幻聴の消し方を知りたい!対処法・原因・病気の可能性と治療法・受診するなら何科?【医師監修】

更新日:2025-09-30 | 公開日:2025-09-30
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幻聴の消し方を知りたい!対処法・原因・病気の可能性と治療法・受診するなら何科?【医師監修】

※本記事は2021年11月8日に公開された記事を再編集して掲載しています

誰もいないのに声が聞こえる・幻聴があると、とても不安になりますよね。「自分だけおかしいのかな…」と心配になる人もいます。

まず知ってほしいのは、あなたのせいではないということ。

幻聴は、強いストレスや疲れ、病気などが重なって起こることがあります。

この記事では、今すぐ試せる幻聴の消し方と、考えられる原因・治療法・受診するなら何科かを、分かりやすく説明します。

知恵袋などでも「幻聴の消し方」について多く相談が寄せられていますが、正しい知識を知ることが大切です。

ひとつずつ確認して、不安を少しずつ軽くしていきましょう。

監修者

しのだの森ホスピタル 
理事長・院長

信田 広晶先生

経歴

得意分野 心療内科・精神科  「うつ」「自然治癒」
昭和61年 青山学院大学文学部教育学科心理学専修コース卒、平成6年東邦大学医学部卒、東京女子医大精神神経科入局などを経て、平成11年信田病院(現しのだの森ホスピタル)入職。現在しのだの森ホスピタル理事長兼院長を務める。

すぐできる幻聴の消し方

幻聴が気になるときは、次の方法を試してみてください。

これらは幻聴の対策として有効な方法の一部です。

  • 家族や友人など、人と話す
  • 耳栓で外の音を遮る
  • 音楽や映画に集中する
  • テレビやラジオをつけて気を紛らわせる
  • 散歩やストレッチで体を動かす

ちょっとした工夫で幻聴が落ち着くこともあります。

ただし、原因を取り除かないと再発することがあるので注意してください。

幻聴が聞こえる原因

幻聴は心や体が疲れているサインかもしれません。

原因としては次のようなものがあります。

  • 強いストレスや過労
  • 睡眠不足や生活リズムの乱れ
  • 統合失調症・認知症・PTSDなどの病気
  • 脳腫瘍などの脳の病気

「最近すごく疲れている」「気分が落ち込む」と感じるときは、まずはしっかり休むことが大切です。

幻聴を消すための生活習慣

幻聴が体や心のストレスサインとして現れている場合、生活習慣を整えることで和らげられることがあります。

毎日の暮らしの中でできる、体と心を休めるヒントをご紹介します。

体を休ませる方法

体をしっかり休めることは、幻聴を和らげるための基本です。

無理なく続けられる方法を試してみましょう。

  • 38〜40℃のお風呂に10〜15分入る
  • 毎日6〜7時間の睡眠をとる
  • 寝る3時間前までに食事を済ませる
  • 寝る前はスマホやPCを見ない
  • ビタミンB群やカルシウムを含む食事を意識する
  • 軽い運動(30分のウォーキングなど)

心を休ませる方法

心を落ち着ける時間を持つことも大切です。

リラックスして気持ちを整えられる方法を取り入れてみましょう。

  • 好きな趣味に集中する
  • 太陽の光を浴びる
  • 信頼できる人と過ごす
  • 動物と触れ合う
  • ぼんやりする時間を持つ

幻聴が関係する病気

幻聴が続く場合は、次の病気が関わっていることがあります。

  • 統合失調症
  • 認知症
  • PTSD(心的外傷後ストレス障害)

詳しく説明します。

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最近、考えがまとまらないし、忘れやすい…。 もしかして、心の病気? 考えられる原因をお医者さんに聞きました。 休息しても改善しない場合は、「うつ病」「統合失調症」などが疑われます。 それぞれの代表的な症状を紹介するので、心当たりがないかチェックしましょう。 なぜ?考えがまとまらないし、忘れやすくなった… 最近考えが上手くまとまりません…。 以前よりも忘れっぽい気もします。これはなぜでしょうか…? 疲れが溜まっていて、一時的に思考がぼんやりしている可能性が考えられます。 この場合は、十分な睡眠をとり、体と心を休ませることが大切です。 1日ゆっくり休んで睡眠をとれば、回復することが多いです。ただし、疲れが溜まっている場合は、数日かかることもあります。 「心の病気」が原因のケースも 心が病気になり、不安定になると、「物事を覚えておく機能」や「考える機能」が低下して、うまく働かなくなってしまうことがあります。 心の病気は、強いストレスや疲労の蓄積などにより、発症するケースが多いです。 考えられる3つの病気 「考えがまとまらない」「忘れやすくなる」等を引き起こす心の病気には、 うつ病 統合失調症 双極性障害 などがあります。 心の病気① うつ病 うつ病は、気分が落ち込んでしまい、なかなか元の状態に戻らなくなってしまう病気です。 発症すると、考えが前に進まなくなったり、新しいことが覚えられなくなったりすることがあります。 また、うつ病には、「様々なことに無関心になる」という症状があるため、仕事やスケジュール管理ができなくなる人も多いです。 こんな症状は「うつ病」かも 集中できない・ぼんやりしてしまう なんども同じミスをする 気分が落ち込む・不安感がある イライラする 眠れない 身なりを気にしなくなる 話すことが少なくなる 頭痛・めまい・耳鳴り 腰痛・肩こり 食欲不振 下痢・便秘 性欲減退 生理不順 上記の症状に当てはまる場合は、「うつ病」が疑われます。 発症しやすい人は? 常に真面目に考えて頑張り過ぎてしまう人は、身体的・精神的な負担が大きくなりやすく、うつ病を発症しやすくなると考えられます。 また、何事も丁寧にしっかりやろうとする人や、完璧主義な人にもよくみられます。 「うつ病かも」と思うときは… 休息をしっかり取っても本調子に戻らないときは、一度病院に相談しましょう。 放置していると、うつ病が進行するリスクがあります。 自分で気がつかないこともあるので、家族や周りの人に「以前の自分と変わったところがないか」尋ねてみてもよいでしょう。 病院は「精神科」または「心療内科」に相談してください。 病院では、薬物療法・精神療法・環境の見直しなどにより、症状の改善を目指します。 精神科を探す 心療内科を探す 心の病気② 統合失調症 統合失調症は、「自分の気持ち」や「考え」がまとまりにくくなる病気です。 ストレスや疲労、緊張などが要因として考えられています。 脳の機能低下を招き、「考えがまとまらない」「忘れやすい」などの症状が強くなると考えられています。 また、周囲とうまくコミュニケーションが取れなくなり、孤立してしまう人もいます。 妄想や幻覚症状を伴うこともあり、社会生活に影響を及ぼします。 こんな症状は「統合失調症」かも 記憶力・理解力の低下 話がまとまらない 仕事や作業にミスが多い 不安感・緊張 悪口を言われていると感じる(実際には言われていない) 命令が聞こえてくる(実際には言われていない) 監視されていると感じる(実際にはされていない) 独り言が増える ニヤニヤ笑う 身なりを気にしなくなる 入浴をしなくなる 趣味がなくなる 他者の気持ちを理解できなくなる 上記の症状に心当たりがある人は、「統合失調症」が疑われます。 ただし、自分では症状に気がつかないことも多いです。 発症しやすい人は? 「ストレスが多い」「常に緊張している」など、精神的な負担が多いことで、脳の機能障害を招いてしまうと考えられます。 ただし、統合失調症の原因は、まだはっきりわかっていないことも多いです。 「統合失調症かも」と思うときは… できるだけ早く医療機関へ相談しましょう。 放置していると、幻覚や妄想といった症状が悪化してしまうリスクが高いです。 「精神科」または「心療内科」に相談しましょう。 病院では薬物療法や心理社会療法(※)などが行われます。 ※患者本人が自分の病気への理解を深め、コントロールできるように援助する治療。 精神科を探す 心療内科を探す 心の病気③ 双極性障害 双極性障害とは、極端に行動的で活発な時(そう状態)と気分が落ち込む時(うつ状態)の両方を繰り返す病気です。 気分が上下し、別の人になってしまったかと思うほど落差が激しいので、「時期によって考え方が違う」といったことが起こります。 また、そう状態のときは、様々なアイデアが次から次へと浮かんでくるものの、連続性がなく、「話がまとまらない」ということもあります。 こんな症状は「双極性障害」かも ▼そう状態 考えがコロコロ変わる 人の話を聞かない 睡眠不足が続いているが、生活はできる お金使いが荒くなる 性的に開放的になる 話が止まらなくなる   ▼うつ状態 集中できない・ぼんやりしてしまう なんども同じミスをする 不安感がある イライラする 気分が落ち込む 身なりを気にしなくなる 話すことが少なくなる 頭痛・めまい・耳鳴り 腰痛・肩こり 食欲不振 下痢・便秘 性欲減退 生理不順 上記の症状に当てはまる場合、「双極性障害」が疑われます。 ただし、「そう状態」のときには、本人に自覚がないケースがほとんどです。 発症しやすい人は? 活発 善良 社会的 ユーモアがある 穏やか 肥満 元々は明るい性格でも、熱しやすく気分に浮き沈みがあるタイプの人は、双極性障害を発症するリスクがあります。 「双極性障害かも」と思うときは… 「そう状態」と「うつ状態」のときの違いが大きく、「人が変わってしまうようになっている」と周囲から指摘された場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。 放置していると、症状が進行して治療に時間がかかるようになります。 病院は「精神科」または「心療内科」に相談しましょう。 病院では、薬物治療を中心としつつ、心理社会的治療を並行して行うことが多いです。 精神科を探す 心療内科を探す 休んでも良くならないときは、病院で相談を 考えがまとまらず、忘れやすくなったと感じる場合は、まず体と心の休息をとりましょう。 休んでいるのに症状がよくならない 改善が見られない 休みを取ることもできない うまく眠れない などがある人は、早めに医療機関を受診してください。 病気によって症状が現れている場合、放置していると、症状が増えたり、悪化したりするリスクがあります。 また、病気が進行してしまうと、治療に時間がかかってしまうこともあります。 病院に行くまでは、どう過ごしたらいい? 負担になることはできるだけ避けて、無理せず、のんびり過ごすようにしてください。 「どうしても忙しくしてしまう」「“ゆっくり過ごす”という考えに切り替えられない」場合は、できるだけ早く受診できるように、スケジュールを調整しましょう。 病院は何科? 精神面の症状が強く出ている場合 →「精神科」 体の不調を伴う場合 →「心療内科」 で受診するとよいでしょう。 ※両方の診療を行っている医院・クリニックもあります。 受診時に医師に伝えること 体に出ている症状(頭痛・めまい・下痢など) 精神的な症状(すぐに悪い方に考えてしまう・人が悪口を言っているように聞こえるなど) いつ頃から症状が気になるようになったか 毎日の睡眠時間 何か飲んでいる薬やサプリメントはあるか ストレスになっている事柄 受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。 精神科を探す 心療内科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 厚生労働省 みんなのメンタルヘルス 統合失調症

統合失調症

統合失調症は、気持ちや考えがまとまりづらくなり、人と交流しながら生活することが難しくなる心の病気です。

明確な原因はわかっていませんが、脳にある神経伝達物質のバランスが崩れることで発症すると考えられています。特にドーパミンの働きが関係していると言われています。

統合失調症の特徴

  • 幻聴や幻覚などの症状が現れる
  • 思考や感情の整理が難しくなる
  • 人間関係や日常生活に支障が出る

認知症

認知症は、正常に働いていた脳の神経細胞が破壊・減少していくことで、情報処理の力が落ちてしまう病気です。

脳の老化や特定のたんぱく質の蓄積が発症に関与すると考えられています。

その結果、記憶力や判断力が低下し、日常生活にさまざまな影響が出てきます。

認知症の特徴

  • 脳の神経細胞が減り、情報処理が難しくなる
  • 不安や恐怖を感じやすくなり、幻聴が出ることもある
  • 記憶障害や混乱、生活動作の困難さが現れる

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSDは、過去に体験した強いストレスやトラウマが原因で、心身に大きな影響を及ぼす病気です。

脳の情報処理がうまくいかず、過去の出来事が何度もよみがえるように感じることがあります。

そのため、当時の状況に似た場面で幻聴が出ることがあります。

PTSDの特徴

  • 過去の体験を思い出すフラッシュバックが起こる
  • 幻聴や悪夢などの症状が出ることがある
  • 不安や緊張が強まり、生活に支障をきたす

幻聴で病院に行くべきサイン

次のような症状があるときは注意が必要です。

1つでも当てはまる場合、日常生活に支障をきたすことがあるため、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 幻覚(幻視・幻嗅・幻味など)が見える
  • 被害妄想を繰り返す
  • 朝起きられない
  • 睡眠障害が続く
  • 何に対しても興味がわかない
  • 自信が持てない
  • 人を信じられない
  • 自殺を考えてしまう
  • 集中して物事を考えられない
  • 妄想が多い
  • 食欲低下、または食欲増加

幻聴で受診すべき診療科

幻聴が続くときは、精神科・心療内科を受診しましょう。

脳に原因が疑われるときは、神経内科や脳神経外科を紹介されることもあります。

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最近、なんだか眠りが浅い…。 悩み事のせいで、食欲がない…。 これって病院に行った方がいいの? “心療内科に行くべき人”の症状をお医者さんに聞きました。 病院の受診目安や、初診の前に知っておくとよいことを詳しく解説します。 私、心療内科に行くべき? 心療内科を受診した方がよいかどうか、迷っています…。 どう判断したらいいでしょうか? 体になんらかの症状があるのに、検査しても異常が見つからない場合は、心療内科を受診しましょう。 次から、心療内科を受診すべき「心の症状」と「体の症状」について、それぞれ詳しく解説していきます。 心療内科を受診すべき「心の症状」 これまで楽しいと感じたことが、そう感じなくなった 自分を価値がない人間だと思ったりする 集中力が続かない 感情の起伏が激しい 小さなことも気になる イライラする、怒りっぽくなる 落ち着かない 不安や焦りを感じる 死にたいと思うことがある 心療内科を受診すべき「体の症状」 睡眠障害がある(眠れない、眠りすぎる、途中で目が覚める、早朝に目が覚めるなど) 食欲や体重が減った、もしくは増えた(体重減少の目安は、1ヵ月のうちに5% 以上) 疲れやすい、体がだるい 疲れがとれない 行動が遅くなった 便秘や下痢を繰り返す 動悸や息切れがある 微熱が続いている めまいや立ちくらみがする 頭が痛い 胃痛や吐き気がある これらの「心の症状」と「体の症状」は、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスの乱れやストレスなど、様々な要因によって生じます。 まだ、様子を見ても大丈夫かな? 「これくらいなら大丈夫かな…」と思っていても、実は心の危険信号が出ている可能性があります。 ついつい無理をしてしまう方は要注意です。 例えば、睡眠障害が現れているのに治療を受けずに放置していると、眠りの質が下がることで、精神的に不安定になりやすいです。また、集中力や判断力が下がることで、勉強や仕事に影響が出たりします。 さらに、食欲がなくなって食事量が減ると、栄養不足や免疫力の低下に繋がり、病気にかかりやすくなります。 こういう性格の人は特に注意 次のようなタイプの人は、ストレスをかかえこみやすく、特に注意が必要です。 几帳面 真面目 責任感が強い 仕事熱心 気が弱い 他人の評価が気になる 完璧主義 凝り性 早期受診のメリット 早い段階で適切な治療をうけることにより、短期間で症状が改善したり、重症化の防止になります。 「こんなことで受診してもいいのかな?」と思う初期の段階に対応することで、仕事や学校を休まずに治療することが可能になります。 心療内科の受診方法 基本的に、一般の内科と変わりません。 問診→診察という、通常の病院受診と同じ流れで行われます。 初めて心療内科を受診する際は不安もあるかと思いますが、リラックスして臨みましょう。 予約から受診の流れ(一例) 予約(※電話やインターネットなど) 来院、問診表を書く 診察 検査(※必要があれば) 治療の開始 初診前の準備、何すればいい? 「必要な持ち物はある?」 「お金はどれくらいかかる?」 事前に知っておきたい疑問にお答えします。 当日の持ち物 保険証 お薬手帳(※あれば) 現状困っていることなどの、簡単なメモ(※必要であれば) 相談したいことがあれば、メモなどでまとめておくのもよいでしょう。 初診の費用 自己負担額が3割の場合、初診の費用は約2,500円~3,000円程度になるでしょう。 薬の処方があった場合は、別途薬代が5,000円前後かかると考えられます。 また、検査を行った場合には追加で1,000円~3,000円かかります。 ※こちらの費用は検査の種類によって異なります。 診察にかかる時間 病院にもよりますが、心療内科の初診でかかる時間は、だいたい1時間~1時間半くらいです。 待ち時間が長くなることもあるので、できれば予約して行くのがおすすめです。 心療内科を探す どんなことを話すの? 体や心の症状や困っていることなど、あなたの現在の状況を話しましょう。 問診の際は、次のようなことを中心に話すと、医師に伝わりやすいです。 どんなことに困っているのか いつ頃から症状があらわれたのか 症状があらわれたキッカケ 症状は良くなっているのか、悪くなっているのか 他の病院にかかっているか 飲んでいるお薬(お薬手帳を持参しても良い) これまでの病歴 伝え忘れや、うまく話せるか心配な方は、メモを書いていくといいですよ。話したくないことは、無理に話す必要はありません。 どんな治療をするの? 診察、薬物療法、カウンセリングなどを通じて、体調不良・ストレスの原因を探り、その原因を解消するための治療を行います。 例えば、「体の症状」に対しては、頭痛薬や睡眠薬の処方等の対症療法を行い、「心の症状」に対しては、抗うつ薬の処方や心理療法を行ったりします。 参考 厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス総合サイト こころの健康や病気、支援やサービスに関するウェブサイト 睡眠障害 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_sleep.html 千葉県医師会 実はあまりわかっていない自律神経失調症 https://www.chiba.med.or.jp/general/millennium/pdf/millennium52_1-4.pdf バイオメカニズム学会誌,Vol. 35, No. 1(2011)うつ病のメカニズム https://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/35/1/35_3/_pdf

病院での治療法

幻聴の治療は、薬を使った治療と心のケアを中心としたサポートの2本柱で行われます。

症状の重さや原因によって治療内容は異なるため、医師と相談しながら進めていくことが大切です。

病院での治療法

薬による治療

  • 抗精神病薬で幻聴を抑える
  • 症状をコントロールしやすくする


リハビリやサポート

  • 医師やカウンセラーと一緒に取り組む
  • 家族や身近な人の協力も大切

「精神科や心療内科に行くのは不安」と感じる方もいますが、特別なことではありません。

風邪をひいたときに内科を受診するのと同じように、心や脳の症状があるときに専門の診療科に相談するのは自然なことです。気負わずに受診してください。

よくある質問(Q&A)

Q1. 幻聴をすぐに消す方法は?

会話や耳栓、音楽、テレビ、運動などで一時的に和らぐことがあります。ただし繰り返す場合は医療機関に相談してください。

Q2. 幻聴はどんなときに起こる?

強いストレスや疲れ、睡眠不足のときに出やすいです。病気が原因のこともあります。

Q3. 幻聴は病気のサイン?

はい。統合失調症や認知症、PTSDなどが関係している場合があります。特に幻視や幻のにおいを感じるときは注意が必要です。

Q4. 受診するなら何科?

基本は精神科や心療内科です。必要に応じて神経内科や脳神経外科を紹介されることもあります。

まとめ

幻聴は、強いストレスや生活リズムの乱れが原因で一時的に起こることもあれば、統合失調症や認知症、PTSDなど病気のサインとして現れることもあります。

会話や耳栓、音楽や運動などで一時的に和らぐこともありますが、繰り返す場合は専門の診療科に相談することが大切です。

「自分だけおかしいのでは」と不安に思う必要はありません。幻聴は誰にでも起こり得るものです。

まずは生活習慣を整え、改善しない場合は精神科や心療内科などで相談してください。ひとりで抱え込まず、信頼できる人や医師に話すことが回復への第一歩になります。

幻聴の消し方や対策は人によって異なりますが、早めに専門医に相談することが改善への近道です。

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