もくじ
本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。
しゃくれとは、下顎が上顎より前に出ている状態のことで、受け口、反対咬合、下顎前突といった呼び方もします。
「どうすればしゃくれを治せるの?」
「自分で治す方法がある?」
といった疑問に、お医者さんがお答えします。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
軽度のしゃくれとは、以前よりも下の歯の列が、上の歯の列に近づいている、前歯が当たりやすい状態を指します。
ほとんどのしゃくれは、下顎が上顎よりも前に出るように成長している状態や、噛み合わせ自体がずれてしまっているような「顎の成長や噛み合わせの問題がある」状態のため、自力での改善は難しいです。
この場合は歯科治療を受ける必要があります。
軽度のしゃくれは、
などの方法で改善がみられる可能性があります。
※2を行うときは、「下の前歯」が内側に戻るように、舌で歯を押さえましょう。
これを1日5~10回ほど行いましょう。連続して行わずに、何回かに分けて行っても良いです。
これを毎日行いましょう。
1日1回でも短時間でも構いませんので、時間を見つけて継続することが大切です。時間がある方は1回3分くらいを1日3~5回くらい行うのもよいでしょう。ただ、行う際にはかかりつけの歯科医に相談の上行うのが安心です。
猫背になると正面を見るときに首が前にでて顎を突き出すような状態になります。その状態が日常的になってしまうと首の前から下顎にかけての筋肉が緩み、受け口になりやすくなってしまいます。
しゃくれの矯正グッズは効果ある?
効果がないとは言い切れませんが、歯科治療ほどの高い効果は期待できないでしょう。
セルフケアの中には自身の歯や骨格に合っていない方法がある場合もあります。
まずは医師に相談しましょう。
歯科で行うしゃくれの治療には
があります。
上の前歯と下の前歯を移動させ、正しい噛み合わせにすることで、しゃくれを改善させます。
顎の大きさに問題が生じている場合は、骨の手術を併せて行うこともあります。
ワイヤー矯正による治療は、
などのケースに検討されることが多いです。
▼メリット
▼デメリット
矯正器具には「白い材質のもの」や「歯の裏側に付ける装置」もあり、目立ちにくくすることも可能です。
治療開始3日~1週間程度は違和感や痛みがありますが、これに関しては少しずつ慣れます。
最近では、選択できるワイヤーに「柔らかい材質」や「細い材質」があるため、痛みの度合いは多少軽減できます。
また、矯正装置には汚れが溜まりやすいので、正しい歯磨きと定期的なクリーニングで、ケアを行う必要があります。
しかし、しゃくれの症状が
の場合には、保険が適用されます。
※保険適用で治療を受ける場合には、「顎口腔機能診断施設」に指定されている医療機関での受診が必要です。
マウスピース矯正による治療は、
などのケースに検討されることが多いです。
▼メリット
▼デメリット
マウスピースは1日22時間以上の装着が目安で、食後や就寝前など忘れずにつける必要があります。
装着時間が少ないと十分に効果を得られません。
歯医者によって、毎月の調整料が別途4,000円~1万円ほどかかることもあります。(無料の歯医者もあります。)
手術による治療は、
ケースに行われます。
▼メリット
▼デメリット
手術の数日前から入院が必要になります。
手術の後は、短くて5日間ほど、通常では1~2週間入院します。
保険適用(3割負担)の場合、
かかることが多いです。
※入院する期間や術式によって、費用は異なります。
この手術は高額療養費制度の対象ですので、申請すれば治療費の一部が戻ってきます。
※保険適用で治療を受ける場合は、「顎口腔機能診断施設」に指定されている医療機関での受診が必要です。
まずは、いつも受診している歯医者や、矯正治療を行っている歯医者で相談してみてください。
「ホワイトニングを始めたいけど…費用が心配」という方に人におすすめなのが、1回あたり2,750円(税込)で歯科医院でホワイトニングができる「スターホワイトニング」。満足できない場合は全額返金を保証。