医師監修|ヘルペスが再発しない人ってどういう人?完治はする?対処法や市販薬も

更新日:2024-08-09 | 公開日:2024-08-08
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医師監修|ヘルペスが再発しない人ってどういう人?完治はする?対処法や市販薬も

ヘルペスが再発しない人ってどういう人?
どうすればヘルペスが再発しなくなる?
頻繁に再発する時はどうすればいい?

口唇ヘルペスの再発について、医師が詳しく解説します。

監修者
経歴

2011年3月香川大学医学部医学科卒。同年4月より徳島赤十字病院で初期臨床研修、2013年4月からは徳島赤十字病院麻酔科に所属。

保有資格に日本救急医学会ICLSコース認定ディレクター、日本麻酔科学会認定医・専門医

ヘルペスの再発防止に重要なのは「免疫力」

再発しない人=免疫力が高い人!

医師男性
口唇ヘルペスは、神経節に潜伏しているウイルスが活性化・増殖することで再発します。免疫力が高ければウイルスの活動が抑えられているため、再発しにくくなります。免疫力を高めることが一番の再発防止方法です。

口唇ヘルペスウイルスは感染すると、症状がおさまった後も神経節に潜伏し、基本的には消滅しません。その後潜伏しているウイルスが再度活性化すると、口唇ヘルペスの症状が再発します。

普段は免疫力でウイルスの活動を抑えているのですが、免疫力が低下するとウイルスが活性化してしまい、再発に繋がります。

そのため、再発を防ぐにはとにかく免疫力を高めて、潜伏しているウイルスを活性化させないことが重要
再発しにくい人は「ウイルスの活動を抑えられている人」ということなので、免疫力が高い人ということです。

免疫力の低下でウイルスが活性化する

免疫力は体内のウイルスや細菌を抑制する働きがあるため、この免疫力が低下すると感染してしまったヘルペスウイルスが活性化してしまいます。ウイルスの活性化を抑えることは口唇ヘルペスを防ぐのに一番大切なこと。そのためには免疫力を高めておくことが重要です。

免疫力を高めてウイルスの活性化を抑えることが再発防止に重要

医師男性
免疫は、再活性化しようとするウイルスの動きを速やかに認識し、攻撃してくれる役割があります。そのため、免疫力を高めれば高めるほど、ウイルスの再活性化が抑えられるので再発防止に繋がります。

神経節に潜伏しているヘルペスウイルスは消滅しなくても、活性化を抑えれば再発を抑えることはできます。

しっかり免疫力を高めることで、再発を防止していきましょう!

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口唇ヘルペスの感染から再発の流れ

ヘルペスは完治しない。ウイルスは潜伏し続ける

医師男性
ヘルペスウイルスは感染すると神経節へ潜伏し続け、症状がおさまった後も消滅せず、一生涯残ると言われています。これは潜伏状態のヘルペスウイルスが免疫系から認識されづらい特性を持っているため、免疫システムがウイルスを見つけて倒すのが難しいからです。

ヘルペスウイルスは免疫システムから逃れるための色々な方法を持っています。特に潜伏状態のウイルスはほとんど活動せずに隠れているため、免疫システムがウイルスを完全に倒すのが難しくなります。

ですが、免疫力が高ければ、再活性化しだしたウイルスを即座に見つけて攻撃することができるため、症状の発症は抑えることはできます。

「感染している(潜伏している)」と「ヘルペスを発症する」は全く違う状態なのです。

再発は潜伏しているウイルスが活性化して皮膚表面に出てくることでおこる

免疫力が低下しウイルスが再活性化してしまうと。再活性化したウイルスは神経細胞の中を通って皮膚の表面に向かいます。表面に到達すると再び水疱や赤み、腫れなどが現れて再発となります。

免疫力が落ちている時は要注意。再発しやすくなる

免疫力が落ちていると、再活性化しだしたヘルペスウイルスを攻撃することができないため、皮膚までウイルスが到達しやすくなり、結果再発に繋がります。

睡眠不足やストレスなどで免疫力は下がるので、まったく自分では予期していない場面でヘルペスが再発してしまうことも。日ごろから免疫力を高める生活を意識することが大切です。

【再発予防】免疫力を上げてヘルペス再発を予防する方法

医師男性
免疫力を上げるには日ごろの生活習慣が大切!

免疫力を高めるには、

  • バランスのとれた食生活
  • 十分な睡眠
  • ストレスを溜めない
  • 日焼け予防
  • 適度な運動

などを心がけるようにしましょう。

また、アルコールの過剰摂取や過労なども免疫力が下がる原因に。自分の身体をいたわりながら、日々の生活でストレスを溜めないことが大切です。

ビタミンC・ビタミンE・亜鉛を摂ることを意識しよう

医師男性
ビタミンCやビタミンE、亜鉛には抗酸化作用があり、免疫機能をサポートしてくれるため積極的に摂るように心がけましょう。腸内環境を整えることも免疫力強化に役立ちますよ。

ビタミンCは柑橘類やパプリカ、ブロッコリーに多く含まれ、ビタミンEはアーモンドやひまわりの種、アボカドに豊富です。一方、亜鉛は牡蠣や牛肉、豆類から摂取できます。

口唇ヘルペスに感染しない・感染した場合に発症させないために、しっかり内側からも免疫力を高めていくことが大切ですよ。

ストレスや睡眠不足は免疫力を下げるので注意

医師男性
特にストレスや睡眠不足は日常生活の中でも気づかずに免疫力を下げることになってしまうので要注意。

ストレスがかかると免疫系の機能を抑制するホルモンが分泌されるため、免疫力が低下することに繋がります。

また、睡眠不足にも要注意。

睡眠中は体の免疫細胞の修復と生成にとても大事な時間なのですが、睡眠不足になることによって妨げられ、免疫細胞の数や機能が低下してしまいます。

ストレスがかかると分泌される免疫系の機能を抑制するホルモンも同時に分泌されるため、日ごろから睡眠はしっかりとることが大切です。

生理前にも免疫力が下がる

医師男性
女性は特に、生理前にも免疫力が下がってしまうので注意しましょう。生理前はホルモンの変動で免疫系の活性化が減少します。

生理前になるとエストロゲンというホルモンが低下し、プロゲステロンというホルモンが高くなりますが、どちらの現象も免疫力を下げることに繋がります。

生理前は心身ともに不安定になる時期でもあるので、なるべくヨガやストレッチなどで心をゆったりと落ち着け、ストレスを溜めないように心がけることが大切です。

【対処法】もしも再発してしまったら。おすすめの市販薬はコレ

再発してしまったらすぐに対処しよう!早めの対処が大事

口唇ヘルペスはウイルスによる感染症のため、症状をひどくしないためにはとにかくウイルスの増殖を抑えることが大切。対応が遅れれば遅れるほどウイルスが増殖し、腫れや赤みも増してしまいます。

そのため、感染したと思ったら何よりもウイルスを増殖させないよう、まだウイルスが少ない段階でとにかく抑えることが重要!ウイルスの増殖を防ぐためには「抗ウイルス薬」を使用するのがいいでしょう。

本当は感染の疑いがある段階で病院へ行くのが望ましいですが、難しい場合は市販薬を使用するだけでも発症を遅らせることに繋がります。

「抗ウイルス薬」を塗るのもひとつの方法

うつったかもと感じたり、唇にかゆみやピリピリ感を感じた場合、その段階で「抗ウイルス」薬を塗るのがおすすめです。

病院で対処してもらうのが望ましいですが、すぐに行けなければ市販のヘルペスウイルスの増殖を抑えられる抗ウイルス薬を使いましょう。ウイルスの増殖を抑え、症状を軽減する効果が期待できる成分が入っている塗り薬などがおすすめです。

薬局で買えるのは「アラセナS」「アクチビア軟膏」

抗ウイルス作用がある成分「アクシロビル」や「ビダラビン」は、発症初期に使用することで水膨れやかゆみを早く治めることが期待できます。

この2つの有効成分のどちらかが入っている市販薬を選びましょう。

アラセナS

アラセナS

抗ウイルス成分「ビタラビン」が配合されているクリームです。クリームタイプで伸びがよく、べたつきが少ないのが特徴。塗った後も目立ちにくいので、メイクの前や人と会う時にも使いやすいです。

アクチビア軟膏

アクチビア軟膏

抗ウイルス成分「アシクロビル」がヘルペスウイルスの増殖を抑えてくれます。軟膏タイプなのでより患部に留まって保護してくれるので、痛みが強い方や寝る前などに使用する時におすすめです。

唇のかゆみ、ピリピリ、むずむずを見逃さないで!

医師男性
口唇ヘルペスの症状を悪化させないためには、何よりも早くウイルスの増殖を抑えることが大切。症状が出始めたと感じたら、とにかく早く対処をするようにしましょう。

そのためには、赤みや水疱ができる前のかゆみや、ピリピリ、むずむずした感じといった違和感を見逃さないこと!その時点で治療をすればひどくならずに抑えられることもあります。

すでに赤みや腫れが出てきてしまっている場合でも、なるべく早くしっかりとウイルスをなくすことが口唇ヘルペスを早めに治すには必要不可欠。

市販の軟膏で炎症の拡大を抑えつつ、早めに病院を受診してウイルスを内側からしっかりやっつける薬をもらうようにしましょう。

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