痛みが出やすいとも考えられています。
炎症が落ち着いているときは、痛みがなくなることもあります。
また、炎症の悪化で歯の神経が死ぬと、歯の痛みを感じなくなります。
＼セルフケアで治せる？／
歯髄炎は、セルフケアのみでの改善は困難です。
これ以上の悪化は、顎の骨などに炎症が拡がる恐れもあるため、早めに歯医者に行きましょう。
（※）歯根膜とは…歯を囲む“クッションのような役割”をしている膜
歯が強く噛み合ったり、擦れているときに痛みが出やすいです。
また、歯ぎしりや歯の食いしばりで顎周囲の筋肉に生じた痛み拡がることで「奥歯が痛い」と錯覚する場合もあります。
歯ぎしり・食いしばりを引き起こすキッカケとしては、
などがあげられます。
歯に圧力がかかっていないときは、痛みを感じないことが多いです。
＼セルフケアで治せる？／
癖を直したいときは、「歯ぎしり・食いしばりをしない」とメモを貼ると良いでしょう。
ただし、歯ぎしりや食いしばりは、噛み合わせなどの問題が原因のケースもあり、セルフケアだけでの改善は困難な場合も多いです。
上下の歯が触れるときなどに痛みが出やすいです。
痛みが生じるキッカケには、
などが挙げられます。
また、歯がすり減っていることも多く、冷たい飲みものなどで「歯がしみる痛み」を感じることもあります。
上下の歯が触れていないときは、痛みがないことが多いです。
＼セルフケアで治せる？／
「舌を上顎に押し付けた状態」を保つと、上下の歯が触れにくくなって症状改善が期待できます。
しかし、症状改善がみられない場合は、歯医者で適切な治療を受けましょう。
ストレスや疲労が溜まっているときなどに、痛みが出やすいです。
といった人は、ストレスで歯の痛みを感じやすい傾向があります。
＼セルフケアで治せる？／
ストレスの原因を除去できると、歯の痛みの改善も期待できます。
ただし、ストレスは簡単に解消できないことも多く、諦めて放置すると症状が悪化する恐れがあります。痛みがあるときは、一度歯医者で相談することをおすすめします。
放置して悪化すると、手術が必要になったり、歯を失う恐れもあります。
また、
などの症状によって、日常生活に支障がでる人もいます。
痛みがつらいときは、
などの対処によって、痛みの緩和が期待できます。
応急処置によって痛みが一時的に緩和しても、できるだけ早めに歯医者で受診しましょう。
冷やし方と時間は、
などがよいでしょう。
※冷やしすぎは、刺激になって逆に痛みを強めるため、やめましょう。
具体的には、
などを行うとよいでしょう。
小さいヘッドの歯ブラシは、奥歯や隙間も磨きやすく、汚れを落としやすいと考えられます。
痛みの緩和が期待できる市販薬には、
などがあります。
また、早い段階で治療を開始すると、通院回数や治療費用を抑えられるなど「治療の負担の軽減」にもつながります。
歯医者では、
などの治療が行われます。
治療方法を決定するために、
などの方法で「波がある痛み」の原因を確認します。
痛いのが怖い…
歯医者では、痛みが出る治療に対しては「麻酔」を使用するため、治療に痛みを感じにくいです。
治療に対する不安があるときは、歯科医師に相談してみると良いでしょう。
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