20代でも歯茎は下がる!原因は?自力で戻す方法は?歯医者行くべき?

更新日:2023-04-24 | 公開日:2021-09-10
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20代でも歯茎は下がる!原因は?自力で戻す方法は?歯医者行くべき?

「20代でも歯茎が下がるの?」

歯肉退縮の原因を、歯医者さんが解説します。
セルフケアの方法や、放置した場合のリスクも併せてチェックしましょう。

監修者
菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

歯茎が下がる「歯肉退縮」は20代でも注意!

医師女性

20代で「歯肉退縮」が起きるのは、

  • 歯周病
  • 歯磨きの力が強い
  • 歯の噛み合わせが悪い
  • 矯正治療

などの原因が考えられます。

これらの原因がひとつ、ふたつと重なっていると20代でも歯肉退縮を起こしやすくなります。

原因① 歯周病

医師女性

20代という若い年齢でも「歯周病」が進行する人は多くいます。
歯みがき不足や喫煙などで歯周病が進行すると、歯茎が退縮することがあります。

原因② 歯磨きの力が強い

医師女性
歯磨きの力が強いと、ブラッシングのたびに歯茎が傷つきます。
この傷が歯肉退縮の原因になります。

原因③ 歯の噛み合わせが悪い

医師女性
歯の噛み合わせが悪いと、一部の歯ばかりに噛む力が加わり、過度な力が加わることで歯茎の退縮につながります。

また、噛み合わせの悪さによる「歯ぎしり」「食いしばり」も、同様な理由で歯茎退縮を引き起こす原因となります。

原因④ 矯正治療

医師女性
矯正治療は、歯列を動かす際に顎の骨に必要以上の力がかかるため、歯肉退縮を起こす場合があります。

「歯茎が下がりやすい」のはこんな人

  • 歯磨きは力強くしないと磨けている気がしない
  • ストレスが溜まっている(歯ぎしり・くいしばりの原因)
  • 歯ぎしり・くいしばりの癖がある
  • 歯列矯正をしている
  • タバコを吸っている(口腔環境が悪化しやすい)

などの人は歯茎が下がりやすいといえます。

自分で戻せる?歯医者行くべき?

医師女性
ごく初期の段階であれば、原因を解消することで自分でも戻せるケースも稀にあります。
しかし、基本的には一度下がってしまった歯肉を自分で元に戻すことはできません。

さらなる悪化を防ぐためにも、一度歯医者さんで相談することをおすすめします。

特に

  • 他の歯と比べて明らかに歯茎が下がっている
  • 歯茎が下がっている歯の根元が飲食などでしみる

などの症状が現れている場合は、早めに歯医者での治療が必要です。

この場合、歯周病や虫歯などが起こっているリスクがあります。
放置することで、治療する期間が長くなる、抜歯するリスクなどが高まります。

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歯茎を戻したい!自分でできるケア方法

医師女性

下がった歯茎を戻すためには、

  • 歯磨きの力加減を見直す
  • 磨き残しを防ぐ

の2つの方法でセルフケアをしましょう。

その① 歯磨きの力加減を見直す

医師女性
力加減の強い歯磨きは、歯茎を傷つけたり、歯のエナメル質を減らして歯肉退縮につながります。
歯磨きの力加減を見直せば、初期の歯肉退縮であれば元に戻る場合もあります。

どのくらい力加減で磨けばいいの?

  • ブラシは、ふんわりと軽く握ります。
  • 歯ブラシの毛先が曲がらない程度に歯や歯茎にあてましょう。
  • 歯ブラシを当てたら小刻みに優しくブラシを動かします。

歯をきれいに磨くためには、大きく動かしたり、毛先が曲がるほどに力を入れる必要はありません。

その② 磨き残しを防ぐ

医師女性
20代でも歯周病にかかっている可能性があり、その場合は歯周病ケアが必要です。
歯周病の初期であれば、正しい歯磨きで磨き残しを防ぐことで、症状が改善する場合もあります。

正しい歯磨きってどうやるの?

  • 歯ブラシを軽く握って、歯に90度にあてて小刻みに振動させ磨きます。
  • 歯茎と歯の間、歯の隙間を特に丁寧に磨きます。
  • フロスやデンタルリンスを併用すると予防にも働きかけます。

歯医者で受ける治療法は?

医師女性
初期の歯肉退縮であれば、歯周病の治療・歯と歯茎のクリーニング・ブラッシング指導を受けます。
進行している歯肉退縮で組織の移植が必要な場合は、他の歯茎を移植する、歯茎を引っ張って移植するなどの外科治療を行います。

歯周病の場合、溜まった歯垢・歯石の除去が主な治療法です。
細菌による症状の進行を防ぎ、歯茎の状態を改善させます。

治療費はどれくらいかかる?

基本的に、治療費は、症状が進行しているほど高くなります。

◆歯周病の治療
保険適用で1回1,000円~(複数回の治療が必要な場合もあります。)

◆外科治療(歯茎の移植)
保険適用の場合は10,000円前後
保険適用外の場合は80,000円〜(移植の範囲などに個人差があるため、おおよその目安)

治療の期間はどれくらい?

 ◆歯周病の治療
範囲が狭ければ1ヶ月程度です。
広範囲にわたって治療が必要な場合は半年〜1年程度かかる場合もあります。 

◆外科治療(歯茎の移植)
治療時間は1時間程度で、その後1週間後に抜歯などを行います。

20代の歯茎下がりは「放置NGです!」

医師女性
20代でも歯茎の下がりは、放置すると虫歯や飲食のたびにしみるなどのリスクが高くなります。

また、さらに放置すると支えている歯茎が少なくなるので歯がグラつき、抜けてしまうこともあります。

20代でも歯茎が下がってきていると感じたら、セルフケアを行い、歯医者さんで診察を受けましょう。
早いうちに治療を行うことで、早期の症状改善が期待できます。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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